1. マグノリア
最初のフリが最後にまとまる期待感を持たせられたんですが中盤辺りから「こりゃ、まとまんねえや」と解釈し直して見ていました。そういう意味で蛙は期待を裏切られてうまくまとめられた感じです。啓示的な蛙は割と好きなシーンなのですが蛙後エピソードは語りすぎいててちょと饒舌過ぎる。蛙=許し つーのがあからさますぎて、蛙中にそれぞれの許しが見える程度の方がさっぱりしているのでは…?また人物の多さで誤魔化されているけれど1エピソード1つずつで見ると結構浅かったりします。残念。ま、色々愚痴はあるけれども結構面白かったです。 7点(2003-09-27 06:34:32) |
2. 学校
僕の苦手な西田敏行が100%の力を使って西田汁を振るいまくった映画、つまり暑苦しい。さらに邦江、彼の持つ貧乏臭い力を振り絞って貧乏汁を存分に振る舞ってくれます。さらに山田洋次の持つ下町風説教臭さ…完璧です。嫌いな人は受け付けない映画だろうなぁと思っていましたが存外にも最後まで見ました。あ、不良役の裕木奈江は安達祐美のビキニ写真を見ているような気まずさを感じました。 6点(2003-09-24 00:01:33) |
3. 学校Ⅲ
仕事人間だったリストラ中年の人生やり直し物語と自閉症の子を持つ母の苦労物語がセットで語られます。テーマ的にリストラ中年はあんまり面白くないなぁという点と大竹しのぶがガンになっちゃう点が気になりました。映画でしかも「学校」というテーマであえて語る内容なのかな?自閉症の子の書き方は本当にリアルらしいです。だからと言ってどうということもないのだけれど。なんかもうちょっと発展性が欲しかった。 5点(2003-09-23 23:50:38) |
4. 学校Ⅱ
西田敏行ってあんまりにも出っ張って来るから苦手でこれも導入は苦手だったんですが、物語はシリアスでしかも明るい感じで良かったです。 西田敏行もまぁそこまで鬱陶しくはないし、障害者の描き方も好感が持てました。気球のシーンは賛否両論あると思いますがそんなに嫌らしくはなかったなぁ、と。 時間があったらオススメです。 7点(2003-09-23 23:37:13) |
5. ブレイド(1998)
ヒーロー物に必要な主人公の魅力がどうも希薄。ただの力持ちなのかな?目からビームでないのかな?とかずっと思ってみてました。何にもでないです、むしろ病弱。さらに敵も普通に強いだけの人で…でも病弱。肩すかし。 5点(2003-09-23 17:23:25) |
6. もののけ姫
お客様へのサービス精神を忘れ、「自分のところの売り物は魂こめた1級品だよ」のみが強くなった作品。宮崎が「これを最後に引退する」と思い込みながら作った意志はわかるし、結果として「これでは引退できない」と思った判断もわかる。作品の不十分性はテーマ性のゆれにもつながっていて、結果として多分、監督も分からないながら無理矢理結論づけたオチには観客も納得できないのでしょう。失敗作という評価でいいんじゃないでしょか? 5点(2003-09-15 12:39:14) |
7. ゴースト/ニューヨークの幻
物語は良くできていて、退屈しません。でもこの映画は「泣けるか、泣けないか?」で評価するのが本筋のようで僕は泣けませんでした。 6点(2003-09-15 03:37:50) |
8. 世界中がアイ・ラヴ・ユー
幸せの空気を感じます。スノッブさは鼻につくけれど、マイナス要因になるまではいきません。見終わった後人に親切な気分になれる映画ってとても貴重だと思うのです。 8点(2003-08-26 21:24:00) |
9. ホーホケキョ となりの山田くん
いしいひさいちの持っている「ほんわかに仕込んだ毒」が抜けてしまい、そのかわり懐古的説教臭さが仕込まれた感じの作品。結局退屈さが残ってしまったわけですが、素材も表現技法も好きなので好意的に点数をつけてみました。エンターテイメント性、これがないんですよね、きっと。 4点(2003-08-26 20:55:23) |
10. レオン(1994)
《ネタバレ》 主人公が死ぬ必然性は見えないなぁ、ラストで一応殺しておくってのは物語の陳腐さを感じさせます。でもそれ以外では全体のストイックさやキャラクターの過剰さ、などなど楽しめるところが満載です。死にオチが気にならなければ結構楽しめる作品では? 6点(2003-08-26 20:46:37) |
11. メリーに首ったけ
自分はおゲフィン万歳!なので楽しめました。過剰な下品もキャメロンの存在感で軽めに救えているのかもです。 6点(2003-08-26 20:23:33) |
12. ボーイズ・ドント・クライ
テーマが重い上にラストが悲惨。実話だっていうことを知ってよりショック。性同一性障害者の問題提起を狙いとしているならこれは成功しているでしょう。そんだけイヤなラストです。一緒にしちゃいかんかもだけどセクシャルマイノリティって生き物は都市に生かされているって話は本当だな、としみじみ。 6点(2003-08-18 00:46:28) |
13. ラストゲーム
キャラクターがそれぞれが自分の利益のためだけに動いている…のは理解できるし、見るところがあるかもしれない。でもそれだけ。他には見所ないのです。退屈もしないし、感じるところもない。物語をもうちょっと練って欲しかったなぁと思いますた。 5点(2003-08-16 03:21:05) |
14. 菊次郎の夏
お話はとりあえずつまらない。さらにタケシジョークがつまらない。もっと言うと後半の井出の脱ぎには痛々しさえ感じる。だけど多少なりとも評価できるのは本人が楽しんで撮っているが故の気楽で楽しそうな雰囲気が全キャストに滲み出ているからでしょうかリラックス感があります。不愉快にはならないし、ノスタルジストなら楽しめるのかもしれません。 4点(2003-08-14 02:14:49)(良:1票) |
15. バック・ビート
ビートルズのファンでもなんでもない層の評価としてはどちらかというとつまんない。なんというか雑学的なテキストとしての価値はあるのでしょう。あの世代に興味ない人は見なくて良いんでは? 4点(2003-08-12 01:59:12) |
16. レナードの朝
とても哀しい物語で主人公も廻りの人間も皆が優しくてなおさらにまた哀しい、救いがないか?というとそうでもないんですね。そこがこの映画の魅力だと思う。ところでアルジャーノンはこの実話を元にしたの?それとも偶然なのでしょうか?すげく知りたい。 8点(2003-08-04 23:14:24) |
17. オープン・ユア・アイズ
《ネタバレ》 虚実交錯モノの割にはそんなに破綻しておらず、興味を持って最後まで楽しめました。でもやっぱりコールドスリープネタは古くて厳しいよねぇ。 6点(2003-08-04 03:32:25) |
18. I love ペッカー
う~ん、ジョン・ウオーターズが真面目に(抑えて?)映画撮ってる…。キレてる人はでてくるんだけどちょっとキレが足りないなぁ。シリアルママがきつい人にはいいのかもしれないけれど。 5点(2003-08-04 02:48:40) |
19. あの子を探して
得られるのは中国文化への意識。素朴で純粋な田舎の人々の物語…、というと収まり良い感じするんだけどチャン・イーモウの世界って居心地悪いだよな。いちいち「ね?こういう素朴さっていいでしょ?」って耳元で囁かれている気がして鬱陶しい。ストーリーは結構退屈。 4点(2003-08-04 02:26:55) |
20. アタック・ザ・ガス・ステーション!
ドラマそのものは薄っぺらなんだけど、いきおいがあって最後まで楽しく見ることができました。快適な暇つぶしができますよ。 6点(2003-08-04 02:17:16) |