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1.  狂い咲きサンダーロード
あれは85年頃だったか、普段はポルノ映画を上映してる薄暗い小さな映画館で、モッズファンの友達に誘われ、石井監督のこの映画を見た。石井監督の特集上映だったのか、同時上映は「爆裂都市」だった。ともかく後にも先にも、この映画を観たのは一度きりだったのに、あの時の、心が何かにギュッと鷲掴みにされたような抑揚感を邦画に感じたことはない。今まで洋画ばかり観てきた自分にとってカルチャー・ショックが走った。画面から伝わる荒々しさと生々しさが、この映画には確かにあった。あれから時が経ち、宝の箱に詰められたようなあの時の気持ちを今、感じられるのか、いささか怖いようにも思う、忘れ難いあの映画館での燃えるような空気。今だ特別な1本です。
[映画館(字幕)] 10点(2005-09-08 23:46:26)(良:1票)
2.  ファーザーズ・デイ 《ネタバレ》 
この2人が好きなので、あま~く点数をつけてしまいました!確かにこの2人なら、もう少し良い企画が出来そうなもんなのにとも思いますが、実はこの、何気ない小粒感が妙に個人的なツボにはまったようです。今はちゃんと夫もいるナスターシャ・キンスキーが、昔付き合っていた男2人に=(これがクリスタルとウィリアムス)行方不明になった息子を探してくれと頼み込む。しかも、この息子は2人どちらかの血を分けた彼らの息子ではあるものの、はっきりとは、どっちの息子かは分からないと告げるものだから、2人はパニック、しっちゃかめっちゃか。麗しの美女、ナスターシャ・キンスキーが自分の子供を身ごもっていた!と聞いたら、驚くなかれ何より、天にも登る気持ちになってしまう男性陣は多いのではないかな?現に、この2人もそうなっちゃった訳であります!まず2人の水と油みたいなキャラをそのままこの映画にもいかそうとしたらしく、早口でまくし立て、ちょいと卑猥なウィリアムスと、いかにも、その表情と間(マ)で笑いを追求するクリスタル、この2人の息子探し父親2人の珍道中がまさに「珍」なんで、おかしい!しいて言えば、息子が見つかってからよりは、それ以前がテンポが良くて好きですね。どうも、作品を見るというよりは、アカデミー賞の壇上で2人のドタバタパフォーマンスを見てる気もしないでもないですが(笑)お気楽に、芸達者な喜劇人のドラマを見るには、もってこいの好作品です。
8点(2004-02-29 02:22:39)
3.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
これを始めて見たのはまだ小学生で、日曜洋画劇場だったと思います。見終わった後、ドキドキと悲しさと一気に去来したような悲しい気持ちになった事を覚えています。その時、ラスト・シーンと共にもうひとつ、忘れられなかったのが、「カチカチに固まった犬の死体」(ご覧になった方ならきっと分かって戴ける筈!)でした。まるで、プラスチックのような固まりみたいになった愛犬の死体を、ポーレットが大事そうに抱えている姿。『ああ、死んだらあんな風になってしまうのか』と恐怖に怯えました。あの形が死の象徴のように思えたんですね。今、大人になって数年前見返したら、やっぱりその描写はショッキングでした。爆撃で一瞬のうちに撃たれて動かなくなった彼女の両親達と同じように。余りの呆気ない殺され方だからこそ、現実感があり恐ろしさも増すんですね。これは「シンドラーのリスト」の中で、ユダヤ人が殺される描写を見た時と同様のものです。ポーレットが少年と一緒になって、死体を集めて埋める行為は見ていて余りに悲しく、いたいけで、そして恐ろしささえ感じました。そこには、純真とは裏腹な子供の持つ無機質なものがあるからかも知れません。本当の「戦争」「死」というものは、その後にもっと生々しく張り裂けんばかりの悲しみがあることを大人は判っているからでしょうか。この映画は静かな残酷さを持って私達に、反戦を訴えていたような気がします。ラストの彼女の叫び声でその静けさが打ち破られたような思いがし、母を追って消えていった姿の先を思うといたたまれない衝動に駆られて・・苦しくなってしまう。反戦映画の傑作として永遠に忘れることの出来ない作品として、やっぱり10点満点を。
10点(2004-02-29 01:44:35)(良:1票)
4.  わらの犬(1971)
奔放でセクシー過ぎるスーザン・ジョージと、堅物ダスティン・ホフマンのなんともミスマッチな夫婦におかしさを覚えつつも、何かが起こりそうと不協和音な雰囲気に期待度大!となった訳ですが、・・何かが始まっても「えっ、こんなもの?」という物足りなささえ感じた自分は!多分、現在のバイオレンス描写が当たり前となった映像に慣れきってしまったんだろうなと逆に痛感した次第です。古典的なバイオレンス・アクションであり、多分、当時見たら寝れないほどの衝撃を受けたかも。ホフマンの演技は、この頃最もギトギトしていた感があり、ねちっこくひたすら熱い。
5点(2004-02-28 22:49:14)
5.  わんわん物語(1955) 《ネタバレ》 
ディスニー作品の傑作のひとつ!まず冒頭がクリスマスから始まるんですね。これが実にイイ。絵柄も丁寧で柔らかく優しく、このストーリー全体に家族の大切さ、愛を感じます。人間社会でも犬社会でもそれは同じ事。飼い主であるご主人に赤ちゃんが生まれ、その事に始めは戸惑いながらもその愛らしさに、いつしか犬として「赤ちゃんを守ろう」とするコッカー・スパニエルのレディ。彼女は、放浪犬であり野良犬の、魅力的なトランプと出会います。彼は気ままで、格好良い。けれど、いつも保健所の野犬狩りと格闘する毎日、そこには楽しさの中にも厳しさと孤独に生きるワンちゃんの姿が。そんな2人が(敢えて、二匹とは申しません笑!)ささやかな冒険の行く先に辿り着いたのは、やっぱり暖かい家族。ロマンチックな歌曲に包まれるラブ・ストーリー的要素は勿論、キスしたくなるほど可愛いレディ♪、トランプも男らしさに溢れています。ここはディズニーのきめ細かい仕事である、動物描写の完璧さが生かされ、そしてやっぱり素晴らしい家族愛がこの映画のメッセージなんですね。何回見直しても、そのつど心がポカポカあったまる作品です。
10点(2004-02-28 22:23:29)
6.  マーティ 《ネタバレ》 
ほんわり、ほかほかの愛すべき小品です。美男美女が出てきてそれだけで絵になってハッピーエンドが当たり前の銀幕の映画!が主流な中で、容姿や働く場所にコンプレックス抱いて、いつも同じ部類の友達と女の愚痴を垂れてるような男が、いつしか同じようにパーティーであぶれていた、これまた世間では結婚に行き遅れとレッテルを貼られたような女性と出会い、少しずつお互いか惹かれあう様がなんとも、シンミリさせてしまう。「俺は君といると楽だ」なんてセリフ、ああ、こういうのって誰しもが思い当たる節あるぞと!お互い、背伸びする相手と付き合っても結局は寂しくなるだけ。本当に自分が自分らしくいる相手を見つけた主人公が、ラストで素直な心を開き、彼女に電話するシーンはこっちまで嬉しくなってしまう。アーネスト・ボーグナインは純朴で飾り毛のないキャラを、そのまま演じて好感。彼と恋仲になる地味な女性を演じたべッツィ・ブレアはあのジーン・ケリーの奥さんだった方でありますが、品のある知性的な演技は、この映画のやはり「花」ですね。何10年と世の中が進んでも、世の中の人の気持ちはそんなに変わらないという事を教えてくれる良品です。
9点(2004-02-28 21:25:40)(良:1票)
7.  ハーヴェイ 《ネタバレ》 
大好きな映画のひとつです。人には見えない巨大な伝説のウサギ=ハーヴェイが、ただ1人、ジェームズ・スチュワート演じるエルウッドだけには見える。誰知れかまわず、ハーヴェイを紹介し、電車の切符も2枚分買ってしまう(笑)ような弟を持つ姉は悩みに悩み、彼を精神病院に入院させようとする。どう考えても、エルウッドは変人?少し頭の弱い人、はたまたアル中?ともかく世間から逸脱した人なんですが、本人は本当に幸せそうで、実は、誰も彼からその幸せを奪うことは出来ないし、また私達の方こそ、もしかして愚かしい事の中で生きている、ただの人間ではないか?・・なんて映画を見てるうち考えてしまったり。エルウッドの素朴さ、優しさに触れた人はみんな幸せになっていくし、本当の「幸福」「尊厳」」とは何かを考える。 実に上手い、ハートフルな人間ドラマ。この映画を観ると益々ジェームズ・スチュワートが好きにならずにいにれません。夢の中にいるようになんとチャーミングな事!また、姉を演じたジョセフィン・ハルはアカデミー助演賞も獲得している、てんやわんやの演技を見せてくれます。アメリカ人からも深く愛されている映画ですし、日本でももっと多くの方に見て貰いたい映画ですね。
10点(2004-02-28 19:03:25)(良:2票)
8.  追憶(1973) 《ネタバレ》 
ただ、何の知識もなく題名に惹かれ恋愛物として見てしまうと、なんともほろ苦い、そして辛口のラブ・ストーリーだったんだということに気付かされるはず。共産主義の芯の強い女性と、美しくナチュラルなひたすらアメリカン的な健康的男性が惹かれあい、愛し合い、そして価値観の違いに戸惑い、結局お互いを尊重しながら別れていく。ポラック監督の丁寧な描きかたと、全編を彩るその所々に、見事にアレンジされた「追憶」のテーマも絶品。ただ、個人的には、彼女の政治的な意識と恋愛ストーリーというのが、どうも上手く心の中でクロスせず、いささか入り込めず躊躇をしてしまったのは、逆に言えば、やはりバーヴラの強烈な個性にノックアウトされた証でありましょうか!?とりわけ、学生時代の2人の惹かれあうまでのドキドキ感の描写や、再会した時のベッドシーン、バーブラが恍惚とした表情で、眠気眼のレッドフォードの腕をそっと自分の体に廻すところなど実にリアル!数々の心理描写の生々しさと初々しさの同居には見事、ときめかされました。
7点(2004-02-28 18:36:48)
9.  きんぽうげ 《ネタバレ》 
この映画のシネマ・レビューがあったなんて感激しています。しかも、読んでいて共感してしまう素晴らしいコメントを先に書いていて下さる方↓がいらっしゃったなんて。恐縮ですが、この映画の感想を自分も書かさせて戴くと、自分もかなり好きな映画です。といっても、深夜に吹替えで何年か前に初めて見、その時録画したテープを度々見直すだけなのですが、見る都度、新しい思いにかられます。古いテープに、綺麗とは言いがたい画像ですが、この映画には青春の傷つきやすさや、一瞬として通り過ぎていくその輝きが表されている気がするんですね。あの時代のフリー・セックスや自由を求めて模索していた若者像ともいえるかも知れませんが、見ているうちに、なんとも懐かしく思えるのです。ラストそれぞれが新しい道を見つけ、大人になっていく姿には切なくなります。ジェーン・アシャーの可憐な美しさも際立っていました。イギリス映画な為、洗練されている印象はありませんが、いつまでも心に留めておきたい青春ドラマだと思います。
8点(2004-02-28 18:06:52)(良:1票)
10.  奇跡の人(1962)
モノクロの画面からリアリズムが伝わるような、2時間余りにぎゅっと力を凝縮したような映画ですね。見ていて、息苦しささえ感じるような場面が続きますが、知らずに画面に引き込まれてしまうのは、役者達の真摯な演技と、そこに真実の凄みがあるからなんですね。家族がヘレンケラーを愛しいゆえに過保護にしてしまう優しさと、自分も弱視な為、ヘレンの気持ちが痛いほど分かるからこそ、力強く彼女に生きていって欲しいと体当たりで厳しく接するアン・バンクロフト演じるサリバン先生との対比も実に良く描けていたと思います。サリバン先生の過去、生き様もそこにフラッュシュバックして見せる映像も独自の演出で引き込まれます。見終わった後、何か「信念や勇気」みたいなものがふつふつと心の底から沸き起こってくる力作映画です。
9点(2004-02-28 17:55:12)
11.  おかしな二人2
自分が見たのは、レモンの丁度亡くなった後だったので、見ていて、ほろほろとなってしまいました。既に少し先に亡くなったマッソーの後を追うようにレモンが逝ってしまいました。二人ともこの映画の中のように天国でも「ああいえば、こういう」ギャグを連発して、楽しい会話を交わしているのかなと思うと、悲しさの中に微笑みも沸いてきます。 ワイルダー監督に「最強、最高のコンビだった」と言わしめた、いぶし銀の演技がここに詰まっていますね。
8点(2004-02-28 17:42:39)
12.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 
主役のゲーブルがちゃんと男らしくてセクシーなんですが、お茶目で可愛い演技も達者なコルベールを見事引き立ててるのも微笑ましいですね。川を渡るシーンでひょいとコルベールを逆さまに持ち上げて、歩いていくところは、コルベールの巧みなおしゃべりに花を持たせつつ、彼女の体つきの女らしさもちゃんと計算して我々に見せてくれるサービス精神も伺え、頼もしいと惚れ惚れしてしまう。コルベールが脚線美で車をキーッと止めちゃうあのシーンの、ゲーブルの「ま、まさか!?」とも言いたげな、すっとんきょうな表情も忘れられません。ラブ・コメディではなんといっても主役男女の相性が重要ですが、この映画の主役2人は見事お互いの要素を引き出しあっている。それに加えてキャプラ監督の映画はそれらを囲む脇役達も芸達者で、また愛らしい。チームワークの良さが自然に映画から湧き出ているというべきか、見る側のこっちも自然と笑いが生まれ、楽しくなるんですね。総てにおける、ロマンチック・コメディのお手本のような愛すべき作品♪
9点(2004-02-28 17:26:19)(良:2票)
13.  乱暴者(あばれもの)
中学生時代、この暴走族姿の皮ジャンのマーロン・ブランドの写真を見てなんとも格好いいと思い、惚れました!勿論、リアルタイム世代じゃないんですが、その写真からムンムンする男の色気みたいな物が感じられたんですね。その後、映画もワクワクしながら見ましたが、さすがに公開当時は上映禁止になったという迫力は感じなかったにしろ、こういう暴走族映画の元祖みたいな映画に出たブランドのカリスマ性には感嘆しました。バイクに乗った若者達が、ズラーッと並んで走ってくる光景は圧巻!ストーリーらしいストーリーはないんですが、やっぱり総ての若者映画の原点がここにあるという迫力は、白黒の画像からも見事醸し出されています。マーロン・ブランドが怒れる若者の頂点に立ってたのも頷けます。現在は、少々体重増加の伝説的名優にも、こんな時代があったんだと確認出来るだけでも嬉しい、ぜひ見ていただきたい青春映画です。
8点(2004-02-28 17:15:39)
14.  嵐ケ丘(1939) 《ネタバレ》 
この作品の醸し出すモノクロの画像と原作の雰囲気が非常に重なり、ヒースの丘のヒースクリフとキャシーの美しさなどが、たまらなく良かったと思います。ヒースクリフ演じるオリビエの演技も、時に荒々しく情熱的で引き込まれる。しかし、なんといっても、原作の小説の半分までの映画化とあって、怒涛の嫉妬に苛まれる主人公達をここに追い求めると、いささか中途半端。当時の映画化では、恋愛に比重をおいたこの描き方が最も支持されるべきとワイラーが判断したのも致し方ない事かも知れません。ラストの演出の余韻は深く印象を残すので、願わくば、このキャスティングでその後が見たかった気につくづくさせられます。
7点(2004-02-28 16:58:22)(良:1票)
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