1921. ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎
《ネタバレ》 ワトソン君の名前当てのシーンがピークで、あとは尻すぼみ。後半はもう推理戦ですらないです。前半のノリで最後まですすめてほしかった。 序盤にちょっとだけ出てくる化学のおじいちゃん先生に爆笑。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-06 05:04:21)(良:1票) |
1922. コクーン
《ネタバレ》 不老不死は生ある者にとって永遠のテーマのひとつですね。強さを極めたフリーザやべジータですら不老不死を必死になって求めていましたから。 結局老人達は、願いをかなえ、めでたしめでたし、ハッピーエンドで終わります。それが大衆映画の目的だし、それはそれで良いと思いました。 ただ、この映画は、不老不死という人類至上の夢を安易にかなえているだけではありません。バーニー、ローズという天寿を全うしようとする存在が、作品全体に完璧なコントラストを効かせています。 老人たちがプールに大挙し、生命力を手に入れた途端に、傍若無人な振る舞いをし始めます。 その直後、ローズは亡くなり、バーニーは静かにローズにプールの水をかけます。涙を流し、宇宙人に「ローズを助けてくれ。」と懇願します。 宇宙人は答えます。「今となっては何もできない。」 願いを叶えた老人たちと、愛する者を失ってしまったバーニー。 願いを叶えられた老人達は、それはそれはハッピーなんでしょうが、観る人に感動を与えるのはきっとバーニーとローズ。 バーニーが船に乗る老人達に別れを告げに行く場面、僕にとってはあそこがクライマックスでした。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-03 05:41:42) |
1923. トワイライトゾーン/超次元の体験
差別について考える機会を与えてくれる1話目。老いと人生について大切なことを気付かせてくれる2話目。それに対し、シュールでブラックなストーリーに徹した3話目と、エンターテイメント性の強い4話目。テイストの異なる4話の短編ストーリーをこの順番で並べたのは良かったのではないでしょうか。 でも個人的に、これだったら「世にも奇妙な物語」のほうが面白いとは思います。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-25 04:05:27) |
1924. キャット・ピープル(1982)
《ネタバレ》 ホラーとしては今ひとつ。サスペンスとしては盛り上がりに欠ける。かと言ってドラマとして楽しめるかというと微妙。 ですがひとつひとつのシーンには面白いものもありました。飼育員が腕を食いちぎられちゃうシーンや、黒豹を解剖してその正体に迫るシーン(ここはバックの音楽がかなり良い緊迫感を出しています。)、アリスが何かにおびえながらランニングし、プールで泳いでいるシーンはなかなか楽しめます。 まあ、それだけっちゃあそれだけの映画です。個人的に。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-24 01:08:07) |
1925. エクスカリバー(1981)
《ネタバレ》 前半から中盤にかけてが面白い。歴史ものが好きな人は楽しめるはず。ただランスロットがグエナビアと浮気してからは、テイストが一変します。 ここからは好みが分かれるところだと思いますね。 ちなみに僕は好みかどうかの前に、状況がよくわからなくなりました。「あ、おまえはパーシバルだったのか。」てなシーンもありました。 円卓の騎士たちの最後はひどすぎます。 よって、一番最初に円卓の騎士たちが集まって、みんなで剣をかかげる場面がピークでした。あとは下り坂です。個人的に。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-20 03:57:58) |
1926. ザ・ブルード/怒りのメタファー
地味なホラーです。 怖さも緊張感もそれなりにあります。 でも地味なホラーです。 ストーリー、しっかりしています。 でも地味なんですよねー。 この雰囲気が好きな人は楽しめるでしょうけど、物足りなさを感じる人もいると思います。正直何度か中だるみしてしまいました。 最後までラグラン博士の目的が何なのかよくわからんかったー。 父や母やラグランとは違い、完全に巻き込まれ型の親切な先生は可哀相でした。 最後の1ショット。 キャンディスの手のこぶのアップは、これからキャンディスも母と同じ運命を辿ることを暗示しているのでしょうか。・・・うーん、謎だ。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-17 09:23:55) |
1927. フラッシュ・ゴードン
《ネタバレ》 アメコミ映画という前知識だけで見ました。てっきり「フラッシュ・ゴードン」というヒーローが、特別な力で悪をなぎ倒していくようなものを想像していたのですが、あまりに普通の人すぎて驚きました。 どこかで、何か特別な力を得るのでは・・・と思いながら見ていたのですが、ああ、 最後まで普通の人で終わります。 映画そのものは、チープな設定、子供向けストーリーの割りに楽しめます。皆さんが真剣に演技されているからでしょうね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-16 12:15:19) |
1928. 青い珊瑚礁(1980)
《ネタバレ》 古い映画ですが、映像はかなりきれいです。特に生き物や南の島の景色、海が相当きれい。生き物好きな人は映像だけで楽しめるかもしれないです。 ストーリーはやや退屈ですが、他の方のレビュー見て納得しました。 寝ている間にボートが少し流されて、オールも流されて、って、ずっと南の島で暮らしているのに今更そんな初歩的なミスするかな。しかもすぐに生きることをあきらめちゃって。もっと大変なことがいくらでもあったろうに。ラストだけ適当に終わらされた印象でした。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-14 13:18:20) |
1929. 悪魔の追跡
《ネタバレ》 途中ですぐに気付いてしまいますが、道中出会う人達が警察も含めみんなグルだという発想はとても良かったです。 はじめは逃げてばかりだけど、次第に戦う意思を見せ始めるのも好感が持てます。しかも結構善戦します。 カーチェイスや、蛇や、最初の儀式は、楽しめますが怖くはないです。緊迫感もそれほどには感じません。 むしろ、最初の町を離れてしばらく進んだところで着いたキャンプ保養地。安全なところまで来たという安心感を与えておいて、プールに入ったら、周りの人がみんな見ている。あのシチュエーションが一番怖いです。 人は見えるものより、見えないものに恐怖を感じるものですね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-01 10:17:42) |
1930. カンザス/カンザス経由NY行き
《ネタバレ》 強盗の共犯にされたり、恋人のいるヒロインを自分のものにしたりと、盛り上がりそうなドラマが続く割に、何故か起伏は乏しいままストーリーが進んでいく。イマイチ盛り上がりにかける一番の理由は、メインの二人の行動の動機や目的が見えづらく、感情移入しづらいから。ドイルについてはまだわかるものの、ウェイドについては本当にわけがわからない。いったい何がしたくて、何の目的で農場で働くことになったのか・・・ [DVD(字幕)] 5点(2012-02-19 02:44:19) |
1931. ファースト・ミッション
《ネタバレ》 ヒューマンドラマとしてもアクション映画としても悪くはないのですが、なぜかどちらも中途半端な印象を受けます。なんとなく消化不良気味です。特に次から次に子供たちから利用されてしまう兄シュンタクには終始イライラさせられます。 ですが好きなシーンも多いです。特に家庭教師に弟シュンヤンがきれるシーンはかなり良い。それから最後にシュンヤン達が捕まってからの8分間。最初は彼女が兄の面倒を見てあげて、そしてシュンヤンより先に仲間たちが一人、また一人と釈放されるので、順番に兄の面倒を見ていく。そして最後にシュンヤンが兄と手をつないでいる。最後のシーンだけでも良かったと思うくらい、好きなシーンです。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-18 13:44:27) |
1932. マッドマックス2
前作の続編として見てしまうと、世界観にまったくついていけません。全く別の映画だと思って見ると、少しは楽しめます。 ボクは完全に前作の続編として見てしまったので、最後まで違和感を引きずりつづけました。特にファッション、たかだか数年でここまでファンタジーに変わるか?1ではそれほど感じませんでしたが、2は完全に北斗の拳の世界でした。きっと、こっちが参考にされたんだろうな。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-27 04:58:52) |
1933. シャーキーズ・マシーン
《ネタバレ》 前置きの1時間が長すぎです。さすがに30分たった頃から、多少の眠気を感じました。張り込みをあれほど長くひっぱる必要があるのか疑問です。 しかも、謎や裏切り者でさんざんひっぱった挙句、その裏切り者がスマイリーっていうのもちょっと微妙。そのまんまという感じですね。 アクションシーンは楽しめました。一番良かったのは、殺されたのがドミノではなく、実はティファニーというところ。割りとお約束の展開ではありますが、なぜか気付かなかったので、「ああ、そうか!」っていう感じで、その辺りから面白くなりました。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-23 03:26:46) |
1934. 誓い
《ネタバレ》 前半のロードムービーが退屈です。笑いもなければドラマもない。でもオーストラリアの自然や当時の人々の生活をちょっとだけ知ることができました。 後半、兵役についてからも、まったり。軽騎兵の試験でフランクが落とされちゃうシーンは好きです。模擬戦での死んだふりや、そこにみかんを売りに来る現地の人も良いですね。浜辺についてからは、死と隣り合わせになっているにも関わらず、雰囲気はさほど変わりません。実際、当時の戦争もあんな感じだったのでしょうか。 最後の「イギリス軍が上陸する間の牽制作戦」は、どこで失敗して、あの無謀な突撃作戦になってしまったのかがいまいちつかめません。時間を間違えた? 失敗がわかっていながら突撃させる。僅かな時間を稼ぐためだけに、若者の命を使い捨てにする。その一方で、イギリス軍は無事上陸。「今頃イギリス軍はゆっくりお茶でも飲んでいるのでしょう。」のセリフが重い。あのセリフと、伝令が間に合わないラストシーンが心に残ります。 よく出来ている映画だと思いますが、やはり、ちょっと退屈で肌に合わない感じがしました。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-17 11:06:53) |
1935. ザ・クラフト
《ネタバレ》 黒魔術を使って、気になる人を振り向かせる。いじめっ子に仕返し。やけどの跡を直す。お金持ちになる。人の体浮かして「おおー」。髪を金髪にしてわいわい。これくらいで終わっていたら面白いだけで済んだのに。 人は力を持ってしまうと、結局更なる力を求めてしまうものなのですね。 サラがみんなと打ち解け始めて、その力にみんながいちいち驚く前半が良いです。丁寧なつくりで盛り上がります。 後半のホラー部分は、雑で中途半端です。でも蛇や虫がわいわいあふれてくるシーンはインパクトあります。ホラー映画として見ると、物足りないかもしれないですね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-08 12:02:21) |
1936. 田舎の日曜日
《ネタバレ》 いつもの日曜日。定期的に来てくれる息子夫婦と、孫たち。娘イレーヌはめったに来ない。まず来ない。だけど、この日は違った。昼下がり、みんながうたた寝をしている。そこに現われたのがイレーヌ。イレーヌに起こされるおじいさん。久しぶりに会う娘。そして、娘に会ったことで、おじいさんは自分が年老いたことを急速に意識し始める。よく顔を見せてくれる息子夫婦たちは、おじいさんと共に時間を経過しているから、訪ねて来ても強く意識することはない。だけどイレーヌは違う。おじいさんに、何度も若かりし頃の自分たち家族がフラッシュバックしてくる。印象的なのが、はじめは肩車をしたり、コガネムシを焼いたりしている孫たちにずっとかまっていたおじいさんが、突然孫たちに興味をなくす。そしておじいさんの興味は息子と、特に娘イレーヌへ。 そして、みんなを見送ったあと、おじいさんは一人になって、ようやく前へと進みだす。きっとその胸にはせつなさを秘めて。 良い映画です。ストーリーは無いのに、意味はある。そんな映画です。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-06 04:01:00) |
1937. ファイヤーフォックス
《ネタバレ》 ファイヤーフォックスに乗り込んで終われば良かったのに・・・重くさせられた気分を、その後むりやり軽くさせられたような気分です。ウォーレンクラーク演じるウペンスコイが最高に良かった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-10-27 03:38:40) |
1938. 赤ちゃん泥棒
《ネタバレ》 冒頭の15分と、赤ん坊を返しに行くラストが最高に良いです。 中盤のおっかけっこ、謎の賞金稼ぎとのバトルは要らないです。 ゲイル(ジョン・グッドマン)とエベル(ウィリアム・フォーサイス)うるさい。 グレン夫妻はいらいらします。 おそらく、夫婦としても親としても未熟なハイとエドのために、反面教師として登場させたのでしょう。 「赤ちゃん欲しい。赤ちゃん可愛い。」そればかり考えていた二人が、あほな登場人物たちのおかげで、子供を育てていくことの大切さや親としての責任を学んでいきます。そして最終的には、子供を安易な気持ちでさらってしまった自分たちを反省する。 言いたいことはすごくよくわかるんですけど。 演出や登場人物に不愉快な部分が多すぎて。コメディ要素を入れたいからとハチャメチャにしすぎたのも好きになれません。 一度ライダーが正夢になったので、最後に見た夢も未来の正夢だとわかって、後味は最高に良かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2011-10-23 11:14:05) |
1939. 愛が微笑む時
《ネタバレ》 かなり期待してしまったことと、吹き替えで見てしまったのが良くなかったようです。 シングルマザーのペニーとウェイトレスのジュリアにはそれぞれ大切な人たちがいます。事故にあい、亡くなり、ゴーストになり、赤ん坊のトーマスにとりつきます。展開が読めません。どうなるのだろうと思って見ていたら、トーマスがどんどん成長します。ペニーとジュリアもトーマスのことばかり気にかけています。ちょっと、肌に合いません。(確かに屋上で二人がお互いの大切な人たちのことを気にしているシーンはありますが、今更という感じがして・・・) トーマスが27歳になって、ようやくそれぞれ思い残したことをやり遂げ始めます。でも、27年も経っています。感情移入しづらいなあ。それでもペニーとハリソンとマイロのエピソードは良かったです。ですがジュリアはどうなんでしょう。特にジュリアのフィアンセは気の毒すぎて。 だからジュリアとトーマスの最後のやりとりもとってつけた感がぬぐえません。 なんか中途半端なハッピーエンドストーリーです。 [DVD(吹替)] 5点(2011-10-18 11:48:58)(良:1票) |
1940. わが心のボルチモア
《ネタバレ》 フォレストガンプのような伝記ものかと思い借りました。はい、伝記ものでした。ですが実話ではないんですよね? 淡々とした映画は苦手なのですが、この映画はなぜか目が離せません。なぜなら、店を大きくしてゆこうとする二人の仕事が成功するかどうか気になるからです。 そして、ひとつひとつのエピソードに、趣とリアリティがあるからです。 家族会議も良かったです。 きわめつけは、定期的にはさみこんでくるプチサスペンス。 刺される父。飛んでくる蜂。脱線する都電。生きていた弟。火遊び1・・・からのまさかの火遊び2。火遊び2はまじヤバイです。 この映画って、一見淡々としているように見せかけて、全然淡々としていません。不思議な映画でした。面白かったのですが、結局その後マイケルの父はCMの仕事?で成功したのか、わかりません。親戚とも結局不仲なままで終わってしまいました。 別に良いのですが、なんとなくしっくりこない終わり方だったので、5点にします。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-15 01:01:56)(良:1票) |