161. 下妻物語
スピード感に満ちた映像が実に小気味よいです。私の全く知らない世界を、楽しく見させてもらいました。 なんといっても土屋アンナの演技が素晴らしいですね。惚れました。 [DVD(邦画)] 9点(2011-09-05 00:28:12) |
162. バッテリー
《ネタバレ》 実に面白かったです。野球のシーンは歯を食いしばって見てしまいました。子役達がよいですね。とくに弟・青波君が素晴らしかったです。一緒にお風呂に入って、体を洗ってあげたいぞ。子役達がこれから大いに活躍して欲しいと強く思いました。 しかし、せっかくの盛り上がりだったのに、難点はラストです。天海祐希の「フレー、フレー」は、流れをぶち切る最悪の演出にして最悪のセリフですね。なんだか恥ずかしいです。また、勝負無しでは、いかにも消化不良で残念でした。勝負がこの話の主題ではないにしても、最後くらい巧がびしっと三振取って、スカッとしたかったです。作り手は、なぜ見る者が求める結末をあえてはずすのでしょうか。 [DVD(邦画)] 7点(2011-08-26 01:30:07) |
163. L.A.コンフィデンシャル
アメリカの映画館で見ました。英語でしたのでストーリーを追うのがなかなかたいへんでしたが面白かったです。しびれました。極上のハードボイルドにして素晴らしいエンターテインメントです。三人の刑事がよく描き分けられています。意外な黒幕や、手に汗握る銃撃戦と、本当にツボをよく押さえていてくれて文句なしです。アカデミー賞では「タイタニック」にごっそり賞をさらわれてしまいましたが、これは同じ年に当たったことが不幸でした。しかし、そんなこととは関係なしに、名作です。 [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2011-08-23 22:38:15) |
164. レモ/第1の挑戦
《ネタバレ》 昔、試写会にて鑑賞しました。その後テレビで二度見ました。展開にご都合主義がありますが、なかなか面白いです。スタント上がりで脇役の多いフレッド・ウォードを主人公にしたのがミソですね。撮影当時、自由の女神像が改修工事されていました。これを逆手に使い、アクション・シーンに取り入れたのは良いアイデアでした。残念ながら作品はシリーズ化されませんでしたね。 [試写会(字幕)] 7点(2011-08-20 08:42:06) |
165. 八月の濡れた砂
この映画は勢いですね。作品としては荒いと言わざるをえません。タイトルは秀逸で、そのテーマ曲は妙に耳に残ります。 [映画館(邦画)] 4点(2011-08-08 02:42:42) |
166. バックドラフト
《ネタバレ》 ユニバーサルスタジオジャパンへ行くのでその予習と称し、子供と観賞し直しました。子供に見せるには早いかな、というシーンがあり、それを失念していてちょっと反省しました。初見のときは犯人像やクライマックスに不満を感じ、自分の中では低評価でしたが、やはり入魂の名作です。役者の演技力とスタッフの技術力に拍手ですね。音楽も素晴らしいです。 [DVD(吹替)] 9点(2011-08-08 02:25:02) |
167. 11人のカウボーイ
《ネタバレ》 ジョン・ウェインの新作と言うことでで、ものすごい期待感と共にロードショーに行きました。今はなき渋谷のパンテオンです。西部劇作品にかげりの見え始めた頃の佳作ですね。劇中滅多に死なないはずのジョン・ウェインが死ぬことで、当時話題でした。今となっては高得点・高評価され辛い作品と思いますが、思い入れがあるので8点。 [映画館(字幕)] 8点(2011-08-08 02:21:02) |
168. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
《ネタバレ》 映画館で見ました。1作目が文句なしに面白かったので大いに期待しました。続編ありきの終わり方にはちょっとフェアじゃないぞと思ったものです。ハン・ソロが格好いいです。 [映画館(字幕)] 6点(2011-08-08 01:03:10) |
169. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
完成度は非常に高く面白かったです。この映画を見なければ知ることのなかったであろう事柄が随所にありました。ですが、見ていて実にいらいらする映画でした。名作と思いますが、私好みの作品ではないので、私の中の位置づけは7点です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-08 00:54:04) |
170. ジャガーノート
《ネタバレ》 長い間見逃していた本作をやっと鑑賞できました。見て良かったと思いますし、結構面白かったですが、あっさりしていますね。不満な点が多々あるのですが、それはよしのぶさんが上手にレビューされています。群像劇として見ると、個々のエピソードが生かされていないし、伏線が回収されていないのが致命的ですね。豪華客船の撮影は素晴らしいですし、荒れる海での降下作戦など随所に見せ場がありますが、たたみかけるようなテンポに欠けます。もっともっとよく作ることができたであろうに、惜しいものです。役者の顔ぶれはなかなかのものがあります。ジャガーノートの意味をウィキペディアで知らべ、びっくり。ジャガーは動物ではありませんでした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-08 00:18:37) |
171. マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺
《ネタバレ》 「博士の異常な愛情」に次ぎ、世界で2番目に長いタイトルということでむかし鑑賞しました。(今でも2番目なのかしら?)黒いスクリーンの左上から右下まで、タイトルからスタッフ・キャストに至るまで読めないほど細かい字でタイプされるのがオープニングです。これはただごとではないと思ったものでした。ストーリーは平易とは言えないし、ワクワクするようなものでもありません。極めて実験的な劇中劇が繰り広げられます。入浴シーンではジャン=ポール・マラーの皮膚に奇妙な斑点が見て取れます。とても気になり後で調べましたが、これは疥癬で、彼はずいぶんこの皮膚病に悩まされたようです。これから見られる方は少し歴史的背景を学ばれるとよいと思います。誰にでも勧められる作品ではありませんが、私は観て良かったと思っています。 [映画館(字幕)] 6点(2011-08-07 23:46:29) |
172. ミッドナイト・ラン
実にごきげんな映画です。見終わった後にこんなにハッピーになれる映画は滅多にありません。リアルタイムで「指定席」で観たことが懐かしいです。音楽もいいノリで良いです。名作中の名作。 [映画館(字幕)] 10点(2011-07-24 17:51:41) |
173. ロッキー4/炎の友情
《ネタバレ》 敵役のドラゴのキャラが立っていました。ファイトシーンは二人ともオーバーアクションっぽいですが、手に汗握って観ることができました。敵討ちという筋でストーリーが一貫していることが良いですね。 [地上波(吹替)] 6点(2011-07-24 17:44:25) |
174. ロッキー3
《ネタバレ》 ベルトを取られてがっかりでした。と思ったら、取り返して、あ~良かった、という実にベタな展開です。でも、面白いです。なんといっても本作は音楽が最高です。 [地上波(字幕)] 7点(2011-07-24 17:41:23) |
175. レイジング・ブル
ボクシング映画は好きなジャンルです。デ・ニーロもスコセッシも大好きです。予想していたより、はるかに暗い内容なので、面食らってしまったことと、好みの作風でないので評価はこの点数です。デ・ニーロの演技には鬼気迫るものがありました。もっと早くに主演男優賞を取ってもよかったのにと思います。ボクサーは上り詰めることはもちろん難しいですが、引退後もキャリアに恥じぬように立派に生きることはもっと難しいと感じました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-07-24 17:35:58) |
176. ミーン・ストリート
はたして映画化に値するストーリーかしらと首をかしげてしまいました。しかし、後に成功する多くの映画人が集っていることに価値がありますね。必ずしも面白くなかったのですが、見てよかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-23 23:34:52) |
177. のるかそるか
これは予備知識なしで見ることをお勧めします。予想をことごとく裏切る展開でびっくりしました。ハッピーな気分になれる、たいへん素晴らしい作品です。音楽もいいです。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-23 23:28:00) |
178. タイムクラッシュ・超時空カタストロフ<TVM>
この映画いいです。ザ・B級映画。何が良いって、まず、このチープな邦題(原題もけっこうチープ!)。タイトルに惹かれ、だまされてもいいやと思って見ると、あれ、見たことあるじゃないですか。しかし、結末が思い出せず、最後までずるずると二度目の鑑賞となりました。そこそこお金をかけ、まずまずの映像と、期待を裏切らない展開に、不覚にも二度目の鑑賞ながら満足を得てしまいました。歳月を経て、ぼけた未来の自分に三度目の出会いがありそうな予感がひしひしと、、、。 [地上波(吹替)] 7点(2011-07-16 10:38:16)(良:1票) |
179. 太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-
《ネタバレ》 戦争は肯定できませんし、人命軽視の万歳突撃は本当に痛ましい限りです。しかし、己の信じたことを頑なに守り、誇りを持って貫き通すことの尊さをこの映画は示してくれています。まことに気高い行進シーンには涙があふれて仕方がありませんでした。淡々と日米双方をフェアに描いていることに好感持てます。娯楽作品としても、戦記映画としても成功していると思います。唐沢寿明演じる堀内一等兵の人物像の掘り下げが浅く、この点は惜しい限りです。竹野内豊は彼自身の魅力を存分に発揮する熱演でした。心のこもった素晴らしい作品です。 [映画館(邦画)] 8点(2011-07-16 10:16:43) |
180. シティ・スリッカーズ
アメリカはニューメキシコ州を訪れたときのこと、観光をしていると「シティ・スリッカーズを観たことあるか?」とネイティブの方に話かけられました。聞けば、私がまさに旅しているサンタフェより北に向かうリオ・グランデ川近辺でロケが行われたとのことです。面白いから是非観てみろと勧められました。それで興味を持って、帰国後に鑑賞しました。いい映画ですね。若いときよりも、年を取ってから観るといっそう感慨深いものがあるでしょうね。ニューメキシコ州は街を離れると本当になんにもないと言ってよい土地で、実は多くの西部劇がニューメキシコ州で撮影されていることを知りました。からからに空気は乾燥していて、日差しはきついうえ、昼夜の寒暖の差が激しいのですが、不思議な清涼感があります。荒涼とした土地がえんえんと続く、とにかく雄大な土地です。もう一度訪れることは難しいと思いますが、西部劇が撮影される舞台を肌で感じることができてとてもよかったと思っています。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-16 10:08:21) |