1. 裸の銃を持つ男 PART33 1/3/最後の侮辱
3作の中で一番パロディが露骨に出てきて分かりやすかったかな。パンチ不足は否めないけど、相変わらずツボをくすぐる所はきっちりおさえられてた。間延びするシーンが多かった分、セクシーさでカバーってところか。トータルでみたら、3作甲乙つけがたいですね。 7点(2004-09-25 12:43:25) |
2. アナライズ・ミー
《ネタバレ》 ビリー・クリスタルがいいですね~。マフィアの集会で半ばヤケクソに講釈を振舞っている姿が面白かった。人間誰しもどこかにトラウマはあるはず。それがマフィアのボスという設定が面白かった。デニーロの裏社会を仕切るカリスマ的な魅力と、自身のトラウマを吐き出すあの子供のような表情が印象的だった。 6点(2004-09-01 22:52:23) |
3. 裸の銃を持つ男 PART2 1/2
前作よりツボに入る場面が多かった。今回はちょっと刑事らしいこともしてたし?重い映画を見た後の箸休めにちょうどいいね。 7点(2004-08-20 11:56:17) |
4. パッチ・アダムス
ロビンの一人舞台だな~。実話ベースだが、フィクションみたいな話。パッチがあそこまで頭のキレる人物だということが、精神を患っていた当時では分からなかったので、その変貌ぶりにビックリ。破天荒だけど、癒しキャラも演じられるのは彼を置いて他にはいないかも。 7点(2004-08-20 11:55:24) |
5. コレクター(1997)
犯人が突然出てきたような気が…スリル、謎解き、登場人物どれをとっても淡白な感じは否めんなぁ。 伏線も少ないし、今まで見てきたB級サスペンスとさほど変わらんデキかも。 4点(2004-07-17 17:15:59) |
6. スリー・キングス
彼らは正義を証明したのか?コソドロしたのに?難民を擁護したのは金塊を確保するためのカムフラージュ?結果的にはうまくはいかんかったけど、結局そうしようとしたんでは?実話ベースらしいので、そううまくはいかんだろうけど、武勇伝でも何でもないわな。中途半端な印象がつきまとった。印象に残ったのは電流びりびりとミルクトラック。 5点(2004-07-07 21:36:56) |
7. クルーレス
よくよく考えれば異母兄弟の恋愛ってちょっと違和感?日本ではどうなのかな? 以外にストレートではなく、少しひねってクライマックスという感じなので、メッセージ性はあると思う。一人になって周りを客観的に見ることの大切さを学んだ気がします。幸せはそういう時に転がってるのかなぁ、とも。しかしB.マーフィってちょっとブチャイク?それとも役作り?(なわけないか)小さくてきゃしゃだけど、とってもキュートなイメージがあっただけに、この作品を見てビックリした。 6点(2004-06-29 21:00:46) |
8. フローレス
自分の意志を貫き通すこと、人を見かけで選ばないこと、陰を背負った人同士はどこかしら共通点を見出そうとすること、そしてお互いを守ろうとすること、などなど。見かけは汚い?(失礼)けど、要点は描けていた良作だと思います。 6点(2004-06-13 15:32:41) |
9. ゲーム(1997)
今の自分の生活が、このようにすべて周りから見張られ、演出された上の下に成り立ってたら、なんて恐いんだろうと思います。変化に飢えている私自身には、いい刺激になりました。年の離れた兄のために、これだけ尽くせる弟も珍しいですよ。兄弟愛だね。(しかしM.ダグラスとS.ペンは本物の兄弟みたいに似てるところがあった)コニーはいくら使ったんだろう…? 6点(2004-06-02 00:08:03) |
10. トゥルーライズ
《ネタバレ》 いつもテレビ放送で見てしまいます。アクション大作というよりはコメディーという感じで見てます。結局素性がばれてしまってさあ大変ということで、必死に家族への愛を証明するためにおじさんド派手に頑張っちゃうわけだけど、ド派手すぎます(汗)。 核とか国家スパイとかいうのは主人公の表裏のギャップを感じさせるには格好で、そんな人が必死に妻への信頼回復をするために奔走するもんだから、笑えてきます。ジェイミー・リー・カーティスの体を張った演技がいい。犯人どももアンポンタンでツッコミどころ満載だし、素直に面白い。 7点(2004-06-02 00:04:26) |
11. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 一番パット見犯人でなさそうな人が結局犯人ってケースは多いし、犯人がひょっこり出てくるよりは一番最後まで生き残ってた「身近な存在」の彼が、どうこれから化けの皮を脱いでいくのかという点に注目した方が面白いと思う。犯人をある程度確定させといてからの方が見てて面白いしね。 このK.スペイシーの役回りは、個人的にはE.ノートンにうってつけかと。これがデビュー作であっても相当話題を呼んだんじゃないかな。 しかし自作自演の偶像をずっと追わせ、恐怖感を植え付けていたというのは、短期間じゃできんことだよな。ソゼの興りから見てみたい。 6点(2004-06-01 23:49:25) |
12. アメリカン・ビューティー
愛する対象を見れば、ちょっと変態かなとも思うけど、誰も愛せない人間よりはマシじゃない! 愛する気持ちはあっても、行動に出すのが不器用なだけで、妄想に走ってしまう。そのときに舞う赤い花びらは愛=美意識の現れだったんでしょう。隣りのストーカー少年と打ち解けたのもなんやら共通点があったから?この少年も美意識が強く、風に舞うゴミを見てすべてのものの背後には生命と慈愛があるなんて言ってたね。愛することに条件なんて要らないはずなのに、最期は偏見と誤解のかたまりの堅物に撃たれてしまう…皮肉アリアリですね。愛の形に認められない大きな壁があるとすれば、一番幸せだったのは、ランニングしてたゲイの2人でしょうかね。 6点(2004-06-01 23:36:34)(良:1票) |
13. リアリティ・バイツ
皆に流されるままにただ何となく世間に認められるような生き方というのは、後になってよかったと思えることは少ない。後悔の方が多い。また、目標のない人生や、腹を割って話せる友達、先輩が少ない人生も淋しい。映画の中の彼らの、個性的で、遠回りで、不器用で、衝動的なのは、若者の特性といっちゃーそうだが、私は異なってて、若さ全開で意欲的に挑戦したり、葛藤したりということが少なかったように思う。どうしても安全策で生きてきた気がする。映画の中の彼らがとても輝いて見えてしまった。 6点(2004-06-01 23:24:19) |
14. セブン
《ネタバレ》 ものすごい期待をして観ました。死体描写などの映像美はリアルで素晴らしいものがありました。ストーリーも単なる犯人の追跡劇だけにとどまらず、宗教的な絡みもあり、深層心理に染み入る感じでした。でも犯人はポッと出てきた感じが強かったなぁ。しかも思考は常に先々を行って完全に一本食わされてるし。最初に犯人は刑事を殺すチャンスがあったにも関わらずそうしなかったわけだから、最後まで試されてたという印象が強いです。最後刑事の自虐と葛藤の末の行動も、すべて計画通りであったのなら、まさに完全犯罪成立ですね。犯人には失うものが何もないわけですから…。これだけ犯人のインパクトが後からジワジワ来る映画も珍しいです。 7点(2004-06-01 23:07:45) |
15. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
どの人物を主人公にしても物語として美しくなる作品はないですね。ドクの恋愛という設定は新鮮でよかった。やっぱりタイムパラドックスものは面白い!流れ的にPART2の終わり方が次回の布石という感じだったので2の終わり方に釈然としなかったんですが、PART3でうまいこと締めてくれました。ホバーボード、肥やしに埋もれるビフなど、ツボはしっかり押さえてくれてます。(しかしビフ役の人は毎回汚れ役をよく引き受けてるなぁ)やはり不朽の名作ですね! 8点(2004-03-30 20:42:26) |
16. ギター弾きの恋
時々入り混じる監督や音楽評論家のコメントに辟易したので減点。ショーン・ペンはやっぱり曲者を演じさせたら一流ですね。ギターの指使いも相当練習したんですね。様になってました。正直ハッティにはイライラしたんですが、音楽に傾倒する彼だからこそ、物言わない彼女を傍に置きたかったのかもしれません。プレイボーイであった彼だけど、不遇で孤独な人生だったんだなぁと思います。エメットという人は実在の人物か知りませんが、ハッティを馬鹿だとののしる場面もあったり、自分を世界で2番目のギタリストと謙遜したりと、なんだか中途半端なキャラだったのは否めないですけど…。 6点(2004-03-30 20:37:04) |
17. エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち
異色の顔合わせだなと思って見たけど、結局アンバランスの印象のまま終わってしまった感じ。でもたまにはこういうのもいいんじゃない? デルトロとアリシアを組ませたのはすっごい新鮮に感じた。ちょっとおまぬけなデルトロがなーんかツボにはまってしまった。アリシアも徐々に心を許し始めてからケバい化粧も消え、ナチュラルな感じが出てて良かったよ。ウォーケンの位置づけが微妙なところだったけど。ストーリーの進み方はベタかもしれないけど、元の設定は面白かったし、こんなんもありかもね。ブラジルでカラオケ屋さん開けたのなぁ…。 6点(2004-03-24 16:25:44) |
18. バンディッツ(1997)
雰囲気がなんとも言えずかっこよかったなぁ。音楽がかなりストレートにツボでした。UKロックっぽい殺伐とした雰囲気の中に哀愁が漂うというかそんな感じ。それが彼女たちの生き様(逃亡劇)と相まって映画全体が独特の雰囲気になってました。侮れないな、ドイツ映画。 8点(2004-03-18 01:02:12) |
19. エビータ(1996)
ミュージカルものは初めて見たんだけど、思ったより違和感なく入っていけた。マドンナってもっとケバいイメージだったけど、成り上がって頂点まで極めていった男性的な魅力と同時に、同居するはかなくてもろい女性の魅力もかもし出していて、演技力もどれどれなかなかいけてると思った。ストーリーは平べったい感じだけど、マドンナの圧倒的な哀愁や力強さを漂わせる歌唱力を堪能すれば、それでいいんじゃないでしょうか。バンデラスともども他のキャストも、引き出し多いな~と思ったし。バンデラスなんてミュージカルというイメージとはほど遠い存在だったからかなり意外だったけど、そのイメージをぶち壊して尊敬の念まで抱いてしまった。 7点(2004-03-02 18:37:05) |
20. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 お互いがプロの交渉人という設定だけに、お互いの切り口は分かり切っているし、そういう立場なだけに情に頼ることもできず冷静沈着にお互いを受け入れたり、突き放したりする。この駆け引きが演技派2人によってものすごい濃密に繰り広げられていた。眉毛の動き一つでも人の感情を読み取るような繊細な分析力を要する職業なだけに、そういう顔のパーツ動き一つにしてもすごく気をつかって演じられていたのでは?ストーリーもあえて法を破ってまで自分の無実を証明するというもので、人質とのやりとりや、ハッタリをハッタリで返す心理戦、そしてそこに力ずくで抑えようとする警察が入り交じって、内容的にすごく面白かった! 8点(2004-02-29 05:24:04)(良:1票) |