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1.  そして父になる 《ネタバレ》 
自然な子供を描かせたら右に出る者のいない是枝監督の作品。しかもテーマは子供たちのアイデンティティです。面白くないはずがありません。子供たちの存在に危機を与えるのは身勝手な親。特に福山雅治演じる野々宮家の父親です。インテリである彼は他人を思い通りに動かすのが当然と考えているような人物。自分の家族も斎木家の人々も配慮のない発言で傷つけます(一方で斎木家の父親 リリー・フランキーは怪しげに見えて大変真っ当に子供を愛していてびっくりします)。でも、あのラストに落とし込むためにはこの性格でないといけなかったと思います。予定調和的ですが、タイトル通り子どもが不幸になって終わらないので安心です。
[DVD(邦画)] 8点(2025-01-25 23:11:08)《新規》
2.  狼たちの午後 《ネタバレ》 
そろそろ面白くなるんだろう、面白くなるんだろうと思っている間に終わってしまった。大金をせしめられず、格好悪い姿を人質に散々見られた挙句逃げ切りに失敗。間抜けな強盗劇としか思えません。
[DVD(字幕)] 3点(2025-01-02 21:59:53)
3.  ロボット・ドリームズ
無声映画です。キャラクターのセリフは掛け声以外ありません。その代わりに感情を表現するために楽曲が使用されますが、実にマッチしています。セプテンバーがここまでカッコよく聞こえたのは初めてです。ストーリーには大きな起伏があるわけではないです。でも、心にじんわりと染みてくるような物語です。
[映画館(字幕)] 8点(2025-01-01 21:50:03)
4.  96時間
進行がメチャクチャ早い!開始10分ほどで娘が誘拐され、さらに10分でパリに移動し犯人グループの一人目を捕捉。全編この調子なので退屈しません。リーアム・ニーソンが演じる主人公は、娘が電話の向こうでさらわれる事態にも無駄なく対応しており有能な元CIAの設定を活かしています。アクションはジェイソン・ボーンに比べるともっさりしていますが、かえってリアリティがあるかなというところです。いろいろ言っていますが、一番の見物は主人公の娘にかける愛情。清々しいほどに他の人間はどうなっても構わない姿勢です。どちらかが死ぬ結末だと悲劇でしたが、そうならなくて良かったです。
[DVD(邦画)] 7点(2025-01-01 21:04:18)
5.  はたらく細胞
多くの人に見てほしい作品です。いろんな細胞の機能を勉強できるし、何より自分を守るためにこれだけ多くの者たちが頑張っていると思えば、みんな自分の命を大切にするんじゃないでしょうか。最終版の演出に不覚にも泣けました。
[映画館(邦画)] 9点(2024-12-30 20:57:38)
6.  怪物(2023)
なぜ可愛らしいこの子供が執拗にいじめの標的にされるのか、教師や父親の奇妙な態度は何か、いろんな違和感が終盤一気に解消され、そういうことだったか!と納得させられます。納得させられるんですが、現実にこの問題で理解されず苦しんでいる人がいるのが事実。共感が今後さらに広まることを望みます。
[DVD(邦画)] 8点(2024-12-30 09:54:46)
7.  太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 
高校教師が独力で核爆弾を製造してしまうのもすごいですが、それを使って国をどうこうしようとするわけでもない展開が奇抜すぎです。デパートでの緊迫感あふれるやり取りがクライマックスなら良かったのに。その後まだ続くの?まだ続くの?と言いたくなるタイミングが何回もあって最後にはうんざりしました(しかも主人公逃げ切ってるし!)。
[DVD(邦画)] 6点(2024-12-06 23:21:53)
8.  八犬伝
日本初の勧善懲悪アクション小説と考える八犬伝が未完になる可能性があったとは。そうなれば後の創作史にも結構影響が出ていたんじゃないでしょうか。実パートの馬琴、北斎のやり取りがとにかく楽しいです(もちろん南北も)。
[映画館(邦画)] 8点(2024-11-30 16:33:21)
9.  脳男 《ネタバレ》 
全体的に悪い意味でマンガチックで共感できない。家族の仇を裁くのに脳男を鍛える?普通に捜して私刑にすればいいじゃないか。
[DVD(邦画)] 5点(2024-11-24 16:42:22)
10.  シビル・ウォー アメリカ最後の日 《ネタバレ》 
夜空にミサイルが飛び交っている何気ないシーン、湾岸戦争を思い出しました。しかもそれはアメリカ国内で、同胞のはずの人に捕まれば、「お前はどっちのアメリカ人だ?(敵方なら即殺す)」と迫られる。作品全体が悪夢ですね。ラストは、そこまでやるか~?と思いましたが。だって○○ですよ?
[映画館(字幕)] 7点(2024-10-26 22:46:31)
11.  カサンドラ・クロス 《ネタバレ》 
列車を鉄橋から落下させるスペクタクルを見せたい、が前提の作品なんでしょうね。そこに至るまでかなり強引な展開が目につきます。事故とはいえ1,000人も死なせたら言い訳通用しないでしょ、とか。主人公たちなぜ感染しないの、とか。後味も悪いです。これがハリウッド映画と違うところか。
[DVD(字幕)] 5点(2024-10-26 22:31:29)
12.  落下の解剖学
ビックリするような真相ではありませんが、夫婦のヒリヒリする軋轢の描写は鑑賞する価値があったと思います。
[DVD(吹替)] 6点(2024-10-15 10:14:36)
13.  グーニーズ
小学生の頃、父親に連れられて観に行って、たちまちハマった思い出の一作。30歳を過ぎた今でも観るたびに冒険の旅に出たくなります。ご近所の、何でもなさそうな岩壁一枚の向こうにすごいお宝が眠っているなんて考えると、ワクワクしませんか?DVDも当然購入しました。日本語吹き替えがヘタ過ぎて残念だったけど、それ以外は大満足な出来。そしてシンディ・ローパーの歌う主題歌はやっぱり最高。
[DVD(吹替)] 10点(2024-09-26 19:32:35)(良:1票)
14.  ソウルの春 《ネタバレ》 
日本でいうなら226事件でしょうか。パク・チョンヒ大統領が暗殺されたという事実しか知らない状態で鑑賞したおかげで、最後までどちらが勝つか分からずドキドキできました(いや、私はイ・テシンが勝つと信じていました。こちらの西島秀俊似・イケメン主人公顔に対しチョン・ドゥグァンは明らかに悪者顔ですからね)。チョン・ドゥグァンは悪辣すぎなので最後まで好感を持てませんでしたが、驚異の粘り腰には脱帽です。権力の頂点に立つ人間はやはり出来が違うのかなと。
[映画館(字幕)] 7点(2024-09-26 16:47:34)
15.  ラストマイル 《ネタバレ》 
・めまぐるしい。ベルトコンベアみたいに話がサクサク進むので観ていて飽きませんでした。犯人は物流システムの犠牲になった人物の恋人。ありきたりながら納得はいく(爆発の被害者がひたすら気の毒ですが)。・岡田将生もディーン・フジオカもこういう役が多いですね。・「アンナチュラル」「MIU」は未見ですが、多分ここがコラボなんだろうな~と分かりました。全然雰囲気が違うんですから。
[映画館(邦画)] 7点(2024-09-26 16:28:50)
16.  サユリ 《ネタバレ》 
原作未読。松重豊似のおばあちゃんが家族を取り殺した悪霊に孫を叱咤しながら復讐を挑む、という他では見られない展開です。後半は特に原作者・押切蓮介氏の絵が思い浮かぶ濃さです。サユリの家族を拉致してきて制裁させるとか、よくこんなこと考えるなあと(まあ、復讐ではなくなってますけど)。良い話になり過ぎない程度で終わってるのがさじ加減の見事さと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2024-09-08 23:07:00)
17.  エイリアン:ロムルス 《ネタバレ》 
1作目をベースに2作目の風味を取り入れてリメイクしましたってところでしょうか。3作目以降、毎回ネタ切れだな~新展開はないのかな~と思っていましたが、今回もまさにそれでした。まあ、アクションは良かったですよ。フェイスハガーに捕まったら終わりという緊張感もありました。でも、リメイクには飽きたなというのが正直な感想です。
[映画館(吹替)] 6点(2024-09-07 15:42:37)(良:1票)
18.  ヤギと男と男と壁と
冷戦時代、アメリカが真面目に研究していたという超能力部隊の話。自分たちをジェダイの騎士と信じる人たちの言動はユーモラスですが、物語は大して面白くない。
[DVD(吹替)] 4点(2024-07-28 15:48:02)
19.  ライフ・イズ・ビューティフル
最初から最後まで、ず~っとしようもないことを周囲の人間を無視してしゃべり続けるグイドがうざったくて、ストーリーが頭に入ってくれませんでした。闇の中で死体の山を目撃してからようやくまともな人間になった印象です。
[DVD(吹替)] 1点(2024-07-26 01:47:23)
20.  エージェント・ウルトラ
冴えないバイト青年が最強戦士!?というギャップを狙ったコメディと思ったら、人を残酷に殺すし、敵も大真面目に殺りに来てるしで明らかにジャケット詐欺でした。本編も主人公の強さが中途半端で、アクションとしても痛快、何度でも観たいというレベルではありませんでした。
[DVD(吹替)] 4点(2024-07-25 14:25:20)
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