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コメント数 58
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1.  市民ケーン
「薔薇の蕾」という謎の言葉を残して死んだ大富豪ケーン。貧しい家に生まれながら、持ち前の才気と強引な手腕で「新聞王」に成り上がり、一代で巨万の富を築き、望むもの全てを手に入れた彼の人生は、資本主義の価値観では間違いなく成功者だ。しかし、「薔薇の蕾」の意味が分かった時、「そうか、そうだったのか」とこの悪漢の別の人生が見えて来て胸を打つ。「薔薇の蕾」に隠された秘密は、ほんの数秒のシンプルな映像で、ラストにこっそりと明かされる、それだけに、心に静かに且つ痛烈に訴えかけるものがある。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-09-09 04:27:03)
2.  冒険者たち(1967)
初めて見たのはいつのころだっただろう。時々、何かの拍子であのメロディーが脳裏に甦ってくる。彼らのことを思い出すと、また何とかやって行けると思う。生きるうえで出会わなくても別段差し支えはないが、出会ったら忘れられない映画。少なくとも私にはそうだった。数多い名画の中でも、特別な場所を占めている。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-09-09 03:23:17)(良:1票)
3.  日本のいちばん長い日(1967)
これは凄い映画を見てしまった。ある意味ハリウッドの『パールハーバー』の対極ともいえる作品ではないだろうか。通常の反戦映画は戦争に対して批判的、もしくは消極的な庶民を主役にして少々押し付けがましい所があるのだが、この映画は天皇を頂点として戦争の幕引きをしなければならない日本の各部署のリーダー達の一日が描かれている。戦争終結の報に接しても「日本男児の半数が特攻すれば勝てる」とか「死んでいった者に申しわけない」と本土決戦を企てて東奔西走する熱血将校や町の警備隊長など、洗脳された狂犬のような連中が「正義」を振りかざして現場で指揮をとっていたのだから、当時はなんと住み難い世の中だったことか。もっとも形は違えど、自らの野望や保身のために、さまざまな権威や思想を持ち出してとんでもないことをやらかす輩、そんな連中は世界中に今でもうじゃうじゃといる。「戦争は最悪の選択」を再認識するためにも日本人だけでなく全ての人類が見るべき映画。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-09-07 03:05:15)(良:1票)
4.  おかあさん(1952)
珠玉の作品とはまさにこれのことでしょう。この映画で描かれている下町の風景や家族の日常は、懐かしさを通り越して、すでににどこかアジアの外国映画を見ているような感覚にさえ襲われた。しかし、この人々の素朴さや美しさは紛れもなく、半世紀ほど前の日本人の姿である。時代が変われば、人の価値観や生き方も変わるのは当然だが、失ってしまったものを愛惜するような、心の琴線に触れる大事なモノに出会ったというべきだろうか。家族の情愛というのは人類共通で、日本語がよく分からない外国人も、目に涙を溜めてこの映画を見ていた。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2006-02-19 08:27:41)(良:1票)
5.  野ばら
子供のころ何度も何度も見た映画。美しい風景と歌声、孤児という生い立ちながら天才的な音楽の才能を持つ主人公、美しい先生との甘く切ない交流など、いろいろな意味で少年を「憧れの世界」に誘う素晴らしい映画でした。
[地上波(字幕)] 10点(2006-02-06 23:44:51)
6.  未来惑星ザルドス 《ネタバレ》 
荒唐無稽なストーリーに哲学的な内容を孕んだSF映画。大人のためのお伽話とも言える。野蛮人となった人類に神が武器をばら撒き、殺し合いをさせている未来世界。野蛮人のリーダーである主人公が、謎の人物の導きによって知性に目覚める。そして廃墟の図書館で偶然『オズの魔法使い』を読んで、神への懐疑が生まれるという設定は秀逸。神の住む都、ボルテックスの正体は、永遠に生命を保つシステムを発明し、生きる屍になってしまった科学者たちの象牙の搭。いかにも70年代的なノリの映画だが、とても独創的で映画の魅力は色褪せない。ラスト近くの殺戮(神から人への回帰)の場面は衝撃的だが、その後、人は限られた命で、愛し合い、子供を育て、老い、死んでいくというシンプルな真理を語って物語は静かに幕を閉じる。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-02-06 23:30:44)
7.  12モンキーズ
同監督の作品では、唯一素直に良いと思える作品で、何度見ても感動する。映像が素晴らしいので、物語の世界にぐいぐいと引き込まれる。皮肉な運命を背負った孤独なヒーローを演じているブルース・ウィリスもとても良い。『12モンキーズ』という異様なタイトルの伏線は相変わらず肩透かしを食らわせられたが、それを補って余りある素晴らしいストーリー。音楽の使い方も最高。絶望と希望、ヒューマニズム、そして現代文明への警鐘に満ちたSF映画の傑作。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-21 23:36:28)
8.  猿の惑星 《ネタバレ》 
もう何度観たか数え切れないSF映画の古典。原作者は「戦場にかける橋」なども書いているフランスの反日(?)作家で、日本軍の捕虜収容所にいた体験をもとにこの小説を書いたらしいです。そんなこと知らなくても十分楽しめますが、知っていると、当時の白人の黄色人種に対する複雑な気持ちを伺えて興味深いかも知れません。ちなみにシリーズ全てがこの中篇の原作からインスパイアされて製作されていることがわかります。ラストはリメーク版の方が原作に忠実ですが、あえて「猿の惑星は実は地球だった」、とすることにより原作の破綻を見事に解決し、この映画を息の長い傑作にすることが出来たのだと思います。 
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-02-05 02:49:06)
9.  砲艦サンパブロ
映像、ストーリー、豪華なキャスト。こんなに素晴らしい大作が人々の記憶から消えてしまっているのはとても残念な気がする。スティーブマックイーンが、その優しさ故に、軍隊生活に馴染めないトラブルメーカーの兵士を好演している。「俺はどうしてここにいるんだ」と叫ぶラストはとても悲しい。一生に一度は見る価値のある映画。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-01-06 03:06:35)
10.  太陽の帝国(1987)
 SF作家バラードの同名の自伝を映画化したスピルバーグの最高傑作。お決まりの英雄物や、同盟軍の蛮行を糾弾する反戦物とは全く次元の異なる作品。子供の目を通した戦争そのものを描いていて、映像はみずみずしく、印象的なシーンが多い。戦闘機マニアの主人公が、出撃する特攻隊の勇姿にみとれて「海行かば」に合わせて母国の子守唄を熱唱したり、同じ大空に夢を描く者として、少年特攻隊の一人と心を通わせたり、絶望のどん底で目撃する暁の空の虹色の閃光(少年は動けなくなった老婆の昇天する光と勘違いする)など、少年視点の独創的なシーンには心打たれる。  子役のベールの演技も素晴らしく、はじめは無邪気なおぼっちゃんが、ラストでは、両親の顔もなかなか思い出せないほど、疲労と苦悩を湛えた瞳の持ち主に変わっている。  この作品が日本帝国を美化しているという、不当な意見で低い評価を与えられているのだとしたらとても残念なことだ。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-15 17:10:47)(良:3票)
11.  火垂るの墓(1988)
旅行先で偶然見付けてDVDを購入。約20年ぶりに見たが、いつまで経っても色褪せない映像とストーリー。野坂昭如の半自叙伝はとてつもない悲劇ではあるが、兄妹にまつわる詩的な映像表現、時には残酷な戦争の描写、繊細で美しい音楽、どれをとっても素晴らしい出来。この作品によって日本アニメ界は、アニメで実写映像を超えたリアルな感動を表現できると世界に示したと言っても過言ではない。特筆すべきはアメリカのある映画サイトでは、この「Grave of the Fireflies」は総合ランキングでかなり上位に入っていて、日本よりも遥かに評価が高い。旧作のアニメとしては異例のことで「今までに見た最高の映画」と評価する人も少なくない。何かと好戦的なイメージのある国だが、さすがに映画の国だけあって、映画愛好家の良心と質の高さを感じるような気がする。 日米で多い批判が(視点が少々トンチンカンなのだが)「兄があまりにも愚かなのでこの作品は嫌い」という内容。確かに兄は愚かな行動をするのだが、だからと言って作品全体を愚かと断じてしまうのは、劇中、兄妹の生死に無関心だった軍国主義体制下の「善良な日本人たち」と同じ立場にいるのだ、ということを分かって欲しい。
[映画館(字幕)] 9点(2005-09-06 19:47:03)(良:5票)
12.  アメリカン・ビューティー
奥の深い、考えさせられる映画でした。表現方法は賛否両論ありますが、正常、異常とは何か?ほんとうの幸せとは何か?を観る人に痛烈に語りかけている映画だと思います。また、競争社会をマジメにがんばって生きている人には理解し難い感性の映画と映るかも知れませんが、本当はそういう人達にこそ観て貰いたいんでしょうね。主人公が死ぬ寸前に回想する日常の何気ない風景。泣かせます。
9点(2003-06-18 02:50:52)
13.  シェーン
シェーンが少年のもとを格好良く去る有名なラストシーン、しかし次のシーンでシェーンが馬上で腕をブラリとさせて、今にも転げ落ちそうになっているように見えます。最後の最後(?)まで弱みを見せなかったシェーンって映画史上最も粋な主人公だと思います。
9点(2003-04-26 01:04:21)
14.  スピード・レーサー
アニメ現役世代として文句なし!よくぞやってくれました。何でアメリカではヒットしなかったんだろう。主題歌に日本語オリジナル一部使ったからかな?もっとも原色ギラギラでほとんどCGの映像のせいか何度も観る気は起こりませんが…。 
[DVD(吹替)] 8点(2009-05-22 03:06:27)
15.  硫黄島からの手紙
結構厳しい批判が多いのに驚いた。(もっとも下記の理由で頷けるが)アメリカ人にとっては仇敵ともいうべき当時の日本軍を、アメリカのスタッフがここまで公正に描いたことを大いに評価しても良いのではないだろうか?もちろん本来アメリカの大衆向けのエンタテインメントなのだから多少は大目に見なければならない点もあるかも知れないが、国が違うだけで同じ人間が殺し合わなければならない戦争の悲惨さ、(前作と合わせて)日米の民族性や兵士の置かれていた状況の違い、当時の日本社会が何よりも日本人にとって一番辛いものだった、というポイントが押さえられていたと思う。それに昨今の、時代背景を無視して不自然なほどヒューマニズムを強調した、正真の日本の戦争映画よりも「日本映画」として違和感が少ないのは賞賛に値する。このような映画を巨費を投じて丹念に製作し、アカデミー賞にまでノミネートしてしまう、アメリカの懐の深さには感心するしかない。ただ、難を言えば、アメリカナイズされた「栗林中将」が最も有能で魅力的な人物だったのだという、いつもの「アメリカが一番」を言いたいが為の映画なのか?と考え出すと、鼻持ちならなく成って来てしまう。ここは、彼こそ現代的な西欧の合理主義的聡明さと武士道の美徳を合わせ持った人物と捉えておきたい。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-02 23:33:50)(良:1票)
16.  シッピング・ニュース
原作は未読だが、とにかく映像もストーリーも文句がない。自分に自信を持てないしがない人生を送る男が、行った事もない先祖の土地に戻り(一種のIターンかな?)、チャンスを掴んで人生をやり直す。この監督「やかまし村」の監督だそうだが、素晴らしい才能を持っていると確信した次第。どうしようもない自分が過去の自身の先祖の教育や経済活動の結果である、というのはまぎれもない事実。普段我々はそれを意識せずに生きている。どうして自分の人生はこうなんだろう?「親の因果が子に報い」という言葉があるが、西欧文学の傑作の法的式である聖書的な題材も踏襲している。過去の親や先祖の邪悪な行状を知り、だからと言って主人公はなおさら自身の殻に閉じこもったり逃げ出すのではなく、町の人々と時には葛藤しながらも誠実な隣人関係を結んで行く。(もっとも彼にチャンスをくれる新聞社への雇用も、彼の出自を全て知っているオーナーのトップダウンという所が因縁めいている)彼の人生のやり直しは、親や先祖の邪悪な歴史からの解放と密接に結びついている。この映画のラスト、一夜の嵐で粉々に吹き飛んでしまった先祖代々の家を前にして彼と愛娘は呆然と立ち尽くす。彼は新しい彼の家を建て、娘がそれを引き継いでいくのだろう。万人共通のテーマを孕んでいるのだが、観る人に(一般的な)宗教的感受性がないとなかなか理解して貰えない映画かも知れない。
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-23 23:56:27)
17.  フェーンチャン ぼくの恋人
これはおもしろかった。素直で素朴な所がとても良い。しかし、完成度が決して低いわけでは無い。人物描写は生き生きとして、行った事も無いタイの映画にもかかわらず、見ているうちに自分の忘れていた記憶とオーバーラップして、懐かしさと切なさで胸が熱くなってしまった。劇中の初めて聞くタイの「懐メロ」も、映画と一緒に聞かされると、懐かしく感じるから不思議だ。ただ一つ難を言えば、嘘でも良いから、成長した友達の姿を登場させて欲しかった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-10 22:14:56)
18.  レッド・サン
西部を舞台に活躍するサムライという設定だけでも面白いのに、名監督と豪華キャスト、音楽と揃えば文句なし。それにしても幼い頃この映画を観た後「あんな高い所にどうやって刀を吊るしたんだろう」としばらくそればかり考えていたのでした。未だに謎。
[地上波(吹替)] 8点(2007-08-30 23:56:28)
19.  太陽の少年
見ているうちに自分が十代に戻ったような気がしてくる。文革の中国って、軍事教練と社会主義のスローガンに満ちていたのかと思ったら、さにあらず。不良グループの乱闘はあるし、若い男は女のことしか頭に無い。そういった意味では軽い驚きを覚えたし、主人公が暮らしている街の風景とか、どこか懐かしく印象的な映像に満ちていた。一番好きなシーンは、少年が彼女を自転車に乗せて並木道を走るシーンかな。主人公が好きな女性を思う気持ちが痛いほど伝わってきた。自分の記憶が曖昧で、もしかしたら思い違いだったのかも知れない、なんてラストで告白するが、それはないでしょ、美しい記憶につき合わせておいて。「カバレリアルスティカーナ」はこっちの印象があまりにも強くなってしまい、聞くと未だにプールにぽっかり浮かんだ少年の映像が浮かんでしまう。やめて欲しかったなー。
[DVD(字幕)] 8点(2007-07-18 19:08:41)
20.  狼男アメリカン
ホラーのつもりで観たらコメディー?狼男の恐怖と悲哀と滑稽さをブレンドした絶妙なストーリー展開。製作者の並々ならぬ才能に驚いた。ラストの「ブルームーン♪」も皮肉たっぷりで最高。
[地上波(吹替)] 8点(2006-02-06 23:59:45)
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