161. ウインズ
《ネタバレ》 日本艇がちょこっと善戦したのはこの頃だったっけ。日米合作というのはその影響だろうか。内容的には特にどうということもなし。定型なキャラ設定、展開が目立ちます。恋愛話に終始するので、他のクルーの影がやたら薄いのが戴けない。そこまでして描く人物を絞った割には、設計士のキャラクターなどもそれほど生かされず、どうも中途半端。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-10-26 23:07:17) |
162. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇
《ネタバレ》 前二作同様やはりストーリーは適当。対戦相手を汚い手を使って蹴落としてもお咎めなし。これでは武術奨励どころか国力低下で逆に列強に漁夫の利を狙われる。要するにヤクザ者の団体が周りを蹴落としていくわけだが、これを取り締まれないという治安では国力向上などは望むべくも無いでしょう。刀だ槍だと遣りたい放題の姿を前に「度を越して、怪我人が出ないように注意しなさい」という李鴻章のコメントには呆れた。いやいやいや、怪我するに決まっとるがな。あんたこいつらに暗殺されたって不思議じゃないですよ。ダラダラと続く獅子舞戦。伝統芸術である獅子舞を見せたいのかカンフーを見せたいのか良く分からない。とにかく獅子舞がクドイ。百脚はもう妖怪の領域。これはこれでいいんだろうけどね。撮影機が倒れて横になった映像を皆が見るシーンがあるが、顔の傾け方が逆でしょ?あれじゃかえって天地逆さになりますよ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-10-25 23:10:06) |
163. さくらん
《ネタバレ》 演技から何から全て中途半端。センスが悪い。こんな絵やら演技で監督は満足出来たんでしょうか。これにOKを出すセンスが判らない。無駄にセックスシーンを多々挿入してなんともグロテスク。醜悪です。喧嘩シーンは族の喧嘩にしか見えず。ラストは安直にしか感じられず。期待して観ただけに反動落胆も大きい。 [DVD(邦画)] 0点(2007-10-25 23:00:19)(良:2票) |
164. 鉄コン筋クリート
《ネタバレ》 原作は未読。これといい「ゲド~」といい「ブレイブ~」といい、2006年アニメはどれも心の闇うんたらな内容。アニメ界のブームなんでしょうかね。3作の中ではこれが頭抜けて一番楽しめた。ある種悪趣味的内容でもありますが。映像も綺麗だし、昭和的な町並み(これも最近のブームだが)も味わいがあって良い。声も問題なし。蒼井優はクレヨンしんちゃんのモノマネに聞こえてしまわくもないが、まあ皆良く合ってたよ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-25 22:46:00) |
165. あらしのよるに
《ネタバレ》 原作に忠実な作りっぽいが、ひとつひとつの話が1話完結のような絵本が元であることもあり、全体のまとまりやら整合性という点では今ひとつ。ガウがメイに気を使ってこっそりネズミを捕って食べているのに、メイがそれも嫌などと我が儘を言うのは随分な話。それは言ってやんなよという気がする。小説版ではメイは女として描かれているらしく、そのあたりの設定をなんでそんなにフラフラさせてしまっているのか謎。声については主演の二人はまったく問題は感じなかった。しかしアナウンサーの声優起用は酷すぎる。一言程度の出演ならともかく、それなりに台詞のある役にあの棒読み女子アナを当てるとは。軽い殺意を覚えます。 [DVD(邦画)] 4点(2007-10-25 22:21:11) |
166. アメリカン・スウィートハート
《ネタバレ》 相変わらずの下ネタのオンパレード。アメリカ人は本当に下が好きだね。後半にいくにしたがってどんどんつまらなくなる。最後の映画の内容もただの盗撮物で斬新でもなんでもない。まあ、とことん萎える映画だ。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-10-25 22:01:59) |
167. 永遠のマリア・カラス
《ネタバレ》 冒頭からB級感満載。ジェレミー・アイアンズは良い役者さんだけど、この鬱蒼としたB級感に食われてしまっている感じがする。マリア・カラスの歌声はそのものを使っているようで、さすがに素晴らしい。オペラに興味のない自分がこれほど感じるものがあるのだから、好きな人には堪らないものがあるに違いない。カラス役の女優さんもクチパクを見事に合わせていらっしゃいます。実際彼女から発せられていると言われても不思議に思わないほどビジュアル的にも声質が合っている。劇中劇「カルメン」はとても出来が良く、普通に考えれば年齢的には無理があるにも関わらず、本当にカルメンに見える素晴らしさ。映画としてはイマイチだが、監督のカラスへの想いは伝わってくるし、彼女の歌声は今の人の心にも十分に響くだろうと感じさせてくれる。本物は時代を経ても色褪せない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-25 21:53:27)(良:1票) |
168. 雨に唄えば
意外とコメディタッチ。サイレントからトーキーに移り変わる時代設定が楽しい。音楽や踊りが素晴らしいのは言わずもがな。後半、こんな映画はどうかと主人公の脳内でミュージカルが作られるが、これが長い上にストーリーから完全に浮いてしまっているのが残念。これも話にちゃんと絡めて見せて欲しかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-25 21:32:49) |
169. 錆びたナイフ
《ネタバレ》 裕次郎に小林旭、宍戸錠まで出ている。小林旭はやんちゃな顔してるねぇ。笑った顔が妙にアホ面でいい。ボスが何故か自らトラック運転してたりする不思議。弟が連れ去られたトラックにガンガントラックでぶち当たる裕次郎も無茶をする。最後は何故かタイマン勝負って、随分いい加減な展開ですな。しかもマフィアっぽいヤクザの割りにそれほど怖くない。黒幕も黒幕で、子分なしで全て自分で動いていたりする。大物感ゼロ。主人公の過去の設定からして上っ面で、ちょっとハードボイルド風味でやってみたってだけの映画。つっ込みどころ多過ぎ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2007-10-19 22:06:26) |
170. 見知らぬ人でなく
《ネタバレ》 主人公は飲んだくれの親父にお前は心がないなどと言われるが、お前なんぞに言われたかないし、心がないようにも見えない。そりゃ学費のために結婚したんだから、心がないと言われても仕方ないが、本当に心がないならもっと薄情なはずだ。間違ったことを教える教授に噛みついたり、他でも正しいことを主張しているのに、何故か周りは大人になれと丸め込まれることを進める。嫌な感じ。正しいことを正しいと言い、患者のことを第一に考えるこの男が、こうも責められるのか。嫌な世の中だ。心がないなら、患者のことより楽して金を取りますよ。フランク・シナトラが友人役で非常に美味しい役だった。何時もながら良い役持ってくね。特につまらなくはないが、ちと尺が長すぎる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-19 21:47:18) |
171. モーツァルトとクジラ
アスペルガー症候群というものについて、劇中、簡単な解説すらなし。自閉症ということが分かる程度。これではさすがに説明不足。そんなにメジャーな言葉とも思えないし、最低限の説明は欲しかった。内容はひたすら二人の恋愛で、自閉症の人々の抱える現実やら苦悩やらは描かれず仕舞い。人物の背景もなければ、陰影もなく、単純に恋愛ものとしても底が浅い。「レインマン」の脚本の人と聞いて結構期待したんだけど、この人「レインマン」以外はかなり微妙な作品ばかりだなぁ。 [DVD(字幕)] 4点(2007-10-19 21:36:24) |
172. 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
TVアニメ版の続きの話なので、TVアニメ版を見ていないと何のことだかさっぱり判らないだろう内容。まあ、このアニメを観るのは大体TVシリーズを観てた人が殆どだろうから、こういう割り切った作り方も悪くはない。しかし肝心の内容が今ひとつ面白くない。人物の行動も安直だし、根拠と動機づけが薄い。TVシリーズの方が余程出来が良い。これならTV版のラストでそのまま終わらせておいても良かったかな。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-13 22:15:36) |
173. 劇場版 ツバサ・クロニクル~年代記~ 鳥カゴの国の姫君
「xxxHOLiC」の同時上映作品らしく、若干の連携もあり。しかし、あちらの方はそれなりに楽しめたが、こっちは全くダメ。TVアニメの1話分の尺しかないのに、映画的に話を大きくしようとしているため、実に中途半端な結果に。展開が足早だし、説明不足の点も多々。これなら作る必要ないんじゃないかとも。この分の時間を向こうに回してあげなさい。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-10-13 22:01:39) |
174. 劇場版 XXX HOLiC 真夏ノ夜ノ夢
デフォルメ利きまくりのキャラにびっくり。一体何頭身あるんだろう。無駄に大げさな主人公のリアクションとか、片思いの子のデザインとか、変なミニキャラの生き物とか、付き人のような人たちが皆少女だったりと、いかにもそれ系のアニメらしい。まあそれはそれでいいんですが。ストーリー的には終盤の肝心なところでちょい破綻気味。あんま細かいこと言うなよって感じだ。面白いわけではないが、それなりに楽しんで観られたのでまあOKです。絵は綺麗だが、途中に昔の3Dゲームみたいな映像があり、これはさすがに安っぽく見える。無駄に3D丸出しはいらんなと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-13 21:51:12) |
175. K-9/友情に輝く星
序盤はまあ許せる程度だったものの、それ以降はどんどん酷くなる。犬を連れて家に帰った辺りからうんざり。結局犬を使ってのコントがしたいだけです。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2007-10-13 21:36:32) |
176. 訣別の街
なんとなくアル・パチーノと演説は切り離せなくなってしまっているような。迫力はあるが逆にありすぎて、市長の演説イメージとは少し違う。劇中、様々な言葉の引用があるが、それらの言葉が実はこの映画の心髄を語っているというのは面白い作りだった。正義を行うことの難しさやそのあり方などについて色々考えさせられます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-13 21:32:33) |
177. 影(1956)
《ネタバレ》 冒頭の掴みは素晴らしく、一気に引き込まれたが、かえってそれで期待し過ぎたようでその真相の大した事なさに気が抜けた。なんだか当たり前すぎる真相。第二の話など、あの状況、あの解決法で生き残ってしまっては、折角の緊迫感も台無しです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-10-13 21:17:06) |
178. レジェンド・オブ・ゾロ
前作のコメディ感覚の部分だけを抽出して映画を作るとこうなるという感じ。その辺の前作のテイストは生きているので続編らしい続編にはなっている。ゼタ=ジョーンズの剣技の時の目つきが好き。話的には相当ダメな方だが、テンポは好調で、ダレることなく見られてしまう。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-29 23:14:41) |
179. マスク・オブ・ゾロ
《ネタバレ》 ちょっと岩窟王の香りもするゾロ物。アンソニー・ホプキンスのゾロは飽くまでカッコよく、バンデラスのゾロはずっこけ気味というのはバランスがとても良い。娯楽作品として十分及第点。ただ娘のアホな行為がゾロが死んでしまうという結果を導いてしまうという展開が残念。別に死なんでもよさそうなもんだが、やっぱり無理なんですかねぇ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-29 23:10:26) |
180. 油断大敵(2003)
《ネタバレ》 子供のためばかりを思って配置換えまでしてもらうような子煩悩刑事がひょんなことで捕まえるに到ったベテランの泥棒との交流を描いた映画。ベテランの泥棒と刑事の交流は結構楽しくて良い。しかし子供が親の結婚を喜ばないという展開がどうも理解出来ない。相手が自分も懐いている先生なのに、それでもダメなのでは一体どうしろってんだ。それでいて、自分が自分の夢の為に親元を離れようとするときに反対されると「これは私の人生なの」と突き放す。親の人生を潰しておいてお前がそれを言うかね。ここはやっぱり逆に父親が「これはお前の人生なのだから」と躊躇する娘を送り出す形にしなくては、筋としておかしいのではないか。 [DVD(邦画)] 5点(2007-09-29 22:55:27) |