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にょろぞうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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141.  エンド・オブ・ホワイトハウス 《ネタバレ》 
非情なダイハード しかしダイハードのような巻込まれた感は無い しかし屋上でミサイルを撃って爆発に巻込まれるとか無線で相手のボスを怒らせるとかダイハードをオマージュしたシーンが多い 相手の情報を得る為にテロリストを簡単に殺すとか非情な主人公だ アメリカ政府側の人間に悪い人間は出てこずアメリカのプロパガンダ映画とも感じる 序盤のホワイトハウス襲撃シーンはテンポも良く秀逸だ その後も緊張はとぎれず中々よい 反面、設定が甘い所が違和感が有る アメリカ側の攻撃がまったく無く、現実なら子供を助けた場所から軍が侵入とか、正面からごり押しの突入とかあっても不思議じゃないはず 今のアメリカの現実なら中の人間がすべて公人ならば躊躇無くやるだろう けっこう引っぱっておいて、最後のパスワードを解除する所がほとんど無いとか(犯人が自己解決できるのなら子供をさらう必要が無いじゃないか)アメリカ政府が異常に弱腰とかディテールに難が有るが作り手が面白ければそれで良いと言うならば特に問題は無いだろう ラストはもういろんな映画で何度も見た「カウントダウン数秒残りでストップ」は完全にマンネリだ どうせなら一部の核ミサイルが吹き飛ぶとかひねったエンディングが見たかった
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:56:58)(良:1票)
142.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
予告編で見たシーンが一番派手なシーンだった つまり思ったよりも地味だった、にもかかわらず意外に引き込まれたのは何故だろう 人間ドラマがさほど有る理由でもないし 冒頭いきなり渋滞の車の中で佳境に落ち入るスピード感か 主人公は何処でもVIP待遇の要人 国連職員を辞めた人材らしいが詳細はあまり説明されない 実際行動力と洞察力はあるが有能なスパイというわけでも無い ごく普通の平和なパパである その主人公が危機に陥ると軍がヘリで迎えに来るし、韓国でもイスラエルでも命がけで軍に守られて行動する どんだけ重要人物なんだよ いろんな国をてんてんとするがイスラエル以外はアメリカで撮れる程度しか描かれない なのでどうせならもう少し韓国とウェールズでのロケが見たかった しかし十分に各国を転戦するクローバル感は出ているのはうまいと思った 事が起こったフィラデルフィアでのパニックシーンとかの中でも、ドラッグストアで親切な強盗にあったり、やはり親切なマンションのヒスパニック系の住民とか、さらにその住民の末路とかもスピード感ある描き方でまったく飽きさせない 主人公が噛まれたかもと思わせた後、ビルの淵ぎりぎり(ゾンビになったら飛び降りるつもりだろう)で12秒カウントダウンする演出とか抜群にリズムがいい この12秒でゾンビになる設定は秀逸で、抜群のスピード感を演出するのに一役買っている ラストは研究所の中で目的地まで隠密行動をする主人公に、それをモニターする以外何も出来ないオーディエンス達を描くのはバイオハザードのゲームを彷佛とさせた 一貫して悪人がまったく出てこないとか、ラストがハッピーエンドとか直球ど真ん中な演出がむしろ王道ですがすがしい 全3部作らしいので次も見てみたい
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:51:27)
143.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 
シリーズも6作目になり完全にカーチェイスもインフレである その中で新しいカーチェイスを作ろうとしている作り手は評価できる 今回はフォーミュラーカーに装甲を施したフリップカーが登場 前面からくる車を次々とひっくり返す まったくよく考えるものだ しかし延々と続くカーチェイス&バトルアクションはやはりインフレでちょっと長いかな その中でも格闘家ジーナ・カラーノとミシェル・ロドリゲスの女バトルは見物だった 「脳男」とかJ格闘物とは比べ物にならない あたりまえか やはり俳優を鍛えるより格闘家に演技を教えるべきだ 高速道路での戦車チェイスでも次々に車が煎餅のようにぺちゃんこになるのは新鮮だった しかし前作のようなカーチェイスにキレが無いかな ラストの滑走路チェイスはもう何がなんだか目まぐるしすぎてわけがわからない 延々と飛行機は滑走路を走り続け、空中に浮いてる時間の長い事、いったいこの滑走路は何キロあるんだよ(笑) しかし最後はシリーズ中、私のお気に入りの韓国人のハンと長身美人のジゼルがようやく分り合えたのに、直後ジゼルを失う そしてハンは運命の「TOKYO DRIFT」に続く哀しさを残した しかもハンの死の影にジェイソン・ステイサムがからむ次回予告が流れて終わる そろそろ世代交代か?今回全体を通して何時ものノリの良さがいま一つで、爽快感にも欠けると思ったが、十分普通にはおもしろい  しかしこのまま7作目を作るならそろそろリセットするべきだろう
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:46:08)(良:1票)
144.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
冒頭、原住民が脅威の神として絵に書いたエンタープライズが実際のエンタープライズに重なるプロローグはお約束だが期待させるのに十分な出来 めちゃくちゃクールなオープニングだ 宿敵カーンの血液で子供が助かるが父親がテロに加担する カーンの血液は最終的にカークの命を救う伏線にもなってるが、不治の病を直す血液とか理詰めのスタトレの伝統からするとちょっと安易な設定だ カーンも超人すぎるぐらいだが、大事な所でスポックに簡単に騙されるとかやはり安易すぎる展開だった 魚雷が転送された後で爆発するとかそんな幼稚な作戦に普通引っかからないだろ あの辺は余りにも都合良すぎで「はぁ?」って思った そもそもマーカス提督がクリンゴンと戦争をしたいがためにエンタープライズを捨て石にする理由がよくわからなかった しかも魚雷にわざわざカーンの仲間を冷凍にして発射するとか回りくどい 地球に落ちて行くエンタープライズとかも重力が無い宇宙から地球に落下するって変じゃないか どうもその辺がアカデミックなスタトレにしては妙にSF設定が甘くていまいち乗れなかった しかしガジェットに関しては、スイッチひとつからシートベルトの造形まで手抜きなく、海から浮上するエンタープライズや地球に落ちる戦闘艦U.S.S.ヴェンジェンスなどのVSXは凄い迫力だ カーンは超高高度から地上に飛び降りたり、スポックがカーンなみに強かったり超人すぎるのはどうかと思う
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:38:39)(良:1票)
145.  デモンズ 《ネタバレ》 
劇場が映画とシンクロしてお化け屋敷状態に 以外に劇場はガラガラでエキストラをあまり集められなかったのだろうか 中盤まではテンポがよくてなかなか楽しい 以降中弛み感もあるが暴走族が新たに加わるとかで飽きさせない展開になる しかし新たに加わった暴走族はただやられるだけで状況は何も変わらない こいつらが何か以外に役に立ったりしたらおもしろかったのに残念 メインらしきイケメンがいきなりバイクで日本刀振り回すあたりから切り替スイッチが入ったかのようにドタバタな展開になってきて、果てはいきなりヘリが劇場の屋根を突き破って落ちてくる すでにこちらはスラプステックさを楽しんでいるのでなんの抵抗もないがかなりシュールな展開だ マジメに見ていた人の度肝を抜く可笑しさがある ラストはやっぱりというかヒロインがゾンビに変身して終わり 撃たれた後転がったヒロインを引きで捉えたカメラワークがなんだかシュールでなかなかよかった この辺も微妙に可笑しくてこの映画の持ち味になっていると思った ゾンビがかなりの勢いで走ってくるがランニングゾンビはもしかしてこの映画が初めてじゃなかろうか
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:31:31)
146.  ゾンビ/ディレクターズカット完全版 《ネタバレ》 
140分のDC版を見る さすがに140分は長いかな 長いからといってさほど人間ドラマがあるわけじゃ無く、消費社会の風刺が延々と描かれる 最近のゾンビ映画に比べるとメインキャストがなかなかゾンビに齧られない 途中からいい気になってキャッホー状態の死亡フラグ出まくりの奴もなかなか齧られなくて焼きもきさせられる この辺のタメが演出ならば見事にイライラさせられた ヘリのパイロットのへたれぶりもイライラさせるが、巨大ショッピングモールにヘリで乗り付けて好き放題みたいなのは今見ても十分おもしろい ゾンビはめちゃ鈍いのにたびたび窮地に陥るのはちょっと嘘くさい 総じてゾンビ映画はゾンビが近づくのに気が付かなさすぎ もっとやすやすと攻略したりするほうが珍しくておもしろいんじゃないか でもパイオニアだからしかたないのか すれ違いながらどんどん頭をふっとばしながら歩くとか、かっこいいじゃないか 以外にノロノロゾンビを簡単に攻略する映画が無いのは何故だろう もっとゾンビを制圧する作戦とか暴走族を迎え撃つ準備とか見たかった 途中で登場人物が「地獄が溢れた」みたいな言い方をするがいろんな映画でこのセリフを聞いた気がする ゾンビのメイクは今よりだいぶ地味だ
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:13:05)
147.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
再見したせいか一回目ほど面白くなかった 最初に見た時はかなり新鮮な面白さを感じたんだが したがってちょっと辛めな点数だと思う モキュメンタリーは総じて始まりが退屈だがやっぱりちょっと佳境に入るまでが長い お別れビデオの上書きされたテープの幸せな部分が要所要所に出てくるのが印象的だ あまり劇的に人が死なないのはリアルでなかなかいい ちびモンスターは結構弱いのに、でかモンスターが軍が制圧出来ないほど強い描写がまったくないのは不満だ なのでホラー映画お得意の街ごと吹き飛ばす作戦に移行するリアリティが無い 街ごと吹き飛ばすエンディングはもういい加減あきたが、最後にサイレンが聞こえたら危険範囲なのがわかる展開はゲームぽくておもしろいと思った 「あーあ鳴っちゃったよ」的な感じか(笑) エンディングが二人の幸せな最後の一日の、ヒロインの幸せな一言で終わるのは秀逸だ モキュメンタリー物の秀作といってもいいだろう
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:06:00)
148.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
中盤ぐらいまではオリジナルのイメージを継承しつつオリジナルで少なかった人間ドラマが描かれている 登場人物もかなり多くて飽きない しかしショッピングモールで消費するわけじゃ無いので前作のようにショッピングモールじゃないといけない理由がない 事件が起こった翌日からすでに追いつめられているがゾンビの脇目も振らないダッシュぶりからするとしかたがないか でもあまりにも簡単にパニックを起こすのはリアル感を著しく削ぐ まず事件が起こったその日のうちにモールの警備員が逃げてきた人達と一悶着なんていくらなんでも疑心暗鬼が早すぎる、普通もう少し助け合うだろ そのわりに噛まれたらまだピンピンしてる間に射殺を決めるとか判断早すぎ 若い黒人が、ゾンビになった奥さんを撃ったばぁさんを撃つとかもバカすぎる 犬を助けに行って勝手に窮地に陥る若い娘もバカすぎてリアル感皆無 しかもその娘を皆で助けに行くぐらいなら最初から犬なんか使わないで皆で行けばいいはずだ だんだんと仲間を失うがほとんどバカだから死んだというべきだ ゾンビは早くて強いがそれにしてもパニックで死にすぎる バスで脱出する時もゾンビが居る訳でも無いのにトチ狂ってバスの中でチェンソー振り回して仲間を切った結果、バスがひっくり返って走行不能とか、とにかくバカのてんこ盛り 畳込む様にここまで連発されるともうスラプスティックギャグだ エンディングもやっぱり救いが無いが、そもそもショッピングモールを捨てて島に行こうとした理由がよくわからない そう言った面ではリアリティからするとオリジナルの方がずっとマシだった しかし映画自体はオリジナルよりも完全にエンターティメントに振れていておもしろくなっていると思った
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:01:18)
149.  TAICHI/太極 ヒーロー 《ネタバレ》 
前作のラストから始まるので前作と続けて見るのがいいかも 前作よりもおもしろいと感じた それというのもなぜかこのシリーズ、メカが出てくるとてきめんにつまらなくなる 前作は後半すべてが鍋底メカの攻略になっていてそこが以外に退屈だった 今回も飛行メカが出てくるあたりからつまらなくなってくる しかし飛行メカのパートは短くその他は充分面白かった 要所要所でポップアップの漢字ロゴ(中華やな~)が出てストップモーションになるところは「ゾンビランド」や「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」等でも見たが、ゲーム画面のようで面白い 前作のラストから続いてヒロインの兄が帰って、主人公の結婚式に乱入するあたりはリズム感があって、この先の映画の出来の良さを想像させて非常にいいファーストシーンだと思った 強そうだった長男はその後ただのメカオタクだとばれるのは以外な展開だ 物語終盤で師である父親と長男が牢の中で出会うシーンでは、父が長男が家を出るきっかけを作った事を詫びて、まだまだ一人前になれない長男に「すでに私を越えた」とまで言う 父親としても師としても、まったくぶれることがない素晴らしい男であることをさらに魅せて人によれば号泣シーンであろう はからずも自分はここで泣いてしまった 二人を牢から救う事になる勝ち抜きバトルは、相手を傷つけないで勝ち上がる巧い演出だ ラストのキッチンバトルも出来上がる料理にシンクロさせて見せるとか新鮮だった ヒロインは恐ろしく美人 よくもあんな美人でカンフーもうまいなんてすごいぜ 「グランド・マスター」に何故キャスティングしなかったのか
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 10:53:31)
150.  アイアン・ジャイアント 《ネタバレ》 
音楽の使い方とか効果音とかが旧き良きアニメって感じ 往年のWBアニメ「トムとジェリー」を思い出す 絵も美しい名作アニメの血統を感じる 反面古くさく幼稚 盛り上がりにかける ロボットは無骨なデザインだが表情ゆたかでかわいい ラピュタのロボット兵にイメージがそっくりだ FBIかCIAのエージェントらしき男が最後までイライラさせる エンディングは感動的だが完全に予定調和 あまりにも王道でおもしろさにかけるがハッピーエンドなので良しとしよう  評判が良かったので期待したが、思ったより普通で期待した程面白く無かった印象だ
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-21 10:44:24)
151.  デッドガール 《ネタバレ》 
ちょっと毛色の変わったゾンビ映画 あるいはバカばかり出てくる青春映画か ちょっとだらだらとした展開でメリハリがない あと20分ぐらい短くなるんじゃないか そのほうが退屈しないで見れた あいかわらずアメリカの高校生はバカばっかりで始まって5分で「こいつら皆んな死ね」って思った まぁ最終的にはあらかた死ぬんでいいんだけど(笑) 流し目のキモい主人公は生き残ってさらにキモさを増す 映画的には途中で筋肉バカな高校生が乱入するぐらいでたいした事はおこらない もう少し何か事件が起こらないと間がもたないな 犬が食われる所とガススタンドで拉致しようとした女がバカ強かった所はおもしろかった しかし全体的にはコンセプトを含め悪くなかったと思う 国産のミスゾンビとかよりはずっとマシだと思った
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-21 10:41:43)
152.  愛の新世界 《ネタバレ》 
以外にも、タイトルから想像した愛の深淵なイメージとは程遠い、まだまだバブルの残滓が香るオバカ映画だった 映画全体を通して貫かれるのは楽しければいいじゃん的なバブル直後の軽いイメージ そこに7~80年代に描かれた若者の鬱屈した暗い影などは微塵も無い 楽しい事だけをやっていても生きて行けたお気楽な世代の話である 幼稚園のお遊戯並みの劇団に打ち込むヒロインが、何の危機感も無くSMの女王様に君臨する様は、時代を走り抜けるような疾走感があって爽快だ 徹夜で遊んでタクシーで帰って、ポルシェでカーチェイスごっこ ほんとにいい時代だったなと思う 途中まではあまりのくだらなさにどうしようかと思ったが最後まで見ると、これはこれでお気楽な表現としてはつき抜けていてたいしたもんだと思う様になっていた 萩原流行も役者史上、初めてイイと思った しかし見る人にとってはあまりにも下らないと思う可能性もあるので注意が必要だ しかし冒頭の鈴木砂羽の机の角に潰されたプルプルのおっぱいだけでも見る価値がある(笑)
[DVD(邦画)] 6点(2014-05-10 14:34:15)
153.  ドラゴンエイジ ブラッドメイジの聖戦 《ネタバレ》 
ゲームのドラゴンエイジを知らなくとも違和感無く見れる様になっている その分ストーリーが既存のファンタジーRPGの勧善懲悪型を一歩も出ないのがかなりつまらない 10年前ならゲームCGを繋ぎ合わせた様なこのタイプの映画を、圧倒的なCGの良さだけで見ていられたかもしれないが、この程度は既に見慣れてしまっている キャラクターの動きが実在の俳優であるが故に、アクションに迫力がないというモーションキャプチャーの悪い部分が出ている ストーリーも見事にRPGの王道で、今さらどうしてこれを作ったのかがわからなかった ただ破綻してる部分も無く、展開もテンポがいいだけが救いだ 物語に間延びしている所が無いので退屈だけはしなかった まったく捻りもないスターウォーズ的な展開とエンディングにはあっけにとられた スターウォーズを知らない若い世代に宛てたつもりなのだろうがなじんで来たロートル達には噴飯ものである 客観的にはギリ及第点だと思うが、自分としてはお仕事的な作り手のパッションの無さに辟易したので二度と見る事は無いだろう
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-05-10 14:23:22)
154.  一命 《ネタバレ》 
三池崇史、普通に映画つくれるんだぁと思った 1962年の「切腹 」のリメイクだ オリジナルをリスペクトしたキャストだと思われる 主人公の市川海老蔵はオリジナルの主人公の仲代達矢の目ヂカラをコピー出来るので選ばれたキャストじゃなかろうか ヒロインの満島ひかりもオリジナルのヒロインの狂気を最も表現できるエキセントリックな女優だ 海老蔵の話し方もゆっくりと軽やかでオリジナルの仲代達矢にそっくりだ 「切腹」の方は、徐々に千々岩求女の切腹の謎にせまる法廷劇のような進行だったが、この映画では謎解きは無く、後半は完全に主人公の津雲半四郎の浪人生活を描く二部構成になっている 従って前半の井伊家に乗り込んだ主人公の話を忘れてしまうぐらいだった しかし「切腹」はミステリー仕立てで出来たかもしれないが、今作はすでにネタバレしているので井伊家江戸屋敷と半四郎を交互に描く必要が無かったのかも知れない 何から何までリメイクしなきゃいけない訳ではないのでこれはこれで直球でわかりやすい しかし物語構成としては前作の方がミステリーやホラー風味もあって格段に優れていると言わざるを得ないかな 前作で強烈に描かれたアンチサムライ精神は前作程強烈ではなく、見せかけの挟持に生きる武士の世界をシニカルに描く程度に抑えられていると思った 「切腹」で描かれた武士の面子への強烈なアンチテーゼは斬新だったが、「一命」はむしろ武士を捨てた義理の息子への共感と復讐(相手を殺すのでは無く、武士の面子を潰す事)としてわかり易く描かれている オリジナルの印象的なシーンをオマージュするシーンもあったが前作ほど毒が無い 殺陣も前作の様な真剣を使った血糊いっぱいの残酷なラストではなく、サムライに対してあえて竹光で戦う主人公の武士を捨てた挟持を前面に見せた エンディングもいい気な殿様に全員でひれ伏すとかで、前作の不祥事をもみ消して、将軍から武士の鏡としてお褒めの言葉を頂くみたいな強烈な皮肉になっていない所が少し寂しいが、殺陣を含めてむしろ重すぎない様に留意した作りになっている 偉大なオリジナルのリメイクとしてはこれはこれで有りではなかろうか 前作に無かったシーンで、瑛太に武家屋敷で振る舞われた紅葉饅頭が終盤意外な所で出て来て、それが物語の冒頭だったのですっかり忘れていて、それを食べる満島ひかりの抑えた芝居がなおさら胸に迫った
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-05-10 13:42:22)
155.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 
オープニングのイメージがまどマギである これはいただけない まどマギ以前ならホウーって思っただろうに余りにも公開された時代が近いので、オマージュではなくパクったとしか思えなかった 映画は全四話のオムニバスだが既に二話は公開されてて、残り二話を加えてオリジナルタイトルを付けた映画らしい なので統一感が無い 似た様なコンセプトのアニメ、95年の「MEMORIES」よりもやっつけた感じが強い 最初の三話はほんとになんのこっちゃである 教訓物なのかと思えば八百屋お七だし、シロクマにエイリアンな赤鬼には笑った(悪い意味で)タッチも同時期の「風立ちぬ」風でいただけないな こりゃだめだと思った後に「武器よさらば」である まじめに大友らしい原作はこれのみだけど、これがとにかくイイ♪ この「武器よさらば」クラスの短編を後3話集めたら手を合わせて拝んであげるのに とにかく近未来な武器の設定が超リアル 武器ひとつひとつのガジェットが素晴らしいし、オチもいかにも大友マンガでまさに「キター!」って感じ ラストのチ○コ丸出しで怒る主人公はまさに大友のチ○コっちょう(真骨頂です くだらなくてスマン)である 「夢であいましょう」の名曲で終わるのも最高にクール しばらくは耳に残った 本当にこの「武器よさらば」は抜群でクソつまらない前半をすべて蹴飛ばした はっきりいって点数の7点はこの話のみである 時間がない人は早送りしてこの話のみを見る事をオススメします
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-05-10 13:32:49)
156.  ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う 《ネタバレ》 
DC版を見たが間違ったかも 長過ぎる 前作同様、何でも屋の紅次郎の純愛を描く 冒頭のイキナリの殺人から人体解体を鼻歌まじりにやってのける女3人 リアルバカギャル井上晴美に、いい様に扱わわれるヒロインの「れん」にのっけから引き込まれた しかしおおっ!と思ったのも紅次郎が出て来るまでだった それと言うのも紅次郎を雇った理由が解体した死体と一緒に投げたロレックスを探すためである これはダメだろう 死体遺棄現場に探偵もどきを派遣したら殺人が一発でばれるだろう どう考えても現実的じゃない 案の定、女刑事にすぐバレた しかし紅次郎が別件の殺人の重要参考人にもかかわらずそれをなぜか女刑事ちひろが一人で捜査 石井隆の一貫したテーマである主人公の純愛とヒロインの女の業が鮮烈に描かれればいいのだろうが、違和感ばかりの展開になかなか感情移入がむずかしくなってくる さらに竹中直人のクサい芝居が鼻について男の純愛の部分もいまひとつ乗れない しかし石井隆の描くテーマはいつも深く残酷で部分的には見るべき所が多い エンディング間際で自分に鞭打つヒロインも哀しくて胸を打つ展開だが、いくらなんでも長過ぎる ヌードのヒロインをたっぷり見せたいならここじゃ無い方が良かった 母親のあゆみも勝手に地底湖に落ちるとか激バカな展開でどこまで都合がいいのかと思った 母親役の大竹しのぶは相変わらずのキレた演技で激バカな女を演じさせたらこれ以上の女優はいないとマジメに思う 井上晴美の嫌なギャルぶりもかなり良かった ヒロインが最後に撃ち殺されるのは衝撃はあったが、あそこで撃たれるなら最初に揉み合う前に撃たれるだろうって皆が思ったはずだ しかも拳銃が空になるまでに3発しか撃ってない 延々と撃てる拳銃は時々出て来るが撃ってないのに空になる拳銃は珍しい 主人公を殺せなかった理由なので??って思った 主人公も騙されたとは言え完全に殺人教唆、あるいは自分が引きずっている間に事件に巻込まれた女が死んだので傷害致死は確実だろう それなりの覚悟でヒロインに協力したはずだ それなのにあのエンドロールは何だ? 石井隆は漫画家としては「天使のはらわた」を読んでも凄くて、ストリーテラーとしても天才的で、エロ女優を脱がせる商業的な話題作りも抜群だが、残念ながら映画を作る才能は余り無いと毎度の事ながら思う
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-05-10 13:29:07)
157.  ゴースト・エージェント/R.I.P.D. 《ネタバレ》 
オープニングとラストのスタッフロールはめちゃポップで凄くイイ エンディングの主人公が女の子になるオチも楽しい VFXもなかなか良く出来てる でもそれだけ 「メン・イン・ブラック」の焼き直しにしか見えなかった なによりもシンプルなストーリーなのに脚本がくどい ギャグのつもりなのかもしれないがセリフが長くてすべる ロイとニックのコンビがせっかく爺ちゃんとセクシー姉ちゃんの違和感バリバリコンビな設定なのに、だからこそ可笑しいというシーンがほとんど無い ここはかなり不満だ キーアイテムのゲートが金(ゴールドです)で出来ていて、ゴースト達がそれを集める設定だが、あまりにも扱いがぞんざいで金である意味が無い 少なくても現世では高価で貴重というシーンは必要だ なので金がただの石ころのように見えた 集めたり奪われたりする過程が完全に成り行きで緊迫感が皆無 ガジェットも銃のみで「メン・イン・ブラック」に比べても今ひとつだ ニックの奥さんがストーリーの中でまったくの付け足しでしか無い 映画の最初と最後、後はCGシーンのみが見所か
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-05-06 01:11:03)
158.  トランス・ワールド 《ネタバレ》 
よくできた2時間ドラマのような映画 プロットは非常に優秀だ しかし前半にちりばめられた伏線が判りやす過ぎて先が読めてしまう 以下、かなりのネタバレなので見てない人は読まないほうが絶対おもしろいです 2011年の新聞 クラシックカー ライター等 少なくとも育った時代が違う3人が集まったんだろうなと言う所までは簡単に読める なので三人が肉親である事がわかってもさほど驚きが無かった このわかりやすい伏線をくどくどと演出してしまうところがテレビドラマ的で残念だった ナチの父親が爆撃で死ななければ、サマンサの母親が再婚しない そうすればサマンサが出産で緊急事態に落ち入った時に、彼女の母親が近くにいるので死なないですむという理屈が今ひとつうまく理解できなかった サマンサが生きてれば、娘のジョディが真っ当に育って、彼女の息子のトムが母親を失わず、孤児院へ行く事も無いと言う理屈はわかるが、ナチのひいじいちゃんが生きてれば3人の人生が良い方向に変わるという理屈はなんとなく納得した しかし爆撃とかアクションの部分が2時間ドラマ以下のちゃちさで、もうちょっとそこに金かけろよって思った 冒頭のコンビニ強盗の直前を繰り返すオチも結構しゃれてて、幸せなサマンサとジョディの親子が砂浜を歩くエンディングはなかなか良かった やはり自分はハッピーエンドが好きだ 閉じられた山小屋でのみのワンシチュエーションの映画は時々見るが良い物が多く、その中でも拾い物の良品である
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-04 23:10:30)(良:1票)
159.  28日後... 《ネタバレ》 
冒頭でレイジウイルスが世に出るきっかけが描かれるが、チンパンジーに残酷映像を見せつけるとか、ウイルスを作った奴もクソ野郎だが、それをわざわざ檻から出して逆に齧られる奴もクソ野郎で、クソ野郎同士のクソ対決で始まるのはかなりイライラさせる(褒めているつもりです) 始まってしばらくはほぼ無人のロンドンで非常に静か その分ゾンビがわらわら出て来ると、その静かさとの対比でハラハラする 静かな場面からスイッチが入ったかの様なゾンビの全力疾走に切り替わるのは見事な演出だ 無人の野を行く途中に、やはり無人のスーパーマーケットで思い切り買い物を楽しむのも元祖ロメロの「ゾンビ」を思わせて楽しい とにかくこの誰もいない静かな都会はクールだ 後半の舞台は一転して歴史を感じさせるお城だが、英国ぽいが思いのほか都会のパートは良くて、このまま無人のロンドンでもいいかなって思った 後半はうさんくさい軍隊との話だが案の定サイテーな奴らで、ゾンビより人間の方がずっと怖いという教訓ぽい作りだ しかし、たかだかパンデミックが起こって一ヶ月ぐらいで、女を拉致してハーレムを築こうとかまで普通は思いが至らないだろう 数年後の設定ならまだ納得出来るというものだが、こんなに辛抱が効かない奴らなんていねえよって思った この辺は少しシラケたが、軍隊はただのならず者としか思えないへぼさで、無駄に弾を撃ち過ぎる上に弱過ぎて軍人という感じはまったくしない なので、狂気の世界の中でのレアケースとして納得するしかないかな バーサーカー状態のゾンビはめちゃ強くてかなり怖い 羅病して20秒で人を襲い始めるスピード感は「ワールドウォーZ」でもパクられてる最強設定だ エンディングも「help」じゃなくて「HELLO」で終わるのも主人公が「ハロー」と何度も叫んでいた冒頭に繋がってなかなかしゃれている ゾンビ映画としてはかなりの傑作の部類に入ると思う
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-04 23:01:30)
160.  28週後... 《ネタバレ》 
前作よりSFぽくなっている 相変わらず敵は軍隊だが前作のならず者軍人ではなく、完全に統制がとれた近代軍である その分敵は強い 空爆されるロンドンからゾンビの群れの中を脱出する四面楚歌型の脱出劇になっている 前作はほとんど無かったVFXも、空爆されるロンドン市内とか、ヘリのローターで一掃されるゾンビとか、充分に描かれていて前作とはかなり雰囲気も違う 映画の出来としては前作よりも良くなっているが独特のカルト風味は無くなっている しかし風刺は効いていて、夫婦愛には両目に指を突っ込み、親子愛には父親の徹底したヒッチャー的ストーカーで、兄弟愛には結果ウイルス蔓延によるフランス壊滅で描くというなんとも、愛はすべて蹴飛ばすという徹底的な人の悪さで描く この一面だけでもただのゾンビ映画と一線を画すと思ったのは褒めすぎだろうか 脱出中に次々と起こる危機とか、暗闇の中を暗視スコープで歩くとか、アイデアもかなりいい バーサーカー状態の父親に常に襲われる設定も秀逸 「ハート・ロッカー」以降、いまや大物スターのジェレミー・レナーも有名になる直前の出世作と言ってもいいだろう めちゃめちゃかっこいい 傑作です 「28月後…」はまだか
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-04 22:59:20)
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