161. エイリアン
あまりのオリジナリティの高さ故、映画界に「SFホラー」なる言葉を造らせてしまったとんでもない作品。 宇宙空間に漂う宇宙船という密室、決して外へ出ることが許されない閉塞した空間での「恐怖」との対峙というプロットを用いて、見事に観客を震え上がらせた、まさしくSFホラーの金字塔である。 宇宙船を汚らしく汚してリアルさをかもし出したのも、この作品からではなかっただろうか。 9点(2004-05-02 12:47:39)(良:1票) |
162. エアフォース・ワン
空飛ぶ「ナカトミビル」、空の「ダイハード」と言う印象を受けた作品。 内容的には佳作であろうが、この手の作品もアイデア不足か、公開当時で既に、目新しさを感じなかった。 可も無く不可も無くと言ったところ。 だいたいテロモノのアクション作品と来ると既に「ダイハード」を彷彿とさせてしまうのは、いた仕方ないところか。 5点(2004-05-02 12:43:02) |
163. 運動靴と赤い金魚
兄のアリと妹のザーラが、けな気で可愛い。 その上、脚本がしっかりしていて、日常のちょっとしたことが、小さな兄と妹の二人にとってはとてつもない大事件であり大冒険に映っているという視点の見せ方が、とにかくうまい。 観客も子供たちの視点に終始置かれているので思わず手に汗を握ってしまうのだ。 クライマックスのマラソン大会の見せ方も唸ったし、最後のオチも素晴らしい。 とにかく素敵な作品だ。 9点(2004-05-02 12:38:24)(良:1票) |
164. ウォー・ゲーム(1983)
観ているモノの頭を無理やり、最初から極度の緊張感に突っ込む手法と言い、問題が流れ出してからの見せ方と言い極上級である。 何度観ても面白い。 暴走するコンピュータの無機質な音声が雰囲気を盛り上げる。 ジョン・バダム作品の中でも、傑作中の傑作だ。 8点(2004-05-02 12:33:57) |
165. ウイラード(1971)
《ネタバレ》 主演は、「いちご白書」のブルース・デービソン。 上司役に、「ポセイドン・アドベンチャー」のアーネスト・ボーグナインが出演している。 ブルース・デービソンは近年どうしてるのかと思っていたら、「X-メン」の上院議員役などでチラリホラリと見かけました。 ベンを筆頭に無数のネズミたちの演技がいろんな意味で特筆モノ(?)であるし、敵役のアーネスト・ボーグナインにブルース・デービソン扮するウィラードがネズミをけしかける時の復讐劇としてのカタルシスには素晴らしいものがある。 しかし、実は復讐を終えた後に動物パニック作品としての恐怖と本性が現出するのだ。 作品自体はB級なのでネズミの不自然な演技(?)は気にしないように、大きなアラはご愛敬です。 9点(2004-05-02 12:25:00) |
166. イン&アウト
《ネタバレ》 最初は少し期待したのだが、意外性とどんでん返しが売りかと思って見ていたら、結局最後まで笑う所もなくマジホモだったっていうオチ(?)で終わってしまった。 それじゃ、ギャグにもコメディにもなっていないじゃないか。 お前らの狙いは一体何だ? 0点(2004-05-02 12:09:51) |
167. アルマゲドン(1998)
隕石が飛来するCGIは圧倒的で凄い。 そこだけを延々と観ていたい気さえするほどだ。 ストーリーに関してはそれほど魅力的な所はない。 本作にせよ「ディープ・インパクト」にせよ、隕石モノは、プロットしては格段、珍しくは無い。 古くは「妖星ゴラス」や「メテオ」などという作品が作られているし、シナリオ面から言えば、地球への巨大隕石の飛来という状況にアメリカと旧ソ連の政治的な思惑が絡んで進行する「メテオ」の方が緊迫感があって面白い。 映像技術が凄いのは認めるが、「世界の終焉」をテーマにした映画は1970年代頃までにかなりの数の作品が輩出されているため、アイデア面も既に出切っているのかもしれない。 4点(2004-05-02 12:00:07)(良:1票) |
168. 深海からの物体X
突っ込み所満載で、笑いが止まらない、B級モンスターホラー作品。 B級の鑑と言っても過言ではない。 7点(2004-01-28 17:20:53) |
169. レインマン
《ネタバレ》 作品によって、こうも出来、不出来が明確に出てしまう監督も珍しいバリー・レビンソンの作品。 「スフィア」や「スリーパーズ」等、本作以降の監督作では駄作が目立つだけに、監督作品中では、おそらく最高傑作ではないかと思われる。 良く出来たシナリオと、それを補って余りあるのは、トム・クルーズのエネルギッシュな演技もさることながら、ダスティン・ホフマンの圧倒的な演技力のおかげによる所が大きい。 劇中、切れの良い多数の名シーンがこの作品にはあるだけに、比較的ぼんやりとしたエンディングに対して賛否あるかもしれないが、余韻と切なさで尾を引くあの終わり方が最も正解だろう。 この作品自体、シーンの全てにおいて個性的な「雰囲気」でおおわれたシークェンスの集合体なのだ。 完璧に近い作品である。ちなみに私が好きなシーンは、破産したことを知ったトムが荒野で「Son of a bitch!」と叫んでコダマするところ。カントリーソングがフェードインしてきて、曲と相まって独特な絶望感と焦燥感の雰囲気を醸し出している。このシーンが素晴らしいので、後のカジノでの快進撃でカタルシスが得られるのだ。 10点(2004-01-28 17:06:50) |
170. フィールド・オブ・ドリームス
この作品を観ると、いつもラスト辺りから涙が溢れてきてしょうがない。この作品のことを思っただけで、涙が浮かんでくる。観れば、必ず、恥ずかしいくらいに溢れて止まらないので、最近ではあんまり、嫁や子供たちと一緒に観ないことにしている。この作品が好きだったおかげで、長い間喧嘩していた親父と、亡くなる半年前に仲直りすることができたのかもしれない。きっと、これを観ていたから。心の奥に、「頑なであってはならない」と思わせる何かが動いたのだと思う。この作品のおかげだ。 きっと。 蛇足ですが、テレンス・マン役のジェームズ・アール・ジョーンズは、ダース・ベイダーの声だ。そう思って見るとまた一興。 10点(2004-01-28 16:41:40)(良:1票) |
171. だいじょうぶマイフレンド
公開当時、友達と見に行ったのだが、見終わった後、俺も友達も二人とも、全くだいじょうぶでは無かった。いろんな映画をそいつとは見倒したが、今もその友達とこの映画について語ることはない。やつはこの作品を鑑賞した事実を記憶から消すのに成功したようだ。俺も早く、抹消せねば! 0点(2004-01-28 16:28:08)(笑:2票) |
172. ダリル/秘められた巨大な謎を追って
どういう作品なのかも、どういうジャンルなのかも一切知らずに、何の先入観もなく鑑賞したので、かなり楽しめましたし、今でも好きな作品の一つになってしまってます。映画ってなーんにも知らないで見るというのが、驚きも感動も真っ白の状態に注入されてくるので、一番楽しめる見方なのでしょうね、きっと。 7点(2004-01-28 16:20:14) |
173. パール・ハーバー
作品としては、全体的に長すぎるのが致命的であるのと、真珠湾攻撃の見せ方撮り方が凡庸で冗長で飽きが来る。この辺りは、「トラ・トラ・トラ」とか旧「スターウォーズ」シリーズなどをもっと研究すべきである。次に、真珠湾攻撃とそれまでの話がリンクしておらず、無理やり経緯をつけて、こじつけたメロドラマになってしまっている点が、既に作品の存在価値すらを疑わせてしまう。一体何を目指して何を作りたかったのかがさっぱりわからない。次に、「真珠湾攻撃」という史実面から見てしまうと、もう論外です。評価する点が見当たりません。 0点(2004-01-28 16:04:39) |
174. タイタニック(1997)
歴史的海難事故:タイタニック遭難事件をメロドラマに仕立てあげてしまったキャメロンは重罪人である。 純粋にドキュメンタリー・パニック作品として撮って欲しかった。 昔、TVで観たモノクロ作品『SOS!タイタニック』の方が遥かに恐怖を覚えたし、感動的でもあったが、何よりも良質な作品であったと思う。 1点(2004-01-28 15:49:56)(良:2票) |
175. Z
役者としてのイヴ・モンタンが好きだったのもあって、最初にこの作品を深夜放送で見たときから、最も好きな作品になったと言ってもいいかもしれない。 ①事件が起こるまで。②事件が起こって調査に乗り出すまで。③調査開始からクライマックスまで。 と、大別して3つに分けることができるのだが、後半以降、特に③辺りから、アドレナリンが最大限に分泌される。 常に冷静で、思想に囚われずに客観性を重視しながら聞き取り調査を進めていく検事が、ある段階に来て、思わず口を滑らせ、 記録担当係に再確認される辺り、ユーモアのセンスがキラリと光ると共に、心理描写としても非常にうまい。 そしてエンドロール間際の最後の語りは何度見ても鳥肌モノだ。 [地上波(吹替)] 10点(2003-12-21 19:30:53) |
176. 未知への飛行
長丁場な作品であるのと、モノクロである上に導入部が長いのでやや冗長な感じは否めない。 ただ、そこさえ絶え忍べば、後はひたすら手に汗握る展開を約束されている。 シナリオがかなり秀逸であるため、劇としてしっかりと見せて、観客をグイグイ引っ張って行く。 シドニー・ルメット監督のこのあたりの作り込みのテクニックは素晴らしく、 「12人の怒れる男」同様の真価をここでも発揮している。 その確かな演劇の上に築かれているクライマックスは、尚ショッキングであるが、 何よりもホワイトハウスとクレムリンのホットラインによるやりとりの緊迫感は他に類を見ない。 通訳を介してのやりとりであるが故に、状況の進退が微妙なニュアンスで変転するという緊張感に張り詰めている。 私的にはこの作品は「12人の怒れる男」より上だ。 「博士の異常な愛情・・・」と同時期に製作公開され、テーマが似通ったせいか、 日本劇場未公開であるが、私はキューブリックのそれよりも、こちらの方が好きだ。 [DVD(字幕)] 10点(2003-12-06 14:19:12)(良:2票) |