Menu
 > レビュワー
 > 夢の中 さんの口コミ一覧
夢の中さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 96
性別
自己紹介 え~いが~
ふ~しぎ~

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  フライトプラン 《ネタバレ》 
●「スイッチを押して1秒で爆発する時限爆弾に1点」w ●事前から飛行機の機内構造研究をしていた犯人が対爆弾用個室の存在を知らないということに1点。 ●女の子が誰にも気付かれないまま席まで移動できたことに1点 ●女の子を犯人が誰にもばれないように抱き上げ移動できたことに1点 ●一介の警官が遺体管理の所長とスッチーを買収できたことに1点 ●911直後に手錠を機内に持ち込めたことに1点 ●預け荷物に爆弾と銃を持ち込めたことに1点 ●設定先行で、結局まとまりきらなかったシナリオとはいえ、中盤までその設定に、ただ忠実に、クオリティーと緊張感を与えまくったジュリアの女優魂に3点w ●あの程度の爆破なら、子供の死体が残ることに1点 ●喋りすぎで解釈を強制する心理カウンセラーに1点。 ●できれば後半は、犯人は警官だと思い込ませて、勘違いだったという間をいれておいて、銃に偶然気付いて、頭を超使う心理戦という展開をしてほしかったなあ。 ●友達と観ていたら、観た後の突っ込み大会がたのしそーだなーと しみじみ思ってしまいました。というわけで、映画点数は4点で、初デートに会話がはずむ点数が11点って、ことで♪    
[地上波(邦画)] 4点(2008-04-13 05:34:03)(良:1票)
2.  パンズ・ラビリンス
過酷なファシズムの現実と幻想世界との対比の中に 現実の方が遥かに重要である状況に驚きと新鮮さを感じた。 非常に面白く、インパクトもあったのだが、冷静に振り返れば 美しい感動は、物語の中には決してなかった。  幻想世界は少女の妄想なのか、彼女は幸せだったのか、そういう 神の目線も、一元的な批評視点も、この物語には必要で無い気がした。 すべてが主体で、それぞれの登場人物の中にそれぞれの物語が 存在している。それは固執であり、醜さであり、崇高であり、 一途であり、逃避と依存であり、純粋さであった。 (でも愛は無かったよね、正直いって。)  観終えて、一日たった今、無垢な少女という設定によって、 過激な現実表現を許され、浄化するだろうという 暗黙の了解な感覚を受けている。(ナウシカもそうだもんね)  パンフレットに、これをイニシエーションという人がいたが そうは思えなかった。なぜならイニシエーションは社会に、より 近づくための精神的な成長と成熟を得る儀式・経験だが、 この映画の少女の試練は、より現実から逃避するための儀式だった。  かといって、現実世界に喜びを見出せない人が、 幻想世界の中に幸せ(結果的には希望)を 求めることは決して悪いことでは無いと思った。 ただ、それはあまりに現実世界が悲惨で悲劇的な場合であって、 この太平の日本で不満不平と絶望しか感じないのならば、 どんな世の中ならば幸せになれるというのであろうか。 王女様にならなくても幸せにはなれる。  全体を通して、成熟した精神性の視点を感じなかった。 ずっと隠された性を(いや、むしろ公かな) ふつふつと感じさせられたが、それは主人公の女の子の 健全性でかなりクリアにされていた。  面白かったけれども、長く付き合いたい監督ではない。 観たた瞬間は夢中になったけれど、今はちょっと突き放したい。 
[映画館(字幕)] 8点(2008-01-17 12:22:36)
3.  プラダを着た悪魔
脳天突き刺す楽しさ。 ファッション好きにはたまらない。 よくぞ我々の為にコレを作ってくれたものだ。  素晴らしくハイセンス。 しかも全部給料つぎ込む勢いならば ギリギリでオフィスレディーに届く範囲のスタイルを提供してくれる。 まるで映画のファッション雑誌。 同じストーリーでいいから、毎年毎季節リメークしてほしい。 ハイセンスなスタイルで働く日常の女性軍を見ることは、 パリコレのステージのモデル達を見るよりもはるかに楽しい。  ストーリーはつっこみどころ満載だが、そこに捕らわれて説明過剰になることもなく 勢いがあって、むしろ潔良い。 オープニングで、美女達が朝起きて颯爽と下着を着け服を着て靴を履き化粧をして町へ繰り出す姿。 日常の美しい女の緊張感。 これほど輝くものなのか。 これほど爽快なものなのか。  デビル(メリル)は後半になればなるほどノッてくる。 最初は101デビルの香がしたが、ラストには完全な別人格のデビルの完成を得ていた。 見事。    
[映画館(字幕)] 8点(2007-01-15 14:24:12)(良:1票)
4.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 
最初は全然興味ありませんでした。  しかし、先日半月海外に一人旅行をしまして、全て5つ星ホテルに宿泊し、 ハイソで洗練されたサービスを受けながら、ひたすらに疲れ、 なんとも説明のできないこの感覚と孤独に ふと、まさに、ロスト・イン・トランスレーションだなと感じました。 ただ、心の共有をしたいが為にこの映画を観ることにしました。 まさか、自分の国での視点とは思いませんでしたが(笑)。  映画には色々種類があると思いますが、 これは理解する映画ではなくて、共感する映画のような気がします。  日本風刺の映画では無いと思います。 風刺するつもりなら、こんなに日本を美しく撮影しない。 ソフィア・コッポラはそんなことには興味ないと思います。 ただ、異国での説明しがたい感覚を、映画で表現したかった。 お陰で、この映画をみて、私はとてもなぐさめられる気分です。 ソフィア自身は、こんなとき、包容力のある人に受け止めてほしかったんだろうな。  パークハイアットホテルもそこのバーも、そこからの景色も 更に東京病院内部すら全てなじみの景色でして、 失恋した都庁前、会社までもが映っていて そんな意味でも、感傷的になりやすかったのかもしれません。  最後のシーンの、ボブがタクシーで空港迄向かうときの心の感覚、 そして、タクシーの中から見える道の景色が旅行中とは異なる感覚、 最後迄本当に丁寧だなと感じました。 ソフィア・コッポラはホントに感性の表現手段に長けていますね。 そして、ビル・マーレーはホントにいい役者ですね。   
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-17 02:35:25)(良:2票)
5.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 
スリランカからの飛行機の中で観ました。シナリオ的に中だるみの感ありですが、ジョリーとブラピの華によって、とても魅力的な作品になっていました。この二人の役者は、センスある動きやポーズや間を取る事に関して、ホントに天才的だと思えます。元モデルだっただけあるというか。観られ慣れているというか。それにしてもジョリーってほんとにラグジュアリーなオーラをもっているのね。知らんかった。  全体的には、アクションやダンスシーン構成に物足りなさを感じてしまいます。 色々プロらしからぬ、つっこみどころ満載の行動は、エンターテイメントだからと目をつぶるにしても、作り手が、最終的にどういった作品にしたかったのかが不明というか、見えてこない感じがします。ブラックダイヤモンドの様にセンスに満ちたアクションでカッコよい作品にしたかったのか、恋愛映画の様に心揺さぶりたかったのか。何のイマジネーションもそこにはありません。 オモシロコンセプトにしたがって、そこそこセンスある連中が集まって、行き当たりばったりで作ったって感かしらん。  まあ逆にそんなお陰で、ジョリーとブラピが雰囲気作りの全権を担っています。 意外にや、二人とも、自分の心をもてあそぶ系の、実に不健全だが実に甘美な恋愛を楽しむ傾向が、なーんとなくにじみ出ていて興味深かったです。  
[ビデオ(吹替)] 7点(2005-10-04 03:21:00)
6.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 
とーってもとーっても楽しい映画。 TOPSのチョコレートケーキと銀座のPIERE MARCOLINEのチョコを購入して 食べながらウンバ・ルンバの曲にあわせてこっそりフォークを振っていました。  観ている間は頭まっしろ、ずっと笑顔。 ホントになんて楽しいチョコレート工場! あーんなにひねくれたガキンチョ達ですら中に入ってみたいと思う程ですから! (そんな所が本当は子供らしくて可愛いらしいと思いません?!)  楽しさを表現する事によって、それが言葉の枠にとらわれてしまうならば、 ただ「最高!」と、のみ。  でもとても残念なことが…。 私にはジョニデによって度々現実に戻される瞬間があったのです。   ジョニデは好きだし、いい役者。 ジョニデのウォンカーさんの役作りは見事に完成。 それは評価!  でも今回はそれがしっくりこない。 あれー? オーラになにやら違和感。 パイレーツ.KのJ.スパロウとどこか同じ香り。  で、ラストではっきりと理解したわけです。 ジョニデが歯科医のお父さんと親子に見えないの。 そこにいるのは育ちがいいボンボンのウォンカーさんじゃないの。 そこにいるのはエンターテイメンターとしてのウォンカーさんなの。  ああっ! と思ってしまった… そこにいるのはジョニデであるウォンカー。   映画を観ながら、「ジョニデ最高!」と楽しめる人はそれで最高だと思う。 でも私は観終わったあとに、「ジョニデ最高!」と思いたい。 観ているの最中に俳優好きで楽しむつもりは無いの。  たとえばデ・ニーロは凄いよ。 映画の中で彼はデ・ニーロじゃなくてソイツなんだもの。 映画が終わってから、「デ・ニーロ最高!」なんだもの。  今回はリメイクだし 人気最高のジョニデを楽しめて最高とも思えるし、 実際映画の宣伝プロモーションもジョニデ押しまくり。  でもこの映画では「レジェンドオブメキシコ」のような ジョニデ万歳的な流行世相と離れた作り方にしてほしかったな。  主人公を食わないで。 物語を食わないで。 映画を食わないで。       
[映画館(字幕)] 9点(2005-09-16 17:09:55)(良:1票)
7.  下妻物語 《ネタバレ》 
良かった良かった! びっくり! これは才能でしょう。 凄く驚きました。 世界にはばたくのもわかります。  全体に黄色をかけたトーンのフィルムに、 構図の良さと不思議なフィルムワーク。  決して妥協していないセットと小道具。 コレは低予算映画ではないでしょう。  確実に日本産といえるヤンキー文化とゴスロリ文化。 そして意外や、中身は女の子版スタンドバイミー。 キレイキレイ、 本の世界の物語だけではなくて、 ちゃんと現実の世界の友情を知っている人が描いた話。   これでコメディー映画の頂点に日本は 立ったのではないかしらんと思いました。 同じクオリティーの作品を私は他に知りません。   好みかといえば、実はかなり厳しいのですが(笑)。 才能に対するリスペクトの強い私としては、 高い評価をしたいと思います。  ただ、やはり好みではないので、どうしても…(笑)     
8点(2004-07-31 06:46:39)
8.  コール 《ネタバレ》 
エロの前半に 暴走の後半。  最初のシーンで「子供を殺さない」と態々告げるのは 緊迫感を最初から半減させる。 何の為に入れたのかしらん。  描きたかったのは、 ベーコンとセロンのエロシーンだったのでは。 セロンが受諾すればむしろ違う展開を描けていたのでは?  ところがスポンサーサイドからこういったエロに 反論がありまくったので、 結局諦めて支離滅裂になったのではと 勝手に推測。  旦那が医者という設定も、 まさか筋弛緩剤を撃つためだけとは思えない。 医者があんなものを持ち歩いていると スタッフサイドは本気で思っているのかしらん。  あ、そっか。 奥さんもかばんの中に当然のように メスを入れていましたもんね。 しかも素で(笑)。 さすが元看護婦。 怖い夫婦だ。 ありえない。  自宅でこの夫婦はいったい何を繰り広げているのだろう…    
3点(2004-07-31 06:19:54)
9.  リベリオン 《ネタバレ》 
面白い面白い。 カッコつけることに徹したガン=カタの アクション・パフォーマンスの発想は実に良い。  それに、パルテノン神殿式の柱の隙間から 現れては倒れる兵士の絵や 複数の反逆者達がガラス越しに射殺される絵等、 センスいい。  と、大好印象であることを先ず主張しておいて、 ツッコミどころ満載。  主人公は直感で感情を見破る。 相棒も同じ。  しかし、この二人以外の登場人物は全員感情保持者。 主人公なんか、感情保持者の家族と暮らす。 直感ダメダメ。   ラストの偽ファーザーとの戦いのシーン、 副長官のテンパったアクションに相当笑える。 目ぇ、見開いちゃっています。 いっぱいいっぱい。 観て痛々しい。  DVDの特典の「ガン=カタ・シーン」でも 最後のこのバトルシーンが収録されていない。 ウケる。  ほんでもって、近未来なのに、 現代の銃事情そのままを反映させた作品であることにも 愛を感じる。 マニアックな愛。 戦車やレーザー、ミサイル、手榴弾、 絶対に使わない。  この割り切り方、大好きです。    
9点(2004-07-31 05:35:37)
10.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
シナリオの上手さに本当に呆然。 愛を感じる。 つくり手の愛。 ものすごく大切に練られている。  2でも「愛」はもの凄く大切なテーマ。 でも過剰ではなく、多くを語らない。 友情・夫婦・甥と叔母・恋人・夫婦、 それぞれの愛を陶酔を越えて普遍となる、 一番美しい部分で描いている。  俳優も成長した。 トビーは落ち着きと安定感が出てきて、 ジェームズフランコには強い色気が出てきた。 K・ダンストは本当に上手い。 それぞれの俳優としての成長が 妙に作品にマッチしていたように思える。  あと嬉しかったのが、 メイ叔母さん。 もうスパイダーマンが誰だかわかっているのね。  MJとの愛は、 結局はMJにばかり一歩踏み出させたのねん。 理想としては、ピーターにも腕力だけではない 強さを示してほしかったのだけれど、  ヒーローよりも強いMJの愛の勝利ってコトで なんかむしろ満足かしらん。  なんかもうホント、大切に作られた作品で、 批評とかする前に、自らを忘れて鑑賞した作品で、  誰も特にたいしたこと言うこともなく おもしろかったなーっていえる作品っていうのも いいものですね。  満点! 
10点(2004-07-31 05:09:12)
11.  パッション(2004)
私は無宗教だが、啓蒙思想が宗教を愚かとする考えには反対である。  世界の人々の信仰の意味をできる限り理解したいし、敬意を払いたいと思っている。 キリスト教であれ思想哲学なんであれ、賞賛すべき事は、 普遍的な道徳心を社会に提供し、それが何世紀にも渡って文化を築いたという 事実だと思う。 ニーチェは神の名の元に善意的な思考をすることは、負け組みの正当化に過ぎないとしたが、 善意的な思考を正しいと信じてくれる社会が存在することは心救われる気持ちになる。   私はキリストが拷問される姿を観て嘆き悲しむマリアの姿に心打たれた。 キリストが拷問される姿には恐怖は感じても悲しみは湧かなかった。 しかしクリスチャンの方だろうか、すすり泣いている方がいた。 この差が宗教なのだろうか。  しかし考えてみたら、幼い頃からクリスチャンの方は 週一のお祈りでキリストに会っている。 私とキリストに対する親しみと愛が違う。  表現が悪いと思われるだろうが、もし、このキリストが ドラえもんだったら、私はドラえもんが拷問される姿に泣くと思う。 ドラえもんが拷問される姿に泣くのび太に泣き、しずかちゃんに泣き、 裏切るスネオに泣き、あの人を知らないと叫ぶジャイアンに泣くだろう。  不謹慎な例だと思われるだろうが、幼い頃から親しんでいる 一種偶像としてドラえもんは私にとって神聖な存在であるらしい。 もちろん実際に会ったことがあるわけではない。  毎週のびたに説明するドラえもんの小言。説明。思考。 完全とはいえないが、のびたにより良くなってもらおうという愛がある。 聖書もこれに似ている。 ようは話を聞く側は、話しての愛をどう受け止めるかなのだ。 正しい間違っているはたいした問題ではない。   さて、ところで、パッションを観て癒されたという人もいたらしいが、 それは何故なんだろうか。 こればかりはドラえもんではわからない。 ドラえもんが生き返った映像があっても私はそれは気休めにしか思えない。 この先はそれこそキリスト教の世界なのかな? 
4点(2004-06-29 01:20:37)(笑:4票) (良:4票)
12.  スパイダーマン(2002)
聞いてはいたが脚本の上手さに本当に唸った!主人公三者の緊張感ある関係に心奪われる。一歩一歩優しく責任ある人間に成長していこうとする頼りないながらも頑なな姿勢と若さにハラハラさせられる。スケールの小さなヒーローものの割に人気があるのは、この上手さの為かしらん?X-menと比べても製作者サイドのマニアックな愛を感じる。特にキャスティング、内省性の高いコノ面子を選ぶとは!ストームにハル・ベリーをキャスティングするのと丁度正反対の心意気。キルスティン、まあイマイチ可愛くないのだけれど、ファーストレディーを担え且つマグワイアとお似合いにも成りうる女性は彼女位では?フランコの色気、そして言わずもがな、マグワイアの冴えないながらもいたたまれなさ溢れる無言の演技!あんな駄目っぽいのに、脱ぐとホントにあんなナイスバデ?ホントにホント?!顔コラ?!誰か真実オセーテ。なんか色々おいしい要素満載。ジュル。 劇場で見なかったコトも後悔。ニューヨークを知っている人には楽しくてたまらない爽快ビルアクション。スパイダーマン3は是非新宿西都心で撮影してくれ。 2のプロモもかなり好感触!脚本の上手さは健在!人間ドラマの緊張感が、アメコミ風事件によって有耶無耶にされながらも、答えを行動で与えていく。たまらなんーー!うまいなーーー!キャッチ・ミーーー!2、必ず観に行くぞーーー!
9点(2004-05-25 02:49:36)
13.  ワンダー・ボーイズ
じらされた。笑いを待てど笑えず、共感を待てど共感せず。ダグラスとマクドーマンドや女学生とではオーラが違い過ぎるが、ダウニーとマグワイアは妙なお似合いっぷり。俳優選考者はゲイですか?
3点(2004-05-08 04:52:17)
14.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
グーニーズ21世紀バージョンを観た気分です。楽しかった。ディズニーのカリブの海賊ですか?じゃあ次はホーンテッドマンション?ジョニーデップ、変なメークに変な動きしても、根本的な色気が滲み出ていました。いや、色っぽい男です。しかーし、「ラスベガス」のジョニデには色気は出ていなかった。とすると、このスパロウの駄目男っぷりの色気すらも役作りなのか?!!と思えば、この確信犯性には敬意ですね。みんなっ!キムタコ(死語)になっているときじゃないよ。ジョニタコになろうぜっ!!
8点(2004-02-22 14:29:55)
15.  10ミニッツ・オールダー イデアの森 《ネタバレ》 
巨匠知らずの私にはありがたい作品集。なによりも先ず、ゴダールに出会えたことに大感謝!!本物のピカソのゲルニカを観た時と同じ衝撃を受けた。映画が私の中で初めて芸術になった。①ヴェルトリッチ=朝起きれなかったので観れませんでした。トホホ…。②フィギス=所謂ヌーヴェルバーグを彷彿とする。4分割の画面が何によって結ばれているのか、何によって関連づけられているのかを読み取る迄が、監督とのコミュニケーションとして面白かった。しかし、肝心の中身はイマイチでした。③メンツェル=言葉は無い映画。記憶は言葉を常に伴わない。それ故記憶は映像は映像としてよみがえり、言葉は言葉としてよみがえる。記憶の中の映像に、今の自分が言葉を与える。意味を与える。そんな感情を沸き起こさせる10分でした。パンフレットにも似たような事がかかれていたので、観手に映像のみで、これだけダイレクトにメッセージを伝える事が出来るとは、この監督たいした才能だとニヤリとしてしまう。天才。④サボー⑥シュレンドルフ⑦ラドフォード=脚本上で10分間の視点の追求をしていた。。⑤ドゥニ=哲学者の言葉は、文章で読むよりも、本人が語る声を聞くことで、表情を見ることで、遥かに知性と優しさを感じる。哲学的健全性がまた素晴らしい。外に立つ黒人(エトランゼとしての象徴)が知的好奇心の目の輝きを持って対話を聞いているのが素晴らしいエッセンス。叙情的な10分が素敵でした。和やかなオポチュニスト同士であんな会話をしたいなあ。思考をゆだねる快楽。⑧ゴダール=出会えた事にただ感謝。何なんだこの絶対性は。このパワーは。私のアイデンティティーを沈黙させるこのエネルギーは。最後の人形とカーニバルの衣装の様な映像の芸術性、ゴダールを怪物だと思った。だが、旧時代の、冷戦時代の人間であるとも感じた。政治的で絶対正義主義で破滅的。20世紀の象徴の様な芸術家。21世紀のゴダールはこれから現れるのだろうか、存在するのだろうか。期待したい。
10点(2004-02-22 14:00:48)(良:1票)
16.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス 《ネタバレ》 
巨匠知らずの私には非常に非常にありがたい。この小作品集のお陰で観たい作品が一気に増えました。30歳にもなると、こういった作品群を面白いと思えるようになるのねん。10年前だったら、「わけわかんね」で終わっていただろな。エリセに出会えた事に感謝!!①カウマリスマキ=10分という非常に足り無い時間。しかも主人公は、この10分に走らないし、間を持つし、説明しないしっ。もうちょっと焦れっ!!まさか人生の選択をこの10分間に試しているの?観ているこっちがハラハラ・ヤキモキさせられた10分でした。秀作。②ビクトル・エリセ=この監督は詩人ですか?母親の寝汗にスペインの田舎の暖かな空気を感じ、布団の匂いを感じました。赤ちゃんの血の染みに、生暖かい血の匂いを感じました。子供が腕に時計を書く姿に鉛筆の味を感じ、草刈に草の匂いを感じました。これほど5感に訴えてくるとは。最後に母親が赤ちゃんを嬉しそうに眺める顔に幸せな気分になりました。そしてナチスの記事が水にぬれてゆく…。ナチスすらも彼らの幸せの根本を揺るがすことはできないという象徴に感じました。素晴らしい作品。③ヴェルナと⑥スパイク・リー=せっかくの機会だからと、ドキュメンタリーに挑戦してみたという感じかな?映画に対する挑戦というよりも、監督自身の挑戦という感じでした。④ジャームッシュ=女優がスタッフに因って休憩を邪魔されながらも嫌そうな顔一つしないのに、食事にタバコを押し付けるという、非常に淡白な視点に「ほほう」と感じました。人の自然に「在る姿」についてリアリズムの視点を持つ監督だと思う。彼の人間追求に興味を持ちました。⑤ヴェンダース=「ラスベガスをやっつけろ!」10分バージョン。ドラッグ状態の特殊感を平常状態の視点で何処まで表現できるかを追及したんだね。⑦チェン・カイコー=正直拍子抜けしましたが、何故かホッとしました。他の作品に比べて劣る気がしましたが、作品に優劣をつけている自分がちょっと嫌ン。いいじゃん、コレで。
8点(2004-02-22 13:21:37)(良:2票)
17.  スパイキッズ
楽しかったー。お子様映画って大好き。思想も哲学も主義も無いし、メッセージ性も無いし。ラテンなノリの子供映画って新しいなー。
7点(2004-01-12 01:18:35)
18.  アメリ
第1に、これほど女性的センスを追求したクリエイティブな作品は今までにないので、この点実に大評価!第2に、第1の点をプロモーションビデオ的作品にも舞台的作品にもせずに、フランスという生活の延長上に当てはめて、リアル・ポエティカルな表現方法を選択した点で、大大評価!クリエイターとしての姿勢もプロデュース能力も素晴らしい!伝えたい感覚と人生の楽しみ方の趣にはふと微笑み返したくなるものがある。無駄なモノにこそ人生に彩りを与えるもので、そんな「あそび」を自ら見出している登場人物の彼らは自分の力で幸せを見出せる能力を持っているのではないかしらん?
8点(2004-01-12 00:59:07)
19.  ファインディング・ニモ
楽しかった~。友達と観に行って、友達が一緒に楽しめたのがまた何より嬉しかったです。私は映画を観にいって、何が楽しかったかつまらなかったかをいつもこと細かに表現しますが、「ニモ」はそれをするのはヤボかなと思ってやめておきました。子供心の様に引き込まれる映画って評価なんてふっとんでしまう。終わったあと素直に「良かったね、うふふ」って笑える映画ってとっても久しぶりで新鮮でした。魚のお父さんの冒険、よくあんな事考えたものです。「マーリンすごいや!」って話が伝わっていったときには、一緒になってワクワクしました。おばかなカモメも素敵キャラでした。
9点(2004-01-12 00:27:49)
20.  ジェヴォーダンの獣
楽しめちゃいました。カメラ・アクション・構成・CGモーションの下手っぴーと、ものすごーく突込みどころ満載でしたが、ハリウッド的でありながら、また異なる、ロマンチックなコンセプトの選択が良かったです。田舎地方の閉鎖感・貴族特有の奇妙感・秘密結社・王・法王・娼婦館・異国人・ジプシー・謎の獣の伝説。アクションが重いとか、剣がへっぴり腰だとか、可愛くって許せます。ストーリーに関係のない、革命や近親相姦迄入れた辺りに、企画段階で大衆テーマを全部詰め込んでしまったおフランス映画を作ろうぜ!!という意気込みを感じました。ナイスB級!ただ、ただ、マニが死んでから、主人公がマニと同じ類の戦士だったっていうのはお粗末な構成。主人公のアイデンティティーがグチャグチャ。確か絵描きの銃使いだったような?マニとヴァンサンカッセルとモニカを描きたかったのはよくわかるけれど、主人公が最後にタイタニックじゃちょっぴり悲しい。
7点(2004-01-11 11:27:44)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS