1. ショーシャンクの空に
(ネタバレあり)当然10点です。皆さんご指摘の通り、さわやかな気分ももちろんそうなんですが、鑑賞後の感情がこれほど心地よい作品は稀でしょう。ある日突然所内に響いた“フィガロ”のアリアにつかの間の自由を見た囚人たちの姿、ドア越しに厳しく諌める所長の言葉を聞く耳持たず至福の笑みを返しながらボリュームを上げたアンディの表情、あのシーンが焼きついて離れません。二ヶ月間の独房生活の後、壁際でアンディとレッドが語るシーンでその後の展開が一部垣間見えてしまったりもするのですが、その他にも随所に散りばめられた伏線が効果的な繋がり感を演出してて、上映時間の長さを感じさせない仕上がりになっていたと思います。…とにかく最高の「映画作品」でした。 10点(2002-09-05 01:45:45) |
2. ブレイブハート
生まれてこのかた感じたことのない感動でした。魂とか、人間の根底にある感情に、ストレートに響いてくる感動。もちろん元には、より感動的な実話のドラマがあったのでしょうが、あらためて「映画」ってスゴイなと。もとから肩入れしていたメルを、再度見直した作品でもあります。システム上10点が最高評価ではありますが、それ以上の点数をつけたくなる唯一の作品です。 10点(2002-07-03 08:55:16) |
3. ダイ・ハード2
マクレーンが超人化していたが、それはそれで面白かった。ド派手なアクションシーンに頼るだけでなく、周辺人物の描写とかもわりと細かくやってたので、緊迫感があって楽しめる。 8点(2002-06-06 12:57:13) |
4. プリティ・ウーマン
わかりやすい映画でした。映像のすべてに流れる空気というか、雰囲気が好感持てますね。楽しいですよ、ホント。読後感ならぬ観後感が心地よかったです。 6点(2002-06-06 12:49:19) |
5. ハムレット(1990)
メル・ギブソンの違う一面を見た気がします。全編通じてやや平坦に過ぎる流れが鼻持ちならない感もありますが、作品の完成度そのものは決して悪くはないと思います。娯楽作品として観るぶんにはチョット不向きですね。題材が題材だけにそれはそれで仕方ないのかもしれませんが。 8点(2002-06-06 12:45:21) |
6. ゴースト/ニューヨークの幻
やっぱ複雑怪奇なラブストーリーはダメだなぁと、あらためて実感。本作はとてもわかりやすいストーリー展開で、テンポにも妙なタメがなく好感が持てます。観客が感情移入する前に、主人公がいきなり死んでしまうのがいいですね。残酷さ・無念さを最小限にとどめています。映画はつまるところ「大衆迎合文化」だと思わせる作品でした。 8点(2002-06-06 12:40:31) |
7. ダンス・ウィズ・ウルブズ
いい映画だと思います。アメリカっぽい希望がありますね。上映時間がやや長すぎて、間延び感は否めませんが…。題材的に、フィーリングの合う合わないで評価が分かれる作品でしょうかね。 7点(2002-06-06 12:35:01) |
8. 北斗の拳(1995)
ま、なんというか…。映画の論評なので、原作やら日本版アニメとの比較は無意味だと思うのでここでは触れませんが、それにしてもヒドすぎますね。初の0点の栄冠はキミのものだ! 0点(2002-06-06 01:34:50) |
9. マーヴェリック
いろんな仕掛けが丁寧に施されてて、かつ複雑でもなく、ホントに楽しい超一級の娯楽作品だと思います。俳優陣の個性溢れる演技も秀逸で、スクリーン上での存在感がありました。「楽しい」方向にベクトルの向いた作品の中では、けっこう好きな部類です。 10点(2002-06-04 12:11:56) |
10. フリー・ウィリー
個人的に思うんですけど、飽きたテーマの映画なら、最初から観なければいいんじゃないでしょうか???映画作品の論評をする場ですから、映画作品そのもの以外の要素でけなしたりおとしめたりするのは如何なものかと思います。…。このテのテーマがけっこう好きで、飽きてもいない私には、文句なしに感動できる秀作でしたし。 9点(2002-06-04 12:04:32) |
11. 三銃士(1993)
文句なしにオモシロイです。「痛快」という言葉を、久々に思い出しました。配役もまさに適材適所でしたね。 10点(2002-06-04 11:58:34) |
12. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
ラブストーリーだからこそ、単純で軽いタッチが適していると思います。未だにファミレスに行くと、塩のビン取って後ろにふりかけてます。本作とは関係ないんですが「顔のない天使」「パトリオット」も含めて、メルは子役との絡み方が巧いですね。 10点(2002-06-04 11:38:20) |
13. ヤングガン2
前作よりも個々のキャラクターの存在感がグッと増してて、ストーリーの単純性をウマく補っていると思います。ボンジョビのサントラも、ヤング西部劇の雰囲気作りに貢献度大。映画らしい映画だと思います。 9点(2002-06-01 04:08:04) |
14. 海の上のピアニスト
キャスト・スタッフ・ストーリー・シーンについての寸評は、個人的主観のお仕着せになりがちなので、あえて避けます。ただ言えるのは、映画全体を包む「空気」がズバ抜けてよい。…コレわかる人は、本当の映画好きだと思う。作品に対する評価はいろいろあって当然と思うし、自分の主観を押しつける気もないので、ヒトにはすすめたことはありませんが。私はこのテの映画を観る時は、決まって心をからっぽにすることにしてます。からっぽの心で、映画の語る世界を素直に受け止めて、純粋に感動できた、数少ない映画のひとつでした。 10点(2002-05-31 08:15:14) |