1. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 「十二人の怒れる男」を観ていないので原作との比較ができないが、本作は何をおいても脚本が素晴らしい。理論派を気取っていた男が、実は個人的な醜い感情から生まれた偏った意見を押し付けていただけだった。(それはつまり、独身男と同じレベルの人間だったことになる。)何の根拠もなく無罪を主張して馬鹿にされていたおじさんとおばさん。しかし、その無知とも思える彼らが疑問を持ち続けていたことこそが、真実の可能性を広げることに繋がった。メモ魔のおばさんも実は人を見る目があった。トヨエツも実は弁護士ではなく役者だった。数々の逆転現象が起こる様は観ていて痛快。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-18 21:47:58) |
2. 家族ゲーム
松田優作の演技と森田監督の演出がすばらしいと思った。 [映画館(字幕)] 9点(2004-12-04 19:22:43) |
3. ソウ2
前作同様ラスト数分間で全てのからくりが解け、驚かされる展開。またまんまと騙されてしまった。 [DVD(字幕)] 8点(2006-06-01 02:56:43) |
4. ソウ
最後の謎解きシーンにやられた。 [DVD(字幕)] 8点(2006-03-05 21:18:36) |
5. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
少しバイオレンスな部分は賛否が分かれそうだが、素直に楽しめた。 [DVD(字幕)] 8点(2006-03-05 09:05:36) |
6. 機動警察パトレイバー
過去に観た押井作品と比べると敷居が低く、理解しやすくて楽しめた。 [DVD(字幕)] 8点(2006-03-05 01:19:24) |
7. スウィングガールズ
ダラダラと高校生活を送る主人公。あることをきっかけに目標を見つけ、かけがえのない時間を仲間と力を合わせ1つのことをやり遂げる。普遍的かつ、ありがちなテーマ。まさしく「女版ウォーターボーイズ」である。こう切り出してしまうと、極めて安易で低俗的、また商業ベースに乗っかった二番煎じな印象を強く受ける。しかし、見終わった後の個人的な感想としては、そう言った論調とは相反するものと位置付けたい。まず、丁寧に作られている脚本も大きく分けるとベタ中のベタ。「だが、それがいい」と思わせてしまうのは矢口監督が作り上げる作品に流れ続ける独特の(気持ちのいい)ゆるさであり、ところどころ垣間見れる笑いのセンスのなせる業か。主要キャスト5人、上野・貫地谷・本仮屋・豊島・平岡はキャラ設定も秀逸で魅力的に映った。今後の活躍に期待したい。矢口作品は肩肘張らず自然体で観れば、ちょっぴり笑えて、ちょっぴり幸せな気持ちになれる、どこまでも優しいおもちゃ箱のような存在だと思う。 [地上波(字幕)] 8点(2005-11-07 17:28:32) |
8. 太陽を盗んだ男
最近の邦画の持っていない熱さ、力強いバカさ加減にシビれた。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-30 02:52:14) |
9. ゴッドファーザー PART Ⅱ
万人から愛される父ビトーと、そうでない息子マイケルの対比がおもしろかった。 [DVD(字幕)] 8点(2005-07-14 18:34:04) |
10. ゴッドファーザー
偉大なる父の意思を引き継ぎ、愛するファミリーの存続のため大きな変革を決断するまでに、たくましく成長するマイケルの姿に魅せられた。 [映画館(字幕)] 8点(2004-10-27 08:56:59) |
11. g@me.(2003)
《ネタバレ》 原作読んでない分、次の展開を純粋に追って楽しめた。途中バッドエンドかと思いきや、そこからまた転がり出すのもよかった。腑に落ちない部分も多々あるけど。ナルシストの藤木はハマリ役だし、石橋凌の存在感もいい。誰がやっても難しい役だけど、仲間さんの配役はちょっと微妙。 8点(2004-07-07 22:36:10) |
12. 東京ゴッドファーザーズ
まず映像の美しさに驚かされた。本業俳優の3人が声優初挑戦のようでしたが個人的には全く違和感なく良かった。(スチームボーイの鈴木杏はナシだと思う。) 8点(2004-04-30 21:22:04) |
13. ロボコン
正直かなりベタなストーリー。ベタだけど本はよく書けてると思う。主要4人にそれぞれに見せ場があり、キャラも立ってる。主演の長澤まさみのかわいさ+個人的な邦画贔屓でちょっと高めの8点。 8点(2004-04-04 16:47:24) |
14. インファナル・アフェア
ヤンとラウは当然ながら、ウォン警視やキョンにもそれぞれ男の生き様を感じられてよかった。 8点(2004-03-23 17:33:33) |
15. 青の炎
《ネタバレ》 愛する家族のための非家族・義父殺し、そして似た悩みを持つ友人殺し。これらを経て秀一は激しい自己嫌悪に陥り、最終的には嫌いなもの(秀一自身)を処分する。その後のラストが印象的だった。秀一が好きなものを列挙し、それを吹き込んだテープを紀子が聴くシーン。「ロードレーサー、ロードレーサーに乗ってる時に見える世界、母さんの手料理・・・」それはすっきりとしたごく普通の17歳の声のようで、なんだか救われた気がした。 8点(2004-03-23 00:44:48) |
16. マルサの女2
意外性のあるラストに驚きと戸惑い・・・それにしても鬼沢組の面々はいい味出してます [DVD(字幕)] 7点(2006-06-21 07:36:06) |
17. マルサの女
自分にとって初の伊丹作品。序盤は権藤のカリスマ的な錬金術師ぶりに、中盤から後半にかけてはその権藤を追い込む査察のコミカルかつ鮮やかな仕事ぶりに惹かれる部分が多かった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-02 17:01:01) |
18. 機動警察パトレイバー2 the Movie
やはり自分には押井作品は敷居が高い。話が難しく感じることが多かった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-06 07:31:07) |
19. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
作り手の意図を完全に理解するには、どこか哲学的過ぎて難しかった。けれど圧倒的な世界観や映像に引き込まれておもしろかった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-08 00:42:32) |
20. 恋する惑星
全体を通して演出が狙い過ぎてちょっと鼻につくトコもあるが、ここでは素直にセンスの高さと評価したい。見終わって1番の収穫はフェイ・ウォン。普通に考えたら相当イタイ娘なんですが、フェイ・ウォンが演じるとかわいらしく感じてしまうから不思議。それほど独特な魅力があり、存在感があった。 7点(2004-08-10 03:01:37) |