4. パピヨン(1973)
パピヨンには脱出劇の面白さを期待していました。 しかし、実話という事もあり、脱出劇といより、自由を求める男の生き様と、友情が 描かれており期待とのギャップに苦しみました、独房シーンの悲惨さとかが凄くて 数年間も、あんな最低な環境に拘束させる人間って怖い生き物だ・・・ なんて事を思ってしまう程、その中の「人生を無駄に浪費した罪」にも 深い意味を感じましたし、脱獄を繰り返す主人公の生き方も考えさせる物があります。 と言っておきながら低評価が申し訳無いので、異論反論あると思いますが、いくつか言い訳を言わせて頂くと・・・ 1.映画に対して一番重要で、求めるものは哲学とか、メッセージじゃなくて面白いかどうか?である事。 2.マックィーンとホフマンを知らない現代っ子である事。 3.パピヨンが実話と知らず見ていた事。 4.演出方法とか、現代の映画が見慣れている事。 (例えばBGMが殆ど無い事に、違和感を感じてしまう。) などなど、色々な理由から面白くないので4点です。 ですが、深くて良い映画だと思います、なので面白いか?では無く、 良い映画か?で言えば8点ぐらいで、そう考えると現代っ子の私としては 昔の映画は「退屈だが良い映画」、今の映画は「退屈ではないが、良い映画ではない」となる事が多い気がします。 [映画館(字幕)] 4点(2004-05-04 20:08:16)(良:2票) |