1. クワイエットルームにようこそ
《ネタバレ》 舞台演出のようなくすぐりというか小回りというか、技巧がきいていてそこは好き嫌いが分かれるかもしれません。 さておき、俳優の面々と組み合わせがすごいのと、さらにまた演技がもう、演技とも思えない感じで、圧倒されました。 人と人との間に絆が出来ていくものの、間そのもの、にはなんにもない、ということに改めて気付かされるような気がしました。 今の日本の一面を、がっつり切り取った作品、だと感じています。 [映画館(邦画)] 9点(2007-10-27 23:57:48) |
2. 題名のない子守唄
《ネタバレ》 よくまとめたなあ、と思いました(謎?や解釈の多様性の余地があるなど詰めの議論はありうべしでしょうが・・・完全版?とか出たりして)。 まだうまく消化できたと思えない節もありますがしかし、主題として、 ○絆 がぎりぎりの線で描かれているのかなあ、と感じています。 かなり評価は分かれるだろうというか、駄作との評もありうべしとは思います。 が、個人的には、5本に入るかな、というところで位置づけたいと思いました。 [映画館(字幕)] 10点(2007-10-03 02:41:42)(良:1票) |
3. モ’・ベター・ブルース
《ネタバレ》 家族/ファミリー、輪廻/めぐるもの、を扱っているらしい、という点(だけ)で、小津安二郎監督の『麦秋』と同じと思います(かなり無理があるけど)。 UAさんがライブアルバムでタイトル曲を歌われているのに感動しました。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-10-03 02:29:41) |
4. 風と共に去りぬ
戦前とは思えないほどきれいです。そんなことができる国と戦争なんか・・・。というようなことを小津安二郎監督も思ったとか聞いたことがあります。 [映画館(字幕)] 8点(2005-08-27 13:18:39) |
5. 風の中の牝雞
《ネタバレ》 小津監督の失敗作と揶揄される作品ですが、戦後でまだ国民皆保険になっていなかった時代、という時代背景を伺うのにはよい作品と思います。月島の小学校や勝どき橋、隅田川河畔が印象的です。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-27 13:11:26) |
6. 25時(2002)
想像はできても現実ではない、「25番目」の時間。でも時間が24つ、というのも決められたことで、そんなこととは関係なく、そして誰にも等しく、時間はただ過ぎていくものです。いま、にとどまることなく淡々とおしよせてくる、ちょっとだけ先の未来、というありふれた閉塞感を、ほどよく現実的な設定で描き出しているように感じました。原作を見てみたいと思います。 [映画館(字幕)] 10点(2005-08-27 13:06:58) |
7. インサイダー
《ネタバレ》 実話に基づくということですが、なぜアメリカ政府機関やたばこ産業のホームページにたばこ産業の内部文書のデータベースが公開されているのか?と思ったら、1990年代はたばこ訴訟第三の波といわれ、たばこ産業が内部告発によって敗訴し始めた時期だとか。そうしたアメリカの時代背景(といってもつい最近のことですが)を窺うことができた気がします。アメリカのたばこ産業事情についはこの映画以外にも「タバコ・ウォーズ」という本もあるそうですが、そんな1990年代のアメリカでのたばこをめぐる状況は、おそらく歴史的にも転換点とされるのでしょう。タイムリーに、実話に基づくお話を名演技で見られるなんてすごいです。ただし、パチーノさんが寒空の下へ颯爽と出て行くラストシーンでは、コートの襟を立てただけで、さすがにたばこは吸いませんでした。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-27 13:03:49) |
8. クイール
《ネタバレ》 「崔さんの作ったディズニー映画を見てみたい」との要望に応じて崔監督はメガホンをとられたとのことでした。確かに、全体的にそんな感じがにじみでているきがします。といっても私は「月はどっちに出ている」しかみていませんが。一番はじめと一番おわりのあたりは、オーソドックスに古き善きディズニーの香りがするかもしれません。良い映画です。 8点(2004-04-17 15:27:03) |
9. 月はどっちに出ている
テレビでやっていて、ついついみてしまいました。おもしろかったです。 8点(2004-03-20 23:18:40) |
10. ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY
あざやかです。日本映画は、以前WOWWOWが盛り上げようとされていましたが、脈々と盛り上がっているのではないでしょうか。 7点(2004-03-13 23:36:04) |
11. 長崎の鐘
永井隆博士の話です。もっと新しい時代の映画かと思ったら、戦後5年しかたってないのですね。当時の反響が知りたいです。内容と関係ないですが、橋田すがこさんが脚本かなにかで参加されていたのだとおもいます。 6点(2004-02-22 00:36:28) |
12. ギャング・オブ・ニューヨーク
《ネタバレ》 色々な物事の「階層性」がよく表されていると思いました。 ニューヨークの歴史が重ねられていくラストシーンが印象的で、いやおうなく現代へ引き戻されました。 スコセッシさんが遠藤周作さんの「沈黙」を映画化したいらしいですが是非見てみたいです。 9点(2004-02-22 00:32:23) |
13. 麦秋(1951)
ある時代が終わって別の時代が始まる転換期が、刈り入れどきだけど初夏でもある麦秋を背景に描かれて、ちょうど泣き笑いのようにかなしいのかうれしいのかわからない感覚になりました。もちろんこんな一言ではすまないような解釈の余地があるようにも思える映画です。古い映画だからああいう独特の雰囲気かとおもっていたら、ほぼ同時期で重複するキャストで『長崎の鐘』という映画(良い映画ですが)を見たのですが、全くといっていいほど雰囲気が異なっていましたので、小津さんの色ということなのでしょう。 10点(2004-02-18 00:41:56) |
14. リクルート
昔深夜のテレビでやっててついついみてしまった、というような面白さでした。テンポよくほどよくかっこよい映画でした。競合映画が強すぎたのか、あっというまに上映が終わってしまっていたのは非常に残念です。 7点(2004-02-18 00:24:50) |
15. シービスケット
馬が走る姿がきれいでした。実話だと聞くとつい先を読んでしまいますが、実際にそんなに劇的なことがあったのかと思うと感動です。 7点(2004-02-18 00:23:35) |
16. 薄化粧
コピーが「生きんがための闘いに、人は心で化粧する」というものだったと思いますが、緒形拳さんをはじめ、竹中直人さんほか好演されています。時代ものといってもほぼ現代です。ビデオはあるようですが、DVDにならないでしょうか?五社監督BOXなんかでないとむりですかね? 9点(2004-02-18 00:16:46) |
17. 長江
よいドキュメンタリーだったと思いますが、興行的によくなかったとか聞きます。最近さださんの映画やドラマがよくありますが、中国の影響を色濃くうける長崎で育ち、長江の源流の一滴をみたかった、といったようなことが原動力だったときいたことがあります。いまやまるいかんじのさださんですが、写真で見るとこのころのさださんは源流の岩のごとくごつごつしていた(?)。DVD品切れになるまえに欲しいです。 7点(2004-02-18 00:15:34)(良:1票) |
18. スリング・ブレイド
よかったです。恵比寿に行って思い出した。 7点(2004-02-18 00:06:11) |
19. 魔女の宅急便(1989)
楽しいアニメ。 6点(2004-01-23 22:17:48) |
20. となりのトトロ
《ネタバレ》 糸井重里さんの声。ってこの映画でしたか。 6点(2004-01-23 22:16:56) |