1. カッコーの巣の上で
《ネタバレ》 結局マクマーフィは強烈な管理体制を崩せず、抑圧されてしまったわけですよね。最後のインディアンのデカい人の行動は光が見えたような気もしますが、解放されるにしても、相当な勇気と行動力が必要。自由を手に入れるためにはそれまでに払う犠牲と時間が限りなく長いんですね。所々笑える点もありますが、テーマは、かなり重いと思います。 7点(2004-06-02 00:00:20) |
2. スティング
《ネタバレ》 みんな、みんなかっこよすぎ!渋すぎ!この曲がこの映画のテーマとは知らなかったので、もうその時点でメロメロ(~o~) 70年代の映画なんて見る機会はあまりないのだけれども、今またちょっと公開したら懐かしさにまたリバイバルヒットするんじゃないかなぁ。 若き日のロバート・レッドフォードがプラッド・ピットに激似ですごくかっこよかった。 6章くらいから成り立ってたと思うけど、最後が「とどめの一撃=Sting」ですか。前フリから罠を仕掛けてまんまとはめて、最後は突き刺してしまう。何とも痛快でした。 30人の同志たちが賭場で一糸乱れぬ?サクラとして演技してたシーンが良かったですね。ゴンドーフみたいなクールで顔の広い人間になりたーい! 9点(2004-02-18 18:34:55) |
3. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 何か単純だけど日常的にはありうる設定。だからこそ不運にもその渦にハマってしまった主人公のおっちゃんには同情できたね。はじめは訳分からん意地の張り合いだな~とか思って見てたけど、しまいにはストーカーされて貨物列車の通ってる線路に後ろから押し出そうとするわ、誰かに助けを求めて連絡しようとすると人ごとひき殺そうとするわでラストとともにえらいこっちゃ!だった。スピルバーグもこんな映画撮ってたんだね。気楽に低予算で撮ったと思うんだけど、笑いや恐怖などツボはおさえてた。低予算だったからこその弊害で?ヘビのシーンをすぎてからは少しダレてしまって眠くなってしまった。そこが残念だったけどね。 5点(2004-01-16 23:08:15) |
4. ファンタスティック・プラネット
《ネタバレ》 原画を1枚1枚長い年月をかけてつなぎ合わせたというある意味大作なわけだが、かなり独特な世界観は感じられたけど、少しテーマが重かったので、見終わった後はドヨーンと沈んでしまった。人間は昆虫のアリの世界みたいなもんかな。柔よく剛を制す、というか。人間を野蛮人種と言ってるが、人間何もしてないぞ?その知識と教養が脅威とか言ってたけど、ただドラール人に怯えて隠れて生活していただけで…ドラール人が駆逐しようとする理由がよく分からんかった。もしそうならデカいんだからまとめて始末すればいいものを、チマチマとしててじれったかった。血を見ない戦いが続いていたけど、結局はそうなってしまうんだよな…アニメながら難しいテーマが詰め込まれてます。 3点(2003-12-26 01:23:50) |
5. クレイマー、クレイマー
メイキングを見てから本編を見たのだが、ダスティン・ホフマンは撮影当時実生活でも離婚の危機を迎えていたという。 焦げたフライパンを落としてからかんしゃくを起こしたり、久々に妻と再会したシーンでグラスをはたいて割ったりするシーンとかはとてもアドリブとは思えないものだった(汗)。 場面ごとを間延びさせずに、要点だけを切り取った作品だけに、父子、夫妻とその周りの関係だけに焦点が当てられてたので、訴えかけてくる度合いも強い。子役の子も冷静でとても素直なんだけど、子供の感情を思い切り出して演技していたので、すごい子役だと思った。自然に見せるところが難しいと思うので。メリル・ストリープのきれいでナチュラルな演技はこの時期からすでに発揮されてたんですね。個人的に話と外れるけど、法廷のシーンでいかにもクレイマーの弁護士が「勝ち目がない」という雰囲気で顔をしかめてたところがすごく笑えてしまった。 6点(2003-12-17 20:27:39) |