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ちずぺさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 102

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1.  普通の人々
この母親、インパクトありましたね。「まとも」をふりかざし、一見まったく「まとも」なのに、「このひとなんかおかしい、なんかまちがってるぞー!!」と言う思いを見るものに抱かせ、見るものを引きずり込んでいく。こういうところをきちんと押さえて筋をつくってあるところが、ほんとに凄いぞレッドフォードってかんじです。彼はもちろん「映画界の巨人」であるのは万人が認めるところですが、「アメリカの良心」と呼んじゃってもさしつかえないのではないでしょうか?
10点(2002-07-10 00:48:37)(良:1票)
2.  誘惑のアフロディーテ
ウッディアレンが、ある娼婦の「性善」を信じつづけたことがこの話のミソだと思います。「性善」の根拠となるのが彼の息子の遺伝的素質なのですが・・・。能天気で軽めのラブストーリーのように見せかけて、また何年後かに見返すと違う味の出る作品だと思います。脚本がしっかりしててオチもあり、アレンビギナーにはおすすめの作品かも。
8点(2002-02-12 22:38:32)(良:1票)
3.  羅生門(1950)
圧巻でした。「世界の黒沢」だからって、なんぼのもんよー!と思っている人々には是非みていただきたい作品です。場面転換もそれほど多くなく、基本的に低予算ムービー的な作りなのにこの骨太さ。「生」と「性」とが、この「こざとへん」一つの微妙な違いであること、この作品を見て感じることができるはず。男の人にとって「不貞」というのは本当に決定的なものであり、女性の価値そのものを否定するに十分である、という描き方は衝撃的でもあります。時間も短めなので黒澤入門編としてもおすすめです。
9点(2002-02-12 22:33:10)
4.  ロッキー・ホラー・ショー
最寄りのビデオ屋で吉本ばななさんが「私の原点」といって推奨していたので見てみました。もうほんとに独特の「ロッキーワールド」が広がっていて、はまる人はまちがいなくはまるでしょう。かく言う私もすこしはまりました。できれば舞台で見たいものだと思いつつ早速レイトショーにも足をはこんでみようかと思った次第です。理屈のない世界に酔いしれたい時に最適な一本ではないでしょうか。
7点(2002-02-03 22:49:09)
5.  僕たちのアナ・バナナ
以前からエドワードノートンはインテリっぽいと思っていたけど、とうとう監督業にも乗り出しましたか。物語は前半やや引くけれども、後半になって、宗教と恋愛についてのぬきさしならないドロドロした部分にもつっこんでおり、新しいタイプの映画だなー、とも思った。でも、改宗してラビと結婚したアナはその後どうなっちゃうのでしょう?そのままめでたしめでたしではすまない気がする。「それからのアナバナナ」も気になるところ。
7点(2002-01-25 10:32:11)
6.  電話で抱きしめて
メグライアンの軽いラブコメだと思ってあまり期待してなかったけど、結構良かった。何が良かったかってウオルターマッソーが良かった。こんな映画にでるからほんとにしんじゃうんだよおおお!!衰えていく姿がリアルすぎてほんと切なかったです。多分この作品が最後の映画になったのではないでしょうか。そう言う意味で、ウオルターマッソーに敬意を表し、7点を捧げます。
7点(2002-01-25 10:27:53)
7.  エンド・オブ・ザ・ロード
ビルマ国境付近に取り残された国民党の兵士たちがイデオロギーのためだけにどうでもいい現地の戦争に巻きこまれていく。そんなくだらない戦争なんかにつきあうよりは食うことだけが大事と軍を去り麻薬の密売人になるトニーレオン。「麻薬なんかよりほんとの毒は 頭の中に涌く毒=イデオロギー であり、それこそもっともたちが悪い」とはよくいったもので、そうしたことにふりまわされてきた台湾人の呉念真ならではのするどい指摘である。イデオロギーの世紀20世紀をすでに93年に俯瞰してみせるとはさすが。舞台が舞台だけに日本ではあまり話題になった記憶はないがじつは掘り出し物の秀作であると思う。
8点(2002-01-25 10:16:16)(良:1票)
8.  地球は女で回ってる
この作品、実は90年代以降のアレン作品のなかで、1、2を争う出来なんじゃないかと密かに思いました。といっても、1年前に見てチンぷんカンプンで、1年後再びみてやはりピンとこず、ビデオで巻き戻しながらやっと「あーーー!」っと思ったぐらい鈍い私ですけれど。この作品にはウディアレンの一人の男性としての、そして作家としてのエッセンスが短時間にぎゅっと詰まっていると思います。詰まり過ぎて分かりにくいのが難点ですが、まあガイリッチ-作品を思えば人間関係はずっと単純です。というのが今の私の見解ですが、そのあと「ワイルドマンブルース」を見てスンイーのことを知り、そのあとにこの作品を見たらまた違ったかも、などと思ったりもしました。まあ、アレン作品は1年おきに毎年見直す覚悟で見るのが正解なのかもしれません。
9点(2002-01-24 23:41:38)
9.  花のお江戸の釣りバカ日誌
私は普段は洋画を見ることが多いですが、「つりバカ」シリーズは認めてます。面白いですよ。この「花のお江戸・・・」は、もしや国際映画祭なんかに出したら結構うけるんじゃないでしょうか(実際はどうだったか知りませんが)日本に興味ある外国人はきっと、多くの日本人に実際に見られている大衆映画にも興味あるはず。まあ、この作品に関しては若干長さも感じましたが、今後もがんばってほしいと思います。
7点(2002-01-24 23:26:03)
10.  ドッグ・ショウ!
「私が美しくなった100の理由」の犬バージョン。でもそっちほど残虐さもなく、ゆるい感じがしましたが、まあ、「私が・・・」のようにたとえシャレでも犬を殺すわけにもいかないでしょうから(逆に一部の人から殺されてしまうでしょうから)アメリカではこれくらいがぎりぎりなんでしょうね。まあ、犬好きな人を固定客にしてこれからも順調なビデオレンタル成績を残す作品とは言えるでしょう。
6点(2002-01-24 23:16:45)
11.  ピンク・ピンク・ライン
ビデオのカバーにはまるでヒロインのごとくJ.アニストンのプロマイドが・・・なのに出てくるのはほんの・・・。この映画、低予算に見せかけた高予算映画なのか、本当にただ手抜きな低予算映画なのか全く不明な不思議テイストです。でもまあ、筋もちゃんとあって、Jアニストンのプロモを見るよりはきっと面白いでしょう。どこかにD.シュワイマーも出ていますので、フレンズファンは探すだけでも楽しいかも。
6点(2002-01-24 23:08:26)
12.  ワイルド・マン・ブルース
この作品を見始めて、とちゅうであれ?と思って、止めてアレンとスンイーのスキャンダルについて思わず調べてしまいました。スンイーという人は、あの「マンハッタン」に出てくるマリエルヘミングウエイ扮するアレンの若い恋人のイメージそのまんまだなと思いました。本人もこのドキュメンタリーの中で「マンハッタン」が好き、と言ってますけど。やっぱりドキュメンタリーはなまなましくてなんかなあ、と思いました。よくこんなものアレンが撮らせたもんだ、と不思議な感じです。でも、最後のシーンでアレンの母が「彼の映画は架空の物語だから好きだ」と言ったのは、すべての作家にとっての至言だといえるでしょう。私は点が甘い方なんですが、ドキュメンタリーはずるいので-4点。でも、あのアレンママに6点すべてをささげます。
6点(2002-01-24 19:11:38)
13.  花様年華
この映画ほど好き好きが分かれる映画はあまりないんじゃないでしょうか。筋書きや前宣伝を見る限り、これってもしかしてアート系監督にありがちな自己満足系作品である危険性もあるな、と頭の片隅におきながら、高まる期待を押さえつつ見たのですが・・・、うーんこれは良い方に転んだアート系作品だ!と私は思いました。よかったなあ、もう。そうですねー、たとえるならば、時間をたっぷりかけてなんどもなんども塗り重ねながら丁寧に仕上げたフェルメールの油絵のよう、とでも言いますか。(ほめ過ぎ?)そういう濃密さが、監督の自己満足だけでなく、見ている人もちゃんと感じることができます。よく、作品自体に誉めるところがない場合に衣装をほめたりするけど、この映画のマギーチャンの衣装は本当にすばらしい。衣装のすばらしさがちゃんとこの作品自体の絵画的な美しさに華をそえていてなんともいえません。トニーレオンはもうかなり年だけど相変わらず美しくて・・・。あんな人が隣に住んでたらそりゃだれだってざわめくでしょうよ。あのマジメな昔の青年ぶりに、その昔「悲情都市」で口のきけない台湾青年をやったころとちっとも変わらない若さと美しさを見ました。それに更に円熟味も加わって・・・。もう説明しようがないので見るっきゃないですね。言葉で説明できない世界だからこそ映画にしたのでしょうから。
9点(2001-12-30 23:47:05)
14.  セレブリティ
びでおやさんは、ケネスブラナーの役はアレン自身がやったほうがよかったという意見でしたが、私は1年ぶりに2回目を改めて見てみて、この役は、アレンは自分ではやりたくなかったから、別の人にやらせたのかも、と思いました。それまでのアレンが演じる役に通じる、どこか愛すべき所、みたいなのがなく、とことん突き落とすためだけの役だから。それでこそ、地味な元教師の妻もより引き立つ、というもの。この役はアランアルダあたりがやっても意外とよかったかも知れません。1年ぶりに見て、すこしは出演セレブがわかるようになったかなー、と思ってたんですが、新たな発見はメラニーグリフイスぐらいでした。また何年か後に見てみると、新たなセレブが発見できそうです。
8点(2001-12-17 23:18:19)
15.  世界中がアイ・ラヴ・ユー
久しぶりに2回目を見ました。1回目は映画に詳しくなかったので、あるていど俳優の名前と顔が一致するようになった今ふたたびみたんですが…。いやーエドワードノートンはかわいくて間が抜けてていい感じだし、ティムロス…いいんですかねーちょっと出てきてドリューを誘惑し、次出てきたときには強盗をやってそれっきりって…。「海の上のピアニスト」をこういう使い方しちゃうってのが贅沢でさすがウッディアレンです。一番印象にのこったのは、裕福な家庭でボランディア活動に励む母親が、出所してきた犯罪者(ティムロス)を友達のようになれなれしく家に招くくせに、その犯罪者と自分の娘(ドリュー)がいざ結婚するとなると猛反対するという、慈善活動家の矛盾点をするどく描いているところです。前に図書館で見つけたサントラも再び聞くとなかなか良くて、とくにエドワードノートンの渋い歌声にはシビれました。
8点(2001-12-12 19:29:03)(良:1票)
16.  ギター弾きの恋
GOさんと同様に、私もフェリーニの「道」をまず思い浮かべました。ウディアレンのことだから、きっと意識して作ったんでしょうね。でもわたしは「道」よりこっちのほうが好きです。ウッディアレン作品はいいですね。巨匠なんだけれどもビデオを借りて帰るとき、おいしいお菓子を買って帰る時のような気持ちになれるから…。この人と同時代に生まれて、現役時代にぎりぎりセーフで間に合って良かった!!と心から思います。
8点(2001-12-07 21:59:39)
17.  セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ
あんなに有名で、もはや巨匠の域に達しているのに、こういうインディーズ魂のあふれた作品をつくり続けいているジョンウオーターズ監督にただただ感服しました。本編に、アメリカ人は字幕が嫌いだから安易に外国映画をコピーする、というくだりがありましたが、「ああ、日本人でよかった。良い映画はアメリカだろうとヨーロッパだろうとすべて字幕という条件は一緒だわ。」と思ったのは私だけでしょうか。
8点(2001-12-07 21:44:26)
18.  ロック、ストック&フォー・ストールン・フーヴス<TVM>
いいですね。ロックストックとその仲間たちって感じで。ワンパターンといわれようとしばらくこのまま突っ走って欲しいです。今回のはとくにラストの××が飛んでっちゃうところが意外性があって良かったのではないでしょうか。うだつの上がらないチンピラがほんまもんの街の顔役に翻弄されるってところはパターンですけど。立て板に水のようなテンポの良さは「スナッチ」「ロックストック&トゥ~」よりもさらに磨きがかかった感じがします。
9点(2001-12-07 00:54:46)
19.  スナッチ
確かに「ロックストック」と似てないことはないけど、アメリカ人、ロシア人、イギリス人、パイキーたち、と言ったように特徴がはっきり分けてあったので、前作より分かりやすかったかも。傑作だったのは母親思いの「パイキー」ブラピとその仲間たちがはしゃぐシーン。かわいくてしょうがなかったです。悪者は悪者でなんかマンガっぽくて愛すべきキャラですよね。でもパイキーは取引に犬をつけるってほんとなんでしょうか。意味ない気がするけど・・・。ガイリッチ-作品って「ルパン」的にはまる要素を持ってる気がする。しばらくはこのまま突っ走って欲しい。
8点(2001-11-07 23:36:59)
20.  クリクリのいた夏
フランスの沼地にすむ人々と、都市の金持ち層の人々の生活の違いを軸に、少女クリクリの生活を描く。金持ちの高等遊民の男が、貧乏な沼地住民に対し君たちの生活は本当に自由だというが、そこにただよう違和感がこの物語の一番のテーマだろうと思う。沼地から出てたたき上げで金持ちになった文盲のおじいさんも印象的。雨上がりにエスカルゴをとったり、カエルをつったりするフランスの日雇い労働者の生活が良く分かる。これを見たあとデパートにエスカルゴを買いに走ったのは私だけでしょうか?
7点(2001-10-16 01:22:53)
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