1. ミッドウェイ(1976)
名優揃えて何でこんなにつまらなく出来るんだって程つまらない。おまけに吹き替えで観ちゃったから、違和感爆上げ。 ↓のレビューで知りましたが、ツギハギ映画なんですね。それじゃチグハグになるのも分かるわ。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2021-06-24 15:25:30) |
2. ファンタスティック・プラネット
《ネタバレ》 かなりシュールな映像。同じフランス人の画家であるルドンの影響がある気もする。 そのまま観るなら、異星人に侵略された人類の未来だけれど、「ドラーグ人を人間、人間を動物や虫」に当てはめると、風刺として観られるのかなと思った。 でも気味悪さの方が目立ってしまっていて、それ以上の大きな価値は見つからなかった。トラウマになりそうという意味で、R指定が要りそうだなとさえ思った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-07 14:04:58) |
3. ウエストワールド
《ネタバレ》 これが約50年前の作品なんて信じられないぐらい素晴らしい映画。なんならIT/AI技術が発達した今観たほうが、より深く考えさせられるとさえ言える。そんな映画はあまり思いつかない。 発達したとは言っても、未だに使用者はおろか開発者・管理者さえ、IT/AIを思い通りに動かせないことも多いのは 多くの人が実感していると思う。自律ロボットやシンギュラリティを超えたAIの危険性を、分かりやすく示してくれている。 生身の人間より強い快感をもたらすセックスボットは必ず出てくるだろうし、暴力衝動のはけ口・警察/軍人の訓練相手としての戦闘ボットも出てくるだろう。細部の違いはあれど、時代はこの映画で描かれている方向に向かっていると強く思う。 そして過去を模倣した娯楽施設という設定が秀逸。この設定のおかげで、現在見ても違和感のない映像になっている。他の作品のように 頑張って未来世界を描こうとすると、年数が経った時 どうしても的はずれな部分が目立ってしまう。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-03-09 22:56:57)(良:3票) |
4. チャイナタウン
《ネタバレ》 古い映画のわりに展開が予想できず、最後まで面白く観られた。オチは現代ではよくあるかも知れないが、当時は目新しかったかも。「チャイナタウン、怠け者の町」ってセリフは今ならアウトっぽいなあ。 ニコルソンもダナウェイも貫禄の演技で楽しませてくれました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-09 15:24:48)(良:1票) |
5. ゾンビ/ディレクターズカット完全版
この後、それこそゾンビそのもののように湧き出てくるゾンビ映画の原点だと考えると、感慨深く観られる。 ストーリー展開は それほど洗練されてるようにも思えないが、やはり核となるプロットが天才的な発明だったと言わざるを得ない。逆に、この映画が完全ではなかったために、プロットだけもらって類似作品を作ろう という動機を多くの監督に与えた、と言えるのかも知れない。 絶対的多数がゾンビになった場合 残された人間はちょっと食われて彼らの仲間になった方が楽なのか、最後まで抵抗して彼らを大量駆逐しなければならないのか。後者が本当に当たり前のことなのか、ちょっと考えてしまった。 エンドロール曲の締まりの無さにも表れているように、観客を怖がらせようという意図はあまり感じられず、不条理な世界に陥った時の「もうどうでもいいや」感を出そうとしてたのかなあと思ったりも。 点数は歴史的価値・影響力込み。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-02-09 14:57:09) |
6. 女囚701号 さそり
ポルノとしては見にくい作品だと思う。前衛的な表現もそこかしこに見られて、飽きずに鑑賞できる。 脚本はあまり洗練されていないようにも思うけど、パワーで押し切れている感じ。 それにしても梶芽衣子さんのメジカラは女優史の中でもトップクラスなのではないだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-07 10:42:18) |
7. 恐怖の報酬【オリジナル完全版】
序盤がかなりとっ散らかっていて混乱する。制作会社?がカットしたんであれば正解と思う。本編が始まってからもシーンが途中でぶった切られることもあるが、こちらはまあ視聴者に想像させることを意図したんだろうと思えば、納得できる。 で本編部分だけれど、1953年の『オリジナル』を過去に観ていたので、楽しみが半減してしまったことは確か。それでもやっぱり手に汗握る展開は面白いと言えるレベルに仕上がっている。まだCGやらが整ってない時代に、どうやって撮ったんだろうと思わせる技術は見事。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-24 17:31:07) |
8. ニコライとアレクサンドラ
歴史を学ぶことができるという点では貴重な映画。ただし物語としては、史実に忠実でないといけないという縛りからなのか、あまり面白いとは思えなかった。 途中イースターの場面で、「6000人」を「1600人」と誤訳していてズッコケた。sixtyとsixteenを聞き違えるレベルで翻訳していいのかなあ? [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-13 17:44:05) |
9. 夕陽の挽歌
前半は かなりユルイ。銀行強盗シーンは映画史上最ユルではないだろうか。全てがかったるく過ぎていって、こっちもダル~くなっていく。でもつまらないから、観るのをやめたくなるということではない。 そして後半、段々悲壮感が漂っていき あっけなく終わる。まあ実際、普通の人の普通の人生なんて 映画みたいに派手なことは中々起こらないわけで、リアルと言えばリアル。ユルさがつまらなさに繋がらない、不思議な映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-29 22:14:58) |
10. 長くつ下のピッピ
まあアニメにすべき内容ですね。天才バカボンを実写化すると、どうしても事故っちゃうのと同じ感じ。 そして岸田今日子の声がキツイ。どうしてもおばさんにしか聞こえず、画面の少女と合わない。まあ普通の少女ではないというのを表現したかったんでしょうが、それにしても・・・ [地上波(吹替)] 5点(2020-05-28 23:07:05) |
11. 小さな恋のメロディ
ザ・ノスタルジーといった感じの映画。異国の物語ではあるものの、幼少期の淡い気持ちを思い起こさせてくれるよう。 このレビューにも皆さんが抱いたであろう優しい気分が感じられて、心地よく読めます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-01-10 22:37:33) |
12. おかしなおかしな大追跡
《ネタバレ》 かばん4つは多過ぎる気がする。最初は2つが入れ替わって、最後にもう一つ加わるぐらいが限界じゃないかな。入れ替わることによる、面白みが活かせていないと思う。 バーブラ・ストライサンドは「追憶」で知っていたけど、味のある役者だと感じた。強い女の人が苦手なので、身近に居たら嫌いになるだろうけど。 自転車VS自動車の追跡劇はたしかに楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-24 13:01:15) |
13. レッド・サン
西部劇とチャンバラの融合というレア感はあるものの、ストーリーは凡庸かな。必然性がなく、ご都合主義という感じ。特に西部劇なんだからネイティブアメリカン出さなきゃっていうのは、なんとも・・・ [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-07 13:33:33) |
14. サブウェイ・パニック
《ネタバレ》 評価がまあまあ高い理由が良く分かりません。かといって、つまらなすぎる という訳でもないんだけど。 前半は退屈だし、犯人が用意した工作? も説得力無いし(ハンドルに重いもの載っけて 縛り付けとけばいいだけじゃ?) 最後の伏線回収も、私にはそれほどのものとは思えませんでした。もっとこちらを楽しませてくれるエンディングは、他にいくらでもある。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-10-05 08:38:32) |
15. カプリコン・1
映画の面白さとしては6に近い7点、この映画を世に出せたという意義も含めると7に近い8点かなあ。 アポロ11号が月面着陸した(と言われているのが)1969年。アポロ・ソユーズテスト計画(アポロ18号?)が1975年。それから2年後の作品。宇宙開発競争の最中に、こういう映画を出せちゃうのがアメリカの強さかなあと思う。ソ連ではおそらく出せなかった。 当時の状況は知らないが、莫大なコストがかかる宇宙開発に歯止めをかける一助になったりしたんだろうか? とにかく、こういう政府批判・陰謀論みたいな内容の映画を公に出せちゃうというのがすごい。日本でも出せるけど、未だに出せない国って まだたくさんあると思う。そういうのを考えさせられるということで、8点。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-05-18 21:52:53)(良:1票) |
16. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
男はつらいよが好きで もう3周以上してますが、マイベストは本作です。 「もうお金なんか要らない」で半泣き、「絶対売らない」で号泣。何回見てもそう。私的ツボに はまりまくりです。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2019-02-09 22:55:40)(良:3票) |
17. 暗闇にベルが鳴る
《ネタバレ》 ヒロインが警察からの指示に従って 外に出て助けを呼べばいいのだが、直前に自分がかけた鍵が何故か開かないという無理やりな設定で強引に犯人に立ち向かわせて行くので、こっちはポカーン。 「友人を助けたいというヒロインの心情を表現したかった」ってことなんでしょうけど、別のやり方がいくらでもあったはず。他にも、レビュワーさんが指摘しているおかしな部分があり、見ていてちょっと萎える。 当時はこういうサスペンスものが貴重だったのかも知れませんが、今となっては見る価値はほぼ無いような。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-26 15:51:24) |
18. アンドロメダ・・・
脚本と演技が共に良くて、随分引き込まれた。皆さんおっしゃる通りラストはちょっといただけないけど、それ以外は十分楽しめました。 半世紀近く前のSFなんて見られたものじゃないだろうなあ という予測は裏切られました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-20 21:57:25) |
19. ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
嫌いではないんだけど、もうひとつ入り込めなかった。ビリーが何故、無法者として生き 死んでいったかの説明が足りない気がする。 (個人的に文句は無いけど、今の時代だったら この女性描写は叩かれるだろうなあ。性の対象としか描かれてない・・・) [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-01 02:07:39) |
20. バリー・リンドン
映画館ならともかく TV録画で、これだけの長尺をダレずに見られるんだから、やっぱりすごい。 ストーリーは特に心に残るようなものでもなく、浮き沈みの激しい人生お疲れ様でした、って感じ。 映画見たいなーって気持ちの時に、映画堪能したなーって満足感が得られる映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-02 23:30:57) |