1. 96時間
進行がメチャクチャ早い!開始10分ほどで娘が誘拐され、さらに10分でパリに移動し犯人グループの一人目を捕捉。全編この調子なので退屈しません。リーアム・ニーソンが演じる主人公は、娘が電話の向こうでさらわれる事態にも無駄なく対応しており有能な元CIAの設定を活かしています。アクションはジェイソン・ボーンに比べるともっさりしていますが、かえってリアリティがあるかなというところです。いろいろ言っていますが、一番の見物は主人公の娘にかける愛情。清々しいほどに他の人間はどうなっても構わない姿勢です。どちらかが死ぬ結末だと悲劇でしたが、そうならなくて良かったです。 [DVD(邦画)] 7点(2025-01-01 21:04:18) |
2. ヤギと男と男と壁と
冷戦時代、アメリカが真面目に研究していたという超能力部隊の話。自分たちをジェダイの騎士と信じる人たちの言動はユーモラスですが、物語は大して面白くない。 [DVD(吹替)] 4点(2024-07-28 15:48:02) |
3. オーシャンズ11
《ネタバレ》 超ハイレベルなセキュリティをかいくぐっての金庫破り!というワクワクさせるあらすじのわりに、実際の中身には記憶に焼き付くようなシーンが皆無です。ことが上手く運びすぎ。やっぱり予定外のピンチ演出がないといけません。スティングと比較している方がいましたが、緊張感があちらの足元にも及ばない感じです。 [DVD(吹替)] 4点(2024-06-03 23:18:53) |
4. オーシャンズ12
《ネタバレ》 前作は「期待が高かった分、ガッカリ」なのですが、こちらはハードル下げてるのにまだその下を行くという…。前作でせっかく奪ったお金を敵に返す(しかも利子付き)という、そんな情けないことででいいのか?というプロットで主人公たちに思い入れできませんし、緩い空気のままの誰もケガ一つしないエンディングにため息が出ました。あと、ジュリア・ロバーツとブルース・ウィリスの絡む下りは見るにたえませんでした。物語がつまらないと、こういう内輪受けネタってダダすべりするんですよね。 [DVD(吹替)] 1点(2024-06-03 23:06:14) |
5. 南極物語(2006)
《ネタバレ》 本家「南極物語」の偽善ぶりが嫌いなんですが、このリメイク版を観ると、あっちの方がまだ良かったなと思ってしまいました。原因は皆さんがおっしゃる通りサバイバル感の圧倒的不足。そのために感情の揺さぶりが弱く、せっかくの再会も、やあ久しぶり~元気だった~みたいにぬるい。極地に置き去りにされた犬たちのほとんどが生き残っているのでは、何だこりゃと思いますよ。でも、ハスキーの可愛さを愛でるなら、まあいいんじゃないのと。 [DVD(吹替)] 4点(2023-12-05 00:11:02) |
6. カーズ
《ネタバレ》 登場人物が全員自動車だということにまず戸惑いますが、すぐに慣れます。ストーリーはすごいベタです。しかし、マックイーンの精神的成長、町と老レーサーの再生を一度に描くお手並みは見事です。 [DVD(吹替)] 8点(2023-06-08 16:05:53) |
7. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 ドイツの支配地では、ユダヤ人であるというただそれだけの理由で無造作に殺される1940年ごろの話。主人公も状況の中、抵抗できるわけもなくただあちこち逃げるのが精一杯。最終的に助かったのはたまたま運が良かったとしか言えないものです。主人公がある目的に向かって主体的に動くことがないので鑑賞していても爽快感に欠けますが、軍人にもレジスタンスにもなれない人がいかに過酷な生活を強いられたか、よく分かります。終盤に主人公を助けてドイツ将校ですが、他にも救った相手がいると知り驚きました。個人レベルではそういうケースもあったんですね。 [DVD(吹替)] 7点(2023-06-08 15:43:39) |
8. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
《ネタバレ》 ・若かりし頃の広末涼子を見るために鑑賞しました。広末涼子は魅力的だし、当時あれだけ支持されたのも分かります。映画自体は思ったより楽しかったという感想です。・主人公のタイムスリップする目的がはっきりしており、そこに向かって話がどんどん進むので退屈はしませんでした。・伊武雅刀を止めたものの、不動産取引規制発言を代わりに誰かがしてしまうと予想していたので、ハッピーエンドはまさかでした。 [DVD(邦画)] 6点(2023-04-11 23:04:44) |
9. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
主人公の正体は悪魔で、人間世界でちょこっと悪さをするダークホラーコメディーと勝手に想像していましたが、全然違いました。顔色の悪い生身の男の地味な復讐劇でした。途中から雑なスプラッターホラーでした。なぜあんなに人を殺すのか、さっぱりわかりません。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-02 20:15:20) |
10. ダージリン急行
91分なのに長く感じた。ロードムービーは好きだし、インドが舞台なのも興味深かったのだが、記憶に残る場面はなかった。 [DVD(吹替)] 4点(2022-06-29 23:05:48) |
11. 閉ざされた森
人ごとに証言内容が違う、真相はどうなんだ?という藪の中的展開は好きなんですが、人が多すぎて途中で込み入って訳が分からなくなりました。本物の死者も出ているので、笑って終わる感じじゃないですね。 [DVD(吹替)] 5点(2022-05-24 23:11:15) |
12. スズメバチ
《ネタバレ》 他の方も言及している通り、フランス版「要塞警察」ですね。前半が退屈、後半は怒涛の展開なところもそっくり。あと、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」要素もありますね。武装集団に包囲されて進退窮まってる感じは良く伝わりました。それにしても、警備員のおじさんは最後どうなったのか。あの人がいなかったら全員殺されていたほどの功労者ですから、顛末を見せてほしかったです。 [DVD(吹替)] 8点(2022-05-03 15:59:09) |
13. アイス・エイジ
子ども向けだからか、始まって20分で筋が読める、予想を絶対に裏切らないところが作品の強みであり、弱点なんでしょうね。 [DVD(吹替)] 7点(2021-09-12 00:32:21) |
14. 隠し剣 鬼の爪
《ネタバレ》 『たそがれ清兵衛』は観ていないのでともかくとして、『必死剣鳥刺し』には展開が似ていると思いました。しかし、ラストが大きく違う。ラブコメか!?とツッコミを入れたくなりますが、朴訥な剣の使い手が不幸になって終わる作品を観すぎているので、これは一服の清涼剤と言えます。 [DVD(邦画)] 7点(2021-08-22 22:35:54) |
15. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 家が丸ごと風船で空を飛ぶのはキャッチーで良いとして、旅の目的が宝探しなどではなく、夫婦の憧れの地を訪問することだけだから地味な印象が強い。今回の悪役に任ぜられた冒険家マンツがまた不自然。鳥を探しに来ているはずの男がなぜ進入者をバリバリ殺すのか?ディズニー映画の悪役でも特別強引だな。 [DVD(吹替)] 6点(2021-07-15 21:25:59) |
16. リロ&スティッチ(2002)
スティッチ可愛いなあ。後半の萎れてる姿とかキュンときます。物語は最終的にみんないい人ハッピーエンドに収まります。銀河連邦(?)の上から目線はちょっと不快。 [DVD(吹替)] 7点(2021-07-09 21:21:07) |
17. バンパイアハンターD
《ネタバレ》 日本における吸血鬼もの創作に多大な影響を与えていると分かりました。終始暗い雰囲気と無駄のないテンポがいい。レイラは中盤の発言で死亡フラグ立ったと思いましたが、良い意味で裏切られました。 [DVD(字幕)] 7点(2021-05-16 13:44:56) |
18. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 「ワルキューレ」のような結末を迎えるだろうと思っていたら、まさか、本当に・・・。予想外の展開が多くて楽しめました。150分もあるとは感じませんでした。キャラクターでは、ランダ大佐がその末路も含め最高ですね。ああいうのが敵側にいるとストーリーに緊張感が出ます。 [DVD(吹替)] 8点(2021-03-04 15:21:13) |
19. 深呼吸の必要
《ネタバレ》 ・新人たちだけでなく、リーダーとして一段高みにいるかに見える田所氏も実は問題を抱えている。35日間の作業を通してそれらは多少可視化されるが、決定的に解決されるわけではなく、多分良い方向へ行くはずだ、後は想像に任せます・・・という感じの緩い終わり方。いい塩梅と感じました。・この深刻になり過ぎない空気感に貢献しているのは、間違いなく、おじいさん・おばあさんの存在ですよね。包容力が半端でないこの人たちがいなかったら、チームが空中分解していたでしょう。 [DVD(邦画)] 8点(2020-09-08 16:23:42) |
20. ランボー/最後の戦場
鑑賞中は十分に面白いと思いました。ただ、メチャクチャ強いのに悲哀も背負う戦士・ランボーの第一作目を愛する者としては、ああ、完全に別物になっちゃったなあとしみじみ感じます。ジョン・ランボーが主人公でないと成立しない物語かというと、全然そんなことはないですからね。別俳優・別キャラクターでも問題なし。せっかく20年ぶりに新作を作るのだから、ラストでランボーに帰郷を決意させる、説得力のあるお話が欲しかったです。 [DVD(吹替)] 7点(2020-08-04 19:35:30) |