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パセリセージさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 519
性別 男性
自己紹介 60代のおっさん

好きな言葉

期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)

座右の銘にするのはどっちだ

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141.  マネー・ショート 華麗なる大逆転 《ネタバレ》 
金融の詳しい仕組みがわからなくても、「空売り」の意味だけでも理解すればけっこう内容に入っていける。株などの金融商品は、安いときに買い値上りしたら売って利益を得るのが一般的だが、空売りはこの逆をする取引だ。値下がりすると思われるような商品を、まず借り受けて売ってしまう。そして、実際に値が下がったら買い戻して、その差額の利益を得るのだ。バブルで実態をはるかに超えて高い値となっている商品は、バブルが弾ければ必ず下がる。そう見込んだ、あのリーマンショック前の金融ブローカー達の欲とモラルの葛藤が描かれている。だが、ただ儲かればいいというものではない。そのことで被る国家的損害は膨大で、その穴埋めには、国民の税金が投入されるのだ。欲に駆られた連中の放蕩三昧の尻拭いを、善良な国民が知らないうちにさせられる。儲けたはずの当事者達が苦悩する姿に、資本主義の矛盾と限界が重なる。結果を知って観るほろ苦さや、反省を促す過剰と思われる演出も、確かにそうだったという歴史の裏付けがあるから不自然さがない。バブルを経験した日本では、余計にそう感じる。
[映画館(字幕)] 8点(2016-03-29 23:06:50)
142.  東京家族 《ネタバレ》 
リメイク物の宿命というか、定石というか、案の定評価が低いようですね。それはなぜか。観客は、ほとんどがオリジナルを見て、そのイメージを持ったままこれを観ています。そうすると、ここがおかしい、これは無い、と思うところがどんどん出てくる訳です。監督自身はオリジナルをリスペクトしているため、ここは変えてはいけない。ここは現代に置き換えないと不自然だ。と、彼なりにこだわりがあって作るけど、当然、観客と一致することはまれです。例えば、父親はもっと穏やかな坊主頭で母親はふくよかな容姿。長女はもっといやみなおばさん。次男はなんかで死んでいないと。そういうところが私の印象です。そうは言っても、映画の出来としては良いのではと思いますね。世代のギャップと家族のかたちへの問いかけは、オリジナルに負けないくらいに明確に表現されていた。
[地上波(邦画)] 8点(2016-03-19 19:34:42)
143.  アーティスト 《ネタバレ》 
芸術というか、文化を形成している多くの精神を刺激する分野において、例えば音楽、絵画、文学とかなんですが。もちろん映画もそうです。これらは時代の推移により、技術が進歩すると影響を受ける分野は特に、大きく変わっていくわけです。映画史の場合は何と言ってもトーキーの導入なんですね。革命的な変化・進歩であると思います。もちろん、じゃあ明日からトーキー、という訳にはいかないのであって、そこは旧勢力と新勢力、既得権益勢力と後進勢力、保守派と革新派といった対立が起こるわけです。結局、需要層の、つまりは観客のおもいに従った方向に勝敗が行ってしまいます。その結果、勝者と敗者が生まれます。そして、そこに数多のドラマが生まれるのです。この作品は、それをあえて敗者のツールで描いたところに新鮮さがある訳です。基本的にサイレントで、負けたサイレントスターとトーキー新スターの愛のドラマを描いたところに、観客は思わず引き込まれる。まあ、そういうことかなぁ。それにしても犬の演技は素晴らしい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2016-03-19 18:38:30)
144.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
豪華絢爛たるスターたちの中にあってひときわ輝いているのはイングリット・バーグマンかな。尋問シーンのワンカットが影響したのかアカデミー賞助演女優賞受賞です。一番張り切っていたのはポワロ役のアルバート・フィニーですかね。やたら怒鳴っていたけど、原作ではどこか空気を読めない奇行が目立つ探偵だから、これはこれでいいのか。目立たないけど狂言回し役っぽいのが、寝台列車会社重役のビアンキ役のマーチン・バルサム。各乗客の尋問が終わるたびに、いちいち「こいつが犯人だ」とポアロに進言する。おいおい、単純すぎないかよ、すぐに分かったら苦労しない。まるで金田一物の何とか警部みたいだ、などと思いつつ最後の謎解きシーンへ。うーん、ビアンキ君、君が正しかった。
[地上波(字幕)] 8点(2016-01-13 22:09:46)
145.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
前半はサスペンス風の心理劇が展開される。この夫婦に何があったのか、主人公の夫も行方不明の妻も、そして妻の両親さえも何かを隠しているがそれは何なのか。それに加え、マスコミの過熱報道に歪められていく真実と、悲劇のヒーローが一夜にして悪役になるような気まぐれな視聴者の暴走が描かれる。そして、真実が徐々に明かされてからの後半は、うって変わって夫対妻の心理戦が描かれていく。マスコミを通じて、いかに視聴者を味方に付けるかの戦いである。正攻法の夫に反則を繰り返す妻、そういう展開で結局は引き分けか。いや、妻の完勝かも知れない。いやはや恐ろしい映画である。が、しかし、我々はこういう世界に住んでいるのである。警察の捜査も影響をうけるのであれば、真実がどうであるかなど、あまり意味を持たないのかも知れない。世間がどう思うかが重要になってくる。実際、ちょっとしたことでネットで炎上する芸能人や袋叩きにあう有名人が後を絶たないではないか。この原作もアメリカで起こった実際の事件に基づいている。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-12-31 16:04:53)
146.  待ち伏せ 《ネタバレ》 
オールスター映画が傑作とは限らないし、必ずヒットする訳ではない。それは何故か?まあ、作る側の遠慮なんでしょうね。このスターにこんな台詞は失礼だ、こんなかっこ悪い演技はお願いできない、間違っても殺すことなどご法度。と、なると、各スターのかっこ良さを引き出しているものの悪役汚れ役は誰にもやらせられないから、ストーリーの起承転結が中途半端になり、シナリオも一辺倒になる。で、この映画はどうか?監督の稲垣氏は遠慮しつつも頑張っていると思います。製作者の世界の三船さんも遠慮しつつも各スターの好みなんかををリサーチしてそれを引き出そうと、努力のあとが見て取れます。例えば、裕次郎の台詞だけはやたらシャキシャキしているし、新太郎の雰囲気は謎の怪しい感が一杯だし、浅岡ルリ子はやたら色っぽく不幸せ感が満杯だし。という訳で、中々の苦労の作です。その割りには、結局、ヒットしなかったようです。まあ、しかし、製作者側の意図は十分感じられた。どんな意図かって?裕次郎とルリ子はどんな些細なことでも絡ませない、これは日活映画ではない、これは東宝だ!!みたいな
[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-11-29 19:07:02)
147.  最強のふたり 《ネタバレ》 
テレビで放送される身障者を扱った番組で時々感じるのは、製作者側である健常者の視点からの遠慮や気遣いだ。弱者への思いやりと言えるのかも知れないが、本音を押さえた上辺だけの偽善の行為とも感じられる。義務感だけで、あるいは善人としての満足感を得るためにやっている、と見えてしまう。そんな私からすると、映画ではあるものの、しかもコメディーではあるが、この主人公の言動は衝撃的だった。身障者への気遣いがない。相手のハンデをそのまま露骨に言葉にする。自分が良いと思ったことはそのまま相手に勧める。例えて言うなら、そう、自分と身障者の違いを、あたかも、年齢や性別や人種の違いと同列に扱っているのだ。「お前は若いからそう思うのも仕方が無い」というような感じで「お前は全身麻痺だからそう思うのも仕方が無い」とあっさり言うような感覚。相手の状況はそのまま受け入れるが、言うべきことは遠慮なく言う。良かれと思うことはとことん勧める。おそらく、本来、人が対等に付き合うとはこうあるべきなのだろう。何よりすごいのはこれが実話ということだ。それゆえ、感動が半端ではない。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2015-11-15 21:56:02)(良:1票)
148.  居酒屋兆治 《ネタバレ》 
あの小さな居酒屋に出入りしている人たちにも、それぞれ色々な人生があることが描かれている。決して皆望んでそうなった訳ではないが、その立場を受け入れている。私だったら、やはり、大滝秀治演じる校長先生のような生き方をしてみたい、と思った。いや、まあ映画の話である。映画、といえば、この映画の役を演じるのであれば、勿論、平田満がやった役を演じたい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-11-02 23:15:11)
149.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
まず、宇宙空間にいるという前提にこだわっているのが良い。ここは、無重力なのだ、という映像を追求している、という気概が伝わってくる。体が重力を感じていないように、更に、周りの小物やその他付属物が無重力で浮いていることを自然そうに見せている。涙の水滴や傷からでる血が浮いている映像は感心した。こうした中で閉塞感と絶望感を追求して、少しずつ希望を持たせて、最後の開放感に持っていく手法は、やはりハリウッドの熟練した技を感じた。主人公のセクシーさをさりげなく描いているのも、個人的にははまった。最後、実際は、無重力状態に長い間いては、あんなに簡単に立ち上がれないようだが、そこはそこで映画ですから。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-28 22:21:26)
150.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 
国王としての地位が、一種の職業と考えれば、望んで就いたか否かは別にして、その職におけるプロとしての自覚があったかが評価の分かれ目となる。戦争に臨んで、国民の気持ちを一つにすることがリーダーの勤めの一つであり、国民に直接語りかける演説はその重要な手段である。演説と言えば、ニュースフィルムで流れるヒトラーの演説を観て、娘達でさえ上手いと評価している。方やジョージは残念ながら見劣りしてしまう。今の我々が見ても、確かに生まれ持っての才能の差はいかんともし難いと思うほどだ。しかし、この作品は、表面だけで物事を判断してはいけないと語る。国王としての自覚を持ち、ハンディを克服する努力をし、準備を怠らなかった彼こそが、真のプロフェッショナルなのであって、だからこそ、国民はその演説に感動したのだと。誠実さ、謙虚さ、ひたむきさこそが大事であり、自らの立場に真摯に向き合う姿勢こそが人々を感動させるのだ。
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-09 22:30:45)(良:2票)
151.  ジャイアンツ
かなり不確かな情報で、今さら確認できないが、当初は、自動車産業の都市の話やベースボールの試合に勝って川に飛び込む熱狂的連中、それに、五人組の歌手グループなどの話が入っていたらしい。しかし、影のスポンサーの某新聞王から横やりが入り、それらのエピソードがボツになって、予定されてた題名も変えられてしまったとの事。当初の題名は何かって?「タイガース」
[DVD(字幕)] 8点(2012-04-24 21:36:28)
152.  菊次郎の夏 《ネタバレ》 
確かに「バカヤロー」がやたら多い。口癖でもあり、照れ隠し的に使われるので、まねしたくなる衝動を抑えられなくなるじゃないか、バカヤロー。すみません、ついつられて。たけし監督の映画は、日本映画にありがちなしっとり感が無く、外国映画の乾いた感覚がする。外国で好評なのは、日本的なところが評価されているからなのではなく、彼らの感覚に近いからなのかもしれない。この作品でも正男役の少年は演技らしい演技をしないように見える。が、そこが監督の演出のねらいであるふしを感じる。日本的な親子関係の絆や感情の表現を避け、軍団のバカなギャグまで使い、淡々とした雰囲気の中に誰もが目にしている日常の風景のロードムービーにしてしまっている。だからこそ、最後の菊次郎と正男の心のふれあいには、無理の無い満たされた暖かさを感じてしまう。いかん、思い出したら、つい涙が出てきたじゃないか、バカヤロー。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-17 22:05:12)(良:2票)
153.  マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 
物真似と演技は違うので、似ているというだけでは演技が上手いとは言えない。サッチャー首相は多くの映像が残っており、知っている人が多い分、こういう役は難しい。その点メリルの演技は見事である。しぐさやしゃべり方が似ているだけでなく、首相としての威厳や老後の孤独感までしっかり伝わってきた。役作りとは、プロフェッショナルとはこうするものだ、という鉄の女のような意気込みには素直に感動した。円熟の境地に入っているのかもしれない。トップに上り詰めても、老後が必ずしも幸福とは限らないし、ましてや、ミルクを買う認知症の老女を元首相とは誰も気づかない描写が、何とも哀れである。しかし、絶頂期が輝いていればこそ、老後の寂しさがより増すのであり、彼女に率いられた英国は幸福であったのではないだろうか。今の日本の政治家を見るにつけ一層そう感じた。彼女はぶれずに、決断し、実行した。そして、その地位の重さに比例する責任を全うしたと言える。
[映画館(字幕)] 8点(2012-04-16 21:06:09)(良:3票)
154.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
この監督の作品は2度楽しめる。1回目は最後のオチを中心に楽しみ、2回目はストーリーやテーマを中心にじっくり味わう方法がお勧めだ。オチに結びつく布石の楽しみ方も同様だ。1回目は意味深な場面がどんな繋がりを持っているのか推理し、2回目は答え合わせのように謎解きを楽しむ。それはそうと、シャマランの作品と聞けば、未だに先入観を持って見る人が多いのは不幸な事だ。最初の作品が衝撃的な結末がメインとして受け止められたために、その後もエンディングが注目されてしまったが、一つのテーマを丁寧に描く手法をもっと評価すべきだろう。オチはあくまでも調味料でしかない。料理の味は左右されるが、それが全てではない。さて、今回のテーマは19世紀の農村に住む盲目の少女が現代の森林警備隊に薬をもらい恋人を助けるという話だ。オチは勿論タイムスリップかな。
[地上波(吹替)] 8点(2008-06-01 00:15:43)
155.  ALWAYS 続・三丁目の夕日
続編が前作を上回るのはめったにない。たぶん観客が勝手にイメージを持って見るからに違いない。監督の感覚と一致する人は稀と言うことなのだろう。とかく想像した展開と違うという事は、期待はずれに繋がるものだ。話を本題に戻そう。オープニングは意表をつくもので、想像した展開と違っていた。期待を上回って素晴らしい。その点、ヒロミや淳之介との話や芥川賞の展開は想像したとおりで、若干期待はずれだ。つまり、その、とにかく前作を上回ることは難しい。
[DVD(邦画)] 8点(2008-05-25 22:21:37)
156.  椿三十郎(2007)
時代劇特有の緊張感がありながら、笑える部分もあり、織田の演技も両方兼ね備えていた。コミカルな部分が多いと、緊張感が無くなってしまうものだが、室戸役の豊悦がそこをカバーしていた点が大きい。角川作品にしてはなかなかの出来。エンターテイメントに徹する姿勢は評価できる。演出も良いのだが、なんと言っても脚本だろう。菊島、小国、黒澤とかいう3人組らしいが、邦画にも期待できる人材がいるようだ。こいつらの次回作が楽しみである。
[DVD(邦画)] 8点(2008-05-25 14:43:44)
157.  ブラック・ダリア 《ネタバレ》 
最初は、代役の監督だし、「LAコンフィデンシャル」パート2を作ればいいんだろう、ぐらいの気持ちで撮り出したんだ。ところが、有名な俳優はいないわ、某女優を美女にしなければならないわで、いいかげん嫌気が出てきた所で、題材が猟奇殺人事件だと気がついたんだ。もう半分くらい撮り終えてるし、前半はそのまま使おう。でも、そうと解ったからにはヒッチコックしかないし、不気味な雰囲気も工夫したよ。転落シーンなんか満足だったな。全体的に見て、複雑でまとまっていない?だからDVDに人物相関図を入れたんだよ。って、監督が言っているような作品だ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-05 13:12:13)
158.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 
嘘も使いようによっては、薬になるばかりでなく、人を幸福にする。愛する肉親の精神的な安定と安らかな死への旅立ちのためなら、歴史さえも変えることは苦にしない。何と言うメルヘンだろう。何と言う愛だろう。ついでに理想の世界を描いてみよう。わかる、俺もそうするだろう。想定外のハプニングにも臨機応変に対処する心意気が泣かせる。どんな事があっても、ごめん、実は・・・なんて死んでも言わない。父親が協力した場面は、さすがに笑ったが。嘘でも言い続ければほんとになる。夢もあきらめなければ実現する。全てが母親への愛なのだ。
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-07 23:41:34)
159.  プラダを着た悪魔
これは異文化コミュニケーションですね。自分が興味ない物を軽蔑する傾向にあるのは皆同じ。文学志向の才女が、ファッション界のあこがれの職場に就職するところは無理があったんですが、そこに染まらず、軽蔑していた文化を認める過程は共感をもてました。そう、食わず嫌いは良くないです。偏見だけでは何も解決しない。文化として残っている、と言うか繁栄しているものの奥は深い。無造作に着ているセーターの青の色にも、ファッション界の歴史と文化の価値を語るミランダは魅力的だ。彼女が、仕事と家庭の種類の違う難題に苦悩する演技はなかなか味があって良かった。最近稀に見る名演技ですね。面接先への推薦の言葉は、異文化の価値を認めた大人の対応だ。文学の世界がどんなもんか知らないが、彼女の価値を認めないなら許さないよ。そういうもんだろうな、見直したよ、メリル。
[DVD(吹替)] 8点(2007-07-09 00:22:51)(良:1票)
160.  悪魔の手毬唄(1977)
市川作品の金田一シリーズでは結構評判が良い作品です。色の使い方が巧みですね。枯れた森や薄暗い沼といった中で、着物の色や血のドクドクした赤とあのハンドバックの赤が、この作品から受ける印象を決定付けています。つまり、主人公リカの外見のサッパリしたおっちょこちょいと、秘めた内面の葛藤を見事に色で使い分け表現しています。女達の悲しい運命をストレートに表現しているものの、警部が密かに寄せるリカへの思いをサラリと最後に描き、後味を良くしています。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-30 23:43:03)
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