141. 屋敷女
《ネタバレ》 妊婦さんがハサミを振り回すマジキチ女に追っかけまわされるフレンチホラー。 ホント胎教に酷く悪そう。ザクザクぶっさしまくって痛々しくって、血みどろで悪趣味。 それなのに最も悪趣味なクライマックスのシーンではボカしが入って少し興ざめ。 だったらもっとカメラ位置で巧いことやってほしかった。 (もっとも、ボカシなしバージョンもあるそうですが、それはそれで酷そうだし) しかし、なかなか飽きさせないつくりになっていて、「いやぁー、やめてえー」とか言いながらキッチリ楽しんでしまいましたとさ。 誰にもすすめないけど。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-11 19:22:14) |
142. ファインディング・ニモ
他のピクサー作品と較べると、結構シリアス。 吹替の室井滋が室井滋過ぎるし、ドリーのキャラ自体もクドすぎる。もちろんハイクオリティだがピクサーの中ではイマイチな部類。 [DVD(吹替)] 6点(2010-09-05 17:11:21) |
143. 千年女優
ダイナミックな発想で、場面がコロコロ変わるんだが、ストーリーが全く面白くない。今さんは映像の見せ方など、演出力は良いのに、脚本はいつもイマイチな気がする。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-05 17:03:12) |
144. ペルシャ猫を誰も知らない
《ネタバレ》 良い映画だった。 反体制だろうがなかろうが、そんなの関係なし。 純粋に音楽を楽しみたい善良なポップスバンドすらも演奏ができないイラン。 伝統的音楽以外はめったに演奏許可がおりずコンサートもできない。 けれどもイランにも、ビートルズやカート・コバーンを愛する人はいて、 そんな人達は当然、ロックミュージックがやりたいのだ。 日本までイランのロックが入ってくる事はまず、ほとんどないのだろう。 この映画でのミージシャン達は、ロック、ポップスをひっくるめてインディー・ロックと呼んでいてメタル、トラッド、ニューウェイブ、オルタナ、ポップス、ヒップホップの人々が同じ仲間として協力する姿が描かれ、演奏も聴けてなかなか楽しい。 シリアスな題材ながら、コメディタッチで描かれているところは見やすくて好感が持てた。 その反面、彼らがかかえる苦悩や、根本の問題についてはあまり触れられてなく、物足りなくも感じる。そのせいで、ラストがちょっと唐突に感じた。欲を言えば、もっとアガる演奏シーン等をラストの方に用意してからシメて欲しかったところ。 [映画館(字幕)] 7点(2010-09-05 16:53:58) |
145. ヤギと男と男と壁と
クスクスポイントは結構あって、楽しいんだけど全体的に地味! 面白くなりそうだったのに、チマチマしたまま終わってしまった。 キャストのはっちゃけ具合も足らず、いつものジョージ・クルーニーが一人で目立ってる。 もっとあっと驚くようなバカやってほしかったなー。 特攻野郎Aチームからアクションを引いたような平和な一本。 ※この程度でPG-12かかるのか。ドラッグが出てくるから? [映画館(字幕)] 6点(2010-09-05 16:51:08) |
146. Dolls ドールズ(2002)
北野映画でもアーティスティックな面が色濃く出ていて嫌いな人には耐えられなさそう。 つまらないけど嫌いじゃない。静かすぎる純愛は狂気に見えるの図。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-29 12:12:15) |
147. ランニング・オン・エンプティ
だらだらしたリアリティのある軽妙な会話はそれなりに笑えた。 ストーリーは終盤がちょっといい加減。 SRと続けてみひろ出演作を観たが、なかなか良かった。乳出しにも当然躊躇ないし、ますます需要増えるんじゃなかろうか。 [DVD(邦画)] 5点(2010-08-14 17:16:12) |
148. ジェニファーズ・ボディ
《ネタバレ》 期待してなかったけど、結構面白かった。 序盤のテンポの良さのまま最後まで行ってくれれば、かなり好きな一本になったかもしれない。脚本に注文が集まってた本作だが、実際に目立っていたのは、ずれまくった演出であった。怖がらせたいのか、笑わせたいのか、いちいち一貫性がない。 やたらうるさく鳴り響くロックミュージックなど、PV出身の監督っぽい演出でもありながら、オシャレ感は全くない。ここまでしっくり来ないと何だか気持ち良い。 狙ってやってるのかどうなのか、これは「変」な映画だ。 ジェニファーの暴れっぷりが中途半端で、被害者が少ないのは不満。 序盤二人の被害者の殺されるシーンは、凝っていて面白かったので、もっとガンガンたたみかけて欲しかったな。後半のたるみが惜しい。 最初から変な雰囲気を出してたジェニファーは、事件後に豹変したように見えなかったんだよなー。 でも、バカっぽい上に爽快なラストは素晴らしいと思った。 鑑賞後の後味は何故か良いんじゃなかろうか。やはり嫌いになれない変な映画だ。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-14 17:01:19)(良:2票) |
149. ゴールデンスランバー(2009)
見せ方が巧く、退屈することもなく、無難に面白いけど粗い。 「逃亡者」のハリソンさんみたいに鉄人化しないところは良し。 伏線散らしのウマさは原作の功績か? やっぱ原作読も。 [DVD(邦画)] 6点(2010-08-14 16:57:18) |
150. SR サイタマノラッパー
どこがそんなに評価されてるのかピンと来ないな。 低予算なんだろうけど、吹き替え版みたいな音声の不自然さが気になった。 [DVD(字幕)] 4点(2010-08-14 16:54:50) |
151. マイマイ新子と千年の魔法
序盤半分くらいなんにも起こらなさすぎてどうしようかと思ったが、最終的にはそれなりに満足した。福田麻由子の低い声が新子をより魅力的にしているのが大きい。 田舎娘は声が低い方がそれっぽい。 [DVD(邦画)] 6点(2010-08-14 16:52:31) |
152. 人生に乾杯!
《ネタバレ》 老人版「俺たちに明日はない」。雰囲気はほのぼのしていて良いのだが、その分緊迫感はなし。もっとラストは盛り上げられたのでは? 仲の良い老夫婦っていいですなー。っていう映画。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-14 16:47:28) |
153. スパイ・アニマル Gフォース
最近のディズニーは、単独作でもピクサーに影響受けてるなー。悪くなかったけど、物語性でやはりジョン・ラセターの助力のあったボルトには及ばず。 変形シーンなど、トランスフォーマーっぽくて良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-10 00:11:21) |
154. バッド・ルーテナント
《ネタバレ》 ラリりまくりのニコラス刑事が、クスリを調達するためにラリりながらも奔走する愉快なお話でした。主人公がラリってる映画って大体後半グチャグチャよね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-09 19:57:46) |
155. しあわせの隠れ場所
《ネタバレ》 かなりの金持ちで夫婦円満で、姉ちゃんは可愛くて優しくて、弟は愉快で愛くるしい。 全く弱点もなく善良すぎる家族がかなりファンタジーに見えるが、それはそれで観てて気持ち良く、面白かった。サラっとした演出も好きだ。 たまたまこの家族に拾われた時点でマイケル君の不幸は終わっていたのだ。 恵まれない境遇の子を救うには「金」と「善意」と「余裕」が必要だなー、とも見えてしまう映画。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-09 14:21:25)(良:1票) |
156. ゾンビランド
《ネタバレ》 それなりにグロテスクなゾンビさん達ですが、基本弱い。 簡単に倒せそうな感じ。走ったりするけど、殴ればグチャってなってくれるから安心。 そんなんだから、人間側も割と余裕しゃくしゃくで、安心してボケてる。 生き延びるためのルールがゾンビあるある的で楽しい。 それにしてもアメリカのひきもりは社交性が高い。 ひきこもりの人間嫌いの童貞青年がおっかないオッサンの車に図々しく乗せてもらい、 きれいな姉ちゃんとフツーに会話して、フツーにイチャイチャ。 ひきこもりの設定、いらなくない? どうみても人間嫌いには見えないし。 しかし、もっとやられキャラがいないとシマらない(たぶん、シメる気がない)。 登場人物が少ない上に上映時間も90分切ってるし、なまじっか面白いもんだから、物足りない。だから、あっという間に終わってしまい、もっと見せろー!! という気持ちでエンドロールを迎えた。 あと、ゴーストバスターズは予習しておいた方が良い。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-01 21:45:01)(良:1票) |
157. ブラザーズ・ブルーム
《ネタバレ》 ツタヤ独占レンタルらしい。 微妙な豪華キャストに惹かれて借りた詐欺師映画。 音楽やカメラワークなどのセンスが良いしストーリーも結構面白かった。 時にクールで時にキュート、喋らない日本人を演じた菊地凛子が素晴らしかった。 あと爆破演習シーンで、はっぴいえんどの「はいからはくち」がかかったときはテンションかなり上がった。洋画ではっぴいえんどが聞けるなんて!! [DVD(字幕)] 8点(2010-08-01 21:18:03) |
158. 河童のクゥと夏休み
《ネタバレ》 長い割に大して何も起こらない。 超能力だとか竜だとかも話にほとんど関係ないし、どうせなら悪い妖怪とか出てきても良かったんじゃないか? あと、名もなき一般人がどいつもこいつもクソヤローって感じなのは好きじゃない。 クゥちゃんをマスコミに晒す意味もわからないし。 主人公ファミリーはいい味出しててほのぼのしたけど。 [DVD(邦画)] 5点(2010-08-01 21:13:49) |
159. ザ・ホード -死霊の大群-
《ネタバレ》 死にたてホヤホヤだから腐ってないし、凄く硬い。 顔もそこまでゾンビ化していないナチュラルメイクですが、そこは表情でカバー。 そんなゾンビさん達との、戦闘シーンが凄い。 とにかく腐ってないから硬い硬い。 余りにも硬いものだからゾンビをボコボコにぶん殴って、蹴っ飛ばして、頭突きして、灰皿でゴンゴンやるようなシーンが多い。硬いから普通のゾンビさんみたいにちぎれたりあんまりしない。武器は充分なのになぜか体術での格闘シーンが多いのが見所。 そして人間たちも超強くて容赦ない。彼らが集まってれば、プレデター数匹ぐらい楽勝で倒せそう。 アクションシーンの楽しさもさることながら、話も良い! なぜゾンビが発生したとか、そういうところは一切無視してるのが潔い。 考えたってしようがないことは一切カット。 むしろ極限状態でのドロドロの人間模様や、パワーバランスの変化等を濃い登場人物達が繰り広げる様をエキサイティングに描いているのが、非常に面白く、こういうところは、しっかりツボを押さえてるなーと感心した。 時にピリリとした雰囲気もあり、楽しいだけではない味わいがこの映画にはあった。 大満足! [映画館(字幕)] 9点(2010-07-22 14:57:25)(良:1票) |
160. 蟹工船(2009)
《ネタバレ》 SABU好きだったんだが、これはナシ。言いたいことは全部セリフで言わせて、重要なところスローモーションとかいちいちクドい。変なコメディ要素も浮いているし、労働者の話のはずなのに英雄譚になっちゃってるのもどうもなぁ。 [DVD(邦画)] 3点(2010-07-20 00:15:29) |