1. 楊貴妃
「~を人間として扱った」というキャッチコピーはよく見かけますが、この映画はまさにそれだと思いました。恋心が強調されていた点はなかなかでしたが、ちょっと後半の展開は急すぎたかなーとも思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-20 09:20:16) |
2. 二十四の瞳(1954)
《ネタバレ》 終盤の先生の歓迎会、皆が無言になり流れる”浜辺の歌”、そしてラスト、自転車と美しい風景をバックに流れる”仰げば尊し”、無言の中に感じ取ることのできた戦争の傷跡、悲しみ、すばらしかったです。 [DVD(邦画)] 9点(2006-12-04 21:11:43) |
3. 人間の條件 第四部 戦雲篇
四部はなんといっても戦闘シーンがものすごかったです。特に戦車が穴(蛸壺)の真上を通り過ぎるシーン、緊迫した一瞬でした。莫大な金をかけた戦闘シーンとはなにか違うものを感じたのは宮島義勇のカメラワークの凄さ、そしてもちろん役者達の迫真の演技があったからだと思います。 [DVD(邦画)] 10点(2006-09-28 02:24:53) |
4. 人間の條件 第三部 望郷篇
一部・二部から場所を移し、今度は軍国主義の軍隊という場所が恐ろしいまでにリアルに描かれていました。上官の懲罰教育、上等兵の下級兵に対するリンチなど、おぞましい光景ばかり、、、梶は引き続き自分の考えを曲げず、上官にまで堂々と意見するわけですが、、、侵略行為の中での一部・二部に比べると、ここでの梶は一種の”希望”のように見えました。 [DVD(邦画)] 10点(2006-09-28 02:16:09) |
5. 人間の條件 第二部 激怒篇
工人達への非人道的な仕打ちの中、最後まで己の正義を曲げなかった梶、しかし、使われるだけ使われて免除されたはずの兵役へ、、、侵略戦争の中の被害者としての梶がそこにありました。ラストの”鬼”、”鬼”と蔑まれていたシーンはとても悲しかったです。 [DVD(邦画)] 10点(2006-09-26 03:02:39) |
6. 人間の條件 第一部 純愛篇
日本の戦争映画といえば、”悲劇”をテーマにしたものが多いように思っていました。小学校の時の戦争教育で”悲劇”をテーマにした戦争映画を多々見せられたり、テレビの戦争ドラマでも悲劇的な部分のみを扱った作品が多かったからそんなイメージが植えついたのだと思います。 しかし、この映画はいきなり日本の侵略部分を描いているではありませんか!なんといってもそこに惹きつけられました。特に第一部では、特殊工人が運ばれてくるシーンがすごかった!!粗暴な軍人たちの中で人道を貫こうとする主人公梶、かなり複雑な気持ちになりました。 もちろん、南京大虐殺のようなものは中国共産党の嘘八百のプロパガンダなんだろうけど、シナ大陸への進出や差別は間違いなく事実。個人的には「中国侵略は自存自衛」と言い張る保守論壇の言い分にはちょっと疑問があったりもします。 ただ、逆にこの映画を見た人が左翼的な「日本は侵略して悪いことをした」という安易な考えには走ってほしくないです。 [DVD(字幕)] 10点(2006-09-26 02:46:30)(良:1票) |
7. サンセット大通り
《ネタバレ》 かつての大女優が今では過去の栄光にすがりつき、半分狂信状態で暮らしている有様。こんな映画を作るなんて、、、製作者たちは勇気があるなと思います。華やかなイメージのハリウッドの”闇”を描いているわけですから、、、それにしてもラストのサロメのシーンは不気味で印象的でした。それ以外にも随所に見られた皮肉、ユーモアのセンス!コメディーではなくても、ワイルダー監督の味が感じ取れたのは楽しかったです。 [DVD(字幕)] 8点(2006-08-28 17:53:16) |
8. 麗しのサブリナ
ボガードとヘップバーンなんて絶対ミスマッチだろう、という勝手なイメージから、ずいぶんと鑑賞するのが遅くなってしまったこの作品。ところがどっこい、、、確かに上記の二人の演技はどうにもかみ合っていないような気もしましたが、逆にそこがよく思えてしまいました。かみ合っていないように思えたからこそ、ラストシーンにちょっとした驚きがあったような、、、”アパートの鍵”や”昼下がりの情事”とはまったく違った味わいがそこにはありました。 それにしてもあのラストシーンのボガードはチャップリンぽかった、、、 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-09 15:11:04) |
9. スリ(1959)
スる側とスられる側の写しかた、この辺りに映画美術というものをしみじみ感じました。内容に関しては特にありません。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-29 16:06:55) |
10. 彼岸花
《ネタバレ》 小津映画はこれで3作目だったのですが、やはり退屈感は否めませんでした。この作品では”頑固親父”という散々見てきたテーマだったのでコレといって感動することもなかったです。ただ、相変わらずの静止画や音楽の美しさには感服でした。映画というより、絵画や写真を見ているような気持ちになりました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-02 23:26:47) |
11. 居酒屋(1956)
《ネタバレ》 どこかで幸せな人生に転換するのかな、と思いきや、最後まで不幸まっしぐら、、、こんな映画もありなんだな、と、かなり斬新でした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-28 13:27:36) |
12. グレン・ミラー物語
グレン・ミラーといえば、ベニー・グッドマンやライオネル・ハンプトンらと並んで、スウィング・ジャズ期を代表するミュージシャンです。この作品中ではグレン・ミラーの音楽のよさ、人柄のよさがはっきりと描かれていました。鑑賞後にはグレン・ミラー楽団の音楽を聴きたくなること間違いなし! ただ、時代背景(禁酒法、不景気)などの説明がほとんどないので、知らない人にとってはわかりにくいのではないかと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-21 11:10:44) |
13. 旅情(1955)
孤独で寂しそうな顔を見せるキャサリン・ヘップバーンの役はよかったのですが、「不倫なんてダメ」と一度拒絶しながらもまだ交際を続けていたのがどうもピンときませんでした。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-05 13:15:20) |
14. ライムライト
”人生は素晴らしい”と語りながらも自らの栄光は戻らない。手を差し伸べたテリーが成功していく傍らでのカルヴェロはとても悲しくもありました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-13 13:22:23) |
15. 戦場にかける橋
"What I've done?"この一言で全てまとまっていた気がします。自らの軍の誇りと表し、必死で作り上げた橋を大佐自身の手で壊してしまうことになるとは何とも虚しいラスト!同時に戦争というものの虚しさを訴えかけているようにも思えました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-19 13:07:01) |
16. 陽のあたる場所
女の美しさに心を奪われてしまった男の末路はなんとも、、、 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-24 11:52:09) |
17. 花嫁の父
そりゃあエリザベス・テイラーを娘に持った父親は大変ですよ! [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-24 11:48:59) |
18. 必死の逃亡者
凶悪犯にジャックされているのに終始安心して見られたのがいまいちな感じでした。これといった頭脳戦もなくハラハラドキドキとはいきませんでしたが、よくできているかな。家族愛をしっかりと絡めてくるあたりはアメリカ映画にはよく見られますね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-17 14:12:35) |
19. ダイヤルMを廻せ!
《ネタバレ》 この作品は映画として完璧な出来といっていいのではないでしょうか?最初から最後まで全てのシーンに無駄がないように感じます。終始密室劇でありながら全くあきさせない演出、サスペンスとは思えないほど優雅なラストシーンなどなど、見事です。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-17 14:02:46) |
20. マーティ
町のほっとステーション!って感じがしました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-12 00:53:43) |