1. 時をかける少女(2006)
いや~大好きです。欠点もあるし、キャラがいやと言う人もいるでしょう。でも夏空の下、元気に駆け回って、笑って、大切なものを失って泣いて、それでも、いや、だからこそ、また前向いて走れる。文句あるかい? [映画館(邦画)] 10点(2007-04-30 04:12:20) |
2. ゆれる
いや~ゆれる、ゆれる。見終わったあと、混乱し僕自身ゆれてました。主演二人の演技が素晴らしくぐいぐい引き込まれてしまった。今まで信じていたもの、そうあってほしいと願っていたもの、そんなものが本当は実に頼りない、脆いものだった気付きゆれていく・・・。兄弟の心理描写に主眼をおきながらもその周囲の人たちもしっかり描いているため、非常にしっかりした見ごたえのある作品になっている。西川美和監督注目です。 [映画館(邦画)] 9点(2007-04-30 04:30:10) |
3. タイヨウのうた
病気を抱えながらも懸命に生きる女の子の話だということで、お涙頂戴のありがちな映画かとおもっていたら、すごく気持ちのいい映画だった。薫は結局は死んでしまうのだけども見終わった後、さわやかですっきりした気分になれた。このさわやかさの本質にあるものは劇中で薫亡き後残された人たちの中にも残り続けているのだろうし製作者側のねらいそのものなんだろう(製作者の思い通りになったようでくやしいが)。この映画は病と闘うといった類のものではない。ここで病(XP)は限りある時間(特に、彼女の場合普通の人とは逆に夜のみ)と薫の儚くて今にも消えてしまいそうな部分を表すファクターに留めている。だからこそ、彼女が歌ったり、笑ったり、喜んだり、泣いたり、怒ったりしたところを特別なものとしてではなく普通のものとして捉えることができたし、青春そのものとして楽しく見ることができた。最後に、この映画はぎこちなさを含めてYUIなしでは存在しなかったでしょう。 [DVD(邦画)] 9点(2006-11-26 09:47:17)(良:1票) |
4. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
スターウォーズの中で最も素晴らしい作品だったと思う。アクションもドラマも今までで一番濃かったように思える。まあ、アナキンに対してはあまり共感もできないし、オビ・ワンは少し鈍感過ぎないかとも思うし、ヨーダはなかなかかっこよかったけれどつめが甘いし、パドメの死に方も子供がおるんやからしっかりしろよ!といいたくなるし・・・と、いろいろと歯がゆい点もありますが、それもこの作品にのめりこんだ結果であるので。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-26 02:01:13)(良:1票) |
5. ビッグ・フィッシュ
ファンタジックな部分と現実の部分のバランスがとてもよかったように思える。父と子の関係って確かに微妙なんだよね。その辺は結構うまく描けていたのではないかな。「嘘でもそっちの方が好きだ」というのがこの映画の全てではないか。実際にあったことだけでなく、考えたこと、悩んだこと、本当はこうしたかったという願望までも含んで人生ではないのかということかな。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-28 15:51:05) |
6. ストロベリーショートケイクス
都会に住む孤独で寂しさを感じながら、何とかして自分の居場所や幸せを手にしようとあがく4人の女性のリアル。それぞれが皆何かに耐えていて、それがどうしようもない事を分かっていて、でも何とかしようとあがく彼女達は時として痛々しく見えるが同時に彼女達の懸命さ切なさにほろっとしてしまう。僕は秋代と塔子が印象的だった。セリフが少なく映像で描こうとする姿勢も気に入った。 [DVD(邦画)] 7点(2007-04-30 23:13:36) |
7. 亀は意外と速く泳ぐ
《ネタバレ》 ゆるーい感じのギャグの連続で、でも好きなタイプだったので十分楽しめた。なんでもない平凡な毎日でもふと視点を変えれば全然違ったものに見えるってこと。ラーメンのエピソードがお気に入り [映画館(字幕)] 7点(2007-04-30 14:11:17) |
8. 嫌われ松子の一生
凄まじい人生だと思うし、一般的には不幸でどうしようもない人生なのだろうけど、松子のとっては幸せな人生だったのではないか?と思ってしまう。豊かな人生とそうでない人生の違いって何だ? [DVD(邦画)] 7点(2006-11-28 00:54:14) |
9. かもめ食堂
なんだろうねこれ。特に何か目立った事件が起こるわけでもないし、各人物のディテールがほとんど描かれてないため深みがない。でも、作品を覆うふわふわした感じ、ちょうどサチエがプールに浮かんでいるような感じに浸かって何か居心地がいい。この居心地のよさというのは食堂が持つ包容力そのものなのかもしれない。妙にくせになる作品でした。 [DVD(邦画)] 7点(2006-11-26 08:01:48) |
10. 運命じゃない人
なかなかgood。脚本もうまいが、それよりも全編通しての自然さがいい。俳優もそれぞれはまり役だったと思う。自分が知らないところでいろんな事起きてるな~という感じで、ひょっとすると我々は誤解で生きてるのかもなーと考えたりした。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 22:18:45) |
11. アマデウス ディレクターズカット
サリエリの苦悩がわかるような気がした。神の教えをしっかり守り、努力を重ねてきたのに一人の天才の前に自分は才能がないと知ってしまう。その天才が尊敬できるような人物ならまだいいが、頭がおかしいんじゃないかと疑ってしまうような放蕩人間だとしたら・・・。モーツァルトをつぶしたいけれどその音楽は残したいという思いの狭間で揺れ動く....これきついやろな。もちろん僕には、ものすごい才能はないけれどこれの超微小版ならよくある。そこそこの才能のある人やったら死にたくなるかも。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-09 13:11:32) |
12. カポーティ
それなりに見ごたえがありました。本物のトルーマン・カポーティを知らないのでどれほど似ているのかは分からないが、小説を完成させることと犯人への情との狭間で苦悩し矛盾した行動をとってしまう苦悩は分かったような気がする。 [DVD(字幕)] 6点(2007-05-01 00:10:55) |
13. フォーン・ブース
90分電話ボックスでの犯人とのやり取りだけを見せてしっかりとした物にしたというのは褒められてしかるべきだと思う。展開に引き込まれなかなか楽しめた。ただ、浮気しただの、どうのこうのという話題が90分続いたのにはうんざりした。その辺の所で変化があればもっと面白かったのに。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-30 23:27:20) |
14. 雨あがる
悪くはないんだけども物足りない。爽やかさみたいなのはあるけどね。気になったのは伊兵衛、たよそれぞれに1箇所ずつあったモノローグの場面。あれいらないだろう。あそこで言っていることは言わずとも十分伝わってきていた。二人とも多弁ではないのですごく違和感があった蛇足でしかなかった。 [DVD(邦画)] 6点(2006-11-26 10:06:39) |
15. 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
《ネタバレ》 いや~映画化しなくてよかった。TV版のエンディングのままでアニメは終わりってことにしてた方がよかった。TV版での重要人物がチラッとだけ出てきてあっさりと死んでいくとか(ホーヘンハイムとか)、何か消化不足感が多かった。残されたウィンリィを思うと後味が悪かった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 22:46:15) |
16. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
完結編としては堂々の仕上がりといってよいだろう。だが、フロドは嫌いなままだった。アラゴルンは王になったら一気におっさんぽくなってしまった気が・・・。あと、戦いが終わってからエンディングまでが長い!戦いまでのスピードを維持して欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 12:35:15) |
17. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
1に比べて格段に面白くなったと思う。また、この世界観になれてきたというのもあると思うが。が、相変わらずフロドは大っ嫌いだし、サムが何であんなに従順なのか理解できない。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 12:25:09) |
18. スウィングガールズ
娯楽映画、青春映画としては及第点をあげてもいいと思う。ちょっとだらだらしてたのと、驚きのない展開だったのが残念。 [地上波(字幕)] 6点(2005-11-08 15:35:27) |
19. ハウルの動く城
映像の美しさ、魅力的なキャラクターたち、細かいところの丁寧さなどさすがと思わせるところはあった。でも、話を無理やり押し込んでいるようで最後のほうはよく分からなかった。ハウルのキムタクはピッタリだったがソフィーの倍賞千恵子には違和感がありすぎた。18歳には聞こえないし、おばあちゃんにも聞こえない。他に誰もいなかったのかねー。 [映画館(字幕)] 6点(2005-11-02 17:15:43) |
20. オペラ座の怪人(2004)
ミュージカル映画だと思ってみてみたら、9割は歌じゃん。普通にセリフでもいいだろというところまで歌ってたのでひどく疲れた。舞台やオペラとして見るのならよかったかも。衣装やセットは美しかった。ファントムの悲しみが伝わってきて、文学的には好きな部類に入る。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-08 15:07:23) |