1. ゴッドファーザー
ファミリー(一族)のためにファミリー(家族)を失う人たちの映画。 もう少し長く見ていたかったなあと思わせる三時間。 冒頭と中盤に入る結婚式のシーン。ああいう挙式は素晴らしい。 しかし、どちらも悲しい結末を迎えるとは。 エンパイア誌のベスト500の第1位にふさわしい映画です。 [DVD(字幕)] 10点(2008-11-10 16:54:53) |
2. ローマの休日
母が若い頃、父とデートしたときにこの映画見たそうな。時代は変われど、いいものはいつまでもいい。映画の面白さというものを初めて体験させてくれた映画です。 10点(2003-12-22 09:45:39)(良:1票) |
3. いまを生きる
この映画を見たとき、とある進学塾の講師をしていた。 中学入試では詩を教えるとき、表現技巧や分類から教えていた。 詩を味わうことよりも先にだ。 この映画を見てすごく反省することしかり。そして、ラストシーンでは流れる涙を止めることができなかった。 今まで見たどんな映画よりも泣けた。生徒と教師の深いつながり。自分らしく生きることの素晴らしさと難しさ。いろんなことを考えさせられる映画である。 映像も美しく、四季折々の自然の美しさにも心が洗われる。 私はいまだに教師をやっているが、自分の教育の原点はこの映画あると言える。 「教科」を教えることは容易いが、それを通じて「どう生きるべきか」を教えなければ、教師とは言えない。 お薦めの一本である。 10点(2003-12-22 09:41:36)(良:3票) |
4. 大脱走
小学生のとき、近所の映画館で見て感動。マックィーンに憧れて、バイクの免許も取りました。金網の向こうに手を伸ばした彼の気持ちが痛いほど分かる年になりました。 10点(2003-11-25 10:44:57)(良:1票) |
5. ニュー・シネマ・パラダイス
昔、俺の田舎町にも映画館があった。そこで「大脱走」や「エデンの東」を見た。館長の加藤さんが実家の旅館の風呂でお友達になっていたので、映写室にも入れてもらったこともある。怪獣映画は大抵タダで見せてもらった。大学時代に加藤さんがガンで死んだことを知り、その晩吐くほど酒を飲んだのも今は懐かしい。この映画を見て、あまりにも自分の昔と重なり、嗚咽してしまった。映画が好きで好きでたまらない人は、何度見てもあのラストで泣けるのだろう。自分の最高の映画の一つである。 10点(2002-11-27 15:08:27)(良:1票) |
6. スター・ウォーズ
当時浪人中でSFマニアだった俺は、この映画の予告編見て、泣いてしまった。後は勢いで見ているが、第一作にかなう作品はない。スペース・オペラの最高峰だと思う。もう十回以上見ている。 10点(2002-11-19 11:59:21) |
7. ロスト・チルドレン
世界観の構築ということでは、未来世紀ブラジルと双璧。美少女とサーカスの怪力男というレトロな組み合わせがいい。あの街にまた戻りたいと思ってしまう。色調も好き。主演男優は「薔薇の名前」で焼き殺されたときは、本当にこんな怖い顔の人間がいるのかいなと思ったが、今回はとても愛おしく見えてしまった。日本では絶対に作られない映画だろうな。 10点(2002-10-29 10:35:05) |
8. がんばれ!ベアーズ
今までに一番見返した映画かもしれない。父と娘の愛。勝つことと育てること。大人の勝手と子供純粋さ。ウォルター・マッソー好きです。音楽の天国と地獄もぴりりと効いてますね。ラストの記念写真のシーンも泣かせます。流石野球映画はアメリカです。 10点(2002-03-30 23:36:36) |
9. ライフ・イズ・ビューティフル
ここ数年見た映画の中で一番泣けました。あの父の死のあっけなさが戦争ってものの恐ろしさなのでしょうね。二回目を見るのに勇気のいる映画です。前半のノリはすごくいいです。テーブルの下のキスシーンは特に。 10点(2001-04-19 01:20:16) |
10. ブロークン・フラワーズ
《ネタバレ》 昔の女に次々と会いに行くって気持ち、分かるなあ。 一人ぐらい受け止めてくれる女がいたりして、なんかいいですよね。 50過ぎたらこういう旅もいいかなって思える変なロードムービーでした。 シャローン・ストーンの娘役のアレクシス・ズィエナがオールヌード見せてくれたのは美味しかったですね。 最近はインベイジョンでもいい色気を振りまいてます。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-10 16:55:21) |
11. 椿三十郎(1962)
三船はセクシーだと思う。この映画で見せる男臭さは今の男優にはないものだ。 肩のゆすり方、堂々とした歩き方、どれもハードボイルド。 この男、本当に強いんだろうと思わせてくれる何かがある。 三船のいた日本。彼亡き後の武士の魂は何処へ。 「ラストサムライ」で間抜けな日本語しゃべるトム・クルーズに武士道を語られたくはない。俺は右翼でもゲイでもないけれど、真の男らしさを持っていた三船という俳優とそれを完璧に銀幕に表現しえた黒澤という監督が大好きである。 9点(2004-12-11 20:35:29)(良:2票) |
12. 燃えよドラゴン
中学時代に見てはまった。早速ヌンチャク作って練習してみたが、後頭部強打して挫折。いまだにこの映画のテーマ曲聞くと血が騒ぐ。男はみんなブルース・リーになりたかったんだ。でも、最近見直したら、アラだらけの映画だった。特に島で練習している連中はみんな凄いド素人のエキストラ。せめて空手道場に通っていたような連中集めてこいよ。あちょー。 9点(2003-12-07 11:07:00) |
13. I am Sam アイ・アム・サム
同じ年頃の娘を持つ父親としては、この映画は評価できる冷静さなんて持てなかった。ペンの心の痛みは父親やってみないと分からないと思うよ。見終わった後に娘の寝室へ行って寝ている娘のおでこにキスをした。家族で一緒にいられることの素晴らしさを実感させてくれる映画だ。ミシェル・ファィファーは大好きなのだが、マシュマロ食べるシーンで口元にかなりシワがよっていたのが辛かった。美人も年をとるのだなあ。隣人役のダイアン・ウィーストは善人役やらせたらぴかいち。シザーハンズの母親役初め、困った人を放っておけない人のようだ。母親にしたい女優第一位かな。とにかくお薦めの映画である。ビートルズファンなら特に。 9点(2003-03-17 10:40:25) |
14. グッバイガール
大学に入ってから初めて母と見た映画です。この間20年ぶりに聞いてみたら、母はまだストーリーを覚えていました。やはり名画は深く心に刻まれるのですね。 9点(2003-03-16 23:31:16) |
15. ピンポン
最近の日本映画の中では秀逸だったと思います。ヒーローを待ち続けるスマイル役のARATA君には泣かされました。何度も繰り返し見ましたが、飽きることのない映画です。原作とは違った味があり、これはこれでいい作品ですよ。キャプテンの太田が細かく笑わせてくれますしね。夏木マリの「愛してるぜえー」には感動しました。少年時代にこんな体験しなかった人々は点が辛いのかな。 9点(2003-03-14 10:47:39) |
16. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
初めてこの映画を見たのはハワイの映画館でだった。字幕なしで見た初めての洋画。それでもとても心に残った。うちの娘たちもこの映画が好きで、もう十回以上は繰り返し見ている。昔テレビ録画したビデオテープがへろへろになってしまったので、DVDを買ってしまった。サリーの脚になぜかとてもエロチシズムを感じる。吹き替え版は賛否両論あるけれど、俺は吹き替え版もかなりいい出来だと思う。モンスターズインクより好きだな。 9点(2002-11-27 14:58:19) |
17. 初恋のきた道
彩り鮮やかな中国の自然。あまりにも深い夫婦の愛。そして、父と息子。母と娘。全ての愛の純粋な形が凝縮されている映画だ。チャン・ツイィーの美しさにも息を飲む。わざとらしい伏線もなく、優しい気持ちになれる。 9点(2002-11-19 11:51:12) |
18. アメリカン・ビューティー
中年になるとこの映画が切実によく分かる。自分の中で失われていく生命エネルギー。若い娘に恋することで、少しは満たされる気もするのだ。中年の悪あがきなんだろうけど、このまま腐っていくのもイヤだし。そんな悲哀が分かってしまう年頃になってしまった。 9点(2002-03-30 23:33:14) |
19. イル・ポスティーノ
島での暮らしって憧れます。青い空と青い海だけの素朴な暮らし。主人公が恋してしまう島の女が美しい。骨太の美人っていいなあ。二の腕とかたくましいもんね。後味のいい映画ですよ。 9点(2002-03-30 23:28:17) |
20. 恋におちたシェイクスピア
久しぶりに恋をしてみたくなる映画だった。コメディの部分とシリアスな部分のバランスもよく、女優のぬぎっぷりにも丸。何回か見返したくなる映画でもある。 9点(2002-03-30 23:20:01) |