1. イグジスツ 遭遇
《ネタバレ》 とても楽しめる作品です。得体の知れない怪物との戦いをPOVで描くというシンプルかつ分かりやすい構成の小品。無駄なことがことごとく削ぎ落とされた展開でダレることもなくラストまで一気に観させるのは流石。こういう作品がもっと高評価されるべきだと思う。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-06-02 00:16:10) |
2. あの頃、君を追いかけた(2018)
平手さんを見たので次は飛鳥さん。 いやぁつまらないな。恋愛映画って、もっと高揚感だとか、焦燥感だとか色々ありそうなんだけれど、この作品には何もない。ずーっと平坦で何も描かれていないようにみえる。それは、主人公の内面描写が下手くそすぎて、一体何を伝えたいのかが最後までわからずじまいだから。あんなにモノログってるのにも関わらずだ。 サブキャラクターが立っている分、主人公の空虚さが増長される結果になっている。 もとが台湾映画のリメイクということで、日本とは笑いの質が違うのは当たり前としても、何故アレンジをせずにそのままやっているのかが不可解すぎ。とにかく笑わそうする場面が総スベリで不快感すら覚える。山田さんの裸芸も顔芸も、真剣にやりきっているのが素晴らしいと思うと同時にいたたまれない気持ちになる。 あちらでは劇場内大爆笑なのかも知れないけれど、古いんだよな。それこそ昔のミスターBooを今更見せられている感じ。いやBooは今見ても面白いけれど、現在の邦画でやらなくてもいい。それに映画とはいえ、他人がはしゃいでふざけているのを見せられても唯々イタいなぁ不快だなぁと思うだけ。少なくとも若いっていいなとか自分もそうだったなとは微塵も思わない(これは個人差があるとおもうけれど)。 構成がデタラメ。なんにも繋がっていない。撮りたいシーンがまずあって、それを極力不自然にならないように並べてみましたといった代物。突然台湾ロケの意味がわからない。唐突すぎるうえに話の流れをぶった切っていて唖然としてしまう。突然地震の意味はあるけれど、緊急時に長電話しちゃいかんと突っ込まれるし、そもそも地震を取っ掛かりにするのは不謹慎としか思えない。挙句に並行世界とかいいだしやがる。なんでもありってことかい。ADAMSで映画の企画そのものをやり直せと言いたい。 完全にテレビドラマでいい内容なので、劇場で観る価値は山田さんの裸芸と飛鳥さんのドアップショットくらいしかない。そう、劇映画なのにものすごくアップとバストショットが多い。それもテレビドラマっぽさを加速させている。しかも2時間しかないのに内容がない回想シーンを見させられるとは思わなかった。センスなさすぎ。 役者のみなさんは熱演。特に山田さんのがんばりは圧巻。すごくきもキャラだけど。飛鳥さんも悪くはない。事前情報ではちょい役の様な感じで伝わっていたけどほぼ出ずっぱり。画面にいるだけで華があるのはさすがアイドル。それと、友人役の松本穂香さんがえらく綺麗な方でとても気になる。 響は話はつまらないけれど映画としては評価できる。あの頃は話もつまらない上に映画としてもだめだめ。これが、監督の力量の差なんでしょうね。 秋元さん。また面白くないよ。これで今年は2連敗ですな。お金返してっ!!。 [映画館(邦画)] 3点(2018-10-07 09:40:34) |
3. 響 HIBIKI
平手さんのプロモーション映画。それ以外の何ものでもない。欅坂のMVの延長だと捉えてもらっていいと思います。主人公の傍若無人な行動を、社会や常識に縛られないかっこいい生き方ととるか、イっちゃっているサイコパスととるかが問題になりますが、私は圧倒的に後者なので、主人公に1ミクロンも共感できる部分がありませんでした。台詞ではえらく立派なことを言っていますが、まったく自分でケツを拭けないくせに常に周りを巻き込むという悪癖があり、それでいて屁理屈をかまして白を切る。只々不愉快で迷惑な輩でしかありません。天才でもエキセントリックでもなく病気です。 なにかというとすぐ暴力。言葉の天才であるはずなのに、小説を綴ることができるのだから多少なりとも人間を理解しているだろうに、気に入らないから、言葉で圧倒するのではなくまずぶっとばすというのは如何なものか?キャラ設定がおかしくないかと感じます。ぶっとばされるのも男ばかりでえらく差別的だなぁと。あのいやらしい記者は女にすべきだった。それなら最後絵面も醜くなって多少は面白さが増えたのではないでしょうか?。 笑いも、涙も、感動も何一つなく、頭のおかしい女子高生に振り回されて周りが迷惑を被り、大人が対処できずにおろおろするのを延々と見させられるという割ときつい作品となっております。しかしながら映画としてはコンパクトにまとまっていて飽きることもなくよくできています。面白くないだけで。今回は題材が悪すぎなのが惜しいなと感じました。月川監督の他の作品を見てみたいです。 平手さんはふつう。良くも悪くもない。共演者のみなさんや月川監督は絶賛のコメントでしたが、残念ながら私には言われるほどの何かがあることを感ずることはできませんでした ラストの歌は欅系のいつものやつで、秋元さんもいい加減飽きないのかなと、和音あたりからずーっと同じ。 あと名前だけは知っているけれど演技を見たことがなかった小栗さんや北川さん、柳楽さんを見られたのはよかったです。 [映画館(邦画)] 4点(2018-09-19 08:13:56) |
4. ヘルレイザー4
以前、レンタルが開始された当初に真っ先に借りて、なんてつまらない代物だと思ったものです。が、今になって観直すと完結編としてよくまとまっていて、面白く観ることができました。 しかしながら重要な部分をカットしすぎで、唐突に話が展開し、分かりにくいのが不親切。特に現代編のなげやりな感じは酷く、宇宙編で帳尻をあわせればいいだろう、爆発させればカタルシス!!ってなもので、センスのない輩にガタガタに編集されたイェーガーに同情を禁じえませんね。 全体的に雑然としていますけれども、シリーズの頭から観ているファンには満足できる水準の作品ではないでしょうか。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-06-17 16:53:49) |
5. プロテウス(1995)
ヘルレイザー等で素晴らしい特殊メイクを披露したボブ・キーンの監督作ということで、当時えらく観たかったのを思い出します。 ありていに言えばリバイアサン(89)のぱくりというか同じ展開で、キャラ設定が違うだけの代物。 ただえらく編集が特殊で、事がおこる前を何故かカットしてしまい、結果のみを見せる部分がいくつもあり、この違和感はハウリングIV以来久々に味わいました。 見所はダグ・ブラッドレイが素顔ででていることと、迫力あるクリーチャーが大きく見えていい感じ、な2点でしょうか。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-06-17 16:35:04) |
6. デッドコースター
《ネタバレ》 ようやく2作目を鑑賞できました。シリーズの中でも評判が良いので期待していたのですが、及第点といったところでしょうか。冒頭の多重事故のシーンはさすがアクション監督ならではのうまさで、カメラの振り回しっぷりといい、スピード感あふれる編集も興奮冷めやらずです。話の進め方もだれることなく良いのですが、最後30分で詰めるだけ詰めた展開をするため、かなり唐突でわかりづらいのは否めないでしょう。なにか無理やり殺しているなぁと思ってしまうのですね。ラストの爆発も何故なのか?よくわからんです。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-14 15:59:48) |
7. ドラゴン・キングダム
予告がとても面白そうだったので鑑賞してみましたが、それ程でもなかったです。 話の運びはいい加減だし、シーン中のカットつなぎが変に感ずる部分が多々あり、乗り切れない出来でした。 見所がジャッキーとリーの格闘シーンが全てで、後はおまけみたいな作品です。 [インターネット(字幕)] 4点(2016-06-26 13:01:02) |
8. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
《ネタバレ》 どうしようかなと迷いましたがまた劇場へいってしまいました。前編の時と同じく、くそみそに叩かれるほど悪い作品ではないなと感じました。個人的には後編のほうが楽しめたくらいです。前編が割と大人数で動いていたのと違い、かなりスケール感が減らされていてこじんまりとした感じがいいなと。全編この位でまとめて1回上映のほうが良かったのではないかと思います。 確かに説明台詞ばかりで嫌になるのはわかります。しかしながら役者が上手いのでさほど苦痛にはなりませんでした。長谷川博己さんのきざったらしい演技は今回更に磨きがかかっていて最高でした。シャンパンボトル片手に現れるんですよ!。前編で違和感を感じた國村隼さんも今回ははまっていて良かったです。役者の皆さんはとても良くて、ちまたで叩かれている水原さんにしてもこの作品でのミカサとしては合っているのではないかと思います。 ただ製作者側はえらくセンスがないというか古い感覚でものを創っている感じがしましたね。古いのが悪いとは思わないですし、うまく昇華できていれば良いのですが、結果”失笑”しか生まれないのであれば意味が無い。 ラスト付近で超大型巨人がやられ、エレンが落下しミカサに助けられるシーンの気持ち悪さは特筆もので、マジでやっているとしたらこの人達はどうしようもないし、洒落っ気でやっていたとしても何も笑えないので、結局どうしようもないという。 この作品は若くていきのいい日本の役者を沢山知ることができたのが収穫でした。それだけです。 [映画館(邦画)] 5点(2015-10-16 09:04:26)(良:1票) |
9. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
《ネタバレ》 最近知った言葉で最も格好いいと感じたのが立体起動装置。これは一体何なのかを知りたくて、アニメ版を観ていたら実写版が公開されたというので久々に劇場に足を運びました。 公開されてすぐにケチョンケチョンに叩かれていてどんなもんかなぁという不安はありましたが、言われるほど悪くはないんじゃないかと感じました。 この作品の問題は下手に原作とリンクさせてしまったところで、むしろ原作など無視してキャラクターも含め独自の展開を図るべきであったと思います。それと特撮映画にしてしまったところでしょうか。巨人化したエレンがよくできているから、他の巨人の描写が浮いているというか貧相にみえてしまいバランスがとれていないのです。 演者はよく頑張っています。特にシキシマ役の俳優はよくこんなこっぱずかしい動作ができるなぁと感心しました。今時リンゴをかじりながら登場するなんて、ショーコスギもびっくりでしょう。 ただ最大のミスキャストは國村隼さんで、この役の存在価値はまるでないのでかわいそうというかとんでもない違和感がありました。後編を観ればその違和感が解消されるのかも知れませんが。 盛り上がらない話をどうまとめあげるのか?後編に期待します。 [映画館(邦画)] 5点(2015-08-25 21:45:40) |
10. REC/レック4 ワールドエンド
《ネタバレ》 面白ければPOVの体裁をとらなくても問題ないのですが、今作は酷い出来でがっかりしました。とにかく間延びしている展開と、物語のあらゆる部分で齟齬が生じてしまっているため、最後まで乗りきれませんでした。 振り返れば1・2は物語的には破綻していても視点の面白さと勢いで突っ走る作品でしたから、通常の映画として撮った場合は今作のような代物になってしまうのは仕方のないことかもしれません。 寄生先は一体誰なのか?というような展開で引っ張ればまだ間がもったのかもしれませんが、そんなこともせず終盤になってアンヘラはすべて知っていたみたいな雑な運び方はどうにもならない感じですね。なら初めから言えよと。 ドクターの言うことも前半と後半ではまるで解釈が違ってしまっていて、ただのバカ野郎に成り下がっているのも救いようがなく、寄生先の軍医の立ち位置もまるでさだまっていなのでまったく盛り上がらずに終了してしまうのも開いた口がふさがりません。 おそらく、recシリーズはこれで終了なのでしょうが、なにも解決せず、只々ゾンビの量と爆発でごまかしたような今作は自らシリーズに泥を塗ったとしか思えません。もったいないし、残念です。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-06-23 12:01:59)(良:2票) |
11. 片腕マシンガール
惜しい作品。長すぎですね。80分位にまとめられたらテンポがよくて痛快な映画になった気がします。つかみは抜群で、これが面白くないはずはないと思うのですが、本編に入った途端に失速してしまい、邦画にありがちなダラダラした展開に突入してしまいます。で、本来盛り上がるべきシーンが淡白なのでその後をいくら盛り上げても生きてこないんですね。面白い要素は余りありますし、ゴア描写のやりすぎ感など光る部分はあるのですが、いまいち乗り切れないのが残念でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-01-24 12:49:56) |
12. 最‘新’絶叫計画
《ネタバレ》 ノーカット版で観賞。前作よりは楽しめました。短いし。下ネタも少ないし。前作はパロディを盛り込み過ぎで中盤からダルくなってしまうのですが、今回はその数が少なめなためかあっという間に終わります。全編やっていることは小学生が考えるような低レベルなものばかりで、はたしてコメディといっていいのだろうか?と疑問を感じます。でもエクソシストのシーンでお母さんが出てくるところとか結構笑えますし、メリケンが大好きなゲロ噴射も汚ったねぇなぁと思いながらもやり過ぎ感で笑ってしまいます。ジェームズ・ウッズもティム・カリーも楽しそうに演技していていい感じです。ばかだなぁと鼻で笑いながら観るのにはいい作品だと思います。 [インターネット(字幕)] 4点(2015-01-21 16:10:25) |
13. REC/レック3 ジェネシス
素晴らしい作品でした。ホラーとコメディが高次元で繋がっているのですよ。あくまでもrecですからそこを外さずにまとめあげている手腕に拍手するしかない。このてのジャンルを作りてぇなぁというクリエイターにとっては激しく嫉妬出来る逸品だと思います。recシリーズが良いなと感ずるのは必ず前作を超えている部分があるところで、今作も期待に違わずに笑いという難しいモノをつけくわえて昇華しています。失笑?。いやこれで良いんですよ。 [インターネット(字幕)] 8点(2015-01-19 15:09:15) |
14. ファイナル・デスティネーション
怒濤のVFXで押しまくる近作とは違い、小ぶりにまとまっている本作。まだ死に方博覧会ではなく、良く考えられているB級ホラー。主人公や周囲の行動がなんかおかしい部分が終始あり、全体的に荒削りな感はあるけれども、時間つぶしに観るのには最適な気がする。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-01-19 12:58:25) |
15. REC/レック2
《ネタバレ》 前作に勝るアイデアと演出でとても楽しめました。悪魔憑きの今更感は否めないけれど、展開の素早さや視点が次々に切り替わる面白さは良くできているなと感心しました。ただ途中に出てくるうざいガキ共は尺稼ぎにしか見えなくて、もう少し活用できなかったのかなと思います。それはともかくアンヘラさんだ。ちょっとしか出番はないけれど皆さん書かれているようにとてもエロいです。最高です。 エロとグロとバイオレンスがいい感じでバランスしている続編でした。満足。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-18 20:30:54) |
16. アルマズ・プロジェクト
《ネタバレ》 とても微妙。画面も暗く、ノイズばかりでなにが起こっているのかすらわからない。突然死んだとか、彼はおかしくなったとかいわれても、過程が曖昧というかすっ飛ばしているのでどう捉えていいのかわからず混乱するばかり。いくらフェイクドキュメンタリーだとしてももう少し観られる様に創ってもらいたい。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-01-14 20:21:59) |
17. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 むちゃくちゃ面白い映画と記憶にあったのだが、現在観ると割にそうでもなかった。長尺すぎて途中で疲れてきてしまうのだ。歌や踊りは最高に楽しめるし、公衆電話を吹っ飛ばすシーンなどのいかにもSNLなギャグは何度観ても笑えるのだけれど、カーチェイスの部分が長過ぎる。この部分をもう少し刈り込んでいければまとまりが良くなったのではなかろうか。しかしながら、ラストの大量のエキストラによる追跡は圧巻で、この頃のランディスとブルースブラザーズの好調ぶりがよくわかる。いかにも80年代な描写で素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-12-26 22:23:48) |
18. キャピタリズム~マネーは踊る~
多分富裕層であろうムーアがこういう作品を撮るとかなりうさん臭い感じがする。自分の立ち位置がいまだ庶民だと思っているのだろうか?。銀行に突撃するシーンなんてただのコントでしかない。問題を提起する意味では価値はあるのかもしれないが、あまりにも個人が有名になってしまった場合、テーマの選択を間違えるとリアルから乖離してしまう気がした。 [インターネット(字幕)] 5点(2014-12-24 15:37:27) |
19. ホーボー・ウィズ・ショットガン
《ネタバレ》 素晴らしいスピード展開で、演出は抜群です。合間にゴアシーンをはさみつつ、ラストまでけして飽きさせる事はありません。が、あまりにも暗すぎる。例えばマチェーテはいくら陰惨でも”あぁバカだなぁ”と笑えるのですが、この作品ではクスリとも出来ませんでした。画面の暗さもさることながら、行き過ぎの部分がうまく転化していないんですね。笑いに。そこでなんかもやついた不快感が終始感じられてあまりスカッとしませんでした。でも久々にハウアーが主演でがんばっていたので+1。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-12-24 15:13:57) |
20. ●REC/レック(2007)
アンヘラさんがかわいやらしいので成功した作品でしょう。えぇいゾンビはいいからアンヘラたんを映しやがれ!!。という気分で疾走する75分です。 とはいえ作品内容もよく計算して丁寧に創られているので、POV系がお好きな方ならかなり楽しめるのではないでしょうか。 ただラストにかけてのありがちな展開が残念です。わざわざ理由をほのめかす必要はなかったんじゃないかと感じました。続編を創るうえで必要だったのかもしれませんが、この作品のみに限っていえば完全に蛇足でしょう。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-12-21 20:57:45) |