141. 300 <スリーハンドレッド>
これ、映画がオリジナルだったら0点か1点のところだが、マンガ原作ってことで、ならしょうがないか…と2点かな。戦闘シーンなんか、まさにマンガ。有り得ないほどのリアリティの無さ。主人公は強すぎると(もしくは敵が弱すぎると)面白くない、という失敗の典型だな。背景のCGも観ていて疲れてくる。 あと、レナ・へディはどうもドラマの印象が強すぎて、う~むサラ・コナーはローマ時代にタイムスリップしてもやっぱり強いなぁ、と。w [地上波(吹替)] 2点(2010-05-19 19:49:42) |
142. アイ・アム・レジェンド
もう、何かを語る気も起きない。観る価値無しのただのゴミ。特に原作ファンは絶対に観ちゃダメだ、腹が立つだけだからね。あの名作をよくもまあ……。 [地上波(吹替)] 0点(2010-05-19 19:19:47) |
143. ウォーリー
ちょっと期待しすぎたのかな。確かに前半15分のウォーリーの動きには目を見張った。顔らしい顔があるわけでもないウォーリーの表情豊かなこと! 全体の動きですべてを表現するわけだが、ウォーリーの生真面目さと純粋さ、愛らしさなどが見事に現されている。だ・け・ど、見所はそれだけなんだよなぁ。後はいつものディズニー&ピクサー映画。後半の宇宙船内の追いかけっこなどは『モンスターズ・インク』とさほど変わらないし、終盤の泣かせシーンのいやらしさは「ピクサー、お前もか?!」と言いたくなるようなわざとらしさ。まあ基本的には子供向けということか……。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2010-05-19 19:07:35) |
144. 重力ピエロ
なんだろ? どうもスッキリしない映画だな。このストーリーでDNAや血縁などという言葉が絡むと……。何が言いたいんだ? 犯罪者の子供は結局犯罪に走るってことか? 何だかひでぇ言い分だな。w まあ、弟の春には同情すべき点もあるし、葛城由紀夫は根っからのキ印系犯罪者だから、百歩譲って最後の殺人は良しとしよう。これを否定したら必殺シリーズなんか全否定しなきゃいけなくなっちまうからね。でもさぁ、何かっちゃあバット振り回して人を叩いて回る癖は止めた方がイイんぢゃね? お話も、連続放火に壁の落書きとDNAの塩基配列と盛り沢山に並べた割には、解決がショボい。原作未読だが、元々こんな話なんだろうか? 頑張った割に空回り……という感じ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-05-19 18:52:53)(良:1票) |
145. スティグマータ/聖痕
どーせC級D級のつまんないホラーだろうと思って観てみると、意外や意外、結構マジメにしっかり作ってるじゃないですか。お話は、キリスト教モノのエソテリックホラーとしては及第点以上の出来ではないでしょうか。ただ、しかし。どのシーンもどっかで見たことあるような画なんだよなぁ……。「エクソシスト」「ゴッド・アーミー」「エンド・オブ・デイズ」等々など……、既存のシーンの寄せ集め的な観が否めない。もっとイマジネーション豊かな監督が撮れば、もっともっと面白くなったろうに。残念ながらこういう所に監督の才能の無さが露見してしまいますなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-19 18:34:42) |
146. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
この映画、何でこんなに評価高いんだ?! 全く以って相変わらずの押井作品。分かる奴だけ観ろ、好きな奴だけ観りゃイイんだ、と言わんばかり。押井守は明らかにエンターテインメントという物をはき違えている。画が緻密とか描写が細かいとか、そんなことは二の次なんだよ。分かる奴、好きな奴にしか分からない映画など、それは好事家の馴れ合い、制作者の自己満足にしか過ぎない。 この映画に関して言えば、終盤にようやく状況や設定の説明が出てくるが、それまでは何が何だか分からんままに、何の盛り上がりも無く淡々と話が進む。前知識無しで観た者には苦痛でしかない退屈な時間が長すぎる。“再生”とかってのもよく分からんしなぁ。おまけにパイロットたちが「僕は子供だ」と言うが、タバコ吸って酒呑んで、車やバイクで走り回って、娼館で女抱いて……。まっっっったく子供にゃ見えんっつーの! 声も谷原とか加瀬とか有名俳優使うなよ…、顔が浮かんで登場人物のキャラなど消し飛んじまう。もーね、マニアの馴れ合いも大概にしなさい。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2010-05-19 18:15:11)(良:6票) |
147. エラゴン/遺志を継ぐ者
いや、これは酷い…。子供向けとかそういう問題じゃない。序盤、複雑な状況設定は全て長いナレーションで説明し、主人公が出てくる辺りは、兄弟分とチャンバラして笑い転げて……と、あまりにもありきたりでしかも妙に力みの入った演出で空回り。後半に入って話はややまとまってくるが、薄っぺらい薄っぺらい。敵には全く魅力が無いし、味方にも無い。ファンタジー物がブームとなってずいぶんな後発にもかかわらずこの出来とは……。 [CS・衛星(吹替)] 2点(2010-02-12 00:42:02) |
148. 僕の彼女はサイボーグ
なんかねぇ…。「こんなシチュエーションって面白くね?」という単発のシークエンスを寄せ集めて強引に一本の話にしちまったような映画。しかも無駄に長い! 時間モノでありながらパラドックスにムチャクチャルーズな作りは脱力モノ。話自体もどこかで聞いた事があるようなお話だし……。「大人のドラえもん」というより「男の妄想ドラえもん」?w いや「男の妄想版ジュブナイル」? ま、『ジュブナイル』も「まんま『ドラえもん』じゃん!」と叩かれた映画だけどね。 それはともかく。CGだって決して褒められた出来じゃない。廃墟のセットもチャチ。もう、どこを観たら良いのやら……。 あ、そうか。綾瀬はるかか……。うん、確かに綾瀬はるかは可愛い。それだけで持ってるような映画。小出恵介も、最近の若手じゃ上手い方なのに活かせてないのが勿体無い。w [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-02-11 23:53:13) |
149. 火山高
制作者の真意は図りかねるが、私が思うに、この作品は恐らくは修行用の教材なのだろう。この作品を最後まで見通すだけの忍耐力を身に付ければ、作中にあるような氣を身に付けることすらも出来るかもしれない……と。 いや、それにしても酷い。チャチなストーリー。空回りするギャグ。ワイヤーとスローの多用で迫力の欠片も無いか、もしくは早回しと細かいカット割りばかりで忙しないだけのアクション。 評価する価値も無い。開始20分で早くもエンドロールが待ち遠しい。 [CS・衛星(吹替)] 1点(2009-12-05 18:14:14) |
150. ダイヤモンド・イン・パラダイス
犯罪サスペンスでありながら、緊張感の欠片も無い。冒頭の車のリモコン操縦から、終盤の盗みのシーンまで、何から何まで現実離れし過ぎで、何かを語る気も起きない。コメディパートもお寒く、まさに“空回り”。こんな緩い作りで良いのなら、どんな荒唐無稽なお話でも出来ちまう。 [地上波(吹替)] 4点(2009-11-26 18:59:52) |
151. セレンディピティ
まず最初に。この脚本家だか監督だか、あるいはプロデューサーだか知らんが、完全に“セレンディピティ”の意味をはき違えてます。ま、詳しい説明はココでは割愛しますが……。w ただ、ラブコメ漫画が好きな人なら、これもアリなんじゃないでしょうか? 運命で結ばれた2人の、これでもか! というくらいギリギリでの擦れ違いは、ハラハラを通り越してイライラさせてくれます。w で、まあ最後にはお約束通りの落とし所に落ち着くわけですが……。 でもねぇ、この二人、結婚を目前にしてお互いの恋人を捨てて来てるんだよな。そんな身勝手な二人がくっついても、どーせ先なんか無ぇよな……。まあ大きなお世話でしょうが。w 一所懸命に華やかに綺麗に観せようとはしてますが、根元にある思いやりの無さのせいで、どうもイマイチ入り込めない。感情移入が出来ないから、再会出来て良かったとも思えなければ、この二人が幸せになれるといいなぁなんてましてや思えない。残念。 で結局、映画全体の出来としては、自分としては3点ぐらいなんだけど、最初の20分に限っては3点と斬って捨てるのが勿体無いほど面白い。という事で、導入部の20分に大盤振る舞いで5点差し上げましょう。う~ん、俺ってば太っ腹。www [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-25 15:51:09) |
152. 16ブロック
手堅くまとまったストーリーは、破綻も無い代わりにドキドキも無い。他の皆さんのレヴューを読みましたが、みんな思うところは同じようで……。w まずエディが五月蝿い。ジャックが、エディを守り告発に踏み切る動機付けが弱い。バスに立て篭もった辺りでガントレットを思い出す。そんな感じでしょうか。まぁ可も無く不可も無く、こんなモンかな? という映画でした。 [地上波(吹替)] 5点(2009-11-25 15:35:56)(良:1票) |
153. ナチョ・リブレ/覆面の神様
中途半端な映画。正直、面白くない。話の展開も在り来たりだしギャグも寒い。見せ所になるはずのルチャもイマイチ盛り上がらない。笑えないコメディはツラいよー。結構いい素材なのになぁ~、勿体無い。シスターが美人だったのが救いだな。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-11-19 23:02:25) |
154. ハンサム★スーツ
展開もオチも途中で読めてしまうような、なんの捻りも無い話なのだが、それが逆に王道と言うか、観終わった後の印象は良い。 また内容的にも、如何にも…な話で深みが無く、鑑賞後に残るものは何も無いが、この手のコメディはそれで良いのかもしれない。とにかく気楽に観られて、勢いもある(いや、勢いのみって気もするけどw)。115分退屈せずに過ごせるのは確か。 だが、なんとなれば……、例えば來香もスーツの使用者である事が分かり、琢郎をスーツ着用のままいさせようと引き止めに掛かって、その狭間で揺らぐ……みたいな、もう一展開あった方が話には奥行きが出たかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-11-19 16:04:47) |
155. エレクトラ(2005)
《ネタバレ》 アメリカ製トンデモ忍法帳。この手の映画のご多聞に漏れず、我々日本人の知らない『日本人』と『忍者』が描かれており、随所でヘナヘナと全身の力が抜けること間違いなし。また、敵方忍者は人間業とは思えない忍術を操るくせに、その死に方のマヌケなこと! 散弾銃を受け付けず、突き刺したサイが折れるほどの鋼の筋肉を誇るボブ・サップは、倒れてきた木の下敷きになって死ぬし、全身のタトゥーを実体化させるという驚異的な力を持つ敵は、忍術を使うための瞑想中に無抵抗のまま殺される。アホかコイツは……。orz まったく何とヤル気の無い戦いの描写なんだ?!w しかも親玉を倒した後、最後に残った敵を倒す方法はサイを投げるだけ。不精を極めてます。w あとね~、たぶんそれなりにカンフーアクションをこなせるという事でジェニファー・ガーナーを起用したんだろうが、あんだけぶつ切りのカメラワークとワイヤーワークじゃ、べつにド素人でもかまわんだろ? って言うか、ガーナーって大して美人でも無いし可愛くも無いよね。新宿2丁目に行きゃいるぜ、ああいうオカマ。w なんか、「ビデオでも良い…」じゃなくてビデオで十分! って感じ。 では、何故5点もくれてやるのか? それは、キャストに金が掛かってない分、CGはそれなりに(と言っても低予算映画なりに、という事ですが)頑張ってる点と、忍法帳の本家・日本の『SHINOBI』よりは数百倍良く出来ていたからです。ああ、情けない……。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-04 21:24:38) |
156. ヘアスプレー(2007)
ミュージカル好きな自分としては、ミュージカル映画としてなら8点ぐらいあげても良いほど楽しい映画。歌もダンスも、技術や美しさを見せるというよりは楽しさを全面に押し出したつくりで、観ていてワクワクしてくる。主要キャストの全員に、歌とダンスの見せ場がちゃんとあるのも好感が持てる。 しかし! ひとつの映画としては……今一つ素直に楽しめないところがある。まァ、リメイク映画に話の筋のことを言うのもなんだが、これって白人対黒人にする必要あるのか? クドいまでのマイノリティ賛歌が少々鬱陶しい。この手のご陽気な作りなら、いっそ『ヘアスプレー2』とでもして、チビデブっ娘が運と頑張りで逆境を撥ね退けてサクセスしちゃいました! ってな脳天気なストーリーの方が素直に楽しめただろう。 ただ、若手を支える役者陣は豪華で、しかもみんな楽し気なのは良い。トラボルタの悪乗りと言い、ファイファーが嬉々としてやっている(ようにしか見えない)憎まれ役と言い、ウォーケン(女装まで披露w)の怪演と言い、脇は磐石。その上で若手が歌い踊る。やっぱり脇役って大切だねぇ。 最後にもう一点。トラボルタとウォーケンのデュエットダンスは、違う意味で心惹かれた。w [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-31 19:29:55) |
157. 明日の記憶
題材は良い。役者陣も熱演。なのに、なぜかイマイチ伝わってくるものが無い。描き方が画一的で観客の予測の範囲を出ないせいだろうか? あるいは映画的な都合のよさが目に付くからだろうか? 若年性アルツハイマーという病に詳しいわけでは無いからよくは分からないけれど、前夜まで奥さんとの思い出の場所、奥さんとの若き日の思い出、陶芸の先生まで覚えていて、一晩眠ったらスコーンと奥さんの事が記憶から消えている。あの病気って、そういうものなの? それともう一箇所、我慢を続け、ストレスの溜った奥さんがついにキレて不満のたけを主人公にぶつけるシーン。我を忘れた渡辺謙が陶器の皿で奥さんを殴る。奥さんの額にツツーと血が一筋。おいっ! 普通そんなモンじゃ済まないだろ?w この作品では、渡辺謙の演技がことのほか賞賛されているが、自分としては樋口可南子の方がはるかに光っていたような気がする。 [地上波(邦画)] 4点(2009-10-31 19:03:35) |
158. 恋するマドリ
設定から展開から全く少女マンガの世界。そこにノれるかどうか。この手の漫画的ご都合主義と強引さが気になる人は、たぶん受け付けないんだろうと思う。 映画としては、取り立ててどうという事も無い。自分としては嫌いではないが、だからと言って誉める所も見当たらない。 ラストもちょっと切な気な終わり方がどうもねぇ……。作り手の「してやったり」と言う顔が浮かんできそうで。この手の映画に切ない最後は必要か? それこそ、「みんなもニコニコ」なハッピーエンドの方が、気分良く観終われて良いと思うんだが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-10-24 15:15:57)(良:1票) |
159. エイリアンVS. プレデター
これ、3年位前にDVDで観た時は、まァ取り立ててどうという事も無い映画だと思ったんですが……。テレビで飯食いながら片手間に観てると結構面白い。w まあ真剣に観ちゃうと、期待ハズレ感は否めない。エイリアンは『エイリアン』ほど怖くないし、プレデターに到っては、なんかイイ奴じゃん! みたいな描き方で、それはどうなの?! と言いたくなるんですが。w で、最後は結局『プレデター2』に似てないか? みたいなね。ダニー・グローバーがサナ・レイサンになっただけと言うか、今回は「勇者よ」って言わないんだ?! みたいな。w でもテレビで観てると、CMから次のCMくらいまでの長さの間に、小さいながらも一応ちゃんと起伏があるんだな。まさにTVでやるために作ったような映画。w TVで観た時の方が印象の良かった映画なんて、コレと『ハリ・ポタ』の1くらいです。でも、公開から1年もすればすぐにTVに流れる最近のご時勢では、それは褒めても良い所かと。 ただ、一つ。前回、今回共に思ったのがラストです。そんな槍いらんから、どっか近くの国まで乗せてったれや~。あのオネェちゃん、南極から1人でどうやって帰るんだろう??? [地上波(吹替)] 6点(2009-10-17 00:33:17) |
160. 憑神
《ネタバレ》 何のオチも無いんかいっ! もうメチャクチャ中途半端。コメディとして大笑いできるわけでなく、後半もさして感動できるわけでなく……。何がしたいのか、何が見せたいのか? 死に之く身だからこそするべき事もある、と悟ったまでは分かった。しかし、そこから後の理屈と行動が全く理解できん。とっとと逃げ去った将軍のために死んでいった者達が浮かばれない、と? そいつらは、もう死ぬ時点で将軍は逃げてるのだよ。それでも戦って死んだのだよ。今更浮かばれるもへったくれも無い。それより、これから死のうとしてる者たちを止めてやれよ。最後まで将軍の影を勤めるのなら、攻め来る敵と守る味方の真ん中に出て行って腹掻っ捌いたらイイんじゃねぇの? そしたら戦争も終わり、無駄に死ぬ奴が減るだろうに。友人に旗印振らせて、のうのうと戦を見てるだけって……。そして最後の最後に大砲で全滅って。アホか? いや、それより何より、この監督の演出能力の低さはナンなんだ。序盤~中盤まではそれなりのテンションがあるのだが、肝心の終盤になっていきなりテンションが下がる。しかもクライマックスらしいクライマックスが無いものだから、観終わった後にはモノ凄く尻窄みな印象しか残らない。 [地上波(邦画)] 3点(2009-10-06 00:38:34) |