1621. シックス・センス
最初のうちは怖かったけど、理由がわかってしまえばもう怖くはなかった。 不謹慎だけど、交通事故の女性なんてもう笑ってしまいそうなくらい。 でも、まあ、その後は普通にちょっといい話で泣きそうになってしまいました。 こういったよく出来た構成の作品は好きです。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-16 13:25:01) |
1622. 世界はときどき美しい(2006)
5本の短編から成るオムニバス作品。 第一章は一人語りの抒情詩のような作品で、なんだかつまらないなと思っていたのだけど、第二章になるとスナックのママだとか対人関係が少し加味されて、第三章では肉体関係にまで発展してくる。 第四章ではとうとう子供まで出来ちゃって、第五章は家族の物語になってます。 こんな風に書くと繋がりのある物語なのかと勘違いされそうだけど、5つの話には関連性はなくて、完全に独立してるんですけどね。 僕は第四章や第五章のような人間関係の中に生まれてくる物語の方が好みだなということを再確認しました。 第一章のような一人語りが好みの人も居るんでしょうし、何かしら共感できる部分がどこかに隠れていそうな5つの物語です。 というわけで、平均すると可もなく不可もなく5点といったところなのかも知れないけど、第三章のおっぱいで少し得してるような気もするので、この点数にしておきます。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-16 04:28:43) |
1623. グッド・ガール バッド・ガール(TVM)
全体の構成としてはB級アクションの域を出ていないのだけど、細部でそこそこ楽しめた。 もっと開き直ってコメディ色を強めればもっと良かったかも知れない。 性格の違う双子がそれぞれに活躍するという設定は斬新とは言えないかも知れないけど、やっぱり滑稽であることに変わりはないので、何をやっても可笑しくなる。 [DVD(吹替)] 6点(2007-10-15 11:21:30) |
1624. 薬指の標本
薬指を切るシーンがあまりにも生々しくて震撼した。 僕はどうも血が苦手だ。 妙にエロい描写には感動したけど、話はなんだかよくわからない。 それぞれに何か意味が込められているのかも知れないけど、カットの繋ぎが唐突で意味不明なところが多かった。 なんとなく雰囲気を楽しむ分には悪くない作品なのかも知れないけど… [DVD(字幕)] 6点(2007-10-15 07:16:36) |
1625. 茶の味
不覚にも幸子で泣いてしまった。 全体的な構成としては纏まりがないんだけど、ときどき琴線に触れるシーンがある。 なんとも言えないシュールさにちょっと心が癒されました。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-13 04:37:02) |
1626. 大帝の剣
ちゃんと助けてよ!で笑った。 表現がいちいちグロテスクなのが気に入らないけど、こういう開き直ったB級コメディもたまには悪くないかも知れない。 総評としてはいまいちなんだけど、所々笑えたので損はしてないと思う。 長谷川京子のコントもこの作風にはマッチしていて良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-12 13:48:32) |
1627. 青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~
主演の女優さんが青木さやかに見えて仕方なかった。 まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、コメディの流れに突然の鬱展開はちょっと引いた。 テーマとしては純愛なのかも知れないけど、どう見ても二股の泥沼でしかなくて、そんなにあっさりと身を引く理由がよくわからない。 ラストはいい感じに収まってるけど、なんだか納得のいかない作品でした。 [DVD(吹替)] 4点(2007-10-11 15:20:08) |
1628. 青い車
何故、アヒル?意味不明。 もしもの事故に備えて保険に入っておけということなんだろうか。 物語が見えて来ないままに終わってしまったし、どう考えても麻生久美子の無駄使いです。 [DVD(邦画)] 3点(2007-10-11 12:59:09) |
1629. 今宵、フィッツジェラルド劇場で
この作品の何が面白いのか僕には理解できなかったけど、なんとも言えない哀愁のようなものは感じられた。 もっと僕の好みにあった分野での物語だったなら、もう少し違った感想になったのかも知れないけど、このフィッツジェラルド劇場に愛着のようなものは湧かなかった。 [DVD(吹替)] 5点(2007-10-11 11:29:15) |
1630. 幸せのちから
サクセスしそうでなかなかサクセスしないサクセスサクセス詐欺のような作品だけど、最後にちゃんとサクセスしたので良かったと思う。 この困難の中でよく頑張ったという見方もあるかも知れないけど、寧ろこの困難の中だったからこそ力が発揮されたのかも知れない。 交通事故にあったという父親を心配してみせたり、わがまま言いたいところをぐっと我慢したり、息子の健気さに感心しました。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-10 12:03:49)(笑:1票) |
1631. 暗いところで待ち合わせ
僕のおばあちゃんも目が見えなくて、おばあちゃんと一緒に外に出掛けると廻りの人たちがとても親切にしてくれました。 違う世界に迷い込んだのかと思うほど、本当に親切にしてもらえたので、僕はおばあちゃんと出掛けるのが好きだった。 おばあちゃんはゆっくりとしか歩けなかったので、信号が変わるまでに横断歩道を渡り切れないこともあったけど、一度だってクラクションで追い立てられることはなかった。 おばあちゃんと僕が渡り終えるまで、その場で停止して待っていてくれる。 日本という国には、そういう優しい一面もあるんだということを僕は知っています。 この作品に出てくるような障害者に対する酷い仕打ちが現実の話じゃないことを祈りたい。 作品自体の出来としては、息を潜めて隠れ続けるという部分に違和感を感じた。 目の不自由な人はびっくりするくらいに聴覚が発達しているので、たぶんあんなふうに隠れ続けることは無理だと思う。 あと、話をしている人の方を見ないとか、オルゴールに視線を合わせないというのも可笑しな演出で、音に対する敏感さが欠如しているように感じた。 それでも、物語終盤の展開には感心するしかなくて、フィクションとしてみるなら本当によく出来たシナリオだと思います。 流石にもう1人の目撃者には気が付かなくて、やられたなぁって感じでした。 あと、劇中に登場する喋る時計は僕もプレゼントしたことがあって、嬉しそうに何度もあの無機質な音声を聞いていたおばあちゃんの姿を思い出して、ちょっと泣きそうになりました。 [DVD(邦画)] 8点(2007-10-09 14:13:50)(良:1票) |
1632. ラブソングができるまで
ラブストーリーとしては極普通の出来栄えだけど、作中に登場する曲はどれも良かった。 感動するというほどじゃないけど、安心して見ていられる感じ。 たぶんコメディのつもりで作っただろう80年代のPVも僕的にはOKだった。 あと、あのコーラとかいうエロアイドルも僕的には完全にアリ。 コーラのPVとかも作って欲しかったな。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-09 10:33:47) |
1633. ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状
このシリーズは結構好きで見ていたけど、それぞれシリーズ時の可愛さには疑問符が付く感じだったのに半分冗談で作ってるとは言え映画なのでお金を掛けてるのか、少し成長したからなのかわからないけど、みんな可愛くなってて驚いた。 特典で付いてた映像と見比べても明らかに可愛くなってるのがわかる。 まあ、それでも映画としては明らかに堀北真希の無駄使いでしかないんだけどね。 とりあえず面白いとか面白くないとかいう次元を超越したアイドル鑑賞作品なので、可愛ければそれでいいんでしょうね。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-07 15:37:07) |
1634. ホリデイ
それぞれのエピソードがよく出来ていて、良質のラブストーリーに仕上がっている。 次から次に違う女から電話が掛かってくる理由や薦めた映画の理由がきっちりと伏線として機能していて、そういうことだったのねと納得できる。 丁寧に構成されたシナリオに映画に対する良心を感じた。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-05 09:25:50)(良:2票) |
1635. ありがとう (2006)
震災の描写が余りにもリアルで涙が止まらなかった。 僕が神戸入りした時にはもう長田の街は焼け野原で、それまでの数日間の出来事を実体験したわけではないけど、まるで自分の身に起きた出来事のように感じられて怖かった。 この作品は僕のような震災を体験しなかった人が観たとしても、その経験を共有できるくらいによく出来ているんじゃないだろうか。 被災した人たちから言わせるとそんな生易しいものじゃないと笑われるかも知れないけど、何も知らないよりは遥かにマシでしょう。 中盤の復興過程がやや駆け足だったことと一部の役者のイントネーションに違和感を覚えるのがちょっと不満。 あと、主演の赤井英和がちょっと若すぎる? でも、全体としては本当によく出来た作品に仕上がっていると思います。 終盤はがんばろう神戸のゴルフ版といった感じで、展開的にはあり得ないと思いつつも自然と応援していて、ベタな演出ではあったけど素直に感動しました。 たぶん自然災害はこれからも多くの人を悲しませ続けるのだろうけど、日頃の備えと困難に負けない強い心が大切なんでしょうね。 そんな時に僕には何ができるのかをもっとよく考えてみたいと思います。 [DVD(邦画)] 9点(2007-10-03 04:48:43) |
1636. 秒速5センチメートル(2007)
とりあえず背景が素晴らしい。 ただ綺麗な背景というだけなら、他にもクオリティの高い作品はあるけど、この作品は背景を含めた構図が素晴らしい。 これが単なる感性の良さなのか、レイアウトの時点で構想を練って作り上げられたものなのか、ちょっと気になる。 あと、選曲もいい。 というか、『One more time, One more chance』の為に作った長いPVといった感じ。 この曲が嫌いでなければ、1回は見ておいて損はないでしょう。 物語に関しては短編ということもあって、描かれてない部分は想像で補うしかないけど、僕の想像によると名作としか言いようがない。 飽くまでも僕視点での評価だけどね。 とりあえず1話目はピュアで心洗われるような話。 2話目は切なくて泣きそうになる話。まあ、僕は泣きましたが・・・。 3話目は現実的な女と妄想的な男の対比が残酷な話。 まあ、人生なんてそんなもんです。 高校時代に戻ってやり直したいとか思っても、もう遅いわけです。 あんまり好きじゃなくても、妥協して食べられる時に食べておかないといけないというあり難い教訓を活かして、好き嫌い言わずに生きていきたいと思いました。 [DVD(邦画)] 9点(2007-10-02 21:05:49) |
1637. あなたになら言える秘密のこと
この作品を生温い恋愛映画か何かと思って観たら、恐らくこの驚くほどの重たさに面食らうだろう。 主人公であるハンナは多くを語らず、とにかく謎に包まれている。 なかなか言おうとしない秘密のことが少し気になるけど、話したくないなら話さなくてもいいような気もした。 たぶんこの作品は戦争映画だ。 銃や戦場は出て来ないけど、戦争映画以外のカテゴリーに分類するのは間違ってるような気がする。 まあ、そんなことはどうでもいいんだけどね。 作中にはたくさんの音楽が出てくる。 僕は音楽にそんなに詳しいわけじゃないけど、たぶん世界各国の曲が挿入歌として使われている。 それはつまりこの物語は世界中のすべての人に関わる問題なんだということを訴えているのだろう。 そんな中に日本の曲も含まれているというのがまた重い。 見知らぬ遠い国の物語のようでいて、僕らとは無関係とも言えないような複雑な心境になる。 物語の終盤にはハンナが重い口を開いて、秘密のことを話して聞かせてくれるけど、それは彼女なりの愛の告白だったのかも知れない。 あまりにも重過ぎて僕はちょっと引いちゃったけど。 [DVD(吹替)] 9点(2007-10-01 12:36:06)(良:1票) |
1638. 300 <スリーハンドレッド>
話としては面白味に欠けるけど、スパルタ兵のかっこ良さは充分に表現できてたんじゃないかな。 ペルシア軍もいろいろと凝ってて面白かった。 ゾウさんが意外と弱かったのにはがっかりだけどね。 [DVD(吹替)] 6点(2007-09-30 03:28:28) |
1639. キル・ビル Vol.1(日本版)
ただ復讐するだけの単純なストーリーだけど、斬新なチャンバラアクションは見応えがあったと思う。 レビューを書こうとしてアメリカ版と日本版があるということを知ったけど、 アメリカ版は残酷なシーンがカットされて上映時間が2分ほど短いらしい。 僕の記憶が確かなら、残酷なシーンは2分なんてもんじゃなかったけどね。 [DVD(吹替)] 7点(2007-09-23 04:22:29) |
1640. 初恋のきた道
こういったストレートな物語もたまにはいいもんだ。 捻りのないシンプルさが逆に新鮮に思えるくらいだった。 僕としては、純愛を描いたラブストーリーというよりは、親子愛を描いた人間ドラマのように感じた。 ラストの落とし方も心が温まるようでいい。 [DVD(吹替)] 7点(2007-09-11 03:41:55) |