1. ゾンビランド
《ネタバレ》 ソーシャルネットワークの続編として見るとなお面白い。パーカー着てるし。この映画もコミュニケーションがテーマだしね。ビル・マーレイには本当に笑わせてもらった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-21 10:10:21) |
2. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 延々と予告編が続くようなちゃかちゃかした演出。主演の二人の演技はとてもいいのにそれを感じさせない”タメ”や“間”のない演出。イギリス人のくせにイギリス的なユーモアが生きてないなあ。”悪い奴との対決は高いところで”というセオリーがまた復活していて吹いてしまった。 [映画館(字幕)] 6点(2010-04-03 21:44:06) |
3. アマルフィ 女神の報酬
《ネタバレ》 カッコ悪い、ダサい映画だなあ。イタリア→オペラ→サラ・ブライントマンって最後間違ってるよ。ブライトマンってポップ歌手なのに。のだめのポール・ポッツ並みに安い価値観だ。「あんたがいるってことは、何か派手な事がおきるんだろう?」そんな人呼ぶなよ!ってかそんなセリフ、いまどきコントでしか聞かない。織田裕二の映画ってそれだけでびっくりするダサさを予感させるのでステキ。 [DVD(邦画)] 1点(2010-04-03 09:35:59)(笑:1票) |
4. レスラー
泣き死にするかと思った。ドキュメンタリーのような撮影はリアルすぎ。ため息、ボイラーの音など生活感を感じさせる一つ一つを丁寧に披露音響は見事。十分良い女だがあえて年齢を感じさせるように撮られたマリサ・トメイも良い。そして何よりぼこぼこの顔、不器用そうな指、体のパーツ全てで役を表現しきったミッキー・ロークには感服。傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2010-01-24 01:15:10) |
5. 愛のむきだし
最初はゲラゲラ笑いながら見てたのに、最後には号泣メーーン!傑作だがどうやって人に勧めたら良いのか分からない。 [DVD(邦画)] 9点(2010-01-24 01:11:23) |
6. ゾディアック(2007)
個人的にはフィンチャー監督の最高傑作だと思う。ややコケオドシ的な安っぽさがどこかにある監督だと思ってたのだが、ここまで重厚な映画を作れる力量があるとは思わなんだ。ロバート・ダウニー・Jrの演技は素晴らしく、彼をはじめ、出演者が良く時代の雰囲気を出している(衣装も良い)。俳優たちの声がみんないい。 [DVD(字幕)] 9点(2010-01-16 02:41:02) |
7. 2012(2009)
《ネタバレ》 しょぼい映画だ。話がしょぼすぎる。前半の車で逃げ回るシーンは馬鹿馬鹿しくて大笑いしながらみていたけどね。あんだけ大風呂敷広げておいてラストのクライマックスが”なんかドアにはさまって閉まらない”とは。目を疑うちっさい話。あんだけでっかい船なのに。ドラマ部分はみなさん遠慮なく昼寝していいですよ、くらいにゆるい。ただロシアの金持ちがいかにも悪いやつなのにやや人間性も描かれているあたりが微妙な味わいではある。 [映画館(字幕)] 7点(2010-01-08 07:33:55) |
8. チェイサー (2008)
なんでもかんでも台詞で説明してしまうようなTV局主導の日本映画とは比べ物にならないほどの映画的演出に満ちた作品でした。あるときは全く無音ながら状況、心情を表現する演出は見事。語り口も前半部分だけで短編として成り立ってしまいそうな牽引力を持っていて、この先どう話を膨らませるのか!と心配になるほど。傑作。 [DVD(字幕)] 9点(2010-01-08 07:05:46)(良:1票) |
9. アバター(2009)
《ネタバレ》 ストーリーはヘボい。っつーかダンス・ウィズ・ウルヴス的なもので誰でも想像できる凡庸なもの。だけど、この映像体験は・・・・。凄すぎる。絶対に映画館で見なければならない映画であることは間違いない。とにかく明日にでも見に行っとけ!と問答無用でオススメできるエンタテイメント作品。ストーリーもヘボいといいつつ、キャメロンつながりで言えばエイリアン目線での”エイリアン2”といった味わいもあるのでそういう見方をすればなお面白い。 [映画館(字幕)] 8点(2009-12-26 01:40:17) |
10. 3時10分、決断のとき
《ネタバレ》 クリスチャン・ベイルが出ていることもあってか、”ダークナイト”の西部劇版みたいだった。ラッセル・クロウがジョーカーね。彼は偽善が嫌いで、正義感を振りかざす人間をなるべく直接手を下さずに破滅に陥れるのが生きがい。ベイルには敗北を認めるが、有能だが無粋にも殺しまくる部下たちを皆殺し。ラスト、口笛で馬を呼び、軽々と脱走するのを暗示させる。次なる正義漢に挑戦するのだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-15 00:54:24) |
11. カールじいさんの空飛ぶ家
凄く良かったと思います。完全に大人向けな冒頭は涙を誘うし、犬らしさを擬人化したギャグの数々は大いに笑う。ただ物語の焦点がややバラけてしまっていて妻への思い、少年との関係、あこがれの冒険家との関係、などそれぞれがやや中途半端かなあ。もっと少年との心のふれあいをもっと深く描いてほしかったな。無声映画的演出、動物の擬人化のおもしろさ、大きい乗り物、などウォーリーなど過去の作品で得たテクニックで作った、という感じもして、そういうこなれた感じがマイナスに感じられはするものの、とても高水準の作品だと思います。ピクサー作品を愛する人達が厳しいことを言うのも分りますが、一般的に考えれば十分お勧めに値する作品です。 [映画館(吹替)] 8点(2009-12-05 20:53:58) |
12. パイレーツ・ロック
《ネタバレ》 ダメだった。みんなロック好きだろ!ロック最高!さあみんなで肩組んで歌おう!踊ろう!という押しつけがましい青春臭にむせかえりそうで。船が沈もうが俺は24時間DJやるぜ、いや、それじゃあきるから俺と12時間ずつでどうだ、俺も、俺も。金八先生なみのダサい演出、勘弁してくれー。先が読めるわりにくどいし。それにイギリスの話なのに人気DJ二人がアメリカ人って設定はどうなんだ。大英帝国の魂まで売ったのか。出てくる女は全部グルーピーみたいな人格のないやつばかり。コンドーム探してる間にほかのDJと寝る女と寄り戻してめでたし、ってそれ、映画として成長を描いてることになるのか??? ロックってのは酒飲んで女と寝てワーワー騒ぐもんなのか?最近のパーティサークルと大差ない軽薄なものとしか描かれてない。コメディとして笑える部分はあるけど、政府と戦うという図式が描かれているようで全く交わってないように見えたんだけどな。 [映画館(字幕)] 4点(2009-10-29 23:03:15) |
13. おくりびと
《ネタバレ》 確かに感動的な映画だけど、皆も言ってるとおり見てる間ずっと”広末の代役は誰が良いかな”と考えてしまって気が散りました。テレビ的な生活感の無い演技。それから初めてモックンが山崎努の納棺を見るシーンでいかにやさしさや気遣いに満ちた仕事か知った、みたいなモノローグが入るけど、そんなの台詞で説明しなくても演技見てりゃわかるよ! 野球選手の夢⇒オーケストラ とうもろこし畑をつぶして野球場作って世間から後ろ指さされる⇒納棺の仕事で後ろ指差される。(しかしこんなに軽蔑される仕事なのかね) 基本的に自分の行動に賛成してくれる良き妻。 そして父親との確執、というのもまるっきり一緒。 石文は言わばキャッチボールなわけですね。 フィールド・オブ・ドリームスですね。 [DVD(邦画)] 7点(2009-09-27 05:16:34) |
14. 007/慰めの報酬
アクションはすごいけど。とにかく人を殺しまくるボンド。シガーなみの殺人鬼。Mに”また人殺して!ダメだって言ったでしょう!”と怒られてふてくされるボンド。バカなボンド。バカボンド。悪役のグリーンが阿部サダヲに見えてしょうがなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-04 21:03:21)(笑:1票) |
15. ターミネーター4
《ネタバレ》 これは酷い。マイケル・ベイの映画かと思った。派手なCGアクションと陳腐なストーリー。確かにこれでもかというくらいの怒涛のアクションはそれだけで十分見もので料金分は楽しませてくれるが、ストーリーはありえないくらい酷い。語るものが何も無い。評判の悪い”3”だって目標を失ったジョン・コナーがダメ人間になっているって設定が印象的で、人類への批判的メッセージが見え隠れしていたのに。大体スカイネットってなんでこんなまどろっこしいことしてんだか。コンピュータって頭悪いな。いや、人間とただ戦争ごっこしたいだけなんじゃないか、とも思う。進化して”戦争する楽しみ”まで覚えてしまったスカイネットが人間をいい遊び相手と認識した、とかそういう話にすればよかったのに。この映画は設定とロボットで遊んでるだけのバカ映画ですよ。 [映画館(字幕)] 4点(2009-06-21 07:26:04)(良:2票) |
16. L change the WorLd
《ネタバレ》 ナンちゃんの登場、前評判で知っていたのにもかかわらず大爆笑しちった。不意打ちだー。思うに中田監督、金子修介によるデスノートを映画全体使って笑いものにしたかったのではないか。デスノート自体バカ映画だが、特にショボイ部分を強調してさらにバカ度を増してみたのではないでしょうか。冒頭からいきなり前作でのた打ち回るくらいウソくさかった瀬戸朝香で脱力!前作の嘘くさいスーツ姿の外人FBI⇒ナンちゃんで究極の大暴走!完全に狙ったバカ演出としか思えない。”映画版デスノートなんてこんなもんだろ”とでもいいたいのか。チャリでの逃避行というショボイ展開を後半に持っていくあたり、脱構築とも言える大胆さ。映画全体でタカ派を笑いものにした”スターシップ・トルーパーズ”にも通じる方法論。問題はそういう方向性へのニーズが今回どこにも無い事だ。 [DVD(邦画)] 5点(2009-05-19 22:41:34)(良:2票) |
17. ミラクル7号
《ネタバレ》 王道のストーリーでもしっかりとした演出力があればまだまだ十分なエンタテイメントとなり得ることを証明した傑作。リズムのあるカメラの構図など、映画をわかっているなあーー。泣きのシーンはほんとに泣かせるーー。キャスティングの秘密はびっくりだけど、これがありがちな子役のウザさを消していて効果的だったと思う。家族でご覧下さい。最高! [DVD(吹替)] 9点(2009-03-21 09:14:54) |
18. 片腕マシンガール
みなさん褒めてる割に点数低いですよ。好きなら好きで高得点にしましょう(笑)。全くダレない、志の高い映画です! [DVD(邦画)] 8点(2009-02-20 23:33:40)(笑:1票) |
19. ハプニング
《ネタバレ》 ぼくはなんだかシャマランの今の心境を映し出しているような気がしてなりませんでした。 もう映画は当たらないし、契約も切られるし。いっそはちゃめちゃやってやろうか、いや、俺自身が自殺したい気分なんだよ!っていう心の叫びのような悪趣味な自殺オンパレード。 やっとたどり着いた民家の老婆が理不尽ってのもなんだか意味深。これはプロデューサーかな。自分をサポートしてくれるのかと思ったらこんな脚本はクソだ!といきなりダメだしされた、なんなんだ、この理解できない行動は!そういう気持ちがこの老婆に投影されてるんじゃないか。 そしてもう絶対絶命、ってところで自然と助かっちゃった、ってのが希望的観測。きっとこの映画も成功して、何事もなかったかのように俺はもてはやされるよ。 ラストでは別の国で同じ現象が!!今もてはやされてる外国人監督よ、次はお前らの番だからな!ってことで。痛々しいですな。でも思ったよりはつまんなくなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-27 07:34:00)(笑:1票) (良:1票) |
20. 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
黒澤をリメイクしたいんじゃなくて、オリジナルに影響を受けたスターウォーズをやりたかったわけです。隠し砦の三悪人という題材を使ってそれにインスパイアされたスターウォーズを元ネタに再びはめ込んでみました、と。 副題からして真面目にやる気がないなという感じですし、黒澤映画への侮辱云々とののしる以前の問題です。全くバカバカしい、スターウォーズごっこをいい大人がやっとるだけの映画です。 しかし 樋口監督の最高傑作です。 [DVD(邦画)] 5点(2009-01-13 23:40:44)(笑:1票) |