Menu
 > レビュワー
 > wunderlich さんの口コミ一覧
wunderlichさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 284
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/wunderlich/
年齢 42歳
自己紹介 気になった映画をつまみ食い的に見ています。
うだうだと考えるのが趣味です。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  知らなすぎた男 《ネタバレ》 
わりと楽しんで観れた。主人公の兄弟はあまりにも個性的で個人的には友達になりたくありませんが、典型的な勘違いコメディーとしてよくできた作品だと思う。謎のタイミングでビル・マーレーが弟に電話する理由がちょっと説明不足なきがしたのでマイナス3点。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-06 15:13:06)
2.  ギャラクシー・クエスト
わかりやすい幸せが、わかりやすく描かれている作品。つまらないわけがないが、人によっては物足りないかも。何はともあれ、これでもかというくらいに他人まかせな宇宙人に乾杯!!
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-19 17:43:56)
3.  ヨーロッパ
トリアーはこの作品以後、執拗に「アメリカ」をテーマにした作品を取り続けていくわけだけど、そのことを念頭において見てみると、アメリカに移住したドイツ系移民である主人公が終戦直後のドイツに戻って寝台車の車掌になるところから始まるこの映画もアメリカとヨーロッパの違いを強く意識していることは疑い得ない。靴を磨いたかどうかを靴の裏のチョークのしるしで判断する乗客と、靴が磨かれているかぐらい靴を見ればわかるだろという主人公の台詞が面白い。言葉を重視するドイツ。事実を重視するアメリカ。トリアーがどちらの見方を支持するのかは定かではないが、ナチ体制を許したドイツ人の思考を痛烈に皮肉っていることは確かだ。事実を見ればナチなんてどこからどう見てもおかしかったはずなのだと。この台詞のやり取りだけで十分7点。あとのロマンスやサスペンスはこの題名において評価の対象とはなりえない。そう思う。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-25 19:17:29)
4.  リアリティ・バイツ
よく誤解されているけど、この映画は「現実の壁にぶち当たった若者たち」を描いているのではない。「現実をくだらなくて、つまらないものにしか感じれない若者たち」を描いているのだと僕は思う。「現実」にそっぽを向いて、自分のやりたいことをやる若者に対して、現実は厳しい仕打ちをすることがある。だからREALITY BITESなんだと思う。たしかにこの映画の主人公たちは「おじょうちゃん、おぼっちゃん」かもしれない。経済的に自立してもいない。でも「自分の好きに生きる」ためには自分でお金を稼ぐ必要があって、それは「働く」という形で「現実に沿った生き方」をすることに他ならない。「自分の好きに生きる=自由」であるために「現実に従う」のは、なんかおかしい。だから彼らは「現実に沿わずに、自分の思いのままに生きる」ことで、「限られた自由」を得て決着をつけようとしている。そう考えてみると、この映画、決して悪くないと思う。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-13 23:21:18)(良:1票)
5.  ゴースト・ドッグ
この映画は基本的に最高だ。でも、突っ込みたいのが一点。少なくとも日本刀は刃を上に向けて(つまりミネを下にするってことよ)鞘に収めるのが鉄則。じゃないと鞘の口に添えた左手の指がどんどん切れていきます。ウィテカー兄ちゃん、大丈夫か? サムライとはなにかって精神的な問題よりも、まず振る舞いをきちんと真似しましょう。でも、この映画のテンション悪くないと思う。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-30 23:01:03)
6.  きみのためにできること
男は憧れとともに生きる生物である。僕は一人の男としてそれには強く共感する。なぜこの映画では本物のバイオリニスト川井さんを抜擢しているのか分からないが、バイオリニストが美人だろうと無かろうと、録音の柏原青年はバイオリニストの発した一言一言にやられてしまったのだ。それだけといえばそれだけ。でも、基本的に人間は時間を共有した人間としか心の結びつきを構築できないということ。そこに、人間の想像力と善性の限界がある。でも、その限界があるからこそ人間はたった一人の配偶者を愛することが出来るわけで。沖縄に行ってきたばかりの時に見たので、ちょっと甘めにつけてみました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-15 00:08:22)
7.  初恋のきた道
美しさと壮大さを兼ね備えた良いラブストーリーかもしれないということは分かるのですが…。きぶくれしたチャン・ツィーの走るフォームがあまりにもコメディーなので、残念ですが感情移入できませんでした。どんなにかわいい顔の女の子だろうとも、あの走り方を見せられると、好きになる前に、きぶくれ者専用ウォーキングスクールに通って欲しいと思ってしまうのは僕だけでしょうか?
[映画館(字幕)] 6点(2005-05-03 12:30:03)
8.  アパートメント(1996)
降参。緊張感、キャスト、プロットのどれをとっても一級の作品だと確信する。特にキャストは豪華。パリの町並みもこの映画を際立たせるのに一役買っている。今度、ハリウッドでリメイク(『ホワイトライズ』)されるが、観る前にオリジナルを観ておくとさらに楽しめると思う。
9点(2005-03-11 08:10:53)
9.  ビフォア・ザ・レイン
この映画とすぐに結びつくのはニーチェの「永劫回帰」。ニーチェが言っていたのは、「まったく同じ(「似かよった」ではない)できごとが永遠に繰り返されているこの世を、肯定することができるか」ということだったと思う(うろ覚え)。この世がマジでおんなじことを繰り返してるのかは別にして、この映画に当てはめてみよう。「ひどい戦争が繰り返される世界に生きていて、しかも同じ争いが繰り返され、しかもそれを知る立場にいて(巧妙なことにこの立場は観客において初めて可能になる)、この世を肯定することができるか?」とこの映画は観客に言っていることになる。「それでも人生にイエスという!」という標語をドッかで聞いたことがあるけど、もう一回、いや永遠に同じ人生を生きると「知った」時にも同じこと言えますか? 劇中の人物が自身の人生を肯定できるかではなく、悲惨な争いが永遠に繰り返されるとラストに知らされた観客に人生への判断を迫るのがこの映画の主題なんだと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2005-02-25 20:48:01)
10.  恋人までの距離(ディスタンス)
もしこの映画に出てくるような刺激に満ちた会話が、フツーの会話としてリアリティーをもってそれほど違和感なく欧米人に受け取られているとしたら(もちろん映画だから少しは誇張されてるんだとは思うが)、西欧人の考える力や知性といったものは非常に強靱だ。日本人は多少むづかしいはなしを人前ではあまりしない。普段は専ら、なにがたのしいとか、友達がどうしたとか、そんなんばっかりはなしている気がする。言ってみれば、情報の垂れ流しと情報に対する簡単な感情の表現しかしてないよな。もちろん、日本人だって人生観を語ったりするだろうが、この映画の二人の会話は、人生観よりももっと普遍的で抽象的なレベルで、なのに「自分」の考えをもっている気がするのだ。普通なら電車が動き出して、それを見送って終わりになりそうだけれど、一人になってからそれぞれ眠りにつく二人を描いているのが心に残った。まるで、一晩のできごとが夢だったんじゃなくて、これからの現実生活が夢なんだみたいな。(もちろん、徹夜して眠いんだろうけど)
9点(2005-02-25 17:58:08)
11.  チェイシング・エイミー 《ネタバレ》 
この映画のメッセージ的な部分に着目するならば、「人を裁くな」という一言に尽きているだろう。この「人を裁くな」という考え方はおそらく多くの人が共有していて、説得力もある。常識といっても良いかと思う。しかし、この映画が描いているのは、「恋人を裁いちゃった」はずのベン・アフレックが、逆に「人を裁くな」という意見を述べる恋人によって裁かれてしまった状況である。このジレンマじみたシチュエーションは、いろいろ考えさせてくれる。 そんな堅苦しい見方をしないならば、ベン・アフレックが車の中で告白するシーンとか、結構良くできていると思われる。しかし、全体的に下品なので、そういうのが苦手な人は観ないほうが良い。
5点(2005-01-05 14:40:08)
12.  SF サムライ・フィクション
配役の妙といい、過剰な謙遜への視線といい、結構いい線行ってると思うけどなぁ~。あまり、インパクトはない(例えば子連れ狼とか必殺とかの強烈さに比べると)。おまけに時代劇なのに、ぎらぎら感はあまりなく、むしろ脱欲系。けれど、こういう新しいタイプの時代劇が出てくるようになったというのは歓迎していいと思う。新しいものとの出会いは、自分の考えを相対化するチャンスになる。この映画は、僕たちの中の既成概念の中にあるサムライ像を、見事に裏切り、リラックスした遊び心で全編を溢みたしている。それが徹底されている。すごい事だ。それだけで楽しい。
9点(2004-12-06 20:10:50)(良:1票)
13.  ワンダーランド駅で 《ネタバレ》 
二人の出会った電車内で「Next,Wonderland.」ってアナウンスがあるわけですよ。もちろん次の停車駅を言ってるだけなんですが、明らかに二重の意味を持たされてます。この二重の意味を持ったアナウンスというアイデアが成立してる時点で、僕は兜を脱ぎました。やられました。ロマンチックじゃないですか! ←しかも主役の男女のやり取りとは別の所でロマンチックさをアピールしてるのが心憎い。「Next,Brazil.」じゃなくて本当に良かった。もちろん、他にもいいところはいっぱいありますよ。いい年して、自分の好きな勉強に打ち込んでいる元配管工とか、自分の孤独とうまく付き合えない看護婦さんとか。でもとりあえず、日本の鉄道会社も夢のある駅名をつけてくんないかなと。これが一番の感想です。
8点(2004-12-06 19:14:28)(良:1票)
14.  ボクサー(1997)
IRA関係の映画って、ひたすらつらい映画が多い(『ナッシング・パーソナル』とか)けれど、この映画は主役の二人の恋を描くことで悲劇的になり過ぎないよう、バランスが保たれている。だから、同じようなテーマの映画に比べるとまだ観やすい。そして、いつも思うことだが、宗教がらみの争いは、宗教がらみであるがゆえにここまで根強い&必死だし、その一方、明らかに宗教的な平和への願いとは矛盾している。なんでかな~。やっぱり、自分の好きな人だけ守るのはダメですか? 何気ない日常が一触即発の状態と隣り合わせである、というものすごい状況をエミリー・ワトソンのおそろしい演技で良質なサスペンスにしてる。そこら辺が映画としても良くできてると思う。
7点(2004-11-26 15:58:26)
15.  野性の夜に
僕の10代最後の一年間は、この作品を考えることに消尽された。「愛」を「相手に対する責任を積極的に背負うこと」だと思っていた僕は、まさにこの映画によって「責任」を考え直す羽目になった。映画の題材はエイズとか同性愛といった強烈なものだし、監督及び主演の人がマジで死んじゃったという話題性もあるが、正直言って普通の人間である僕にとって、そんなことは何にも訴えかけてこない。ただひたすら、「相手への責任」と「相手への愛」の葛藤、「今の自分」と「未来の自分」の葛藤だけが、執拗に僕に呼びかけてきた。ラストに提示される「昇華」のイメージは、これからの僕を突き動かす動力になってくれるだろう。あらゆる意味で衝撃的な映画。
9点(2004-11-26 08:09:35)
16.  シーズ・オール・ザット 《ネタバレ》 
レイチェルは変身前の服装適当な姿のほうが光ってるよな。プロムのドレスも似合ってるけど。バイトの制服もかなり笑える。テーマ曲もすごくきれい。とても魅力的な映画だとおもう。惜しむらくは、メガネをすぐにコンタクトにしちゃった所かな。パーティーはともかく、学校ではメガネでいって欲しかった。って、明らかに個人的な願いですけど。
7点(2004-11-26 07:47:10)(良:1票)
17.  ロング・ウォーク・ホーム
「正義」やら「権利」は、初めからこの世にあったのではない。重力がニュートンに発見されるまでなかったように、遺伝子がメンデルに発見されるまでなかったように。「正義」や「権利」は多くの人々によって「発見」され「勝ち取られる」まで、この世に存在しなかった。つまり、「正義」や「権利」はその性格上、人為的・人工的な側面をもっているのだ。白人と黒人は、同じ前提を共有しながら違う結論をもっているのではなく、違う前提を互いにもっているから違う結論に至ったに過ぎない。そしてこの映画が描くのは、黒人の側の前提が勝利へと進む瞬間である。抑圧されていた黒人(ある意味敗者)が勝者へと変わり、勝者となった黒人の立場が道徳的に「正義」となる。僕たちはこの道徳の一揆が成功した後の世界に住んでいるのだ。ニーチェの洞察は恐ろしいほどにあたっている。体罰にたいし「基本的人権」を訴える人は、「基本的人権」を既成概念にするためにどのような戦いがあったのか、この映画を見て考えてみては?
7点(2004-09-14 12:24:33)
18.  海がきこえる<TVM>
ちょうど大学受験を終わった頃に観たので、冷静な判断はできないと思う。でも、この作品を冷静に観るなんてできないというそのことが、僕にはとてもうれしかったりする。故郷を離れて、知っている人が全くいない場所へいくということは、少しずつ、でも確実にすべてが変わっていくことの象徴だ。どうしてかは知らないが、僕たちは変わり続けないといけないらしい。そういう半ば自分ではどうしようもない部分に、いらだちと安心感と悲しみが混ざったような気分で、おまけに世界を相手にしているかのような大げさな意気込みで、とっくみあいを挑む年頃。聞こえますか? 海はいつでも海です。いつでもその時の僕を迎えてくれる。海は友だちです。この作品自体が海になっているのです。←ちと感傷的すぎてるけど。
8点(2004-07-24 20:19:12)
19.  バタアシ金魚
今ではすっかり「お宝映画」になっている感があるが、映画そのものもとっても面白い。なんといっても、行動の脈絡のなさ(正常な感覚に比べてってこと)、ぶっ飛び度がいい。快感だ。これぞ漫画の醍醐味。とくに、筒井道隆やばい。声変わってねぇ。この人演技してないんじゃないかと思うぐらいはまってる。おまけに、歩く時ちょっと右側に傾いてるし。大勢で見てもおもろいし、一人でこっそり見るのもいいとおもう。
7点(2004-06-23 14:26:08)
20.  フィオナの海
これは神話。といっても神が死ぬ前の神話。ギリシャ神話のような「とっても人間的な神」じゃなくて、「まったく人間的な要素がない」=「神が生きている」神話。映画は、エロス(愛)とタナトス(死)を描きつづけてきたけれど、最近エロスが中心になりすぎてないか? 愛なんてなくてもいいじゃないか、恋なんてしなくてもいいじゃないか! ドラマチックに生きなくてもいいじゃないか! ま、そいうのも確かに大事だとは思うけどさ。でも、そういうのがなくても自分が生きていることには何の変わりもないはず。本来、愛やら恋やらの感情が成立する以前に、世界と自分が「凛」として成立している。そこに生ける神がいる。この映画は、その根源的な状況を想いださせてくれる。すうっと流れるストーリーには、人間くささがなく、ただ清冽な暖かみがある。物語をつむぐのが少女という点も、考えさせられる。僕の心の隅にずっと残っている映画のひとつ。 
10点(2004-06-23 14:16:07)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS