1. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 コーエン兄弟作品を思わせる、先の読めない展開。だけどこの作品は彼らのより数百段も格好いい。これは間違いない。強引で滅茶苦茶であるけど、それも人生かもしれない。お母さんにピンクのキャデラックをプレゼントするシーンの台詞は、センスあるなぁと、溜息がでた。終始、緊張感を保って観ていられる作品。ごたごた言葉を並べてみたけれど、一言で言うと、私にとってすっごーーーーい好い映画!です。 10点(2004-07-01 23:07:31) |
2. 情婦
映画って、「映像で見せろ」ってよく言うけれど(?)、この作品は台詞で見せてくれました。オープニングからマシンガンのような台詞の嵐。言葉って面白いな~と改めて感じました。 10点(2003-09-25 00:11:34) |
3. ショーシャンクの空に
特に言うことないです。それくらいよかった。スティーブン・キングは素晴らしい作品が書けるのに、……ドリームキャッチャーはふざけていたのか!? 10点(2003-07-19 00:44:48) |
4. ライフ・イズ・ビューティフル
きっとロベルト・デニーニはこれを超える作品を作れないでしょう。こんな心を揺すぶられたのは久しぶりです。素敵な映画です。一見する価値大です。一見しない理由はありません。 10点(2003-07-16 02:21:32) |
5. ピアノ・レッスン
傑作です。よく作られている。きっと男の人にはわからない映画なんではないでしょうか?ラストまでの持っていきかた、素晴らしい!計算尽くされたシナリオです☆ 10点(2003-07-16 02:14:58) |
6. ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
《ネタバレ》 始まりはクラシックな雰囲気。中身はコメディそのもの。ラストは大どんでん返し。絶対飽きさせないシナリオと演技。おもしろかった……。 10点(2003-07-15 01:17:14) |
7. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 一面のひまわり畑に深い意味があることを、映画を見終えてやっと理解できます。ビデオで見た後に、このひまわり畑を映画のスクリーンで見たいと思い、某名画座(もうなくなっちゃったんですけど)へ足を運びました。満席立ち見のその回で、私は一人、ハンカチを口にあて、嗚咽を漏らしながら鑑賞しました。「うっうっ……ううう」 隣の人の鋭い視線は感じたけれど、無視です、無視。「うっうっ……ううう」 こんな風に嗚咽を出してしまう映画に、最近出会ってないな。 10点(2003-07-15 00:07:48)(良:1票) |
8. ダーティ・ダンシング
女性の90%は主人公のジェニファー・グレイに自分を重ねて観ていると思います。「山荘」「ひと夏」「少女から女性へ」「秘密」などのフレーズはなんだか未知の世界感があり、女性は特有の興味をかきたてられます。でもフレーズだけ聞くと、なんだかいやらしい映画みたいですね。(違いますよ) 10点(2003-07-14 23:56:43) |
9. 自由戀愛<TVM>
その部分部分も、もちろん素敵な画なんだけれど、この映画は全体的に大きな絵画の様な仕上がりになっていて、始めから最後まで通して観て、初めて本当の素晴らしさを感じることが出来る。隙がない作品。 [試写会(吹替)] 9点(2005-08-31 00:18:47) |
10. きょうのできごと a day on the planet
行定監督の作品で一番好き。終始ぬるま湯に浸かっているような感覚。「大学生」という年齢を旨く描いて、相当リアル。個々の心情が真直ぐ伝わってきた。人間って、小さくて不器用だけど、温かいと思った。 9点(2005-01-12 22:45:16) |
11. 幸福の鐘
好き。 この作品に対してはそれしか言えない。私の筆力で説明すると、安っぽくなってしまうから。 9点(2004-10-05 21:57:59) |
12. バンディッツ(1997)
ドイツ映画素晴らしき。独自の雰囲気、テンポ、気だるさ、とてつもなくクール。気だるいけどクール。しかもセックスシーンが超カッコイイ。エロティックだけど、これまたクールなんですね。目に焼きつきました。いやあ、クールだ。 9点(2004-08-19 22:50:39) |
13. 女はみんな生きている
高レビューではあるけど、「フランス映画だしな~どーせ私とは色が合わないよ。ふふ~ん」と思っていた私に、感嘆の溜息をはかせたこの映画。良い! とても良かった! 実に爽快で、気持ちが良い。ただ一つ思うのは、きっと女性に好かれる映画であるだろうということ。視点が女性の場合、一種の快感を得られると思うのだが、男性の目からは、ご都合主義にしか見えないのではないだろうか。私は女という立場から、半分以上女であろう出演者の感情だとか、心情が分からなくもなかった(←濁し発言)。だけど、男性には……分からないでしょ。「ピアノ・レッスン」「ダーティ・ダンシング」もこの類かな。女として心から楽しめた作品でした! 9点(2004-07-14 11:58:38) |
14. シルミド/SILMIDO
泣きました。今までシルミ島の存在すら知りませんでした。あんな非現実的な現実が存在していたなんて、知る由もありませんでした。何を恨めばいいんですかね。運命ですか、自分の罪ですか。権力者は歪んでいて、真直ぐなのは犯罪者たち。そうなのかもしれない、と率直に思いました。色んなことを考えさせられる映画でした。娯楽映画ももちろん好いけど、心の髄に響く、こういう映画が受け継がれてゆくことを願います。 9点(2004-07-01 08:32:08) |
15. ビッグ・フィッシュ
ファーストシーンで引き込まれ、クライマックスまで笑い、ラスト泣かせてもらいました。ファンタジーというジャンルはあまり得意ではないけれど、これは誰にでもお勧めできます。ティム・バートン監督、映像がとっても綺麗。映画を観ながら同時に、美術館と演奏会を味わっている、贅沢な時間を過ごしました。 9点(2004-06-17 16:06:14) |
16. 十二人の怒れる男(1957)
ラストのヘンリー・フォンダが裁判所を出てゆくシーンがよかった。何時間もの討論の末の足取り。台詞はないのに心中が伝わってきた。それぞれの人生や生活、個々の境遇が痛いほど感じられた。 9点(2004-05-15 01:44:00) |
17. 淑女超特急
いつの時代も、男と女は変わらない。ルビッチの作品で一番好き。タイトルだけ聞くとB級映画の雰囲気ですが、ストーリーはA級です。最後まで超特急で駆け抜けました。 9点(2004-04-02 21:17:22)(良:1票) |
18. 生きるべきか死ぬべきか
逸脱したシナリオでした。ラスト10分は最高でした。やっぱ役者さんは役者なんだな……なんて、当たり前のことを実感しました。 9点(2004-03-23 00:18:26) |
19. いつも2人で
結局ラスト何も解決していない。そうです、過去へは戻れません。男と女の問題に解決も何もない。それでも二人が一緒にいる限り、そこには絆があるのだと思いました。 9点(2004-03-18 00:20:47) |
20. マイ・リトル・ガーデン
《ネタバレ》 最後の「これは実話だ」というナレーションで感動が倍増した。始めに「実話」と提示されるのではなくて、全てが終わった後にそれを示されると物語りに深みが出ると想う。アレックスが隠れているのに、それを見逃した兵隊さんにリアリティを感じた。戦争という名の地獄にいる人間たち。その犠牲者たちの戸惑いだとか、葛藤だとか、弱さが嘘なく描かれていたと想う。名作。 9点(2004-03-13 21:32:29) |