1. Kids Return キッズ・リターン
《ネタバレ》 青臭かろうが、むず痒い感じがしようが、OKでしょう。北野武監督の少年論って、なんか少年を神聖視しすぎていて繊細すぎて、観ていて(聞いていて)逆にこっちが恥ずかしくなってしまうんですが、この作品はそのバランスが絶妙ですね。いくつもの少年たちの生き方や悩みが同時進行で進んでいき、時には絡み合っていく。喫茶店で、やくざになっちゃったマサルと再会するシーンのあの微妙な空気と距離感がウマイですね~。ああ、また観たくなってしまいました。 9点(2003-11-25 10:08:38)(良:1票) |
2. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
ハリウッド系の作品に飽き飽きしていた頃に観たので、そのハジケッぷりにハマってしまいました。ドイツ映画、格好よくてイイ作品が多いじゃないですか!主人公が美男子でもないオッサン二人っていうのがさらにイイ。 7点(2003-10-28 14:36:33) |
3. プリシラ(1994)
落ち込んだとき、悩んだとき、必ず観たくなる映画の一つです。「バグダッド・カフェ」も大好きなので、「90年代の“バグダッド・カフェ”」のキャッチコピーも許せます。ショーのシーンは一緒になって踊りたくなります。DVDもサントラCDも買ってしまいました。エンディングの「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」を最後までご覧になってない方、笑える最後のネタを見逃してますよ。要チェックです。 8点(2003-09-24 09:02:21) |
4. セントラル・ステーション
最後には、切ない涙が流れました。何度も何度も劇中に繰り返される「いつか忘れる。」「出会ってもソレっきり、二度と会えない。」などの会話が積み重なっていって、最後のドーラの手紙に集約されていく描写がさりげなくて素晴らしかったです。単なるお涙頂戴ではなく、現実のブラジルの経済状況の厳しさなんかが描きこまれていて、リアリティが感じられました。子役が可愛いですね。 7点(2003-09-24 08:45:10) |
5. パイナップル・ツアーズ
ほのぼのしました。お休みになってまったりとしたくなるときに観たくなる一本。おばあ(平良とみさん)大好き。 7点(2003-05-19 13:19:30) |
6. PERFECT BLUE
本当によく出来た脚本と演出、何より、伏線のはり方が素晴らしい。アニメ札はもったいない気もするけど、あの鬼気迫る演技が出来る若い女優さんが少ないから実写では無理だと思う。観ているうちにだんだん自分も、現実とドラマの区別が分からなくなり、完全に主人公と一体化した気持ちになった。しばらく、夢にまで観るくらい、鮮烈な作品だった。 9点(2003-04-21 19:32:38) |
7. プランケット&マクレーン
結構好きです。湿気がこもってそうなのにどこか乾いた感じのセットと衣装、グロテスクだけど格好いい演出。《ネタバレあり》最後、絞首刑になった主人公を迷いながらも助けに来るシーンと、地下水路で敵をとるシーンには興奮しました。こうでなくちゃ!と思わず口に出してしまったくらいです。 8点(2003-04-21 19:20:56) |
8. 中国の鳥人
心が洗われる映画でした。怪しい中国人ガイドに笑い、チンピラ親父の心変わりに苦笑させられました。お祭りの由来と青い目の少女の秘密が、うまい具合にマッチしていたと思います。また、同時期に『双生児』も観たので、本木雅弘の演技のうまさと存在感に感服しました。 8点(2002-12-25 22:09:00) |
9. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
きもかわいい!映画です。毎年クリスマス前になると観たくなります。すべてのキャラクターが個性的で生き生きしていて、夢の世界へ迷い込んだような気がします。ジャックの家のドアベルや歩くバスタブなど、小物や背景も独特で、しっかりした世界観が貫かれていて素敵です。音楽も最高。思わず口ずさんでしまいますね。間違って、イースターのウサギを連れてきちゃうところもご愛嬌。普通なら嫌われるお化けたちを、愛すべきキャラに変えてしまうティム・バートンの頭の中ってどうなってるんでしょう? 8点(2002-12-25 21:44:37) |
10. 心の地図
…しつこかった。何度も何度も別れちゃ、くっつき、盛り上がって終わればいいところを、また続け、だらけてしまいました。映像は美しかったですけど。 2点(2002-07-19 14:45:04) |
11. ナビィの恋
観るたびに泣いてしまう映画です。歳を重ねていっても、変わらない、人を愛する気持ちと情熱に心が熱くなります。加えて、あのきれいな沖縄の風景と民謡が観ている側の気持ちをふんわりとさせてくれます。ただ、もう少し、西田尚美演じる主人公の、彼への気持ちの掘り下げが欲しかったかな。ああ、沖縄に行きたい! 9点(2002-05-30 14:13:51) |
12. RAMPO(奥山バージョン)
インターナショナル版が個人的には好きなんですけど、作者である乱歩とその分身ともいえる明智小五郎の世界が交錯していく様が見事。前半のアニメが秀逸ですね。羽田美智子は美しいです。 7点(2002-05-30 14:07:22) |
13. ポネット
泣きました。すごく大好きな映画のひとつ。あと、見ながらとても感じたのが、子供の視線やたち位置からみると、本当に、世の中大人の都合でできていることを感じました。(施設の中でポネットが背伸びしてドアノブをつかむところとか)あと、最後のお母さんの登場の仕方が、ハリウッドにありがちの(CG使って、ライト当てて、お約束のママの幽霊)パターンでなかったので戸惑いましたが、つくづく、ステレオタイプな演出に慣れてしまっている自分が悲しくなってしまいました。↓あと、ばかうけさん、ヴィクトワールはその後、すくすくと成長し、ジュリエット・ビノシュ主演の『ショコラ』に娘役で出てますよ~。 9点(2002-05-24 14:05:02) |
14. マーズ・アタック!
最高ぉ~。あんなにお金かけてわざわざ安く見せるところとか、往年の青春メガヒット曲とヨ○デルをあんな扱いにしてしまうところとか。とにかく、最後のオチで、腰が砕けるほど笑った。(火星人の銃がおもちゃ屋で売られているのを見ました!ボタンを押すと、脳みそが動く!)ニコルソンは、重ね重ね「演技がくどい」「悪ノリしすぎ」と評論家の方々に言われてきたが、そのくどさ加減を「バットマン」で見事に生かしたバートンへの恩返しのように私には見える。あの怪演、小気味いい!これ見た後に「エア・フォース1」を見たので、副大統領役のG・クローズがホワイトハウスを行ったり来たりするたびに、「シャンデリア落ちてこないかな?」と心配してしまいました。…ただ、お子ちゃまには、「善悪とユーモアのセンスが身についてから、観ましょう。」と言いたいので、9点。 9点(2002-05-24 13:41:30) |
15. ファザー・ファッカー
観たのがかなり前なので、細かいところまであまり覚えていないのですが、すごくショッキングでいろいろ考えさせられた映画でした。母親役の桃井かおりが、お米を研ぐシーンが印象に残ってます。(あんなにきれいな女優さんが、小さな背中になってたのが。)義父に虐待されるキッカケになった妊娠中絶の話も、自分が十代のときによく聞いた話だったし、主人公とBFとのSEXへの意識の違いで主人公が「何で男の子はそうなのかな。」と思うところなんかも、十代のときのもやもやとしながら、大人には決して言えなかったもどかしさを思い出します。これ、確か、原作が内田春菊だったと思います。『南君の恋人』なんかのラストを思い出すと、このラストしかなのかな?と思いました。夢の中(?)に出てくるなぜかロン毛で茶髪の天使(これも記憶があいまいなのですが、浅田忠信さんだったと思います。違ってたら、御免なさい。)が、「君には、絵を描いたり漫画を描く才能があるじゃないか。」というのが、私のとっては、主人公の救いだと感じました。 8点(2002-05-24 13:20:50)(良:1票) |
16. ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
↓トルーデさん同様、私も、自分の中でイメージしていた『ハムレット』の雰囲気と同じだったので、すごく面白かったです。実際、かのデンマークにいたら、ローゼンクランツとギルデンスターンのように「王子、ご乱心?!」としか思えないですよねェ。というか、私が余り、ハムレットに感情移入できないんだけなんですけどね。(^_^) 9点(2002-05-24 11:30:15) |
17. ワイルド・ワイルド・ウエスト
ケネス・ブラナーの悪ノリが、楽しかった。なあんにも考えずに、観て楽しめるということで、ほかの皆さん同様、まる。特にお正月映画(だった気もする)は、これくらいが丁度いいかも。 6点(2002-05-23 14:22:47) |
18. ステラ
高校生のとき観て、号泣したのを覚えてます。しかし、ベッド・ミドラーほど、はすっぱな下町の女が似合う女優も珍しい。(大スターなのに;_;) 8点(2002-05-23 12:02:53) |