1. ダンスウィズミー(2019)
矢口作品が好きだと思っていたんですよ。 今回も、思いがけずミュージカルをやることになった主人公が・・・スウィングガール的な、ウオーターボーイズ的な展開で楽しめるかと思ったんですが。 ラ・ラ・ランドっぽい感じでよろしく!って声が聞こえてくるような冒頭のオフィスでのシーンにげんなり。 途中からはなぜかロードムービー的に車で懐メロ合唱?20代がしってる歌じゃないよね?なんで?とか、一流企業の正社員の女子社員、なめすぎだよとか、ミュージカルもっちょっとちゃんと勉強して撮ってくれよとか、なんかかちんとひっかかるところが多すぎて、本当に残念なほど楽しめませんでした。 こちらが、社会人歴が長くなりすぎてしまったのかもしれませんが、監督にも自分が世間知らずなことを認識してもらって、会社フィールドの舞台設定は控えてもらいたいです。 [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2019-09-02 22:23:43) |
2. コードネーム U.N.C.L.E.
スパイ度よりもオシャレ度が高めなスパイ映画です。にやけハンサムと、堅物ハンサムと、謎あり美女とが出てきて、まったくもって楽しめます。ちょっぴりセクシーなところもありますが、子供の目をふさぐような場面もありません。なんだろう、スティングみたいな感じですかね。 ただ、公開間もない、三連休の昼間の上映にもかかわらず、なんでかびっくりするぐらい、映画館ががら空きなのがショックでした。 変なドラマの続編とか、少女マンガの実写版とかばっかりでなく、こういうザ、娯楽映画!ももっと映画館で上映してほしいんだけどなぁ。 [映画館(字幕)] 7点(2015-11-22 00:15:53) |
3. セッション
《ネタバレ》 登場人物は、全員嫌な感じの人ばかりで、共感したり、頑張ってとかは全く思えないにもかかわらず、非常に面白い作品でした。 ラストのキャラバン演奏のシーンで、JKシモンズがが短い言葉と表情だけで、苛立ち、驚愕から恍惚へと沢山の感情を表現していて怖いです。某レンタル店の宣伝は過剰過ぎて好きではありませんが、キャッチコピーをパクるならまさに見逃すな!です。 [DVD(字幕)] 8点(2015-09-24 22:44:28) |
4. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 スパイ映画にアクションは求めてないんだけど、と思いつつ、公開されればやはり大画面でみたいな、と劇場まで足を運んでしまいます。 なんだかんだ言っても、トムが年齢を顧みずに頑張っている姿は、一見の価値があります。 オペラの場面と、水中金庫の場面はなかなか緊迫してよかったです。 全体的には悪役が小物というか、プロのスパイの転職エージェント??的な感じが微妙でした。 [映画館(字幕)] 7点(2015-09-24 22:29:14) |
5. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 ファミコン世代には、まさにゲームな設定。とりあえず死にながら、ストーリーと次の展開を記憶して次のステージに進んでいくという、昔のRPGそのものです。 特に私はゲームのセンスがなかったので、すぐにリセット!とやっていたものですが、映像として表現すると、死んだ途端に空港の場面に戻るという、こんなにも辛くてえぐいことだったのかと、ゲームキャラクタに申し訳なく思いましたよ。 たった1日ちょっとの時間を繰り返すストーリーながら、2時間弱、飽きさせず見ることができました。 途中でやり直しができなくなる設定が必要だったのか微妙だけど、娯楽映画として十分成功しています。 [映画館(字幕)] 7点(2014-08-19 21:46:11) |
6. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 3Dで鑑賞、映画ってまだまだ可能性があるんだ、こんなやり方もあったんだと、単純に魅了されました。 とにかく、観客をサンドラブロックと一緒に宇宙空間へ放り出すことに全力投球されてます。暗い劇場、サラウンドスピーカーで聞こえてくるサンドラの息遣い、気が付けばこちらまで呼吸を控えて息苦しさを感じ始めます。 ストーリーなんか、ご都合主義で無茶苦茶な設定なんだけど、とりあえずキャスティングが良かった。 サンドラブロックなら、こんなありえない状況でも、なんか生き延びるに違いない、と信じられるから、安心して、いきなり連れ込まれた宇宙空間で一緒に漂うことができたのでしょう。 見るんなら絶対映画館!な作品です。 休日の昼下がりに家でDVD鑑賞はまったく意味ないのでご注意ください。 [映画館(字幕)] 8点(2014-02-19 22:51:20) |
7. 藁の楯
テーマは面白そうだけど、でも日テレ・・・。どんなもんかなぁと思ってましたが、面白かったです。娯楽映画として、十分に合格点です。 もちろん、トレーラーの炎上シーンなんかは、ハリウッドで作ったほうが迫力はあるのでしょうが、十分に見応えのある(2時間退屈させない)ものでした。 松島奈々子のSP役が、なんかちょっとSPシリーズの真木ようことかぶってみえたところと、華がほしいのはわかるけど、そもそも護送メンバーに女性が入る意味がちょっと弱かったところが減点。 [映画館(邦画)] 7点(2013-05-03 23:02:14) |
8. レ・ミゼラブル(2012)
ミュージカルで3時間弱はつらいなぁと思いながら見に行ったのですが、思った以上に楽しみました。 オープニング、アンハサウェイの髪が切られるあたりからすっかり引き込まれました。ヒュージャックマンがのっぽさんに見えたり、ヘレナの白塗りの顔に、スウィーニートッド?と思ったりはしましたが、クローズアップの多用のおかげで、逆に歌と歌詞に集中することができ、原作を知らない自分でも十分状況についていくことができましたし、歌声にも力がありました。知らなかったけど、ライブ録音だったんですね。 ぜひ映画館で見ることをお勧めします。 [映画館(字幕)] 8点(2013-01-09 21:04:20)(良:1票) |
9. スノーホワイト(2012)
シャーリーズセロンの顔が、どんどん変わっていくところなど、映像は楽しめました。 ストーリーは、期待外れというか、何か、グリム童話=欧州、黒い森=ドイツって固定観念があるので、城壁の外に海があることに違和感を感じてしまいました。 これなら、ディズニーのアニメをリメイクしたらよかったんではないかと、思わないでもないです。 [映画館(字幕)] 6点(2012-07-21 23:48:12) |
10. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
《ネタバレ》 長いシリーズがようやく終わりました。 もうね、おばちゃん、あんたたちが、こーんなちっちゃな頃からしってんのよぉ、三人で悪さしたり、すぐにめそめそお母さんとかいってた子たちが、ホント立派になって、男らしくなってよかったわぁ。とか、いろいろ苦労したのに、それでもマルフォイ君を見捨てたりしない、いい子のままでいてくれてホントうれしいわぁとか、肩バンバン叩きながら話しかけたい気分です。 正直、ここ数年は、ストーリー自体の暗さや子供たちの成長やら、興業的にも、3作目までとは大違いであったでしょうに、オリジナルのキャスティングで10作作りきったことに拍手喝采したいです。3人とも、イメージを壊すことなく、よく頑張ってくれました。魔法世界を乗っ取ろうとしていた割に、最終決戦が人海戦術で学校攻めとか、ちょっとストーリー的に突っ込みたいところはありますが、シリーズ最終作として大変楽しめました。 [映画館(吹替)] 9点(2011-09-08 22:42:09)(笑:1票) |
11. まほろ駅前多田便利軒
《ネタバレ》 原作の雰囲気がよく出ていた良作。行天の力の入らない感じを、手をブラブラさせた歩き方でよく表現しているなと感心した。 とくに、多田の離婚の下りを瑛太にかたらせ、回想シーンを挿入しなかったのは正解だとおもう。 「なんじゃこりゃー」はもう、にやにやせずには見ていられない。この二人なら、シリーズ化されても見に行くなぁ。 プライベートで残念なことがあったばかりだったので、うっかり帰り道で涙しました。 [映画館(邦画)] 7点(2011-09-07 21:47:21) |
12. コクリコ坂から
《ネタバレ》 ゲドと比べると・・・、少なくとも商業ベースに乗せられるレベルの作品にまとまっていた。起承転結もある。70年代横浜の雰囲気もよく伝わってくるし、初恋ものストーリーは、いくつになってもそれなりに楽しめる。 市電のホームで海が告白するシーンは、とてもよかったと思う。 ただまあ、夏休みに上映する内容かと言われると、そうでもないんですよね。 他の人のレビューで、「める」な意味がわからないとあったけど、そりゃそうだと思うわけです。70年代少女漫画をかじったことがある自分には、海→ラ・メール(でいんだよね?)→める、なんだろうと、なんとなく察することができますが、 夏休み映画でジブリに期待して映画館に足を運んだ10代、20代にこれをわかれと言われても・・・ちょっと無理だろうなと。 ジブリの看板なしに、晩秋に小さい映画館でみたなら、佳作と思えたであろう作品。 [映画館(邦画)] 6点(2011-08-16 22:24:16) |
13. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
《ネタバレ》 長いよ。重くて落ちがない話で3時間弱・・・。10年見守ってきたから最後まで付き合うけどね。 ロンももう少し大人になって、早く話を進めて頂戴ってところですね。 とにかく話が半端な状態なので評価しようがありませんが、とりあえず3Dで、蛇がシャーっと出てくるのは勘弁してほしい・・・と本気で不安です。 [映画館(字幕)] 6点(2010-12-26 23:36:34) |
14. 悪人
原作未読です。 この映画が一番の悪人はだれか?を問うていることは間違いありません。 佳乃にいらっとして、車から放り出そうとする増尾への共感、自分を見下そうとする佳乃にカッとする祐一への共感、被害者の父が増尾へスパナを振り上げた際に感じた共感、恋愛至上主義が蔓延している現代において、それらしき相手に出会えずに負け組感を抱いている光代への共感、色々な立場への共感、いらだちを感じ、世間が悪い、犯罪に手を染めた人間が悪いという単純さを受け付けない映画でした。 出会い系で知り合った関係の男を運命の出会いと思いこみたい深津演じる光代と、出会い系で出会った男を利用していたことから目をそむけ、怒りを娘の純真を踏みにじった?増尾にぶつけていく柄本明演じる佳男、何を考えているのか全く分からない妻夫木演じる祐一がそれぞれ光っている佳作です。 ただ、何しろ後味が悪いので、見応えはあるけど爽快感はないですね。 [映画館(邦画)] 6点(2010-11-09 01:25:39) |
15. 借りぐらしのアリエッティ
映像は文句なく美しかったです。ただ、それ以上なにが見どころ?主題となるものは?となると、まったく何も思い浮かびません。 過剰な世界観や主義、思想が提示されるアニメは苦手なので、トトロのように単純に楽しい気持ちになれる映画を期待して見に行ったのですが、ちっとも気持ちが晴れないまま、劇場をでました。 少年と小人の少女の交流、もしくはまるで世界を分かったようなかわいげのない少年が、少し大人になるとか・・・なんかないんでしょうかね?浮上するような、明るい明日を夢見られるストーリー展開。期待したほうが悪いのか、もはや大御所が未来に希望を抱いていないのか、複雑な気持ちです。 [映画館(邦画)] 5点(2010-09-05 22:33:36) |
16. インセプション
《ネタバレ》 話の階層が複雑で字幕と内容を追うのが大変でしたが、それに値する面白さです。 設定されている世界ののルールがうまく説明されており、後半になって反則的なルールが出てくることもなく、フェア?でした。 ちなみにエンディングで、たおれてくれっと必死にスクリーンに念を送ったんですが・・・。 もやもや考えながら劇場を出ましたが、自分は、妻の殺人容疑部分を除き、夢に入り込める、サイトーからの依頼といったすべての事がディカプリオがみている夢、と解釈しました。見落とした複線とか色々ありそうなので、もう一度見たいです。 [映画館(字幕)] 8点(2010-08-07 23:14:48)(良:1票) |