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プロフィール
コメント数 97
性別 男性
年齢 58歳
メールアドレス r1100gs@u01.gate01.com
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1.  イエロー・ハンカチーフ 《ネタバレ》 
「幸福の黄色いハンカチ」にあったコメディな要素がほとんど存在せず、淡々と進むストーリーがちょっと物足りない、やはり武田鉄也、桃井かおりという日本の誇る二大「怪優」と比べると、主演の二人は「普通」すぎなんじゃないだろうか?決して駄作というわけじゃないけど、元作品と比べられるのはリメイクものの宿命なんで、評価は辛め、ところで警察署で出前のネェちゃんが持って来るのが「レバーフライ」ってのには笑った、ちなみに「幸福の~」では「ニラレバ炒め」である。
[DVD(字幕)] 5点(2011-09-18 18:55:58)
2.  第9地区 《ネタバレ》 
「アバター」なんぞ相手にもならない、あえて比べるとしたら「クローバー・フィールド」か?しかしアイデアをエンターテイメントまで昇華しきれず、悲劇として幕を下ろすしかなかったクローバー・フィールドに対し、本作は1級のエンターテイメントとして成立し、更に笑いと(信じられないことに)叙情性まで持ち合わせている、グロ表現を嫌悪するか笑えるかで、この作品を楽しめるかどうかが分かれると思うが、楽しめればかの名作「ギャラクシークエスト」を超える作品となるかもしれない、難点として視聴中は、あからさまにID4をパクった母船や、どう見ても70年代デザインの指令船や、もはや記号と化してしまった感のあるパワードスーツなどが気になったが、今思えばワザとそうしているような気がする、それぐらい見慣れたものでないと観客が着いてこれないと判断したのではないだろうか?それくらいこの作品はセンス・オブ・ワンダーに溢れているのだ。
[映画館(字幕)] 9点(2010-04-23 19:36:57)(良:2票)
3.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
凄い映像なのになぜかセンスオブワンダーを感じないんですよねぇ、キャメロンが日本アニメやマンガのヲタクなのは有名な話ですが、神経接合とか結合率99パーセントとか、まるっきりエヴァですね、そもそもナヴィ族の体系ってエヴァそのものだし、ご丁寧にアンビリカルケーブルも付いてるし・・・・、で、お話のほうはまんま「もののけ姫」ナヴィ族=森の神々、エイワ=シシ神(デイダラボッチ)ジェイク=アシタカ、ネイティリ=サンっていう構図がどうしても浮かんできてしまいます、ラスト近くの大型獣の突進とかも、イノシシ軍団に見えてしかたありませんでした。ただ何もできなかったアシタカと違って、ジェイクは行動します、その「行動」の代償として人類は完全悪として描かれています、神に抗わざるをえなかった人間達の言わば原罪を描いた(だからこそアシタカはなにもできなかったわけですが)もののけ姫に対して「人間といえど完全悪なんだから殺されて当然」っていう構図はあまりにも(もののけ姫に対するオマージュだとしたら特に)浅いストーリーだと言わざるをえません。もちろん、3D映像のアトラクション映画としてあえて「浅い」お話にしたのかもしれませんが、それなら人類が一致団結して完全悪のエイリアンをあのカッコいい(ホントにカッコいい)ヘリ部隊やモビルスーツでブチ殺すお話にしたほうが、よほどスッキリした作品になったでしょうに、○次に話題になっている映像については、(IMAX3Dにて視聴)「金かかってんなぁ」「手間かかってんなぁ」だけってのが正直なところ、3Dと言っても、画像内に奥行きを感じられるだけで、決して物体が立体に見えるわけじゃありません、つまり手前に存在するモノは近くに見えますが、そのモノ自体はあくまで平面です、困るのが、奥にピンが合ってて手前がボケてるようなシーンでは手前はボケたまま手前に飛び出して見えます、当然ですが、それを凝視してもピンが合ったりはしません、要は舞台演劇の大道具のようなもので、とても「入り込んでいるような臨場感」とはほど遠いです、ただそれを否定はしません、Liveの舞台に独特の臨場感があるように、ひとつの表現方法としてはアリだとは思いますが、映画に関しては私はあまり好みじゃありません。○余談・・・エイリアン4のときも思いましたが。シガニー・ウィーバーって、いくつになっても裸にされるんですねー(笑)
[映画館(字幕)] 4点(2010-02-12 19:22:06)(良:1票)
4.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
ファンタジィというより、ほとんど狂気といっていい内容、水辺に並ぶ車椅子のシーンは正直怖かった、若い夫婦と子供が加わり、宗助とポニョが加わらなかったあの船団はまぎれもなく「三途の川」のイメージだろう、コナン、ナウシカなどに見られる宮崎カントクの破滅願望がこの作品からも強く感じられた、私はこういった狂気が大好きである(笑)ただ、あのバーさん方は(皮肉でもなんでもなく)「あの世」から帰ってくる必要(必然)があったのだろうか?しかしリサまで帰ってこなかったら、このお話はハッピーエンドとはならない、リサを帰すために仕方なくバーさん方も帰って来てしまったようにも見える、この辺がジブリエンターテイメントの限界なのだろうか?
[DVD(字幕)] 9点(2009-08-01 20:47:43)
5.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 
まあ、お話のほうは完結を見るまでおあずけにしときましょう ただ 「今日の日はさようなら」は気持ちはわかりますが、無理やり過ぎです。 「翼をください」は「今日の~」よりはマシですが、これはエンドクレジットで流すべきでしょう、で、エンドクレジットで流れてたウタダ某の曲は全然イラナイです。
[映画館(邦画)] 6点(2009-06-29 01:29:11)
6.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
バカ映画である、バカ映画として見れば、過去のヒット作(マトリックス、トランスフォーマー、エイリアン、マッドマックス、大脱走etcetc)からの引用の数々や、あまりにもご都合主義で、そのくせ矛盾だらけのシナリオや、抱腹絶倒な電気ショック(笑)なども許せないことは無い、またそういったバカ映画を撮るのならマックGは間違いなく適任であり、実際彼は最高の仕事をしたと思う。ただT1、T2はもちろん、評判のよくないT3も、カテゴリとして「バカ映画」ではなかった、誤解なきよう書いておくが、私はバカ映画が嫌いなわけではない、むしろ大好きである、マックGも評価している、しかしそれとは別に私はターミネーターシリーズのファンでもある、だからといってターミネーターシリーズをバカ映画で見たいとは思わない、ターミネーターはSFというよりは古きよき空想科学映画であって欲しかった、出来が悪いわけではないので、非常に残念な作品だと言わざるを得ない。
[映画館(字幕)] 5点(2009-06-14 23:17:23)
7.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 
う~~~~ん、B級ドタバタカーアクションとしちゃ、かなりいい出来、(マンガとしては)シナリオもキレイにまとまってるし、それなりに迫力もあった、グロもほどよく(?)ミステリー的な味付けも物語に(ほんのちょっとだけ)深みを持たせている、なにより「ボーン」シリーズでおなじみのパメラお姉さま(ジョアン・アレン)はどう見ても今回のほうがハマってる、7点くらいは十分与えられるデキ、          た~~~~~だっ!かの名作「デスレース2000」のリメイクとして見ると、かなりツライ、デスレースの「デス」はドライバーが死んじゃうんじゃなくて、ジィさん、バァさん轢き殺してヒャッホー!の「デス」なのだ!あの痺れるような倒錯感が本作にはほんの1ミリグラムも感じられない(それくらいデスレース2000が異常な作品であり、本作が普通ということだ)まぁ時代が変わってモラル的な制約もキツくなってるだろうし、まさかナチをネタにできないのもわかるが、「デスレース」を名乗るなら、せめてシュワちゃんの「バトルランナー」程度のアンモラル感は欲しかった。でマイナス2点、あとデヴィッド・キャラダインは声だけじゃなくてキチンとフランケンシュタイン役で出演してほしかったなぁ、
[映画館(字幕)] 5点(2008-12-01 00:31:43)(良:1票)
8.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers
山之辺マサトは孤独な神となり、リューズには永遠の苦しみをもたらした「不老不死」も考えて見れば「忘れる」ことさえ出来ればどうってことのない「日常」なのかもしれない、私自身40年以上生きているが、実感があるのは「今」だけで、昨日も去年も10年前も「記憶」という「知識」でしかない(私だけかも知れませんが・・・)そして「忘れることが出来なかった」のが草薙であり、そこにはやはり手塚治虫やら松本零士がかつて描いたのと同様の「悲劇」が存在した、って解釈で正しいのかな?(ちょっと自信が無いw)まぁそのあたりはいいとしてこの作品の欠点を上げるとしたらそれはズバリ「絵」だと思う、「宮さんを凌ぐ」と豪語した空中戦も超リアルなプラモデルにしか見えず、浮遊感やらスピード感を全く感じさせない、ナウシカや豚やらの足元にも及ばない、それどころか押井本人の演出であるマッハ軒のハリアーにも及んでいないと思うのだが・・・
[映画館(字幕)] 8点(2008-08-31 00:15:31)(笑:1票)
9.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
ヒースレジャーの怪演が評価されているが、そのほとんどは脚本によるところであって、ビジュアル面やら純粋な演技力で言えば1作目のジャック・ニコルソンには及んでいないような気がする。にもかかわらず本作のジョーカーが見るものに強烈な印象を与えるのは「狂気」の種類がニコルソン版ジョーカーとは全く違うからである、ニコルソンはただ単に自らの欲望に忠実に暴れまわっており、そこにはピカレスク・ロマンとまでは言わないが、ある種の「美学」が感じられ、エンタテイメントとしての爽快感すら存在したのだが、今回のジョーカーは狂気にあまりにも誠実であり、理性的ですらある、そもそもヒース版ジョーカーはデントの一件を見てもわかるように自分(だけ)を「特別」な人間として見ていない、つまりは人間と言うものは全て自分と同じ「狂気」を持っていると考えている、だとすれば彼の行為は全ての人間の(狂気への)開放であり、彼にとっては自己犠牲を伴った奉仕的な行動といえるのかもしれない、そういった考えは理解できないことはない、(もちろん同意はしないが)しかしそれはエンターテイメントではない、だから彼はひたすら不快で怖いのだ、彼を殺さないバッドマンにイライラする観客はまんまとジョーカーの策略に陥っているわけであり、そのことを理解することもまた不快である。同じような狂気を扱っていてもレクター博士には美学があったし、「バトルロワイアル」にはモラルを突き抜けたユーモアがあったが、この作品には何も無い、言うなれば「無償の悪意」を観客に投げかけてくる、金やら愛やら命やらといった具体的な欲求ではなく心の奥底に潜む「純粋な悪」の部分を直接刺激してくるのだ、誰もレクター博士になることはできない、しかしジョーカーにならなる(なってしまう)ことができる、だからこの作品は怖いのだと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2008-08-24 02:53:19)(良:8票)
10.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
理屈ぬきで楽しめるのがこの手のアクション映画なのですが、それにしてもちょっとやりすぎですね、特に冷蔵庫ネタとターザンネタはさすがに無理があります、コメディは構いませんがこれではギャグです。あと1950年代を再現した美術は素晴しいのですが、マットのバイク(ハーレーダビッドソン、スプリンガークラシック、2007年式らしいです)が全てをブチ壊しています、まぁクラシカルなデザインがウリなんで違和感は少ないのですが、それでもハンドル周りがアップになると当時としてはあり得ないデザインのスイッチ類が丸見えで興ざめしてしまいました、別にバイク好きでなくても明らかにテイストが違うと思うんですがねぇ?(さすがにセル一発ってわけにはいかなかったようで、始動時だけは古いモデルのようでしたが)
[映画館(字幕)] 6点(2008-07-20 02:09:15)
11.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 
どこまで史実に忠実かは知らないが、まぁ人間のすることだからあれくらいのドタバタがあってもおかしくないし「正義」という言葉が明らかにギャグとして演出されているのも納得できる(善悪で戦争を語れば、たいていの場合真実は失われる)そういう意味でブラックコメディとしてはかなり完成度が高いと思う、ただ史実だからこそ、その後のアフガニスタンの状況やら、ひいては同時多発テロなどを思うと素直に笑えない、同じ人間として自嘲気味に笑えるほど私は皮肉屋ではないし老いてもいない、これが完全なフィクションなら大笑いできるのだが、史実それ自体がタチの悪いコメディでしかないという意味においてこの作品は「ホラー」に分類されるべきなのかもしれない。
[映画館(字幕)] 6点(2008-05-26 20:05:12)
12.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンの圧倒的な演技力(あと秘書のショーン・ヘイズも)ゆえに高得点を付けるが、どうもシナリオがしっくりこない。エドワードはまぁ自分で稼いだ金なんだから、それをどう使おうと勝手だが、カーターにしてみればほとんど奇跡みたいな話なわけで、だから旅にでるべきではない、などと言うつもりは無いが、その場合やはり妻の言うとおり家族を捨てる覚悟が必要だったのではあるまいか?それはそれで男のダンディズムとして共感できないこともない、だがそのへんが中途半端で結局貴重な時間を失ったカーターは妻とヤリ損ねるわけである、それって悲劇なんじゃないの?というか、カーターは本当にあれでよかったのかなぁ・・・?私?私が同じ状況なら潔く家族を捨てて美女とウハウハしますです、ハイ。
[映画館(字幕)] 7点(2008-05-25 18:54:28)
13.  立喰師列伝
この作品で評価されるべきは、これは間違いなく「押井作品」だということである。 少なくとも「イノセンス」よりははるかに押井作品である。 そういう意味では押井守本人にとっても、そしてこの私個人にとっても 信じられないくらい贅沢な作品だと言える。 「映画」としての評価は望むべくもないが(おそらくは押井守も、そして私個人もそこまで傲慢ではありません、笑) 考えて見ればずいぶん久しぶりな「押井作品」だったような気がする。  
[DVD(字幕)] 5点(2008-05-01 21:17:46)
14.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
「怪獣映画」という括りで語るなら明らかに1954年の初代ゴジラを正当に進化させた唯一の作品ではあるまいか?ゴジラの時代とは違って現代の「リアリティ」とは美麗で詳細なCG画像ではなく、小さなカメラの液晶画面の中にのみ存在するのである、CGという魔力を手に入れ、何でも描けるがゆえに、あからさまな「嘘」しか描けなくなった作品のなんと多いことか・・・まぁこの作品もCGはバリバリ使っているのだが、情報量を削ることによって新たなCGの可能性を提示していることを私は大きく評価したい、ただ、ホラー風味の味付けで最後は悲劇としてしかストーリーをまとめられなかったあたりに、この手法の限界を感じる、怪獣映画にはやっぱりカタルシスが欲しいのだ、えっ、誰も怪獣映画だなんて言ってないって?エンドクレジットで流れてた曲はあきらかに「怪獣映画」でしょ? 
[映画館(字幕)] 8点(2008-04-09 23:11:41)(良:1票)
15.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 
予告を見たときはかなり不安だったのだが、主演のギャスパー・ウリエル君は中々の好演でアゴの割れ具合なんかにアンソニー・ホプキンスの面影が無いでもない、「いやぁ、今はこんなだけど昔はガリガリでさぁ」とか言いながら飲み屋で写真を見せられた感じ(笑) ただ、殺された肉親の復讐のために殺人を犯す、なんて「人間的」な行動はレクターには似合わない、少なくとも彼はまだ狂ってはいない、おそらくこの後に何かがあったのだと思う、彼が人間を超越してしまう何かがあったのだ、言うまでも無くその鍵を握るのはレディ・ムラサキ以外にはありえない、ということはパート2があるのだろうか? ところで余談だが、ムラサキとハンニバルが乗っていたオートバイには「MVアグスタ」のエンブレムがハッキリと確認できるが、第2次大戦直後のフランスでイタリア製のオートバイを乗り回す、てなことがあり得るのだろうか?
[映画館(字幕)] 5点(2007-04-22 00:51:58)
16.  トーク・トゥ・ハー 《ネタバレ》 
うーん、お話として魅せてくれたし、絵的にもキレイで名作の貫禄は感じるんだけど、これほどに登場人物の誰にも感情移入できない作品も珍しい(ネクロマンティックの変態夫婦でさえ全然OKな私なのに)まぁ、ストーカー行為ってのはそもそもが「純愛」なんだから、ベニグノの「愛」も「純愛」には違いない、ただ「純愛」だからといってそれは「善」ではないわけで、アリシアの立場になってみればとんでもない話であることは男性の私にだって容易に理解できる、しかし恋愛を「善」と「悪」で語るのも無粋な話だし、それ以前に意思の無いアリシアとの間に恋愛が成立するのか?ってのも問題なんだけど、それを言っちゃ死人を愛しちゃいけないことになっちゃうし・・・まぁレイプ、妊娠とかいう生臭い話にしないで、目覚めたアリシアにベニグノが壮絶に振られてくれれば、まだスッキリしたのだが・・・ただ目覚めたアリシアがベニグノを軽蔑しようと憎もうと、それはそれでいいんだけど、事実を知る「義務」があると思うんだけど、どうなんでしょ?
[DVD(字幕)] 7点(2007-03-15 00:56:23)
17.  笑う大天使
川原泉ファンとしては、シナリオに合格点は付けられませんねぇ、ただハリボテCGの背景とかは、けっこう成功していたと思う、カメラがほとんど動かないのも意識して「ウソっぽさ」を演出しているんじゃないかな、フィルターかけまくりの画面は伊勢谷君が出演していることもあり、なんとなく「CASSHERN」っぽい感じもしましたが、ああいうシリアス(笑)系より、こういうノリのほうが絵として合ってましたね。あと久しぶりに広川太一郎のナレーションが聞けたし、オスカー候補女優も出演していたりと、それなりに楽しめました。
[DVD(邦画)] 6点(2007-03-12 23:11:49)
18.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 《ネタバレ》 
発想は非常におもしろいと思うのだが、どーも話が広末を中心としたごく狭い範囲の中のみで完結してしまっているのが惜しい、もっと大風呂敷を広げてもよかったのでは?大風呂敷と言えば畳むのが大変なのだが、今作のタイムパラドックスの「ルール」においては最初から畳むことを放棄しているのでどうにでもなるような気がする。そもそもタイムパラドックスの主流は基本的に「歴史を変えることはできない」であって、だからこそ古今東西のタイムトラベラーには過去に干渉することを厳しく禁止しているのである、またたとえ干渉してしまったとしても、そのことを歴史がどう折り合いをつけるか、または(自衛隊を無理やりタイムスリップさせたりして)どう修正するかがキモであり、おもしろいところでもあるのだが・・・(代表作「ドラえもん」)まぁ、今作と同じ「放棄型」の傑作として「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいな作品も存在するわけだが、アレと比べてしまうとかなり見劣りしてしまうのは仕方がない、自衛隊と言えば私は1979年の「戦国自衛隊」にチョイ役で出ていたときからの薬師丸ひろ子ファンである、もちろん結婚、離婚を経験し43歳となった今も彼女はかわいい、プリティである、ただ、いくらプリティと言えど17歳もサバを読むのは無理がある、だって26歳だよ!せめて首から下だけでも2007年のCG技術でなんとかならなかったものか?(阿部ちゃんのほうはそんなに気にならないのはなぜ?)あと広末の演技はまぁあんなもんだろうけど、親子愛の話なのに子持ちの女優を娘役に持ってくるのは如何なものか?もちろん女優のプライベートなど作品には関係ないのだが、そういう堅苦しいこと言うような作品でもないことだし・・・
[映画館(字幕)] 7点(2007-02-12 23:31:39)
19.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 
戦争映画というものの「おもしろさ」について考えさせられた作品、戦争と言う究極の「ゲーム」においてエンターテイメントたりえるのはその戦略であり、戦術であると思うのだが、大和最後の出撃に対しては戦略的にも戦術的にも破綻しており、なおかつあまりにも有名な史実であるため、最後のどんでん返しも起こりえない、とするとエンターテイメント作品ではなく、ドキュメンタリーとして戦争の愚かさ、無意味さを戦争の「悲惨さ」をリアルに見せることで、訴える作品なのかと思ったのだが、それにしては乗組員はみな理性的で狂気のかけらも感じないし、長島一茂演ずる臼淵大尉の共感以前に理解不能なトンチンカンな理屈をあきらかに美談として書いているのも謎、そもそも最後の明日香丸の上での敬礼の意味がよくわからない。(まぁ「プライベート・ライアン」というもっと意味不明の作品が存在するが・・・)彼らの想いは美しく純粋だった、そのことに異論は無い、しかし彼らの行動はあきらかに無意味であり、愚かしいものだったのである、まさに臼淵大尉の言う「精神主義」の弊害そのものなのだ、日本人としてそれを認めることは辛いことではあるが、そのことをハッキリと描いた作品がそろそろ出てきてもよいのではないだろうか? 正直、完全なフィクションであり、エンターテイメントであり、空想科学ドラマでもある「ローレライ」のほうが、遥かに「戦争」そして日本という「国」に対して考えさせられたのは皮肉と言えば皮肉である。   余談だが、年齢的に鈴木京香が戦災孤児っていうことはありえないのでは?
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-31 00:34:22)(良:3票)
20.  ALWAYS 三丁目の夕日 《ネタバレ》 
六子のセーター越しに見えるキャミソールがどうみても当時のデザインではない・・・・って、そんなとこについつい目が行ってしまうような天邪鬼な私でも素直に感動できた。人間ってただ生きているだけでオモシロイ、昔も、今も、そしておそらくは明日も・・・
[映画館(吹替)] 9点(2005-12-17 02:44:05)
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