1941. 陽はまた昇る(2002)
今はリストラが始まれば皆保身に走り、自分だけが助かればよいという風潮で、手のひら返したように昨日の友は今日の敵となる。30年前の日本企業はまだノンビリしていたというか余力があったんだなあと感じる。この事業部長が骨太だったというのもあるが。人間調子がいい時は皆愛想良く振舞うけど、窮地に立たされた時に本性がでるんだよね。今は会社が家族だなんて思っている人は殆どいないだろうけど、それでも誰かと付き合いながら仕事はしなきゃいけないわけで、その相手が本当に信用できる人間なのかどうかを見極める必要がある。その見極めが難しいから大変なんだけど。 8点(2004-05-31 20:55:16) |
1942. 折り梅
嫁姑にスポットが当たりすぎて、父親の存在感がまるでないのが不満。痴呆の母親を引き取ってあのように息子として振舞えるものなのだろうか?その他の登場人物も機械的というかロボットのようで、どうも全体的に「作り物の家族」という印象が拭えず、人間の情念や業の描写が弱い感じ。 4点(2004-05-30 01:20:01) |
1943. ファンダンゴ
戦争に行く事への不安と恐怖から逃れるためのバカ騒ぎであり、単なる青春モノ・若気の至り系のバカ騒ぎとはちょっと違うように感じる。彼らが騒げば騒ぐほど、戦争への恐怖・不安が感じられ、ナントモ切なくなる。 6点(2004-05-25 03:13:17) |
1944. 熱き愛に時は流れて
役者3人はなかなか頑張っていたと思うが、ストーリーがややありきたりで冗長なのが惜しい。こういう人生の長いスパンを描いた映画は、なかなか作るのが難しいんだろうけど。 5点(2004-05-23 22:34:59) |
1945. パピヨン(1973)
若い時はマックイーンの生き方に憧れる。でもいくつかの挑戦はしたものの、年取って厳しい現実に直面するとホフマンの挑戦しない安定的な生き方も悪くないのかな?と思えてしまう。ただし、ホフマンの生き方は「人生を無駄に過ごしていないのか?」という不安との戦いでもある。結局、崖下の飛び込むのも勇気がいるし、留まるのも勇気がいる。 「勝率は?」「そんな事は関係ない」この2人のやりとりが全てを凝縮しているように思える。 8点(2004-05-23 18:29:53) |
1946. JAWS/ジョーズ
作品・音楽に負けず劣らず、巨大ザメの上を水着の小さい女性が泳いでるポスターが印象的。 8点(2004-05-15 21:32:56) |
1947. ジャスティス(2002・ブルース・ウィリス主演)
《ネタバレ》 ブルース・ウィリスが骨太でカッコイイ。嘘つきのコリン・ファレルは士官であっても信用しない。敵とつるんで味方の情報を簡単にバラしそうな反逆者は容赦なく殺す。作戦遂行のために茶番も展開。そして見事に作戦実行し、最後はコリン・ファレルの自己犠牲に心打たれ、自分が自己犠牲。まるで、「走れメロス」のようです。いやそれ以上かな。 8点(2004-05-09 18:51:22) |
1948. ボクの彼女は地球人/BRAND NEW GIRL
飛んでるUFOとプールにあるUFOの大きさが全然違うだろー。 4点(2004-05-08 21:37:42) |
1949. 60セカンズ
刑事さんよ。兄弟愛で犯罪許すなら、あの追跡劇はいったいなんなんだよー。 5点(2004-05-08 01:57:28) |
1950. 赤ちゃんはトップレディがお好き
《ネタバレ》 キャリアと育児の両立は可能か?という今日でも問題になっているテーマ。調度公開時の頃に均等法が施行されて結構話題になった作品だったと思う。育児により出世を阻まれ短気を起こして退社、隠遁生活に入るが、コンサルティング会社の食品業界担当のスキルを生かして自らフード事業を立ち上げ成功し、医者の男もGETという超ハッピーエンドのオキラクなストーリー。扱っているテーマは深刻な問題なので、2ひねりぐらい加えてもう少し現実性を持たせてリメイクすると面白いのでは? 6点(2004-05-06 04:42:34) |
1951. 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇
ナニゲに世渡り上手な浜ちゃん。 6点(2004-05-06 04:09:14) |
1952. マーサの幸せレシピ
前半は面白く見られるのだが、後半が物足りない。最後、客に悪態ついて店を飛び出すのはどうなのかなあ。結局、主人公は最後まで「街で2番目のシェフ」と言われる事に気づいていないと思われるのだが。 6点(2004-05-05 21:33:40) |
1953. 求むハズ
見所は、S・ローレンのバカバカしさぐらい。 5点(2004-05-05 04:00:45) |
1954. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
引退の最終試合に偉業を成し遂げる過程で、自分の人生を振り返る。ただし、偉業を成し遂げても仕事一筋で恋愛は手抜きだった事を後悔。人生最高の夜になるはずが、孤独のためホテルで嗚咽。まるで、出世はしたが、家庭は上手くいかず、定年を迎えたサラリーマンのようです。私もこの先いつの日か、自分の限界の日を迎えた時に自分の人生を振り返ると思いますが、その時何を思うだろうか? 7点(2004-05-05 03:04:29) |
1955. ポストマン(1997)
情報を管理したがるのが国家。通信事業は国家事業として温存しておきたい。郵政省とヤマト運輸の戦いの歴史を見れば明らか。よって、新国家建設のメイン事業として郵便事業が中心になるのは必然。手紙の配達で、合衆国万歳かあ。新しいアプローチではあるが、国家の情報管理と独占事業にウンザリしてる国民の支持がそう簡単に得られるとも思えないのだが。郵政民営化のご時世にも逆行してるしなあ。 5点(2004-05-04 19:42:05) |
1956. ヒマラヤ杉に降る雪
「偶然がこの世を支配する。支配されないのは人間の心の中だけだろう」に納得。それにしても人種差別ってのは根深いね。荷物と同じように札をつけられ収容所に送られる日系人の姿をみて、我々日本人は差別される側である事をあらためて認識した。 7点(2004-05-04 16:12:55) |
1957. エロティックな関係
宮沢りえカワイイ。斉藤洋介オイシイ。そんだけ。 3点(2004-05-04 04:31:12) |
1958. 菊次郎の夏
《ネタバレ》 タケシを中心に大人達が終始徹底的にあらゆる嘘をつき続ける。嘘はずるさの象徴でもあるが、照れ隠しの場合もある。本音や事実を過大にも過小にも表現する。また、嘘には2種類あって、自身の保身や見栄の為の嘘と、相手への優しさの為の嘘。作品前半は前者の嘘が多いのだが、終盤にかけて後者の嘘が多くなる。子供の目を通して、大人のずるさと優しさを嘘により表現している。最後の「また、お母さんを探しに行こうな」では涙が溢れた。 9点(2004-05-03 16:45:14)(良:1票) |
1959. 狼よさらば
お土産にもらった銃を機内に持ち込んでもスルーしちゃうのにびっくり。当時はOKだったのだろうか???ここのレビュー見てもわかるように日米問わず皆、復讐劇は大好き。(本作品の場合、厳密には復讐ではなく、行き過ぎた正当防衛の繰り返しだが)でも、違法な英雄的行為はどこまで許されるのか?主人公はお咎めなしだったが、検事との裏取引があったので司法の裁きは受けた格好になっており、一応話しの筋は通っているのがポイントか? 6点(2004-05-03 03:52:14) |
1960. サンセット大通り
過去の栄光にどう折り合いをつけて生きていくべきか?すべては需給バランス。現実の見えなくなった人間ってのは厄介だなあ。 6点(2004-05-03 01:23:12) |