141. 25時(2002)
印象に残る所は色々あるんだけども、まず怪我して捨てられたドイルを助ける冒頭から何か好きだった。孤独や悲しみをもつ似た者同士のモンティとドイルが並んで歩いてる姿を見てるだけで、何か切なかった。言いようのない悲壮感や自分への怒りに苦しみ、24時間後に待ち受ける刑期にどうしようもない絶望感はあるんだけども、今まさに”新たな人生”を生きてるドイルを見ていると何か少し救われた気がした。 あとラスト、窓越しに交わす人種の違う少年とのシーンが印象的。以前は様々な人種に対して罵声を飛ばしていたモンティが、24時間後に一時の終わりを告げ、慣れ親しんだ街を後にする時、これからなくなるものの儚さを知り改めて大切な存在だったということに気づく。それこそがスパイク・リーにとってのNYで生き抜く人達の人物描写であって象徴であると同時に、グラウンド・ゼロなどの場面描写も含めそのNYに対する彼なりの愛情表現なのではないかなって思う。 7点(2004-09-18 18:51:44) |
142. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
あんな完璧で良い子供がいたら、あの家族は救われるだろう。ラストの姉の「私が一家を支えてきたんだから」の台詞は白けた。親子愛がものすごくファンタスティックに描かれている気がした。なんか奇麗すぎた。 5点(2004-09-13 00:04:28) |
143. 10億分の1の男
なんか段取りの悪いストーリーだった。あえて見所を挙げるなら”ロシアンルーレット”と、”目隠しどっちが勝つかな障害物競走”ぐらい。 4点(2004-09-13 00:04:07) |
144. ラビリンス・オブ・ナイトメア
最近観たのにあまり覚えていない。たしか、不眠症の主人公が毎晩悪夢に悩まされてて…みたいな内容だった気がする。寝る前に観るととても眠くなるので寝る前に観ない方が良い。(ってこれレビュー?) 3点(2004-09-13 00:03:47) |
145. アナトミー
医療をテーマにしてるのがドイツらしい映画なのにもかかわらず、ストーリーが単純すぎ。ラストの”ありきたりだな”のセルフをそっくりそのままお返ししたい。 2点(2004-09-08 19:45:48) |
146. ディープ・ブルー(2003)
海に生きる、全ての生き物達の生命の力強さを感じた。弱肉強食の世界を目の当たりにして、生物の根源を改めて知った気がする。海という名の”青の惑星”がひとつの恐ろしい生き物にも見えてくる。またオーケストラの音楽がものすごくこの映画とマッチしてて、ストーリーに強弱があるのが良い。うん、予想以上に面白い映画だった。 10点(2004-09-08 19:45:21)(良:1票) |
147. 月曜日に乾杯!
毎日に疲れたおっちゃんのちょっとした旅行記みたいな映画です。屋根の上でヴェニスを一望しながらワインを嗜む…なんて渋すぎる。そしてスリに対して「無一文だよ」の一言。この一言はいいなぁ。こういうぶらり旅って最高じゃないですかね。 7点(2004-09-05 22:34:12)(良:1票) |
148. 女はみんな生きている
男どもが皆あんなヘナチョコリンだったら、そりゃ家ぐらい飛び出したくもなるわさ。 6点(2004-09-05 07:10:12) |
149. ロンドン・ドッグス
乾いた笑いが良かった。でもギャングはイマイチ。 5点(2004-09-02 20:19:30) |
150. オルガミ ~罠~
韓国にも嫁&姑問題があるんだなぁー。姑が息子を溺愛しすぎたあまり自分の夫が実はマザコンで、そして姑は嫁に嫉妬心が募り遂にはイジメに至るという、昔の日本のドラマにもあったようなありがちな設定。う~ん…、感想を一言で言うとしたら姑のオバハンの顔がマジで恐ろしかった。強いてはオニガミってとこですか。 2点(2004-09-02 20:19:17)(笑:1票) |
151. ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
ビートルズが画面で動いてる姿を目にする時点で、やっぱ低い点はつけられないなぁ。ビートルズの曲が流れるタイミングも最高だし、曲をバックに4人がはしゃぐ(?)姿を見てると、やんちゃなガキんちょみたいに見えてきて、でもやっぱそういう姿がビートルズなんだよなぁ~と微笑ましく思うと同時に、もう決して4人が揃う事はないのだと思うと本当にやるせない気持ちでいっぱいだった。 8点(2004-08-17 07:35:00)(良:1票) |
152. 奥サマは魔女(1997)
ジャン・レノは本当にこの映画に必要だったのか?あの役なら誰でも良い。ストーリー的にも古風でありきたりで面白いとは思わなかった。何より、ヴァネッサのアップの度にあのすきっ歯が気になって仕方なかった。 2点(2004-08-15 05:47:19) |
153. ショーシャンクの空に
『ショーシャンクの空に』は、あくまでも娯楽映画なんで何にも考えずにその世界観に入っていけばオッケー。そんなお気楽爽快な『ショーシャンクの空に』が好きだ。『ショーシャンクの空に』『ショーシャンクの空はスバラシイ』と大声で叫びたい。 8点(2004-08-11 21:23:03) |
154. 欲望(1966)
あの死体、あの女は、架空の物だったかもしれないと思ったのは私も同じ。いや、全てにおいて彼の妄想にすぎなかったかもしれん。結局、世の中道理にかなっていることは何もないっていうこと。人生不条理だらけだし。だからもしかしたら、道で何気なく通り過ぎた人だって、自分が勝手に居るんだと思い込んでるだけで本当は実在しないのかもしれない。 7点(2004-08-09 19:24:11) |
155. ザ・ハリケーン(1999)
前にもレンタルして観た気がする…。30年間ってどんなものなのか想像つかない。その苦しみは本人にしか分からない。本当、人種差別って醜いのなにものでもない。 6点(2004-08-09 18:58:13) |
156. ミスティック・リバー
中途半端な部分が多すぎる気がする。ラストのパレードのシーン、あれは一体何。皆清々しい顔してるし。デイブって最初から最後までお粗末だな。 5点(2004-08-04 03:40:27) |
157. メリー・ポピンズ
幼い頃、母親の影響で観た。大好きな映画です。基本的にディズニ-映画は嫌いだが、これは別格。実写とあの絵本のようなカラフルな絵(今でいうCGとは全く違う!)とがすごくマッチしていて、まるで絵本の中の世界に入ったような感覚で、ホントあの頃はこの映画観る度にワクワクしてたなぁ。ストーリーもだが、あの雰囲気全体に暖かさと懐かしさがあるんだよね。あれ以来全く観てないので近々観たいなぁと思っている今日この頃。 10点(2004-08-04 03:39:02) |
158. ノー・マンズ・ランド(2001)
あのラストはとにかく重い。他の戦争映画のような迫力さは全くないが、あの静寂の中で取り残されるラストってのは、派手な戦争映画以上に余韻の残る終わり方だった。こういう映画って珍しい。人間とは何か、戦争とは何か、全てにおいて皮肉って描いている。その分伝わるメッセージも強烈だった。 9点(2004-08-01 23:28:56) |
159. 戦場のピアニスト
彼は本当に運がいい。観るには痛い映画だった。ドイツ兵の前でピアノを演奏するシーンが一番印象に残ってる。今まで獣のように酷い殺し方をしてきたドイツ兵が唯一人間らしい姿を見せていたから。こいつらも生身の人間なのだなと実感したシーンだった。 9点(2004-07-31 23:33:30) |
160. 告発
3年間という、人権などない光が閉ざされた闇と拷問の苦しみの日々が、本来の人間の心を失ったヘンリーに人を殺させてしまった。それはまさに彼を道具として扱っていたに違いない。彼が刑務所に入る前に犯した罪といえば、たった5ドルの盗みだ。それが人の人生をも変えてしまうとは本当に悍しい。本来のヘンリーは、人ひとり傷つけられないような心優しく穏やかな人間だったようにさえ思う。 9点(2004-07-31 23:22:38) |