1961. アザーズ
なんなんだろ?この作品、といろいろと疑問を持ちながら見ていて、ラストで「なんだそういう事だったのかあ」というクイズの答えを教えてもらったような感想は持つんだけれども、別に怖くは無いし、そんなに驚きもしない。なんか全体的にのっぺりしていて、起伏もないし、人間の怨念や狂気が感じられないからだと思う。 6点(2004-03-28 22:58:12) |
1962. Dolls ドールズ(2002)
各々のコメントに恋愛観が表れていて興味深いです。私はこういう愛の形はどちらかと言えば共感します。そうでも思わなければ人を信じる気にはなれません。 6点(2004-03-28 18:35:43) |
1963. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
ボートアクション・スキーアクションというシリーズお得意アクションを取り入れ、すぐにバレルスパイ活動等かなりオーソドックスな作りだと思う。でもボンドに救出されるMってのはどうかなあ。上司失格だよ。難点はQの引退だというのにボンドカーの活躍が弱い。ミサイル発射するだけだし。もっとカーアクションやるとか、空飛んで、水中潜るぐらいはやってほしい。拷問機器からの脱出や潜水艦での水中戦もQの小物を使って欲しいところ。ブロスナンボンドは銃撃戦が多すぎるのが気に入らない。 6点(2004-03-28 02:03:05) |
1964. 男はつらいよ 寅次郎紅の花
《ネタバレ》 観ている最中、「これで最後なんだ」という気持ちの高ぶりが抑えられません。人気歌手の引退コンサートのような雰囲気です。とらやへの帰宅シーンはリリーと腕組みで商店街の皆が拍手で出迎えという形式で、完全にご苦労様モードになっている。最終回を象徴するシーンだ。ここで気持ちの高ぶりが頂点に達した。「渥美清はこの時死を覚悟していたのだろうか?」そう考えると演技のひとつひとつに魂を感じます。 <追記>17年ぶりに再見。他者とは様々なタイミングで出会ったり、すれ違ったり、別れたりする。その中で家族になったりする人もいる。満男と泉ちゃんは仲がよさそうで、博とさくらは正月に2人で映画を見に行くという各々のラスト。そして、寅さんは最終的にはリリーの所から立ち去ったようなので、結局2人は家族にはなれずに終わる。でもそれが最後まで寅さんらしいのかなとも思う。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2004-03-28 00:06:09)(良:1票) |
1965. クイール
障害者&動物という非常に判りやすい題材なのですが、あざとさが無く非常にシンプルで爽やかさの感じる作品です。これは舞台が関西という事が大きく影響していると思います。関東だともう少しウェットなものになるでしょう。難を言えばちょっとシンプルすぎて物足りない。でも満足させようと思えば、くどくなるだろうし中々加減が難しいところです。 6点(2004-03-27 23:38:40) |
1966. 乳泉村の子
《ネタバレ》 残留孤児は日中戦争の大きな爪痕であり、それを題材とした作品は胸を打つものではあるのだが、同種の作品として「大地の子」という壮大な名作ドラマがあるため、どうしても比較してしまう。残留孤児の苦労には幼少期と思春期・青年期とあるわけだが、本作品は途中で出家してしまうため思春期・青年期の苦労・苦悩が殆ど描かれていない。人格的にも完成されてしまい、悟りの境地に達しているので、葛藤も殆ど感じられず、作品的にやや盛り上がりに欠ける。ただし、母が息子に向かって「許してください」と泣きながら謝るシーンはグッとくるものがあります。 6点(2004-03-27 15:16:15) |
1967. 卒業(1967)
《ネタバレ》 「もし自分の結婚式にホフマンみたいのが現れたら」という不安と妄想?を抱いた男女が何人いた事か・・・。この映画の与えた影響は大きい。<追記>11年ぶりに再見。これは卒業というより逃避ですね。逸脱と逃避。反抗期がなく親の言う事聞いて大人になった優等生が道を外すとこうなってしまうという悪い見本。全てにおいて思慮がなく、衝動的で場当たり的。カノジョも好きでついて行ったのではなく、大学中退して結婚する事に踏ん切りがつかなかっただけであり、タダ逃げたかっただけでしょう。まあ、一番の元凶は中年になって逸脱・逃避を始めちゃった夫人なんですけどね。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2004-03-27 03:41:00)(良:1票) |
1968. ルパン三世 カリオストロの城
ラストだけ埼玉県警のパトカーが左ハンドルだなあ。特注か? 6点(2004-03-27 02:10:26) |
1969. シンドラーのリスト
私がグッときたシーンは間違ってアウシュビッツに送られた人達をチェコに再送する時に子供達だけナチスによって取り残されそうになるのですが「うちの従業員をどうするつもりだ!兵器製造の熟練工なんだぞ!」といって軍人を説得するところ。彼自身ナチ党員であり、ユダヤ人を救うにしても、筋を通す形で軍人の顔も立てなきゃいけない。単に敵対・対立するのではなく、双方が満足する形で解決する実業家としてのセンス。外国人や役人といった守られた立場ではなく、ナチ党員であり実業家であるという難しい立場の人間が才覚を生かしてユダヤ人助けたというところにドラマ性があると思う。 8点(2004-03-26 19:16:32) |
1970. アウトブレイク
臆病な私は、感染の瞬間のシーンはその度に「アーッ!」って叫んでしまいます。イチバン叫んでしまったのは、病院で試験管が割れて顔に血が飛び散るところですね。 <追記>17年ぶりに再見。コロナ流行の状況で見るとそれなりに臨場感を持つ事も可能であり見方も変わる部分もあるが、ご都合主義のエンタメ要素が思ったより強いので拍子抜けする部分もある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-03-26 04:34:10) |
1971. 007/オクトパシー
本作は恋愛要素もなく、悪役もたいした事ないので、ボンドのアクション&コメディーの独壇場になっています。ワニのオモチャの中に入ったり、VWビートルをヒッチハイクしたり、ピエロに扮装したりスパイとは思えぬ活躍?でも一応国際テロを救う形になっており、情報部員の面目躍如。題名はオクトパシーですがたいして意味は無く、ヨーヨーノコギリの方が怖い。ボンドがつけてる改造腕時計ですが、当時結構流行ったSEIKOの多機能デジタルウォッチですね。持ってた方も多いのでは?中学生の私は持ってました。そう考えると、ちょっと子供向けの時計だったかも?ボンドのオモチャにはぴったりですが。 7点(2004-03-26 02:58:29) |
1972. アンナ・オズ
なんだかわけがわからなくて、見ているこっちまで夢の世界に入っていきそうでした。 3点(2004-03-25 16:36:51) |
1973. 6デイズ/7ナイツ
その後の2人がどうなったのか気になる。なんかスグにダメになりそうな予感が・・・。 5点(2004-03-25 15:34:02) |
1974. オンリー・ユー(1994)
マリサ・トメイがカワイイだけの映画。なんのヒネリもオチもない。最後の飛行機への搭乗に関して、米と伊の違いが出たかな?程度。 ズラがとれるところは笑えたケド。 5点(2004-03-25 05:04:17) |
1975. 女王陛下の007
仕事に恋にマジメなボンド。作りもマジメなアクション映画で、007の割には(?)結構ハードボイルドで硬派な作品になっている。おもちゃも使わず、マジメに戦ってます。よってQの出番が無いのはちょっと残念ですが。ボンドのサポート要員みたいな男は前半頑張ってたけど、捕まって簡単に情報漏らし過ぎ!最後の終わり方は解せないなあ。「えー!なんでー!」と叫んでしまった。 7点(2004-03-25 03:28:09)(良:1票) |
1976. 絶唱(1975)
「私の事いつ捨ててもいいわ」「馬鹿なこと言うな。よーしそんな事言った罰だ」で、キス。そして「これからは毎日が結婚式だよ」日本版ロミオとジュリエットのような感じでかなーりベタなんですが、これぞ純愛という感じで心が洗われます。でも、ラストは純愛を通り越してしまったような気がします。現代は平和で幸福だなあと思いました。 7点(2004-03-24 23:54:40) |
1977. 007/私を愛したスパイ
公開当時は小学校低学年で「スーパーカーブーム」真っ只中。ボンドカーは憧れの的でした。そんな時代背景の中登場したロータスエスプリ。熱狂しました。今見返すとQの「荷物」として今では当たり前のジェットスキーが登場しています。なんか感慨深いです。ボンドガールは英ソ協調の女スパイで仲間であるため、ボンドにぴったり張り付いていて登場シーンも多く、印象には残るのですが、行動を共にするだけで、あまり活躍していないのが残念です。 7点(2004-03-24 22:14:41) |
1978. 水の女
いろんな過去を背負った人間達に「水・火・風・土」を象徴させ、人生の垢を落とすために銭湯に集まる様子を描いているのだと思うが、説教くささと映像へのこだわりがなんかミスマッチ。富士山は「水・火・風・土」の集合体のメタファーなのかもしれないが、銭湯に富士山があるように4人が銭湯に集まるのも必然的って事が言いたいの?なんだかよくわからない。 4点(2004-03-24 16:51:04) |
1979. タイムコップ
《ネタバレ》 原作もあるようですが、脚本は中々よいですね。冒頭シーンをラストにも持ってきて、なぞっているところなんかは面白かったです。相棒の裏切り等のひねりもあり、中盤もダレナイ。悪役が溶けちゃうのはびっくりだけど、普通に殺す・死ぬよりは笑えてよいです。最後は過去を変えて未来も変わってしまうお決まりのパターンですが、綺麗にまとまっていたと思います。パート2はないのかな? 7点(2004-03-24 13:55:21) |
1980. 潮騒(1975)
純文学に似つかわしくない音楽に違和感。友和は悪くは無いんだが、百恵がまだちょっと垢抜けてないし、演技にも改善の余地があるように感じる。 <追記> 10年ぶりに再鑑賞。百恵の田舎臭さもこれはこれでよいのかな?と思えてきた。やはり独特の可愛さと存在感があるし。一方恋敵である千代子役の中川三穂子が今見ても現代風の顔立ちで東京の女子大生という雰囲気を漂わせており、中々いい女優を発見したなという感じ。原作も読んでみたいと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2004-03-23 21:55:53) |