141. あるスキャンダルの覚え書き
別にこれは特異なケースではないようで、孤独な老人っていうのはこのように友情を過信するケースが多いようです。身近な所でもこの前テレビ見ていたら同じ趣味を持ち幼少期から親交のある少年を「親友」と呼び、年齢差を考えると不自然なほど必要以上に深い仲であることをアピールする老年男性が出ておりこの作品を思い起こさせてくれました。それが暴走するとこういうことになるんでしょうなあ [DVD(字幕)] 6点(2008-03-31 06:58:21) |
142. ナイト ミュージアム
決して駄作ではない非常にバランスの取れたファミリー映画でヒットするのもうなずけるが、いつものようなベン・スティラーのコメディを期待したファンは少し消化不良だろう。綺麗に纏めすぎてコメディとしてのキレも、深みも面白みも一歩足りない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-18 18:08:23) |
143. 阿修羅のごとく
内容はドロドロ、ゴテゴテだがとっつきは良い現代の日本のテレビドラマを象徴するかのような内容で向田邦子がテレビドラマ界に与えた影響を感じさせる。いかにも連続ドラマ向けで、映画に纏めると内容は優秀だが盛り込みすぎて着地点が見つからなくなった大学生のレポートのよう。2時間に纏めようというのは少し無理があるのでは。 [DVD(邦画)] 6点(2007-08-15 18:50:29) |
144. NANA2
前作はいい所で切れて上手くまとまった感じだったが今作は中途半端。漫画の映画化としてはそれほど悪くも無いが1本の映画として見ると完成度が低い。未完結の漫画をギリギリまで追ってしまってはダメでしょう。しかもこれで完結というのだからどうも消化不良。楽曲に関してもTAKUROのバラードは好きだが、世界観には前作のHydeのほうが近い。 [DVD(邦画)] 6点(2007-08-15 18:24:19) |
145. スパイダーマン(2002)
いかにもヒーロー物というか、善と悪の対峙がストレート過ぎる正直な脚本。決して悪くは無いのだがヒーロー物漫画が溢れる日本に生まれた人間にはどこかで見たような映画だと感じさせられてしまう。アメリカのヒーロー物の欠点は凝ったストーリーにしたとしてもサイドストーリーとメインストーリー全体を繋ぐ「伏線」というものが無いか薄いのでどうしても全体を通してみると矛盾が多くなってしまうことだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2007-06-14 23:54:10) |
146. ソウ2
バイオレンスサスペンスの傑作。前作のレビューにも書いたが犯人が単なるサイコで、犯罪行為に何の意味も無い単なるバイオレンスな点が減点材料。セブンもそうであったがゲームで犯罪をやらせそれを思想的に捉えさせようとする映画は高得点は付け辛い。CUBE1作目が優れているのはその点を曖昧にして、犯罪ではなく単なるゲームに終わらせている点にある。 [DVD(字幕)] 6点(2006-08-21 18:04:07) |
147. トレーニング デイ
目的を達成する手段としてはアロンゾのやり方も最良のうちの一つです。戦争が正にそうですが、殺し合いも大儀さえあれば正当化されてしまうものです。観客に悪とは、正義とは何かを答を出さずに問いかける映画として、なかなかの出来だと思いますが最後はやりすぎでは。観客に嫌悪感を感じさせると自ずと一方的に偏った視点に流れるでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2006-08-06 04:33:45)(笑:1票) |
148. 花嫁はギャングスター
こういう女が好きな俺はM属性確定なのだろうか。姐さんに犯されたい [地上波(字幕)] 6点(2006-05-15 16:17:34) |
149. CUBE ZERO<OV>
世界観が好きなので大幅に減点はしないが1の完成度とは比べるべくも無い。外部の話を出したら駄目。緊張感がそこで途切れる。物語は1の捉え方の一つ。これが答えだとも思わない [DVD(字幕)] 6点(2006-05-04 18:14:59)(良:1票) |
150. セイビング・ジェシカ・リンチ<TVM>
戦争映画にも関わらずスリルを高める演出や涙を誘う演出、必要以上に敵国を貶める展開がほとんど無く簡潔に事件を追っている。ほとんど速報に近い形での映像化であり様々な観点からの文献などが多数出回っているわけでもないため、観客は事件の全貌を映画を追って理解しなければならないことを考えるとこれは正解。ドキュメンタリーとしては良く出来ていると言える。しかし大きな注目を集めた事件ではあったが戦史に関わるような重大事件ではなく、この映画は自己主張が全く無くエンターテイメント性にも欠ける分観客の興味こそが全てであるため、年月と共に風化していくことは否めないだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-10 18:51:36) |
151. ギャング・オブ・ニューヨーク
いよいよ盛り上がってきて復讐を遂げる決戦って時に突然史実と絡めてスコセッシらしいいつものハードボイルドでまとめてしまった。せっかく結構楽しんでたのに拍子抜けの消化不良以外の何者でもない。アカデミー賞10部門ノミネート受賞0が示す通り「大方はいいけどどこかどこか抜けてる」映画。スコセッシはハードボイルドを捨てさえすれば案外簡単に監督賞取れたりするんじゃないの。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-05 01:13:54) |
152. ニュースの天才
捏造といえばかつての湾岸戦争の「油にまみれた水鳥」、日本でも朝日の「サンゴ捏造事件」や毎日の「百人切り報道」なんてのもあるが、特定の思想に乗っ取った組織ぐるみの捏造事件である感があるこれらの事件とは違い、取り立てて重大事件ではなくゲンダイの記事が日経に載っていたというレベルの話で、さらに個人の過失に過ぎないこの事件が殊更に取り上げられる必要性はあったのか疑問である。他人に責任を押し付たり、その反省の無さ、往生際の悪さといいはっきり言って救いようのない人間だが、暇だと夕刊フジや日刊ゲンダイを読みながらにんまりしてしまう私のような人間にはこのような記者の存在は否定できない。これらの新聞の記事が捏造多数かどうかは別として面白い記事というのはやはり読ませる一つの才能である。考古学会をひっくり返した石器捏造事件、今話題の黄禹錫ソウル大教授ES細胞論文偽造などにも繋がる話で、一度名声を獲得し期待を受けた人間の快感と重圧というものは計り知れないものがあるんでしょうなあ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-25 20:01:08) |
153. ターミナル
途中まではなかなかにいい話で、どんなのっぴきならない理由があるのかと思いきや。結果は「はぁ?」だった。これは洒落ているつもりなのか、それともシャレなのか。いくらでももっと良い話に出来るでしょうよ。なんとも消化不良の映画。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-25 19:24:08) |
154. ふたりの男とひとりの女
ジム・キャリーの壮絶な一人芝居。正にジム・キャリーあってこその映画。下品で内容の無い脚本はダム&ダマーと同じだが、それと比べるとイマイチ笑えなかったので及第点程度。白かろうと黒かろうとチビだろうとデブだろうと障害者だろうと健常者だろうと分け隔てなく「差別化する」逆「無差別精神・個性差別化精神」はこれからも貫いて欲しい。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 16:32:03)(良:1票) |
155. TAXI NY
続編というか関連作だと思ってたらリメイクですか。「笑い」の部分はフランス版よりはるかにパワーアップしてるがお色気路線はまあ良いとして、如何せん主人公がクールな「走り屋」に見えず、気のいい近所のかあちゃんにしか見えない。もっと気の強い演技ができる女優は居なかったんですかね。本家より出来はいいので先にこっちを見てれば7点だが後発リメイクでこのレベルは減点対象。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 01:55:47) |
156. アナライズ・ユー
どうもコメディ色が薄く真面目なマフィア映画色が強くなってしまった。慣れもあるだろうが、前作の「カタギの一般人とマフィアのボスのありえない絡み」の面白さが薄れてしまっていると思う。結婚式に突然マフィアのボスが親しげに現れたり、自宅にぶっとんだプレゼントが届いていたりといった辺りが前作の面白さだったので、そういうのが無い今回は今ひとつ楽しめなかった。デニーロを観察するのは相変わらず面白いけどね。実はNG集が一番面白かったりする。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-05 03:36:46) |
157. クリスティーナの好きなコト
お下品。それにしてもスターになってもなおこのテの作品に出続けるキャメロンはさすが。6なんてつけてるけど面白さ自体は8です。だって万人に薦められんでしょこれ [DVD(字幕)] 6点(2005-11-17 16:05:51) |
158. デンジャラス・ビューティー2
前作は楽しめたのだが正直言って続編はくどい。せっかく特殊な設定の映画なのに他のポリスアクションと同じ展開にしてどうする。ミッションインポッシブルがやったのと同じ失敗。別につまらなくはないが平凡なアクション映画 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 23:44:22) |
159. バンディッツ(2001)
狼達の午後のアレンジバージョンか。ストーリーこそ全く違えど書いているメッセージは似たようなもの。高く評価すべき点も無いが普通に楽しめるクライムサスペンスだろう [地上波(吹替)] 6点(2005-08-29 09:02:57) |
160. 月のひつじ
豪州の田舎町に聳え立つ超巨大アンテナがアポロ13号乗組員の月面歩行を全世界に中継することになった。という実話に基づいたドラマ。地味だがよくできたドラマで興味のある人には良い。アメリカの国家的野望をさも人類の偉業のように褒め称える当時の人々には大笑いしてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-28 07:43:45) |