1. グッバイガール
良質な映画ですが、素晴らしい!と思えるところもあまりなかったです。ただ、マイナス要素があまりなかったので、面白くまとまっていると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-11 02:23:04) |
2. 都会のアリス
静かな映画ですが、見終わった後に噛み締めるような感動があって、日を追うごとに好きになっていきました。とっても愛らしい映画です。 [ビデオ(字幕)] 10点(2007-08-05 02:38:34) |
3. ウッディ・アレンの愛と死
なんだか全体的に中途半端な感じのする作品だった。この次に『アニーホール』を撮るわけだから、大転換ですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-05-27 04:36:46) |
4. ミーン・ストリート
この映画を見て、やはりスコセッシはハリウッドとは相容れない監督だろうなぁと思った。タクシードライバーのように洗練されてはいないけど、荒削りでドライなぶん、リアルで面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-02-10 17:16:04) |
5. スリーパー
ウディ・アレンの初期のコメディはどうも好きではなかったんですが、これは笑いました。後半のほうが面白いと思います。ラストシーンはとてもよい。 [DVD(字幕)] 8点(2005-03-30 11:55:26) |
6. タクシードライバー(1976)
《ネタバレ》 なんというか街にあふれる不条理とか、狂気といったものを皮肉っぽく描いている気がします。主人公が娼婦の女の子を助けたいと思ったのは、善意からではなく、自分の中にあるヒーロー像に自分が近づきたいという一種の誇大妄想からだと思いますし、大統領候補暗殺にしても、ベッツィとのいざこざからきた狂気的な考えであるような気がします。他の方も言われているように、彼にとっては娼婦を救うのも、大統領候補を暗殺するのも同じでどちらでもよかったのではないでしょうか。彼の中にたまっていた孤独や現状を変えたいという願望からくる怒りが、たまたま娼婦の女の子とベッツィという二人の女性を引き金に爆発した。売春宿を襲った後に自殺しようとしているのを見ても、正義というより退廃的なヒーローに近い気がする。そして、偶然にも事がうまく運び彼は英雄になった。僕はこのラストにはそんな不条理な皮肉を感じました。 8点(2005-03-02 16:47:56)(良:1票) |
7. インテリア
作品を見る前にこれはウディ・アレンらしくない作品だと聞いていたので、どんな感じかなと思って見てみましたが、自分としてはとてもウディ・アレンらしい作品だと感じました。確かにユーモアがないので印象がかなり違いますが、それ以外はいつものウディ・アレンの要素がかなり入っていると思います。死を恐れる長女に、自虐的な次女、カリフォルニアから来たあけすけな三女、三姉妹を抑圧する母親。そして、そこにあらわれる自由でたくましい父の再婚相手であるパール。いつもなら長女と次女がウディで、友人や社会が三女と母親、そして、ウディが最後にたどり着く結論がパールである気がします。(ウディ自身は自分は母親に似ていると話していますが) ちなみに、ウディはこの作品がベルイマンの模倣ではないかといわれた事に影響を認めながらも、珍しく腹を立てて、ベルイマンは映像でメッセージを伝えるが、僕は言葉でメッセージを伝えている。だから、根本的に違うんだといったようなことを言っていました。そして、ベルイマンもこの作品をとても気に入ってくれたそうです。 [DVD(字幕)] 9点(2005-01-07 10:29:43) |
8. ウディ・アレンのバナナ
ナンセンスとはこういうものだ!みたいな感じの作品だと思います。笑えなかったけど・・・。日本人にナンセンスの免疫がないというか。 [映画館(字幕)] 3点(2004-08-28 10:44:46) |
9. ボギー!俺も男だ
確かはじめてみたウディ・アレンの映画。話としては面白かったけどジョークで笑えなかった覚えがあります。いま見たら面白いかもしれませんね。<再見>カサブランカを見た後で見直してみたら面白い!パロディなのでウディ・アレンの中でも見やすい映画でしょう。 監督が珍しくアレンでないのは元々この作品はアレンが書いた戯曲作品でその演劇を見たハーバート・ロス監督が映画化の話を持ちかけたからです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2004-08-28 10:40:31) |
10. スティング
見てる間中母親がどんどんネタバレした作品。それがなかったら面白かったはず! 7点(2004-07-22 18:05:34)(笑:2票) |
11. 銀河鉄道999
前から見ようと思っていた作品。期待以上に面白かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2004-07-19 18:10:49) |
12. マンハッタン
とっても切ない映画。ウディ・アレンの最高傑作かと。よくウディ・アレンはインテリだと言われますが、本人はそれを否定(そう見えるが…)していて、インテリと話をするよりはスポーツ観戦をしたい(これは本当みたいです)と言っています。この映画についても、ニューヨークにいるインテリたちを皮肉った作品だと言っており、そういわれてみてみるとこの作品、インテリたちの悪態と少女の純粋さがとてもうまく対比されていますね。ラストシーンは感動のさざ波が静かに広がっていく感じでいいです。 [ビデオ(字幕)] 10点(2004-07-13 06:48:12) |
13. 時計じかけのオレンジ
かなり衝撃的な作品。いろいろな解釈が可能なようですが、考えてみれば当時はヒッピームーブメントなんかの名残で自由、自由ってみんながはやし立ててた時代だと思うんですよね。自由がどんどん拡張していっていた時代。当時のストーンズのライヴなんか見ると男の観客が殴りあったりとかラリッた?女の人が突然服を脱ぎだしたりとかして、かなりやりたい放題です。他者危害の原則が崩れかけてた時代だと思うんです。制限のない自由。自分がしたいことを好きなだけやるのが本当の自由だ。そういうふうに考えるとアレックスってまさに自由の体現者だとも思えてくるんです。結局アレックスをかっこいいと思う人と最低と思う人がいるのはこの制限のない自由に対する憧れとそれによって引き起こされる無法状態への嫌悪が原因だと思います。アレックスだけが最後まで自由な悪人であり、ほかは不自由な偽善者。しかし、アレックスのいる世界は暴力的な無法地帯で、偽善者たちは不自由ながらも秩序のある世界に住んでいるんです。 [ビデオ(字幕)] 9点(2004-06-01 17:36:16) |
14. アニー・ホール
やっぱり好き嫌いが分かれるみたいですが、僕は好きな作品。(家族の評価も真っ二つに割れた)ウディ・アレンの映画のいいところは、難しそうに見えて実はそうでもないところ。僕は小説も読みましたが(短編集)読めば分かると思うのですが、小説でもウディ・アレンって、人生哲学とかそういった難しい事をたくさん書くんですけど、実際には、それは本当に小道具程度にしか使われてなくて、結局はユーモアにかえる材料に過ぎない。本当に伝えたい事はごくごく単純に描かれていると思うんです。だから、多分彼の映画の魅力っていうのは、彼の哲学だとか内容の深い意味ももちろんですが、そういったものをユーモアに変えて伝える技量なんだと思います。あと、この前知ったんですけど、この映画をチャップリンが絶賛していたそうです。やっぱり通じ合うところがあるのでしょうか。 [DVD(字幕)] 10点(2004-06-01 16:54:11)(良:2票) |