161. アンナと過ごした4日間
《ネタバレ》 恐ろしいほど静まり返った東欧の田舎町の風景が、絵画を切り取ったかのように美しく、かつ不気味。ほとんど夢の中の風景のようにも見える。ぼろ家に寝たきりのばあちゃんと二人で住む貧乏で惨めで哀れな男の、倒錯的な愛情を描く。部屋に忍び込むシーンでは、いつアンナの目が覚めるかと、主人公以上にどきどきさせられる。が、展開の早い最近の映画を見なれた目には、ゆったりとした映像の流れと、ストーリー展開のシンプルさには、やや退屈かも。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-25 10:23:23) |
162. マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
このライブが実現していたら、伝説に残るような、すごいものになっていただろう。でも、存命であったら、たぶんそのライブには行かなかっただろう。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-29 21:53:11) |
163. ミラーズ(2008)
《ネタバレ》 どんなホラーなのかわからないので結構怖かった。精神的に病んでいる主人公がどんどん狂っていく話で、妹を殺したのも実は主人公なのだろうと予測。キーファー・サザーランドの狂気の演技もなかなかのものと思っていたところ、悪魔の乗り移った少女とやらが出てきて違う展開に。昔の「エンゼルハート」を思わせる。家族を救うためにおばあさんの命を犠牲にして、無理やりなハッピーエンド。と思ったら、どんでん返しが・・・ [DVD(字幕)] 6点(2009-10-25 01:31:17) |
164. ワールド・オブ・ライズ
ディカプリオが渋くて良い。ハニ役のダンディぶりと双璧をなす存在感だ。世界をまたにかけて活躍するところはボーンアイデンティティシリーズっぽく、中東の雰囲気は「バベル」っぽい。ストーリーが入り組んでいて、長い。山場もあるのだが、結構疲れる。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-20 22:15:07) |
165. フェイク シティ ある男のルール
《ネタバレ》 こんな人権意識の低い警官が実際にいたら大問題。ウォッカ飲みながら運転はまだしも、「疑わしきは罰する」の原則で犯罪者に見えるやつは次々に射殺。裁判なんてめんどくさい手続は受けさせない。証拠隠滅、暴行、脅迫やり放題。って、まあ映画ではありがちだけど。ほかの警官も極悪ばかりとはいえ、ここまで暴虐の限りを尽くしたやつが結局ヒーローで終わるのは後味が悪い。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-20 00:50:37) |
166. 蛇にピアス
《ネタバレ》 アマは見た目に似合わぬすごいいいやつに描かれていて、クールなシバとの対比がよい。ルイが刺青やピアスに惹かれていく心理的なバックボーンがよくわからないが、それはそれでいいか。アマの死後は物語がちょっとだれる。が、ラストシーンがよい。冒頭とおなじように、手ぶれ感のあるカメラが渋谷の街の様子をなめるように映し出す。たぶん早朝。ルイが横断歩道の真ん中でしゃがみ込むところで映像が停止し、Charaの曲が流れだす。ここが一番の見どころ。 [DVD(邦画)] 6点(2009-09-20 00:39:59) |
167. 嵐が丘(1992)
原作を忠実に映像化したら、全30回の連続ドラマが作れる。 映画は、時間的制約があるため、 大河ドラマの総集編のような、かなりのダイジェスト版になっている。 それくらいのほうが映画としてはテンポがはやくていいかもしれない。 が、原作のもつどろどろした雰囲気は低減され、 あっさりした仕上がりになっている。 キャシーの墓をあばくシーンなど、みょうに明るくて拍子ぬけだ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-15 19:38:25) |
168. 地球が静止する日
話が単純すぎ、突っ込みどころは多いが、キアヌやジェニファーの名演に支えられ、まあまあ楽しめる。 [映画館(字幕)] 6点(2009-01-04 20:18:49) |
169. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 暴漢に襲われて恋人が殺されたあと、そんなに日もたたないうちにコンビニで殺人現場に居合わせ、数日後に地下鉄でナイフを持った恐喝犯に遭遇する。とても法治国家とは思えない、殺人鬼が野放しになっているニューヨーク。これを見たらニューヨークを訪れる観光客は激減するでしょう。けっこう行き当たりばったりな殺人を犯す主人公ですが、全く足がつかないのは、市警のレベルの低さを示します。最後、凶悪犯人が助かってしまうのではないかとはらはらしましたが、無事処刑され、すっきりしたのは事実。が、恋の芽生えた警部と主人公、今後結ばれても一生幸せになることはないでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-23 23:14:03) |
170. L change the WorLd
バイオテロを題材にしているが、なかなか展開が見えず、最初は退屈させられた。が、途中からはまあまあ面白くなる。工藤夕貴、福田麻由子の熱演はプラス評価。 [DVD(邦画)] 6点(2008-08-24 22:59:18) |
171. オープン・ウォーター
2を先に見たが、2のほうが絶望感・恐怖感は強い。 そこそこには楽しめるが。 サメがやたらめったら襲ってくるという設定には現実感がない。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-03 14:34:47) |
172. インベージョン
《ネタバレ》 ヘリコプターが現れたときから、逃げ切って助かって終わりだなと冷めてしまう、ひねりのないシンプルなストーリーだが、ニコールキッドマンの演技で見せる。人にゲロをかけたり食べ物に入れたりするところが気持ち悪い。ほとんどの人が感染したのに、感染を免れた人たちはどう連絡をとりあってどこに集結したのだろうか? あれだけの大量の感染者にワクチンをすんなりと投与できたのだろうか? 抵抗されなかっただろうか? [DVD(字幕)] 6点(2008-07-15 15:42:09) |
173. 16ブロック
《ネタバレ》 アル中でやる気まったくなしのブルース・ウィリス、知らずに見たら知らない俳優と思ったことでしょう。そのへんの老けた生気のないおっさんという感じです。やる気なしのまま突っ走るのかと思ったら意外にもまっとうな正義感を見せる、と思ったら悪徳警官との対決という展開になりました。そこそこ面白いのですが、ありがちなシーンの連続で退屈もします。画面のコマ割りが細かくて目が疲れます。DVD収録の「もうひとつのエンディング」、これはだめでしょう。D・モーズの行動がとってつけたようです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 20:06:17) |
174. グエムル/漢江の怪物
そこそこに楽しめる作品だが、描かれている家族愛にさほど感情移入はできない。最後がハッピーエンドじゃないところも、必然性がよくわからない。怪物のCGはしょぼい。ときどきシリアスなのかギャグなのかよくわからなくなる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 16:36:37) |
175. サウンド・オブ・サンダー
原作は「小ネタ」的な、オチのある短編ですが、よくここまで話を膨らませました。 タイムトラベルにより起こった事象の理屈付けは、ほとんど破綻してますが。 「最後の時間の波」が人間に与えた進化の変化には、かなり笑えました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-25 01:47:10) |
176. ファイナル・デッドコースター
「それ」がいつくるかいつくるかを楽しむ映画なので、理屈はどうでもいい。製作者も3作目にしてそれを悟ったようで、けっこう投げやりになっている。でも、まあいいんじゃない? [DVD(字幕)] 6点(2007-01-20 19:39:08) |
177. デッドコースター
続編なので安心して(?)見てられる。多少どきどきする。死の法則はややこしくてよくわからないが、あまり関係ない。 [DVD(吹替)] 6点(2007-01-20 19:36:46) |
178. ファイナル・デスティネーション
アメリカらしいホラー。ぜんぜんこわくはないけど、多少どきどきはする。エピローグのパリの場面でヒロインが急にきれいになっているのが印象的だ。 [DVD(吹替)] 6点(2006-12-10 01:47:44) |
179. インファナル・アフェア 終極無間
ラウの内面を掘り下げた3は、1,2に比べると娯楽性が乏しい。逆に言うとしんみり見れる映画。過去と現在がめまぐるしく交錯するため、相当注意深く見ないと話がわからない。1を復習してから見るのも必須だ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-25 15:56:10) |
180. フラッド
洪水に襲われた町という閉塞的な状況で、お互いの置かれた立場を敏感に察知し、敵味方がころころと入れ替わるという発想にはやられた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-03 12:36:08) |