161. ウォータームーン
わたくし、この映画を劇場で見た奇特な人間の中の一人で有ります。ホモの坊さんと宇宙人が登場します。劇場でみた映画の中ではブッチギリの最低作品です。しかし、「金返せ!」とは絶対に言いません。こんな映画をセレクトした自分に責任が有るからです。 1点(2004-08-31 14:03:24) |
162. RETURNER リターナー
時間軸を利用したタイムトラベルものは、脚本・演出に手を加えやすいので面白くて当たり前だということを先に言っておきたい。が、この作品に関しては残念ながらそれは当てはまらない。時間軸のいじりかたが大人しくて、「なるほど!」という感度が無い。このジャンルの映画に一番大切なのは脚本なのに、思いっきり手を抜いています。 壮大なテーマを掲げている割にSFとして世界観が狭い。未来像を語る上でも、場所は狭い所に限定されているし(研究所?)、そこに居る人達の出で立ちも古い。宇宙人のロボットもどこかで見たことのあるデザインで新鮮味がゼロ(バリアも含む)。 作品の9割が現代の日本を舞台としています。変化に乏しく、苦肉の低予算映画というのが伺える。 それに、戦闘機(ハイヤー?)やジャンボジェット機がマクロスのように変形する描写が格好悪い。誰かが趣味で創ったのでしょうが、作品に反映されていません。 あと、どうしても気になったのが岸谷五朗。キレた演技は全てああいう風にしないといけないと思っているのでしょうか? あれはプロの俳優がする仕事ではない。 それと、「樹木希林はカウンターに立たせるな」ということをくれぐれも言っておきたい(フジカラー)。 2点(2004-08-30 09:20:18) |
163. RONIN
カーチェイスが2回も有るのはしつこい。しかも同じような演出ですし・・・。 「裏切り」という題材をモチーフにしているのですが、誰が裏切るのかバラし過ぎている為に「驚き」が無く、せっかくのテーマが活かされていない。よくあるシナリオも面白味が無かった。凡作です。 4点(2004-08-30 08:54:42) |
164. ロボコップ3
ロボコップが空を飛ぶというのはやっぱりダサいな。忍者型人造人間?も同じように格好悪い。細かいことは考えずに見たが、それでも面白くなかった。 1点(2004-08-27 13:27:07) |
165. ロボコップ2
戦闘シーンも地味だし、アクション性にしてもカッコ悪い。ストーリーは言うまでもなく面白くない(ガキどもがむかつく)。それに何と言ってもロボコップの顔が気持ち悪い。 2点(2004-08-27 13:20:17) |
166. ロボコップ(1987)
悪党の一味にマーフィーが殺されるシーンは生々しくて怖いぐらいだった。が、その後の展開は安っぽいシナリオで、生前の記憶に苦しむマーフィーの苦悩を描こうとしているのは分かるのですが、心にグッとくるようなドラマ性は無かった。 人が入ってるのがバレバレなロボコップの動き(雰囲気)も凄く嫌だったし、まるで昔テレビでやってた「宇宙刑事ギャバン」みたいでした。 5点(2004-08-27 13:12:00) |
167. ノック・オフ
相変わらずのバンダム作品です。この作品は低予算を感じさせてくれます。特に爆発シーンは爆薬をケチッて炎を合成しています。 アクションにしても以前の作品と比べて代わり映えしないし、新鮮に楽しめるシーンは皆無だった。時折バンダムの表情がアップで写るのですが、それを見て「彼も歳をとったな」とつくづく感じてしまいました。 あと、これは余談だけど『ジャジャン・ジャ・ジャンジャン・ジャンクロード!、ババン・バ・バンバン・バンバ・バンダム!』というテレビのコマーシャルはとても面白かった。 3点(2004-08-27 12:53:59)(笑:1票) |
168. ドラキュラ(1992)
今のところ一番原作に近いドラキュラではないでしょうか。終始暗い映像なのは、特殊効果というか、特殊メイクに綻びを感じさせないための一つの手段のように思えます。薄気味悪い雰囲気がよく醸し出されていたし、演出も明確で(画像は分かりづらいが)気持ちよく見れる。特に城に向かって馬車を爆走させるシーンは興奮します。 ドラキュラ公、エリザベータ、ヴァン・ヘルシングといったビックネーム達のエピソードが忠実に語られるのが嬉しい。 7点(2004-08-26 11:52:46) |
169. 名探偵登場
ミス・マープル、ポワロ(名前が違ってたけど・・・)は分かったのですが、変な中国人とか他の登場人物は分かりませんでした。シャーロック・ホームズは大好きでほとんどの作品を読んでいるのですが、その他の推理小説には弱いため今ひとつパロディーに乗っていけませんでした。ただ、独特の癖のあるシナリオには魅力を感じたし、少々安っぽいけどそこがまた良い味を出しているように思う。 しかし、ミステリーに相当詳しくないと100%楽しめない作品だとつくずく感じた。 5点(2004-08-26 11:41:02) |
170. BROTHER
これまた監督得意のバイオレンス作品なのですが、本当に飽きましたね。シナリオが単純なのは良いのだけれど、演出が過去の作品と類似し過ぎている。監督の作品には珍しくB級感さえ漂うほどの仕上がりです。少し遊び感覚で自分の好きなモノを撮りたかったのかも知れません。 3点(2004-08-25 18:55:33) |
171. HANA-BI
ストーリーは単純。ラストのオチも単純。それ故にあとは演出と演技力、そして何より音楽で勝負しないといけない難しいタイプの作品です。 淡々と起伏のない映像は『味』を意識したものだと思うが、少々しつこくて面白味が無い。シナリオが平坦なのでよく目立つ。自分で演出しているので、武のキャラは有る意味ハマッているのだが、岸本加世子はキャスティングが違うような気も・・・。良妻賢母を押しつけすぎる演技にも疑問。 監督はバイオレンスに固執している(得意なのは分かるが)。ヤクザなしでは作品が成り立たないのではないかという気後れが有るのかな? 愛と暴力が監督のテーマなのだろうが、ずっとこのテーマで同じ演出ですもんね・・・。 5点(2004-08-25 18:47:14) |
172. 菊次郎の夏
ギャグが冴えないなぁ・・・。監督はブラックな感じの笑いが苦手なのかな。暴力シーンも飽きたなぁ。演出がこれまでの作品と似たり寄ったりな所が残念。なんか、芸術ぶった創りも好きになれない。 ただ、シナリオは大変面白い。愚行と善意が隣り合わせに混在していることって有ると思います。両極端だけどそれぞれに意味が有りそうで、そんな感じがよく出ていると思います。妙な『優しさ』を感じさせる不思議な作品。 あと、ここはレビューの場です。イチャモンが出るのは当たり前。↑ソレこそイチャモンなんだよ。大丈夫? ・・・・・【THE HAUNTED MADE ME DO IT】さん。大変申し訳有りません。勘違いしてしまいました。お恥ずかしい限りです。どうかご容赦を。 武監督の映画では「その男凶暴につき」が大好きなので、ヤクザやチンピラを語るなら徹底的にやってもらいたいです。なんか最近の監督は、妙に“人情ドラマ”を引っ張り出して、そこにヤクザを中途半端に使っちゃってます。下手にミックスさせるよりも、“人情なら徹底して人情”“バイオレンスならトコトン、バイオレンス”といった具合にやって頂きたい。 7点(2004-08-25 18:22:27)(笑:1票) (良:1票) |
173. Kids Return キッズ・リターン
面白いです。リーダー格のマサルと大人しいシンジのコンストラクションの出し方がリアルに上手い。将来何をやったら良いのか分からない若者の葛藤がさり気なく表現されている。 事の成り行きで2人ともボクシングを始めるのですが、マサルではなくシンジが頭角を現すところがこれまたリアルで皮肉。 ラストで自転車に乗って母校をグルグル回るシーンは憎い演出です。 ただ、随所に見せるギャグは面白くないからいらない。 あと、どうしても出てくるね。ヤクザ。 7点(2004-08-25 18:06:15) |
174. ソナチネ(1993)
前作で余程沖縄が気に入ったようですね。作品の背景として沖縄の自然を撮るのではなく、芸術ぶったカメラワークが大嫌い。 そして出ました『暴力団』。専門家ですね。抗争が大好きです。壮絶な殺しのシーンも「その男~」「3-4X10月」で慣れてきました。 それにしても日本の役者って表情が無いね。昔ながらの役者もみんなそんな感じですが、これは伝統なのでしょうか。不気味さは伝わるのですが、それ一手の演技なので情緒が湧かず、つまらない。音楽にしても恩着せがましくクドイ。荒々しさが欠けて『妙な芸術』に走ってしまっているように感じた。 4点(2004-08-25 17:58:01) |
175. 3-4X10月
映画的に武の最低作品。まず演技がボロボロ(特に軍団)。素人ばかりなんだからそれも当たり前であるが、豊川や石田まであの演技では・・・。 ストーリーは監督の『得意技』であるヤクザもの。と言うよりも、この監督の作品には絶対にヤクザが出てきます。この作品に関してはその『得意技』も墜落気味。2作目にしてマンネリ感が漂い、ラストのタンクローリー突入という陳腐なシナリオには愕然とした。しかもその後にトドメの夢落ち。失敗作だ。 2点(2004-08-25 17:40:55) |
176. その男、凶暴につき
《ネタバレ》 我妻諒介の『暴力には暴力を』というやり方は嫌いではない。だからダーティー・ハリーも大好きなのです。この作品の中のシーンのように浮浪者を襲ったり、あるいは親父狩りしたり、夜中に花火をして騒音をまき散らしたり、屁のような爆音を轟かせてバイクを走らせたりと『ケツを拭く紙の価値もない人間』が横行しています。そういうヤツにはついつい『目には目を~』という気持ちにもなります。 終始暗いムードで、台詞もボソボソ。とても見づらい映像なのです。しかし、生々しい殺害シーンは緊迫感と同時に恐ろしいまでにリアリティーが有る。ラストは更に生々しく、妹を楽にさせるシーン、自ら撃たれるシーンには恐怖のあまり息をのむ。 菊池はああなってしまうのですね。リアルだ・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2004-08-25 17:26:39) |
177. フロム・ダスク・ティル・ドーン
序盤はハードボイルドな犯罪映画。しかもタランティーノ色が満載で、自ら手を撃たれちゃってます。しかし、後半になるにつれて雲行きが変わっていきます。なんと吸血鬼集団が登場!! 何だこれ! この前半・後半の差の激しさは初めての感覚。終盤はドロドロのグチョグチョの必殺B級ホラー映画と突き進む。 見終わった後は呆れかえってため息も出ません。これは模範的なB級映画です。タランティーノとは本当に破天荒な男です。 5点(2004-08-25 17:07:57) |
178. エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア
今やこういうパターンの映画がよく有りますよね(「マルコビッチ~」とか)。この作品が走りだったのかどうかは知りませんが・・・。 斬新な創りながらも、結局は同じパターンの演出。スタッフの同窓会的な作品なのでしょう。 シリーズの中で一番冷めました。余程好きな人でないと苦しいです。 1点(2004-08-25 15:04:39) |
179. エルム街の悪夢/ザ・ファイナルナイトメア
主人公が3D眼鏡を装着して乗り込んだり、子供が大量死したりとかなり大胆な仕上がりとなっています。全体的にお遊び感が漂っていて、作り手の趣味の世界が垣間伺えます。 本当にフレディーは死んだのだろうか? いや、きっと死んでないんでしょう。どうせ。 2点(2004-08-25 14:51:38) |
180. エルム街の悪夢5/ザ・ドリームチャイルド
確かに殺害シーンは工夫して創られているとは思うけど、ここまでくるとどんな演出しようがマンネリ感は拭えない。完全に限界を超えている。 2点(2004-08-25 14:40:52) |