1. 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
《ネタバレ》 一番盛り上がるシーン、その舞台であるルーヴル。 肝心な部分が一番安っぽいというか、描写、展開諸々が地味。 スタンド自体の具現化は実写版には無く、また今回の敵に能力が効かないのも派手さに欠ける一因か。 終盤、露伴のルーツの描写に長く尺をとってしまったのも辛い。 荒木先生の要望で原作からのストーリー変更がなされたらしいが贋作事件を上手く料理できなかったかも。 仁左衛門の絵との戦いと決着からの真相解説は原作そのままが無駄が無かったかな。 短編、ドラマが丁度良い塩梅だっただけに残念。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-04-28 18:28:41) |
2. 君たちはどう生きるか(2023)
《ネタバレ》 分かりにくい部分と分かり易い部分のバランスで考えた場合 ストーリーは分かり易い寄りだと思う。 ただただ普通過ぎた感がある。王道だ。 母を亡くした子が不思議世界に入り込んでなんやかんやある、と。 後妻(実母の妹)と少々あるもラストには母さんと呼んであげる、と。 ジブリらしく婆さんが何人も出演してたはいいが、全くもって活躍しない。 ただ1人キリコさんが不思議世界に同行し、キリコさん(若)となって現れるくらい。 現実はさておき、この不思議世界や各キャラ、どうも掘り下げが無い。 2時間もあったのに、なんか目は離せないんだけど物足りない。 いけ好かないキャラ(父親)にキムタクを当てたのは技アリ…か? キャストは楽しめたが演技的にストーリーと同じでどうもパンチが足りなかった。 タイトルは間違った気がするなぁ。 お前の母さんは生きてる、からの死の世界の冒険譚かと思った。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-12 12:58:51) |
3. LAMB/ラム
《ネタバレ》 ホラー枠にあったので鑑賞するも、ホラー要素は無いに等しい。 いや、ラダという異形は普通に考えればホラーなのだが・・・見ていると意外と可愛い。 冒頭のおどろおどろしい雰囲気、何か起こるぞ起こるぞからの何も無い。 娘を亡くして夫婦二人、自然あふれる地で暮らしているが傷は癒えておらず病んでいたのか 互いにその異形、異常をすんなりと幸せとして受け入れている。ある意味ではこれもホラーか。 セックスシーンや旦那の弟との過去の匂わせ?的な必要あるのかどうなのかなという部分は気になった。 ラストは成るようになったというか、もっとこう何かないの感を残したままストンと終わる。 というか弟、ヒゲ剃っておけよ! [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-14 17:45:02) |
4. さがす
いくつかの現実の殺人事件をモデルとした人物、モチーフをストーリーの軸としていて重い。 登場人物それぞれがそれぞれ、生き方を"さがす"。 「死にたい」と「殺したい」が錯綜し絡み合い縺れていく中、生々しい人間の在り様で殴りつけられる。 終着点はこれしかないけれども、けれども…。 [インターネット(邦画)] 9点(2023-05-07 19:51:18) |
5. シン・ウルトラマン
《ネタバレ》 特撮ヒーロー物としての爽快感や解放感はあまり感じられなかったかな。 マニアックでいてそれとなくオマージュ、リスペクトに富んではいるものの 噛み合いが悪いのか、今一歩というか…嫌いではないが。 地球文化に愛着を持つメフィラスが友好的に何とかしてくれるのかなと思っていたら再登場も無く。 初代最強の怪獣から一転、破壊兵器化されたゼットンもアッサリ倒して終わる。 スタッフロール後に何かしらエピローグがあると思ったら何も無く。 各キャラ、各部の掘り下げが薄いのは気になる。 キャラとしての生命を感じたのは山本耕二(メフィラス)ぐらいか。 長澤まさみフェチには刺さるのか? いやぁ、山本耕二(メフィラス)は詐欺師が似合いますね。 「河岸を変えよう」私の好きな言葉です。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-01-20 17:40:34) |
6. 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
《ネタバレ》 ハサウェイ、そしてギギとケネスの三角関係。良い。 第一部はMS戦以上に各キャラの絡みにスポットを充てている。 MS戦は夜がメインで見づらいのが難点。 クスィーとペーネロペー、カッコ良いのだが顔見せ程度で次回に続くといった感じ。 作画や演出も満足、大人向けな色気漂う完成度。 第二部にも期待が持てる。 ガンダム初見でも大丈夫だと思われるが逆襲のシャア辺りは予習するのをお勧めする。 それを見てしまうのなら1st~Z~ZZもセットでしょは言ってはいけない。 [映画館(邦画)] 7点(2021-06-20 03:15:29) |
7. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 25年分の全てに蹴りをつけた、それだけで感慨深い。 ストーリーの結末に関しては言うことはない。なんやかんや親子の話だ。 初号機と13号機、それ使って親子喧嘩するシーンはバキの親子喧嘩に見えたり。 密着ドキュメンタリ内でも父親の話をしていて製作の根底に影響している。 キャラのカップリングこれには各々の思い入れがあったり 考察の関係で一言物申す、な人が多かったのではなかろうか。実際、賛否両論だとは思う。 ただ話の流れだったり消去法だったり、様々な点からまぁこれが正解かなーと理解はできる。 旧劇アスカ推しなれば、ラストにシンジの告白で顔を赤らめる彼女を見て念願叶い救われたような気がしないでもない。 新劇になってから昔からの熱は冷めていたが終わってみればやっぱり寂しいものだ。 [映画館(邦画)] 7点(2021-06-18 23:53:31) |