1. ウエスト・サイド物語(1961)
《ネタバレ》 数年ぶり2度目観賞。新作公開に向けての復習。「ロミオとジュリエット」をパロった伝説の青春ケンカミュージカル。禁断の恋愛と若者同士のドロドロした抗争を歌と踊りで皮肉たっぷりに表現。憎しみが争いと悲劇を生みそれがまたさらなる憎悪を生む、終わりない復讐の連鎖。悲劇の結末。肩組んで脚振り上げて、ダンスパフォーマンスに見応えあり。良作。 [DVD(字幕)] 7点(2021-10-16 07:49:23) |
2. 天地創造
《ネタバレ》 聖なる歴史大作。旧約聖書のエピソードの数々を映像化。特にノアの箱舟とバベルの塔、壮大な建築物が印象に残った。物語は薄味で物足りないね。ピーター・オートゥルなど豪華俳優が脇を固める。 [DVD(字幕)] 6点(2021-06-07 23:11:47) |
3. 若草物語(1964)
《ネタバレ》 姉妹たちの淡い青春。生温い恋愛に現を抜かす…じゃなくて熱を上げるアタシたち。若き日のルリ子ちゃんと小百合ちゃん、揺れる乙女心。そんな姉妹に想われるオトコどもの描写がちょっと弱いけど、後の名女優たちの熱演で意外と楽しめた。死ぬほど恋して自らの女道を往く。良作。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-09 00:44:39) |
4. 飢餓海峡
《ネタバレ》 モノクロで、上映時間3時間越えの殺人サスペンス大作。狂気の殺人鬼が人道に篤い資産家になりすます、二つの顔を持つオイラ。別人のフリして知ったかぶりをカマすものの、熱血刑事の健さんに追い詰められ、徐々にしどろもどろになっていく。なかなかのマヌケ面…三国連太郎怪演やな。冗長な前半から一転、「10年後」以降は引き付けられた。良作。 [DVD(邦画)] 7点(2021-04-29 05:45:11) |
5. テキサスの五人の仲間
《ネタバレ》 カモられる汗だくのマヌケ面、ヘンリー・フォンダ迫真の名演。発作で倒れたギャンブル狂のダメ亭主を、肝の据わった度胸で救う賢妻の内助の功…じゃなくてとんだ女狐なアタシ。利発で純朴そうな子供、ココロも表情も歪んでる~。みんなワルでグルだった5人のオイラたち。良作。 [DVD(字幕)] 7点(2021-01-16 05:18:08) |
6. 007/カジノ・ロワイヤル(1967)
《ネタバレ》 007を茶化した番外編。大味なドタバタコメディ・アクション。登場人物が多くて豪華キャストだけど、筋が支離滅裂でナニやってるか分かんねえぞ。稀に見る駄作。 [DVD(字幕)] 5点(2020-09-22 00:48:24) |
7. 007は二度死ぬ
《ネタバレ》 シリーズ第5弾。テーマ舞台は我らがニッポン。太ったションコネに連れ添うボンドガールは和風美人の若林映子と浜美枝。神戸港に姫路城、日本描写が雑。最終盤に宇宙空間へ飛び出そうとする。物語に中身が無いんだけど、天下の007サマが日本にやってきたということで一見の価値アリ。 [DVD(字幕)] 6点(2020-07-26 05:15:50) |
8. 女王陛下の007
《ネタバレ》 シリーズ第6弾、テーマ舞台は「白銀のアルプス」。本作限りの2代目ボンドにジョージ・レーゼンビーを抜擢。物語よりもアクション重視。何でもデキちゃうボンド、スキーやボブスレーのようなウィンタースポーツもお上手。ジェームズ・ボンド幻の結婚シーンは貴重映像。悲劇の結末。 [DVD(字幕)] 6点(2020-07-26 05:14:13) |
9. 007/サンダーボール作戦
《ネタバレ》 シリーズ第4弾。テーマ舞台は水中。悪の黒幕は白髪の隻眼男。船内での格闘、ボンドガールによるとどめの一撃でお仕置き。第2弾とカブるよな。水の中でぶくぶくやってるシーンが目立つけど、あまり引き込まれなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2020-07-18 03:39:27) |
10. 007/ゴールドフィンガー
《ネタバレ》 シリーズ第3弾。テーマ舞台は黄金。注目すべきは金粉にまみれた美女の裸体、まるでツタンカーメンやな。鋼鉄の体を持つハロルド坂田、ボンド相手に健闘。ゴールドフィンガーとは太ったおっさん、ちょっと物足りねえ。 [DVD(字幕)] 6点(2020-07-18 03:37:26) |
11. 007/ロシアより愛をこめて
《ネタバレ》 シリーズ第2弾。テーマ舞台はロシア。各地を転戦、冒険色が強い。列車内での格闘は名シーン。美しきボンドガール、最後はアタシの一発でお仕置きや。 [DVD(字幕)] 6点(2020-07-18 03:36:43) |
12. 007/ドクター・ノオ
《ネタバレ》 数年ぶり2度目観賞。全シリーズ観破に向けての復習。007シリーズ記念すべき伝説の第1作。初代ボンドは我らがションコネ。“火を噴く竜”と称するのはただの戦車。サブタイトルにもなっているドクター・ノオのあっけない最期。まだB級アクションの印象は拭えないけど後のシリーズお馴染みとなるサスペンス要素の強いストーリー展開は悪くなかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2020-06-21 05:38:07) |
13. ロリータ(1962)
《ネタバレ》 娘ほどに幼いけれど愛おしい。ロリータちゃんをゲットするため、不細工なアザラシみてえなお母ちゃんとケッコンだ。そんなロリロリなおいら。アザラシを失くし、我慢の日々から解放されてロリータちゃんに懸命に尽くす。その献身・溺愛ぶりは異常なほど。おっさん骨抜きやな。かなわぬ恋。泣きじゃくりながら金を渡して去るおっさんを、札束握りしめて見送るアタシ。小悪魔ロリータの勝ち。良作。 [DVD(字幕)] 7点(2020-04-12 20:55:20)(良:1票) |
14. サイコ(1960)
《ネタバレ》 数年ぶり2度目観賞。ホラーサスペンス映画の第一人者、奇才アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作。グロすぎてモノクロに、お決まりの本人ノンクレジット出演(ヒロインが勤める会社の前を通る男)、ヒロインの同僚に自らの娘を起用、観る者の心臓を詰まらせる名BGM「キュー」が流れるシャワールームでのヒロイン殺害、母親の“見返りゾンビ”など仕掛け満載。途中入場禁止とするほど意外な結末、ココロに二人の魂が宿る男、それはもはや精神分裂病ではないでしょうか。不敵な殺人鬼にアンソニー・パーキンス、陰のある名演。ヒロインにジャネット・リー。ハンドルを握りしめながら、フロントガラス越しに見せる目がつり上がった鬼気迫る表情。DVDには特典映像が2時間近くも付いていてこちらも見応えアリ。傑作に格上げ。 [DVD(字幕)] 8点(2020-03-28 22:02:20) |
15. ミニミニ大作戦(1969)
《ネタバレ》 輸送車現金強奪大作戦。博物館の屋根、川の上、下水道の中…イタリア・トリノの市街地を、ミニクーパーが3台連なって疾走。軽快なオンガクを背にしてコミカルに展開。作戦成功して要らなくなったミニクーパー、3台次々に崖からポイ。しかし油断して崖っぷちのマイクロバス。右に左に、カネの女神は結局どちらに転んだのか。 [DVD(字幕)] 6点(2020-02-03 00:55:43) |
16. ローズマリーの赤ちゃん
《ネタバレ》 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に触発されて観賞。大きな瞳のミア・ファロー、決死の形相でヒロインのローズマリーを熱演。アクマ、ケーヤク、ノロイ、ギシキ…オイラにゃ到底受け入れられねえぜ。オンガク「ラララ…」、不気味だよな。だけど、恐怖対象を見せずに観る者をビビらせるラストの演出はグッドやな。 [DVD(字幕)] 6点(2019-09-15 22:47:37) |
17. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 世界のクロサワ、代表作の一つ。血に飢えて豪胆でギラついたひねくれ侍、椿三十郎見参。色の付いていない椿が小川をドンブラコ。タタカイの合図だい。シメの決闘では黒い血飛沫が噴水みてえだ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-18 23:10:14) |
18. 用心棒
《ネタバレ》 「世界のクロサワ」、代表作の一つ。当時の豪華俳優総出演。ヤクザの二大勢力双方から用心棒のお誘いがあり、弱きを援けるため三十郎が大暴れ。殺陣シーンはさすがの迫力ですな。モアイ像みてえな大男がイカつすぎ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-18 16:55:01) |
19. 日本のいちばん長い日(1967)
《ネタバレ》 当時の豪華俳優共演による骨太な日本の戦争映画大作。ポツダム宣言受諾か、否か…。太平洋戦争終結前夜の荒れるニッポン。まだまだ戦いてえヤツらが決死の形相で大暴れ。三船さん、陸相を力演。漢の中の漢だ。対照的なのは笠さんの落ち着きぶり。充分戦ったんだし、もういいじゃんか。やはりリメイク版より見応えあるね。良作。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-07-07 23:06:08) |
20. 網走番外地(1965)
《ネタバレ》 健さんの代表作、脱獄シリーズ第1弾。病弱のかかあに会うため懸命に勤め上げて、模範囚として仮釈放目前の健さん。ゴロツキどもの集団脱獄計画に巻き込まれちまう。その中の一人と手錠で繋がったまま、二人三脚みたいな感じで決死の逃避行を余儀なくされる健さん。線路の上に二人繋がる手錠を置いて、通行する汽車の重みでカット。自由になった健さんだけど、道連れの相棒をどうしても見捨てることができねえ。人情味あふれる健さんの、野太い歌声が響く。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-06-23 20:06:52) |