Menu
 > レビュワー
 > ぱんた さんの口コミ一覧
ぱんたさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 16
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  道(1954) 《ネタバレ》 
映画好きの友人三人がここ何年かで一番なのはなんて映画? と聞かれて紙にめいめい書き入れ、せーので出すと、三人とも「道」であったという....。ある本に出ていた逸話です。この話が頭を離れなかったせいで、いつか絶対に見たいといつも思っていました。実はこれを見たのは半年以上前です。見てすぐは重たい内容に圧倒されて、なかなか感想としてはじき出せず投稿が遅れてしまいました。ザンパノに幾度も嫌な目にあわされても彼がどうしてるかな? とか又逃げてしまえばいいのにって思うのに迎えに行ってみたり、何とか彼の為に何か出来ることはないだろうかと自分なりに一生懸命なジェルソミーナの健気さに、はがゆい様な切ない様などうしようもない気持ちにさせられます。そのたびに彼女は「ザンパ~ノ」って小さな声で彼を呼びます。映画の中でも彼は獣のようだと言われていますが、夜の砂浜で彼女を無くしたことの懺悔と後悔と悲しみにくれている姿は、砂まみれの哀れな汚い野良犬が闇にむかって遠吠えをしているように見えます。暗い夜空を見上げて彼はなにかを聞こうとしているようにも見えるのです....。あのジェルソミーナの「ザンパ~ノ」という小さな呼び声を....。悲しみでめちゃくちゃになった野良犬のような彼を今度も又そうっと呼びにきているんじゃないかと...必死にその呼び声に聞き耳をたてているかの様に...。この短く、暗いラストシーンは印象的で、泣き崩れたザンパノからこのストーリーの全てが流れ出してきているような感じがします。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-05-24 12:06:52)
2.  真珠の耳飾りの少女
前々から評判を聞いて見たかった映画でした。どの場面を切り取ったとしても絵になる素晴らしい作品です。この作品にたずさわった人達の衣装やセット、小物などのすべてにいきわたる心配りとこだわりにホントに圧倒されてしまいます。フェルメールの絵は光の使い方が素晴らしいと良く言われていますが、この作品の中の光の使い方もフェルメールの絵画と並ぶくらい美しく魅せられました。セリフは少ないですが、ストーリーを追わずとも映像だけで説得力のある作品で、久しぶりに本当にいい映画を見たなという思いがしました。「真珠の耳飾り~」の絵は、絵の中の少女の表情、しぐさ、様子からお腹の大きな奥さんにはほんとに酷な絵だったと思います。こんな表情をして自分の夫の前に長い間いたこと、そして描くためにじっと凝視していた夫の胸中.....そして自分だってもっとそんな風に見ていてもらいたいのに....という感情と思考がその絵を目にした一瞬で彼女の頭の中をごちゃごちゃにしてしまうほどの名画なのだということがラストの場面で怖いほど思い知らされました。また機会があったらゆっくりと鑑賞してみたい作品です。
9点(2005-01-20 14:29:44)
3.  あの子を探して
中国の農村や街の様子その他の人々も飾ることなく表現されていて、ストーリー以外の部分の情景の映像にもずいぶん心惹かれました。少々常識からかけ離れた考えからの少年の捜索ではありますが、その必死さ真摯さに連れ込まれてしまう感じがありました。テレビに出ての彼女の様子や、もうお腹が空いてしまってしようがないホエクーのあの表情、そしてやっとありついた食事をかき込む様子など、どれをとってもリアルと書けば語弊があるのかも知れませんが、自然さ本当にそうだったらこうなんだろうなぁ ~という様子を映像に映しとってあるところがスゴイ!と感じました。涙をながして訴える先生を見た時のホエクーの表情が印象に強く残っています。彼はこの時あんなに手を焼かせたにもかかわらず、こんなにも心配してくれる人が自分にはいることで、大きな信頼、愛情を強く感じたのではないでしょうか。
8点(2004-11-07 14:42:03)(良:1票)
4.  リトル・ダンサー
見たあとガツンとパンチを食らったような感覚に襲われました。私も中学生を持つ母親ですが、これだけのことが子供のためにしてあげられるのだろうか? あの子がダンスをしている姿を見て天啓を受けたかのように....この子の為にはこうしてあげることが必要なんだ!と今までの全ての言動を一変するだけの感覚と行動力を持ち得るだろうか?.....素晴らしい父親です。見習わなければと心底思いました。そして素晴らしい家族です。この子がこうした家族の中に育ったことが、そうした人々に影響を受けたことが又、友達を大事にし思いやる細やかな感覚が、素晴らしいダンサーとしての道を切り開かせてくれたのだと思います。最後に白鳥の湖の舞台裏で家族がいらしてますが....という伝言の答えにフッと笑った彼の様子が今でも印象に深く残っています。良い映画を見たという満足感をいただけました。
9点(2004-05-23 14:47:57)(良:1票)
5.  ブラス!
良い映画でした。ブラスの素晴らしい音色を充分に堪能でき、そのうえストーリーも良い! 今の日本の景気のことも重なってしまうことから.....(実は私の今働いている所もこれに近い状況から.....)心底、食い入るように、また人ごととは思えない出来事で、そうだ!そうだ!そうなんだ!と、つい拳をグッと握りしめながら見ていました。リトル・ダンサーも大好きな一作ですが、今回からこの作品もその仲間の一つになりました。告白しますと.....このタイトルから昔ブラス・バンドをしていた私は、どーせ大したことないんじゃと、タカをくくっていつも素通りしていたことを、ここに懺悔します!! この作品は人間の心の機微、苦悩、喜びチームにおける一人一人の存在感・価値観そして....あのピエロの背後にあるものをひしひしと感じるだけでも、なにものにも代え難い感動と見て良かったと感じさせる充実感でいっぱいになりました.....。どなたにもおすすめ出来る秀逸な作品として絶賛したいと思います。音楽好きの方は必ず見るべし! ダニー・ボーイには泣かされます(; ;)。
10点(2004-05-23 14:21:29)
6.  シンドラーのリスト
内容の重さに正直この映画について見ている最中はしっかり観賞できませんでした。「どうにかしてこの人々をもっと多く助けられないのか」という思いを押さえきれずにただ観ていた...。AIを見た時がそうだったのですが、時間がたつと考えさせられるのがスピルバーグ作品なのかもしれない? シンドラー自信は全く自らの考えからその行動を起こしてはいない、しかし結果的には多くの人々を助けることとなるそのことをやはり言いたかったのではと..。地球上の権力ある人々が手を差し伸べられられなかったが彼の行動ではあるが彼の真意以外の力によって助けられたと解釈する。見えざる「神の手」と言ってはどうだろうか? シンドラーは「神」の手駒であったのではないでしょうか? (ホロコーストの話しに神もへったくれもないのかもしれないが....)この映画を見た後何度にもはんすうする間に私の出した結論です。 
6点(2004-01-24 12:22:00)
7.  ひまわり(1970)
とある番組で竹中直人氏がこのメロディーを口ずさんでいました。これがきっかけで見ることになりました。全面的に悲しくも切ない強い印象を受ける映画でした。印象に残る場面がいくらかあって2度見てしまいました。イヤリングのシーンはソフィアの可愛らしさがとっても出ていて何度も見返してしまったほどです。あと、ロシアでマストロヤンニがずるずる引きずられていく所がなんか可笑しくて(私だけでしょうか...)笑えてしまいました。しかし、なんといっても最後の駅での別れのシーンですが、二人はもちろん今でも惹かれ合っているのですが、戦争やその二人の間に流れた時間の長さによって生じた立場、状況などにより引き裂かれてしまった。そうしたことからの、どうしようもないほどの悲しみ、つらさを感じさせます。とにかくその様子を目を凝らしてずいぶん長い間見ていました。だんだん遠く離れていく彼を見送る彼女、その彼も小さく、小さくなりながらも視線を全くはずすことなく、ぐずぐずに涙を流してしてる様子が今でも脳裏を離れません。このテーマ曲を思い出すたびに映画の心に残ったシーンが頭の中を駆けめぐる素晴らしい、絶品のテーマ曲ですね。
9点(2004-01-17 15:34:55)(良:2票)
8.  ピアノ・レッスン
少々理解不能なところも多いですが、(例えばピアノを毎日演奏しに行った時の彼の行動....)実際、本当の愛や本当のことを知り得るのに、言葉などなくても良い! 人の話す言葉のほとんどは何ら良いものなどもたらさないと、いうようなことを主人公の言っているがその意味が全編に感じられる。人間は言葉に頼りすぎている! 全体的に野蛮な感じが漂うのもそうした動物的感性を本来人間は持っているし、そうした感性は必要なのだということを思い知らされる一作です。次いで衣装の布地の風合いが一つ一つとてもキレイで美しくつい惹きつけられてしまう。最後に言葉の練習をしている彼女の様子。あれほどまでに激しく情熱的な彼女が黒い薄い布を恥ずかしいからと頭に掛けて、たどたどしく練習をしているところがホントに可愛らしく感じられ、とても印象的です。
9点(2004-01-17 14:37:26)
9.  日の名残り
これを見たのは2年位前なのですが、場面の一つ一つが今でも良く思い出される映画です。やはりバス停での別れのシーンは今でも鮮明に思い出せるぐらいです。最近原作を読みました。なめらかな文章でやはり映画には描ききれないほどの内容でした。映画よりさらに淡々としたものです。しかし、そうした淡々とした、感情を押し殺した毎日の中にも彼の心中に一点赤く、彼女のことをいつも強く思い抱いている彼の心情はどちらにもよく表現されている作品です。 
9点(2004-01-11 22:42:09)
10.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
この映画を観ているとついつい、本当においしいチョコレートを口にしたくなってしまう。実際この映画を見終わった後何ヶ月かは、濃厚なココアや口溶けの良いチョコレートがマイブームになってしまった私です。話の流れもさることながら、主演のジュリエット・ビノシューの明るく華やかなすてきな着こなしに引きつけられました。しかし一番私的に魅力を感じるところは彼女のチョコレート作りをしている時の手つきや動作です。確かイングリッシュ・ペイシェントの中でも身近にある少ない材料を使い美味しそうなお料理を作っている様子がとても印象に残っています。映像もお話も素敵なので二度も観てしまい、原作まで読んでしまいました。しかし原作はルーの最終的なお相手は夫から暴力を受けていた彼女で、だんだんと接近していっている様な締めくくりとなっている所が一寸気になります。私としては、映画のストーリー進行の方が好ましいかなって思います。
9点(2004-01-04 10:34:10)
11.  戦場のピアニスト 《ネタバレ》 
たった今、ラストのピアノコンチェルトが流れている所です。戦争やそういった史実上起こった殺戮や当時の関係者達の犯してしまった過ちを眼前に突きつけられる作品はあまり見たくない方なので、身内の者の何人かにいろいろと批評を聞かなければ見なかったのだと思います。さすがに、きつかったです。戦禍が激しくなり迫害も酷くなり彼が家族と離ればなれになって、一人生き残り惨めな思いをしながら逃げて逃げて逃げまくって...その惨劇や戦闘の様子を傍観し、ただ単に息を殺してひっそりと隠れ住む様子が淡々と描かれているというストーリーは実に見ていて辛すぎます。ですがこの話は、その戦禍にあってなんとか生き残ってきたユダヤ人達の一人、一人が個々に生き延びんが為にしてきたことをこの主人公一人で表現しているのだということです。みんな息を殺してゲシュタポの追っ手から様々なつてや工夫の中で生き延びてきたのだということをまざまざと思い知らされました。そして当時、ユダヤ人の一人一人の目に映っていた事がスクリーンの中に展開しています。彼が闘わずして逃げて続けてきたという理由も後半半ばになるとこのように達観することが多少なりともできました。ホントは映画前半で見るのをやめようと思っていたことは事実です。しかし映画は最後まで見なければわからないのだということを実感し、好き嫌いを言わずに見なくてはと今回思い知らされた感があります。
7点(2004-01-03 10:18:08)
12.  ドグラ・マグラ(1988)
原作は全く知らずに見に行ったと思います。その後映画が興味深かったので、上下巻一気に読みました。原作の方は、スケールが大きく、一言では言い表せない程。オドロオドロしくとても魅力のある、時間の感覚が崩れてしまうような不思議な内容なので「よくぞ映画にしました!」と感じです。確かに細かい所までは難しいのでしょうが、その雰囲気をよく表現できていて、遜色なし! 何か本の感想文になってしまいましたね。このお話の始めあたりで時計が鳴っているのですが、その鳴り終わりが話の終わりギリギリに鳴らしている時計の音になるのでは? そんな事をアレコレ考えていると夢野久作氏の罠にはまってしまったようで....。実は映画館で私の隣の彼は船を漕いで寝ていました。人によって好き嫌いあるかな。
8点(2003-08-18 21:21:19)
13.  あの夏、いちばん静かな海。
とても素朴でたんたんとした内容。なんの変哲もないような静かな流れ方。海沿いを走るクルマを映した時のシンプルな上にとても繊細な美しい情景を今でもありありと思い出すことができます。同じ風景を見て同じ様に笑いあえる。離れている時でさえどこか通じ合っている。ホントに彼らが羨ましいナと思いました。微笑ましくも、切なくて、胸が締め付けられるような美しさを兼ね備えた恋愛映画です。私が唯一北野監督の作品の中で素直に観ることのできた映画です。
9点(2003-08-06 21:53:20)
14.  バトル・ロワイアル 《ネタバレ》 
原作は全く知りませんが、この話しは現実では、こうは見えないが実はこんなことがある、こんなむごいこともあるという事がこのゲームと称する一連の内容を通して表現されている。好きな人を奪い取ることも、相手を裏切る行為ですら相手を殺す行為に匹敵する。本当に強い人とは自分のことを省みず相手の為に死守できる人。逃亡する二人は真剣な恋愛を表現したもの。主人公に好意を寄せる彼女らを惹きつけるものは彼自身の辛く、苦しい体験からくる強さや優しさである。等など.....。他にも沢山、解る方には見えてくるはずなのでしょう。私は愛、友情、恋愛、競争などをそのような形で原作に忠実に映像化したとしても、ある年を重ねた方や、そういう経験をいろいろしてきた人なら、達観しうるが、ましてや中学生、高校生が見てもそのアクション等にしか目がいかないのは間違いないし解る人はたぶん少ない。本を熟読された方はそうではないと思うが.....。しかし、監督は「どーだ、お前たちにこれがわかるのか?」という挑戦的な作り方なのでしょう。中高生の方は映画より本を読まれた方がより作品の良さが理解しうるようですが、あえて監督の挑戦を受けて見ても良いかもしれませんね。
6点(2003-08-05 21:14:04)
15.  HANA-BI
卵やひよこの様にか弱い、今にも命が消えてなくなりそうな奥さんのことを傍目には狂気とも思われるような行動を盾に最後まで守り抜いた男の大きな優しさを表現した映画。少しは解るんだけども、ちょっと馴染めないかなぁ。
6点(2003-08-04 22:50:33)
16.  A.I.
長い間、強く思い続けること、その思念は何らかのエネルギーを持ち、それは、その思いを実現させるほどのパワーがあるということを気づかせてくれる映画だと思います。その全体に流れる何かまだるっこしいほどのゆったりした進行もその意味を増長している様な気がする。
7点(2003-08-03 22:51:26)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6318.75%
7212.50%
8212.50%
9743.75%
10212.50%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS