1. サンシャイン 2057
《ネタバレ》 ダニー・ボイル監督はトレスポとか28日後とかを観ても思ったんですが、絵の抑揚のつけ方のセンスが素晴らしいと思います。田園風景とゾンビの絵の対比により、田園風景がより美しく、ゾンビがより恐ろしく感じられたように、今回は「太陽」がより美しく感じられる。まさに神々しい。船長の死の淵まで「何が見える?」と聞いてまで神に触れたかった博士や、神の光に魅入られた1号の船長は、結局神の光に触れることはできなかった。しかし最後に彼は神の光に触れることができたんでしょうね。そしてその光を地球に届けた。普段とは何か違う感動を味わいました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-27 03:06:46) |
2. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 狂気の固まりだった主人公が狂気によって人格を矯正され、ラストで狂気によって元に戻される。ラストシーンは元に戻ったときの世界を表しているんでしょうか。笑いながら拍手する英国紳士淑女に囲まれセックスする男女。これまでレイプの対象でしかなかった「女性」までもが恍惚としている。まさしく狂気。主人公は戻った世界に狂気しか存在しないのを知りさぞ嬉しかったことでしょう。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-04 19:21:31) |
3. ガタカ
母親の胎内にいる受精卵の中からより良い受精卵を選ぶ行為が、今実際に現実の社会で「医療行為」として行われているんですよね。その先に存在することが十分推理できる社会を、この映画は描いていて本当に恐ろしく、引き込まれた。一度観ておいて良かった映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-25 00:50:14) |
4. THE 有頂天ホテル
見事!としか言いようがない。豪華すぎる出演者達をどのように扱っているのか興味があったが、例えるなら数学でいう「ベン図」のように微妙に、そして絶妙に絡まりあい、全てが共通する集合点があのラストシーンに凝縮されていた。できればこの映画を年越しと一緒に観たかった。 [映画館(字幕)] 9点(2006-02-16 00:07:12) |
5. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
稲葉浩志のアルバムマグマの中の曲の歌詞「紙一重の選択が幾重にも重なって幸せにつながっていくよ」。人生を生きていくうえで誰もが「選択」をしているがそのことに自分は気付いていない。監督の言いたかったことは、人生の一瞬一瞬を大切に生きて欲しいということだと感じました。僕には主人公のように何度もやり直せる能力はないけれど…。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-17 22:42:01) |
6. 帰ってきたドラえもん
のび太とドラえもんの友情の深さが堪能できました。ドラえもんが帰ってしまうことがのび太は一番悲しいはず。でもドラえもんをひたすら安心させて気持ちよく送り出そうとするのびたの姿、心の中は悲しみに満ち溢れているのにかかわらずのび太のそうする姿は、彼の優しさと思いやりに満ちていますね。ジャイアンに泣きながらしがみつく姿は、のび太がここぞとばかりに悲しみの涙を流しているように見えました。そしてドラえもんが帰ってきたときのび太は体全体で喜びを表し、ドラえもんの前で惜しげもなく涙を流します、今度は喜びの涙を。お互いにあれだけ見せたくなかった涙は、本当に輝いていました。これだけ男同士の美しく純粋な友情を見られるアニメはありません。本当に素晴らしい作品でした。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-07 02:34:07) |
7. ディック&ジェーン 復讐は最高!
ジム・キャリーは本当にいいですね。期待を裏切ることなくしっかり笑わせてもらいました。途中の過程があまりに悲惨で悲しくなりましたが、観終わった後の爽快感がよけいに引き出された感じがします。コメディなのでストーリーの粗はまあ目をつむることにします。 [映画館(字幕)] 8点(2005-12-25 02:41:46) |
8. コーチ・カーター
ストーリーだけを見ると、弱小高校にコーチが赴任してチームを強豪へと変えていく、っていうありがちなものだけど、この映画はそれだけではなかった。 それはアメリカで黒人の人たちが、普通に幸せに生きていくことがいかに大変かという点。 バスケットボールが出来ること自体が幸せだという世界。バスケットボールをすること自体が生きる手段であるという事実。しかもそれで成功するのは一部の限られたスターだけ。 現在のNBAでは、高校を卒業してすぐNBA入りする選手が増えているが、その中の一人の選手の言葉に、「大金を手にするチャンスがあるんだ。なぜそれを見送るようなことをするんだ?」というのがあった。この言葉が現実を語っていると思った。 映画を見ながらそういうことを考えさせられました。素晴らしい映画でした。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-11 22:23:45) |
9. ハウス・オブ・ザ・デッド
思ったほど悪くないかな?このゲームかなりはまったクチなんで中々楽しめた。 そもそもゲーム自体がアクションゲームなんで、この映画もアクション映画として見てました。いやそれでも突っ込みどころは満載なんだけど。 続編がもし出るならホントにゲーム通りのストーリーにして、ボスキャラも例えば猛スピードで突っ込んでくるジェイソン男とか出してくれたら見てみたいかも…(笑) [DVD(字幕)] 6点(2005-08-08 19:54:41) |
10. 笑の大学
細かいところのセリフの言い回しがおもしろく笑えました。映画館で観ると劇場内がほのぼのとした雰囲気になるのがわかりますね。大笑いするような映画じゃないけどクスクスときて、後からじわじわくる笑いが心地よい。 8点(2004-10-31 21:09:53) |
11. サル
恐ろしかった…。 6点(2004-08-17 21:52:15) |
12. アニマトリックス
以外にもすごく面白かった。マトリックスっていう物語を全てアニメで作り直したら、名作になる気がする。 8点(2004-04-10 02:56:41) |
13. マトリックス レボリューションズ
どうしよう…。マトリックスの中で一番面白かったのが、番外編のアニマトリックスだ…。 3点(2004-04-10 02:52:00) |
14. トレインスポッティング
テンポもよくて音楽も良くて映像もいい。でも女の子には薦められないなあ。 8点(2004-03-23 20:16:05) |
15. アモーレス・ペロス
人生というものがいかにもろく、崩れやすいものだということを思い知らされた。作品全体にある力強さは映画に引き込まれるに十分なものでした。 9点(2004-02-24 23:02:49) |
16. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 評価をするのもはばかられる、それくらい素晴らしい映画でした。最初は"希望"という言葉を恐れていたレッドが、最後の場面では何度も"希望"を繰り返す。必ずあの場面で涙が自然とあふれてきます。ヒューマン映画の代表作ですね。 10点(2004-02-18 01:32:10) |
17. 28日後...
《ネタバレ》 この映画に関しては、とにかく映像のすごさが伝わってきた。緊張しっぱなしじゃなくて所々気持ちをほぐせる場面が入ってる。そういう場面があるから、次の怖い場面がよけいに怖く感じられるし、逆にその、安らぐ場面がすごく美しく感じられた。その醜と美のコントラストが秀逸だと思う。 もちろんストーリー自体も面白かった。最後の"HELLO"がいろいろな考え方ができていい。もう一つの結末もおまけとして見ればいいかな。 8点(2004-02-18 01:16:01) |