1. 震える舌
中野良子さんのファンであり、彼女の出演作品(これが少ないのです)を求めて本作品にたどり着きました。内容をまったく知らず、タイトルの響きから、なにやら艶めかしくワクワクドキドキ系なのかな、と勝手に想像&期待していたのですが・・・思ってたんと違う。 あと、【みんな嫌い】さんのあらすじに「◆千葉葛西の平和な一家を~」とありますが、葛西は一応東京です。 [DVD(邦画)] 7点(2024-10-10 23:31:22) |
2. 誘拐報道
《ネタバレ》 萩原健一、小柳ルミ子の熱演は見ごたえがありました。でも、少し不謹慎ではありますが、一番印象に残ったのは車の中で萩原健一と交わる池波志保の恍惚とした表情でした。すみません。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-10-11 00:11:10) |
3. 友だちのうちはどこ?
これはイランの映画です。1987年というから昭和62年です。村上春樹の「ノルウェイの森」がベストセラーになった年です。 イランと聞いて思いつくのは、 ・イスラムの国(だからきっとお酒をたしなまない) ・とにかくアメリカと仲が悪い ・核兵器を開発できる技術力がある ・むかし、「おしん」が大流行したらしい という程度。 なので、普段あまり気にかけないこの国の生活様式を知ることができる、という期待もあって鑑賞。 映画を観て驚いたこと ・小学校のスラスに女子児童がいない(やはりイスラムの国だからか?小学校から男女別学級なのか?) ・外のロケが多いにもかかわらず車を一台も見かけない ・大人が子供に厳しい ・洗濯は手洗い ・赤ちゃんに哺乳瓶で与えるのはミルクではなく砂糖水 また、コルケとポシュテってどれくらい離れているのか知りたくなってGoogleマップで調べてみたの ですが、地名を見つけられませんでした。 以上、映画の筋にはほとんど関係のないことばかりグダグダ述べましたが、映画は良かったです。 特に冒頭で先生に叱られて泣くシーンは演技とは思えませんでした。 映画の内容に関するコメントは他の評価者のコメントを参考にしてくださいませ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-10 18:48:39) |
4. 緑の光線
《ネタバレ》 ドキュメンタリータッチでめんどくさい女の夏をひたすら追いかけます。何も起きません。不思議な映画です。この映画がヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞していることはもっと不思議です。プロの評論家は凡人とは見る目が違うのでしょうか。映画の中の人の性格を批評してもしかたがありませんが、摘んだ花束をもらう場面で「自然を荒らしてきたのね」はさすがにどうかと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-17 23:40:31) |
5. 黄色い大地(1984)
《ネタバレ》 主人公である少女と役人の二人は役者として演技していることがわかるが、この二人以外が演技しているように見えない。 特に父親や息子は、その佇まいや物腰が、まるでドキュメンタリー映画のように自然で生々しい。ラストの雨乞いに出てくる大勢の村人についても、日焼けした顔とその顔に刻み込まれたシワ、味噌歯、前歯のない口など、限りなくリアルだ。 また、娘が嫁ぎ先から逃げてきた後の川(黄河?)の場面などは、まるで自然光だけで撮ったように暗く幻想的だ。悲しい結末と相まって、切なくやるせない気持ちにさせられた。 [DVD(字幕)] 8点(2017-05-10 21:27:31) |
6. 里見八犬伝(1983)
《ネタバレ》 八犬士が揃うまでは七人の侍、終盤のスペクタクルはインディジョーンズ、そしてラストは卒業を彷彿とさせました。いろいろ手が込んでいてまるでおもちゃ箱のよう。最後まで飽きずに鑑賞できました。頑張った深作さんに10点あげちゃおうかな、と思いましたが、360度どこから見ても庶民顔の薬師丸お姫と、ラブシーン&ラストシーンで流れる外タレテーマソングが許せないくらいミスマッチだったのでマイナス2点。岡田ナナのほうが圧倒的にお姫様っぽかったのでありました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-10-21 22:09:07) |
7. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 1作目は、タイムパラドックスの妙と展開のノリに助けられ、学芸会的な演技も「ご愛嬌」として鑑賞できたが、同じノリで2作目を作られても困ってしまう。冒頭のスケボーシーンなど1作目のパロディを入れているが、かなり強引なパロディで興ざめ。「カリオストロの城」の予告編に「1作目を越えなければ続編の意味はない」という名セリフがありましたが、本作は1作目におんぶしているだけ。 [DVD(字幕)] 3点(2014-10-13 23:45:36) |
8. バベットの晩餐会
《ネタバレ》 料理の食材をみただけで恐れおののくというのが、飽食の国に生まれた私にはピンとこなくて、菜食主義なのか?いやいや魚やベーコン買ってたよな、とか、豪華な食事は罪だと考えているのか?などと、トンチンカンなことで悩んでしまいました。オーバーな演出が一切なく話は淡々と進んでいき、姉妹にフラレる男二人も潔く去り、タイトルにもある「晩餐」も、もう少し盛り上げてもいいんじゃあないか、と少しじれったく感じるくらいでしたが、観終わって、ああ、これでいいのだ、と思いました。静かな映画です。心が洗われました。 [DVD(字幕)] 8点(2014-10-02 22:35:38) |
9. 麻雀放浪記
◆モノクロの画のせいか、何度か黒澤映画を観ているような錯覚を覚えました。そのくらい完成度が高い作品なのだろうと思います。◆いくら映画に造詣が深いといっても、映画の世界を主戦場としてきた訳ではない和田誠氏にこんな作品を作られたら、100%映画の世界で生きてきた水野晴郎氏の立場が・・・・。 [DVD(邦画)] 9点(2014-09-08 03:15:37) |
10. 乱
仲代達矢氏の起用は、他に適切な俳優が見当たらなかったという消極的起用だったのではなかろうか。かのような大俳優にむかってきわめて無礼な言い方ですが、そう感じました。思い切ってジャック・ニコルソン氏とか(無理か)。スケールの大きさはさすがとしか言いようがありません。大型劇場で鑑賞したらすごい迫力なんだろうな、とリアルタイムで鑑賞しなかったことを後悔しました。某角川映画にもスケール感をだそうと大金投入した作品がありましたが、「画」が違います。あと、ピーターの役がらは異形の様子がよく出ていましたが、いかんせん描写が長くててちょっとタルみました。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-31 09:44:55) |
11. 銀河鉄道の夜(1985)
壁が崩壊する前の東欧のような、ミステリアスでダークな味付けと、まるで死後の世界のような重苦しく不条理な時間の流れ。宮沢賢治というよりは別役実の世界だ。細野晴臣の音楽も素晴らしい。個人的なアニメ最高作品。 [DVD(邦画)] 10点(2014-03-24 07:33:33) |
12. じゃりン子チエ
このアニメが面白いのは原作の手柄であってアニメ化の手柄ではない。アニメ作画技術は一般的なTVアニメの域を出ない(まあ、この作品に高度な技術はいらないかも)し、ストーリは原作にかなり忠実。しいてアニメ化の手柄を上げるのなら声優の妙ですかね、チエ役の中山千夏はハマリ役と感じました。ということで5点(原作漫画には10点あげます)。 [DVD(邦画)] 5点(2014-03-24 00:52:58) |
13. 蜘蛛女のキス
主演二人の演技が見どころなのは分かりますが、私には退屈極まりない映画でありました。劇中映画に出てくる女優が(私にとっては)全然魅力がないのもマイナス要因。ブラジルではあれが美人なのかね? [DVD(字幕)] 5点(2014-02-19 23:43:26) |
14. フライングハイ
真面目な顔でバカをやっていることは十分わかるが全然笑えない。比較するのもアレだが、「真面目な顔でバカをやっている」という点で共通している「不思議惑星キン・ザ・ザ」が100倍面白い。 [DVD(字幕)] 3点(2013-11-06 22:40:20) |
15. ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
こりゃおもしれぇ。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-27 21:53:44) |
16. 不思議惑星キン・ザ・ザ
この点数は作品に対する純評価ではなく、こんな超ド級なカルトな映画にもかかわらず本サイトでのレビューが50を超えさらに某大手レンタル店でも扱っているという事実に対して、世の中なかなか捨てたもんじゃあない、ということで。 [DVD(字幕)] 10点(2013-09-24 12:04:34) |
17. さびしんぼう
富田靖子の良さがわからない。 [DVD(邦画)] 5点(2013-09-23 14:16:20) |
18. ヒポクラテスたち
封切当初はかなり話題になったと記憶している。リアルタイムで観たら印象はだいぶ違っていたのかもしれない。 [DVD(邦画)] 6点(2013-09-23 14:09:13) |
19. アリス(1988)
監督の自己満足映画。原作に負けないくらい不可思議な画だが、不可思議さの種類が違う。ただ気持ち悪いだけで、原作の雰囲気をだそうという気なんてまったくない。だったらこんなタイトルつけるなよ。 [DVD(字幕)] 3点(2013-09-23 00:55:22) |
20. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 複数の統一感のない感想を持ったので箇条書きで。 ・映画の原題はOut Of Rosenheim。邦題のほうがセンスいいじゃん、と感心していたら、英題がBagdad Caféだった。残念! ・主題歌?挿入歌?のI'm calling youは聴きおぼえのある曲。こんな都会的退廃ムード漂う曲も意外に合うのね、選曲センスいいじゃん、と感心していたら、この映画のために作られた曲だった。驚愕。 ・日本人的にはありえないシチュエーション(旅先で夫婦喧嘩した後に女一人でアメリカの国道を徒歩移動し、たまたま見つけたカフェに長期間居座る。主(あるじ)に無断で大掃除&断捨離。魅力的な外見の人がほぼ皆無。etc)が妙に気になり、よほどの映画通にしかわからないような深い意味が隠されているのでは、とかなり集中して鑑賞したが、みなさんのコメントを読み、そんな細かいことは気にせず単純に楽しめばいい、と知りすこし安堵。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-23 00:24:16) |