1. アイドル・ハンズ
いかにもアメリカンライクな悪趣味ホラー。よくよく考えれば悲惨極まりない話なのだが、全編に漂う能天気なノリが陰惨さを見事吹き飛ばしてくれる。これだけ人が死んだのに、後味スッキリで元気になれるホラー映画も珍しいかも。ただ、主人公が自分の右手と格闘する演技は「死霊のはらわた2」のブルース・キャンベルに軍配が上がりますな。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-06 02:49:01) |
2. 学校の怪談4
シリーズ4作目。実は「千と千尋」よりも早く神隠しネタを扱い、家族(ここでは兄)の為に奮闘する少女の姿までも描いている。恐怖感はそこそこ。所々に空気の読めないCGやBGMが流れるが、それさえ気にしなければ近年のJホラーと大差の無い出来。子役の演技もシリーズ中では一番自然な感じがした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-05 03:15:35) |
3. 新生 トイレの花子さん
前田愛の姉が失踪したのも人形が原因?コックリさんをしたら人形が箱から消えたのは何で?ってか高島礼子は自分の中に悪霊入れちゃって大丈夫なのかい?多くを語らないストーリーはホラー映画にありがちだが、これはあまりに説明不足すぎ。しかし「学校の怪談」シリーズのような子供騙しのファンタジー映画に比べれば恐怖演出は若干高めなので「リング」「呪怨」といったJホラーの入門編として観ると良いかもしれない。ちなみに「発狂する唇」は本作を観てから観賞すると意外な繋がりが発見できてより一層楽しめる仕様になっている。これには正直驚いた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-04 00:16:52) |
4. 必殺処刑コップ
正義感丸出しのバカ刑事を引き抜いたおかけで、みんなで仲良くやってた特殊部隊がメチャクチャにされる悲しいお話し。あの主人公、恩知らずにも程があるぞ。 6点(2005-01-30 18:46:47) |
5. デリカテッセン
ジュネ版「悪魔のいけにえ」。怯える男性の頭部に肉包丁を振り下ろすオープニング、謎の鳴き声が聞こえる缶詰を延々と作り続ける男、水浸しの部屋でカタツムリや蛙を養殖しては1人でモグモグ食べるオッサン…。文字にすると正気の沙汰とは思えない電波話を、こんなにも後味爽やかな、それでいて優しい気持ちになれるファンタジーに仕立ててしまうこの監督は本当に凄い。ラストシーンの美しさに胸を打たれた。 8点(2005-01-27 02:27:25) |
6. 発狂する唇
ゲロ、熟女、死姦、アナルファック、三輪ひとみの歌、カンフー…見ているこっちが発狂しそうだよ。 0点(2004-12-07 00:44:52)(笑:1票) (良:1票) |
7. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀
最初のゾンビ登場シーンにやられた。旧作ファンを驚かせようとしてあんな演出にしたんだろうけど、あまりに唐突すぎて笑ってしまった。他にもジーパンに履き替えた途端にリプリー化するバーバラや、最後まで生き残るクーパーなどとにかく意表を突かれっ放し。個人的にはオリジナル版を超えていると思う。 [DVD(字幕)] 8点(2004-10-29 22:52:40) |
8. ロリータ(1997)
印象としてはキューブリック版と変わらず。でも上映時間が短い分こっちの方が好きかな。関係無い話だが、ウチの近所ではこの映画が何故かポルノコーナーに置いてある。勘違いして借りちゃった中学生もいたりして実に微笑ましい。 7点(2004-10-05 23:20:50)(笑:1票) |
9. デモンズ’95
《ネタバレ》 イタリアの人気コミックの映画化…なのに邦題はデモンズ。しかも95。デモンズって95作目まであったの?という冗談はさておき、いざ蓋を開けてみればこれが傑作だった。シュール系ゾンビ映画とでも言えばいいのか、内容は極めて難解で哲学的。最初は割りとまともに話が進んでいくが、主人公がゾンビに噛まれて死神と出会ってから、明らかにストーリーが狂った方向に進んで行く。夜の街へと向かい、平然と一般人を虐殺する主人公(この時のBGMが第9“時計じかけのオレンジ”バージョン!)。謎だらけの展開は最後まで続き、結局何の解答も示されないまま幕を閉じる。人によっては怒りしか沸いてこない映画かもしれないが、この映画の持つスタイリッシュで退廃的な美しさは一見の価値あり。 [DVD(字幕)] 7点(2004-07-16 15:59:29) |
10. ゾンビ・ザ・リターン
《ネタバレ》 しょーもないだろうなぁ…と思って見たら意外にも結構笑えた。ゾンビ映画オタクが撮ったゾンビ映画オタク向けの映画なので、登場人物も当然ゾンビ映画オタク。「デ・ロッシを超えたぜ!」の台詞や、愛車に「ルチオ・フルチよ永遠に」のプレートが付いてたりと、自己満足というよりは公開オナニーのレベルにまで達している。ラストシーンなんてまんま「ビヨンド」。但し元ネタが分かっていても、映画としての出来の悪さは致命的なのであしからず。 6点(2004-07-07 00:04:13) |
11. ダーク・ハーフ
キングの映像化作品の中では佳作の部類に入ると思うが、原作をそのままなぞっただけの展開で、今ひとつオリジナリティが足りない印象を受けた。これが全然知らない監督だったら文句は無いけど、ホラーの巨匠ジョージAロメロだけに期待しすぎてしまったか。少し辛めに5点で。 5点(2004-06-26 00:04:43) |
12. ソルジャー(1998)
98年の映画にしては何の新しさも無いストーリー。どこかで見たような展開はひたすらラストまで続く。カート・ラッセルは好きだけどこれはチョットね…。 4点(2004-06-18 18:02:19) |
13. フロム・ダスク・ティル・ドーン2
吸血鬼のパワフルな動きと、落ち着きの無いカメラワークが何となく「死霊のはらわた」シリーズを連想させる。観客を唖然とさせた前作の唐突さは微塵も感じなかったけど、人間vs吸血鬼の対決は問答無用に燃えるものがありますな。それと最後に一言、十字架強すぎ! 6点(2004-06-16 19:11:42) |
14. 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇
Wの良さはさっぱり分からないなぁ…。一応TVシリーズを見てから観賞したけど、単なる1エピソードに過ぎないような内容だったと思う。やたらと気合の入った戦闘シーンは見応えがあって好きなんだけどね。 5点(2004-06-10 00:13:33) |
15. フロム・ダスク・ティル・ドーン
はっきり言って無茶苦茶。銀行強盗の逃走劇から、唐突に人間VSヴァンパイヤの死闘が始まるし、変態タランティーノはあっという間に喰われて退場するし、トム・サビーニはチンコに銃仕込んでるし、死体でギター弾いてる奴がいるし、神父が祈っただけで水鉄砲の水が聖水に変わるし、そして何よりも驚きなのがこんな映画に続編が2本も存在するということ。色んな意味で見てみたい…。 7点(2004-05-25 19:00:48) |
16. 岸和田少年愚連隊
このノリはどうも肌に合わないなぁ…こういうの好きな人は物凄いハマリそうな映画なんだけど。ナイナイが出てなかったら見なかったと思う。 4点(2004-04-27 21:24:49) |
17. ゴジラ2000 ミレニアム
酷評が多いので覚悟して見ましたが…割と普通の出来ですね。当然と言えば当然だけどエメリッヒ版よりは“ゴジラ”してる。あの安っぽいUFOとタコみたいな怪獣も、60年代SF映画へのオマージュとして受けとめれば笑って許せる範囲でしょ。それよりも気になったのはUSA版を彷彿とさせる水中をスイスイ泳ぐゴジラと、UFO出現時に人々が空を見上げる「ID4」に酷似したシーン。これもエメリッヒに対するオマージュなのか?? 6点(2004-03-28 19:40:36) |
18. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
見れば見るほど味のでるスルメのような映画。この独特の陰湿な雰囲気に浸れたもん勝ち。ラストに希望を持たせた劇場公開版とは正反対のショッキングな結末も、個人的には好きです。 8点(2004-03-25 00:13:25) |
19. 耳をすませば(1995)
とりあえず一言、あんな中学生いねーよ! 6点(2004-03-14 18:57:15) |
20. アメリカン・ビューティー
心に闇を持った人たちが繰り広げるドロッドロなブラックコメディ。登場人物が半ば逆ギレ状態で好き勝手なことをした結果、ひとつの家庭が静かに崩壊していく様をテンポよく見せています。この手の話は決してアメリカだけの問題では無いと思いますけどね。 7点(2004-03-10 18:17:23) |