161. パトリオット
充分大作の名に値する映画。ただ、私も「ブレイブハート」の方が圧倒的に好きだな~。英国兵を悪者にする為に、かなり凶悪な人を仕立て上げ(笑)ましたが、彼と最後に1対1の勝負になったのは、やはりエンターテイメントに徹した為だろうか?その点が私にはちょっと興醒めでマイナス要素になってしまった。末娘がパパの名を呼んで追いかけるシーンとか、いくつか胸が熱くなる事があったのは確か。またいつか観てみたい映画です。 7点(2003-09-11 02:11:36) |
162. ギャング・オブ・ニューヨーク
うーん、登場人物の行動や、思いなど全てがバラバラ。意味不明な行動や動機が多い。結局、何がなんだか判らないままラストになっていた。アメリカ人じゃないと判らない映画なんだろうけど、単純に映画としては面白くなった。もう1回観たいと思わないし、人に薦める事もない映画ですね。 3点(2003-09-11 02:02:41) |
163. 猫の恩返し
えーっとですね、「大人」が「大人の視点」でこの作品を評価するのはいかがなものかと?子供はすごく喜んでる現実もあるんです。なんて言うのかな、私が昔、子供の頃にTVでよくやってた「おとぎ話」レベルの作品だと思うのです。ただ、皆様の不満もよく理解は出来る。「天下のジブリ作品」だし、かりそめにも企画に「宮崎駿」の名前もある。これはかなり大きい・・・。ついでに言うと「映画公開作品」だから、それなりのグレードを期待したのもやむ得ない。ジブリの広報も良くない。もっとこの作品は「子供向けのおとぎ話」である事を積極的にアピールしていれば良かったのに。宮崎駿で、ジブリで、映画とくれば、世の中の期待の反応が違う事を認識すべき。この「猫の恩返し」は正直そこまで求められるにはあまりにも酷な作品だった。幼児向けの絵本に、大袈裟な表現かもしれないが太宰治賞や、ノーベル文学賞クラスの「高邁」さを求めるのに等しい。なんというか、正直この作品が可哀想だと思ってしまった。別にいいじゃないですか、こんな軽くて、あっさりしてて、単純で、アリス風な物語でも。私は良かったと思います。私はトトロ以上に子供に見せてあげられる良作品じゃないかと。ちなみにジブリ系としては本当に久し振りに、ヒロイン役の声が安心して聞けたのは大きい!池脇千鶴はかなり上手に頑張っていたと感じて、とても好感が持てました。全体的に声優のキャストがいいと思います。 7点(2003-09-11 01:54:51)(良:3票) |
164. コマンドー
シュワちゃんがシュワちゃんたりえてる映画。彼の魅力全開じゃないでしょうか?単純明快、勧善懲悪。ある意味映画らしい映画ですな~。全然嫌いじゃないです(笑)。6点評価は低いかもしれませんが、これくらいが丁度いい映画じゃないでしょうか?むしろ高い評価は邪魔な作品だと思います。 6点(2003-09-10 09:57:44) |
165. レッド・ドラゴン(2002)
よくある評価だと思いますが、「ハンニバル」以上「羊たちの沈黙」未満の出来ですね。ハンニバルの失敗を本当によくここまで修正できた手腕に、喝采を送りたい。しかし不満もある。噛み付き魔は正直浮いている。俳優が悪いのか、演技が悪いのか、それと演出が悪いのか?とにかくあまりピンと来なかった。ストーリーは途中まで案外単調で、肩の力を抜いて観ていたが、最後の最後で久し振りに相当な緊張感があったのは良かった。ひねりの利かせ方が今回はよく出来ていたと思います。 7点(2003-09-10 09:46:25) |
166. マイノリティ・リポート
うーん、主人公の上司が実は悪役で、裏で手を回していた・・・・・。こういうパターン、アメリカ映画ではかなり、やけに、非常に多いと思いませんか?なので、つい最初からこの人は・・・みたいな感じで先が簡単に読めてしまって、実際予想通りの結末だった。そのくせ途中の展開は判り難くしていて、観客置いてけぼりのストーリー展開には疲れを感じた。映像描写は面白かった。スパイダーや嘔吐棒は将来できそうな感じがした(笑)。まぁまぁだったかな?一見の価値はある映画だとは思います。それにして私はスピルバーグ作品に全く期待しなくなって十数年経ちますが、今回もまたまた「期待してない」に応えてしまった結果だった。なにかこう、パターンみたいなものが感じてしまって興ざめするのは私だけでしょうか? 5点(2003-09-10 09:32:47) |
167. 人狼 JIN-ROH
まず、昨今の目の大きいアニメキャラが大嫌いな私としては、リアルなキャラは大変好感が持てた。キャラが本当に「日本人」であり、「アジア人」だったのは、アニメとしてはかなり新鮮な驚きだった。なんとなく思ったのは、こういうキャラだと絶対世間の「売れ筋路線」から外れた、あえて厳しい選択を選んだような感じがした。TVドラマで言えば、かわいいアイドルや人気女優、外見だけの男優を使わないでドラマを作る事に似ている。製作者陣の「気概」の様なものを感じました。こういうアニメが作られている間は、日本のアニメもまだまだ救いがあると思います。とはいえ、作品自体の評価となると厳しくならざるを得ない。やはり物語の背景にある「政治の力関係」が私のような初見の者には判り難く、人物の描写もリアルはリアルなのですが、無表情過ぎる。もう少し演技させてもよかったのでは?あと、声優ですが、既に指摘された方もいますが、女の演技があれでは・・・。せっかくの世界観が失われて、1人浮いている印象でした。押井氏の作品は嫌いではないのですが、今回は厳しく6点です・・・ね。ただ、こういった作品はアニメからもっと出てきてほしいと思います。「萌え」が中心の現在のアニメ世界に風穴を通してほしい。 6点(2003-09-10 09:22:32) |
168. 禁じられた遊び(1952)
子供達のあどけなさが胸に沁みる作品。白黒なのに色々感じる事の多い映像だった。 6点(2003-09-09 06:31:02) |
169. 写楽
片岡鶴太郎が出演していて、ひょうきん族のイメージしかなかった私としては、こんな面白い演技が出来る人なんだ!と感心したのを覚えています。TV1回見たきりの作品でしたが、可も無く不可も無く、普通に及第点の映画でした。 5点(2003-09-09 06:08:08) |
170. 時をかける少女(1983)
原田知世のファン以外は見れたもんじゃない映画。それにしても本当に歌が下手・・・( ;゜Д゜)当時のアイドル系に属するほとんど全ての歌手の歌唱力の低さといったら、今から見ると本当に恥ずかしいくらい。映画の話から外れるが、今の若手の歌い手(古い表現・・・)は、本当に聴かせられる歌を歌える人が多くなったのは喜ばしい。お陰で私の思春期の音楽は洋楽中心にならざるを得なかった(汗)。この映画の内容の陳腐さには最後まで見るには根性が必要だった記憶があった。 2点(2003-09-09 05:51:24) |
171. ターミネーター
ちょい甘の7点です。私は断然2派なのですが、この作品あっての2や3(まだ見てないが)だと思います。SFXの作りの甘さがあるのは仕方が無い。その時代の技術というものがあるので。内容は結構凝っていて面白く、かなり夢中になって楽しめました。1の出来が良かったからこそ、あれだけの2の出来に繋がったと思います。 7点(2003-09-09 05:22:00) |
172. 二百三高地
最近この手の邦画が少なくて寂しいと感じるのは私もその一人です。わかるんです、日本は戦争映画作るの下手なのが。作っても売れないのも。せっかく作っても結局、役者のせいで「現代の香り」が強く出てしまって白けるのも。だけど、戦争賛美じゃ決してなく、日本の一つの歴史の財産として、かっての日本の「戦(いくさ)」をもっと真正面から向き合った、日本の戦争映画がほしいです。そういう意味ではこの203高地は中々の出来。歌もポイント大きいのは私も賛同します(笑)。 7点(2003-09-09 05:12:45) |
173. 2001年宇宙の旅
本当にこれが1960年代の映像?と見紛うばかりの出来に、はじめて見た時に唖然。ストーリーも、うぉぉ??とばかりにいきなり石器時代から宇宙に飛んだ時の衝動。私は90年代の初頭にビデオで見てこれだけの衝撃を受けたので、リアルタイムに見た人の驚きは相当なものであったのは、想像がつきます。ちなみにスローな展開は仕方が無いのでしょうが、やはり退屈。あと、やっぱり難解かな?誰でも楽しめる映画ではないですね。でも何故か気になるし、もう1回見てみたいと思わせる映画です。 6点(2003-09-09 05:03:51) |
174. 火の鳥 鳳凰編
今にして思うと私が唯一劇場で観た「手塚アニメ」がこれでした。まだ原作も読んでいない頃でしたが、たぶん当時の私は面白いと感じていたはずなのです。後年、原作を読んでからは、「あ、この場面があの映画になっていたんだ」と判ってから、この映画の奥深さに気がついた。が、やはり私も原作の方がずっといいなと思いました。 5点(2003-09-09 04:39:15) |
175. 八甲田山
たしかTVか何かで中学か高校の頃に見た。1回みただけで引き込まれてしまった。吹雪の描写に難ありとの意見もありますが、私はこの映画の自然描写に魅せられて、俳優の迫真の演技もよかったので、隊員達の苦労ぶりや、ずるずると深みに嵌って、遭難していく様がとても印象に残りました。あと、高倉健以下のの演じる明治の日本軍の描写なんですが、案内人の女の人に敬礼をするシーンがあったのですが、映画上の演出とわかっていても、この頃の兵隊は本当の意味でかっこよかったんじゃないかと感じました。礼儀も節度もあったのだと思いましたね。(この映画にはそうじゃない人も多く出てますけどね^^;) 8点(2003-09-09 04:23:16) |
176. 魔女の宅急便(1989)
気になったのは、キキの声優さんの肩に力が入った(ように感じる)演技が、ちょっと気になった。それと、途中の絵描きの女の子の家に行くあたりの話の展開のまどろこしさ。あと皆さんも仰られているように、最後にジジが言葉を取り戻してなかったのが、私もちょっと納得できなかった。でも好きな作品です。少々厳しく評価で6点ですね。 6点(2003-09-09 03:59:38) |
177. 戦場のピアニスト
ちょっと大甘の8点です。でも映画は大変良かったのではないでしょうか?良くも悪くも、とにかく「あるがまま」の現実主義に徹した作品だと思います。この映画の残虐描写や、荒れた街角に所々に無造作に置かれているリアルな死体。戦争において、恐らく日常的なこの映像を淡々と、そして、特に積極的に悲惨さをアピールしたわけではなかった点に、むしろ畏敬の念を感じた。「シンドラーのリスト」は壮大に悲惨だったが、「戦場のピアニスト」日常的に、リアルに悲惨で私は胸が締め付けられた。これが苦手な人は、結局「重くて」、「悲しくて」、「怖い」としか思えないのだろう。それが間違いとは言わないが、その裏にある監督の真の狙いを感じるには浅い感じ方ではないかと思う。そして、残酷なシーンに人間としての「業」を感じ、真摯になったり、過去の日本の行動に思いを馳せるのもこれまた悪いとは言わないが、常にこの手の映画によくある、ナチス犯罪批判や、日本軍の過去の批判論に簡単にもっていかれる人達がいる事への、視野の狭さに暗澹たる気持ちになります。この映画、それだけじゃないでしょう?言っておいて私自身、うまく言えないのですが・・・・・。話変わって、例のオスギのCMは、あんなもん無視してていいと思います。所詮あんな人だと思うので。作品の評価にはまったく影響なんぞ、あたえようも無いでしょう。 <<2004年12月12日のTV放映版を鑑賞した後の追加コメント>>TVで久し振りに本作を見ましたが、2回目の今日は涙があふれました。見れば見るほど、何かもっと凄い、奥深いものを感じる事ができました。 8点(2003-09-09 03:52:32)(良:1票) |
178. 鮫肌男と桃尻女
漫画はオチを着けない独特の終わり方が、何気にいい感じの作品になってたのですが、映画はオチを着けましたね。それはいいとして、私はここずっと最近の邦画が嫌いなのは、特に意味の無い無駄ダジャレが多く、しかも大して面白くないのに、それに時間を費やして誤魔化して(いるように感じる)のが私的にはダメですね。あと、相変わらず演技の下手な役者が多すぎる。小日向ははなから期待してなので置いといて、他のベテランのはずの役者連中が、かったるい演技をしているのは残念。特徴のある役柄を演じてる人もいたのですが、映画全体としてはとにかく単調な演技が目立ちました。まぁ、もとからそんなに期待してなかったので、こんなもんだと感じました。 4点(2003-09-09 03:06:35) |
179. 226
バブル真っ最中の、今にして思えば信じ難いほどの超豪華キャスト勢揃いの凄まじい日本映画。配役のほとんどが一流か有名人が大半なので、それだけでも見る価値あります。ただ少し惜しいのが、意気込みに内容がやや追いつかず、若干ストーリーが平坦に進んでしまったのは残念。時代背景も当時の日本映画にしてはしっかり作られているのだが、どうしても詰めの甘さが出てしまっている。ただし、役者は一生懸命演技しているのは画面からは伝わりました。やや厳しく評価で6点とさせて頂きます。それにしても226事件はいくら調べても、勉強しても中々全体像の見えてこない複雑な事件ですね。難しい。。。 6点(2003-08-05 02:46:44) |
180. 八つ墓村(1977)
これも子供の頃TV放映されてて、観てしまった。怖かったな~。ガキンチョだった私は暫くの間、様々な映像シーンが頭から離れなくて怖かったです。「た~た~りぃ~じゃぁ~!」は確かに凄く流行ってた(笑)。懐かしい・・・ 5点(2003-07-28 01:03:20) |