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1.  フラガール
この映画を観て初めて劇場に居る観客とスクリーンで写し出される映像とが共感して皆で笑い・泣いて・感動できました。 その感動を再度味わいたくて公開期間中劇場を色々変えて4回鑑賞しましたが、どの劇場でも観客が一体となった感動が味わえました。 これこそが「フラガール」の魅力で口コミとなってヒットしたのだと思います。 残念ながらDVDでは、観客と一体になった感動は味わうことができません。 この評価は映画館で見ず知らずの観客と鑑賞した場合とさせて頂き、DVDでの鑑賞の場合は7点となります。
[映画館(邦画)] 10点(2007-08-03 15:48:27)
2.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
山下監督の若き頃を思わせるオープニングは笑えます。監督の得意とするところか?あえてカットを割らなかったり、あえて寄らないで絶妙の距離感を保ってバンド4人の個性を1つの映像に収めています。 「別に意味なんてないよ」「やりゃあ、何だって楽しいんだからさ」が印象に残った台詞で、何の意味も無く仲間と一緒に居るのが楽しかったあの頃を思い出させてくれます。 あと見所は、最初準備を含めて文化祭を楽しんで無かった留学生のソンが、バンドをやることをきっかけにどんどん自発的になってくところですかね。 特に他のメンバーには内緒で決めてたバンド名「パーランマウム」をステージに上がってから発表して、他のメンバーが ”きょとん”とするところなんか最高でした。 そして感動のエンディングへ・・・廊下や下駄箱のカットと4人の笑顔。オリジナルの「終わらない歌」がとても効果的で良かったです。    
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-25 18:41:29)
3.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 
私を韓国映画好きにしてくれた最高の映画です。公開当時に映画館で観て、その後DVDも購入して都合30回以上は観てます。ジェットコークターに乗った様なストーリーに圧巻されますが、とても良くできた映画です。 私を含めてこの映画の彼女(役名がないので彼女とします)に魅力を感じてファンになった人は多いと思います。 私用ですが、この秋韓国へ映画のロケ地を巡りに行ってきます。もちろんタイムカプセルを埋めた松のある白雲農場とキョヌに 「彼の事が忘れられないの」と打ち明けた(キョヌには聞こえてませんが)五峰山へも行く予定です。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-07-22 12:55:23)
4.  天然コケッコー 《ネタバレ》 
思春期を迎えたそよと大沢が、憧れから本当の恋へ発展する一歩手前までを島根県浜田市の四季の移り替わりと共に見事に描いています。 物語自体は幾つかのエピソードの積み重ねのなかで、ひょんなことから、そよと大沢が神社でキスをすることでグッと面白くなってきます。 結局そよと大沢は最後まで愛がこもったキスができなかったけど、その卒業式が終わった教室でのシーンは、明らかにお互いのドキドキ感が伝わって「あぁ、これからこの二人は本当の恋へ発展するんだな」と感じさせてくれます。そして最後にそよが今まで愛した教室の黒板に愛のこもったキスをすることで「うん、間違いない!」と確信できました。「リンダ リンダ リンダ」もそうですが、山下監督の青春映画は、観終えた後に何処か懐かしさを感じ心が温まります。   
[映画館(邦画)] 9点(2007-08-03 13:35:42)
5.  バベル
言葉が通じない。言葉が話せない。神によって言葉をたがえられた人間と神のいたずらによって言葉を失った人間。 言葉を話さないが人を殺す為に作られたアメリカ製の銃によって4つの物語が進行して繋がって行く。 私は、アメリカの銃社会をこれほど強烈に皮肉った作品を他に知らない。
[映画館(字幕)] 9点(2007-07-24 17:52:57)
6.  転校生(1982)
尾道の景色がとても綺麗です。色々なシーンで電車が通過しますが、そのタイミングや位置が画面の中にピッタリ納まっていて、旨いと思いました。 あと、小林聡美の体を張った演技で、男になった一美を表現する様に感動しました。公開当時スクリーンで観ていたら、今で云う「バベル」の菊地凛子以上の衝撃だったと思います。 
[DVD(邦画)] 9点(2007-07-24 15:10:17)
7.  大日本人 《ネタバレ》 
「映画の概念を壊したどのジャンルにも属さない映画」まさにその通りだと思います。 途中CGから実写へ変えた監督の意図は、アメリカの北朝鮮に対する攻撃(経済制裁)をリアルなCGでなく実写にする事で笑いたいけど笑えないギャグにしたかったんだと思います。 よって、北朝鮮をイメージさせる赤い獣がアメリカンヒーローにボコボコにされる所で大笑いした観客とドン引きした観客とでは評価が分かれると思います。 もちろん私は後者です。  
[映画館(邦画)] 8点(2007-08-03 16:33:17)
8.  松ヶ根乱射事件 《ネタバレ》 
映画のタイトルから勝手に内容を想像して観に行きましたが、良い意味で見事に裏切られました。 冒頭女の死体が発見されから検死台のシーンまで、私はすっかり犯人探しをするサスペンスものと思い込んでました。 しかし、その検死台の女(川越美和)が息をし始めたからさあ大変です。 (この時点で既に山下ワールドへ入り込んでしまった自分に気づいても手遅れです。) ここからは終始ギャグとシリアスの掛け合いでクライマックスへと進んで行き、最後に乱射事件が起こります。 ここまで観てやっとこの映画のタイトルはそうゆうことだったのか!と気づかされ、やはりダメ人間を描かせたら山下監督が一番と再認識させられました。 
[映画館(邦画)] 8点(2007-07-27 18:08:25)
9.  彼女が水着にきがえたら
よくバブル期のムービーとして紹介される前作の「私をスキーに連れてって」より数十倍はバブリーな映画です。 前作は照明を背負ってスキー。今回は、ジェットスキーに照明を付けての登場です。(ちゃんとスキー同士、かけてる所がおもしろい!)どーもホイチョイは夜でもいかに遊ぶかがテーマの様です。 皆様の評価は低いようですが、ストーリー以上にジェットスキーやボートを使ったアクションが楽しめる邦画は他に無いと思います。 実はこの映画に影響されてスキューバのライセンス取って、色々なシーンを真似てみましたが、グローブの中にエアーを入れての会話は何を言っているのか分からず。 レギュレーター外してマスクを付けたままのキスはかなり無理があるけど何とか出来て、水中でバナナは何の問題もなく食べれました。あっ花火だけ試してません。    
[映画館(邦画)] 8点(2007-07-24 16:48:10)
10.  仁義なき戦い
カメラワークやカット割が斬新で、あの音楽と共にテンポ良く映画へ惹きこまれます。 私の場合、1度目は圧倒されて、2度目の鑑賞でストーリー全体を楽しむ事ができました。 ヤクザの世界における親子の盃を交わす事とは?兄貴と舎弟の関係とは?が見事に描かれています。 豪華な俳優達の中で、特に菅原文太と金子信雄の演技に惹かれました。   
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 11:57:19)
11.  僕の彼女を紹介します 《ネタバレ》 
「猟奇的な彼女」以上のジェットコースタームービーです。(主人公はあっという間に2度死にます。) 「猟奇的な彼女」の彼女に魅力を感じた方には超オススメの作品です。 原題「Windstruck」に対して邦題「僕の彼女を紹介します」は監督によるラストの粋な計らいを受けて日本のスタッフの方が付けたと思いますが、この邦題によって「猟奇的な彼女」の彼女と「僕の彼女を紹介します」の彼女を結びつけるのに一役かってると思います。  
[映画館(字幕)] 6点(2007-07-24 18:54:08)
12.  私をスキーに連れてって
はいはい。私も知世ちゃんの「BANG!」に打たれたいです。久しぶり観ましたが、お姉さんが出ているのに初めて気が付きました。 ところで亀になったセリカはどうやって起こせたんでしょうか?これだけは初めて観た時からの謎です。 
[DVD(邦画)] 6点(2007-07-24 15:56:05)
13.  キサラギ
舞台の映画化ということですが、私には舞台を観ているとしか思えませんでした。 脚本も舞台として考えるなら中の上程度だと思います。(舞台では映画の様に制限を受けない分、面白い脚本が多い) 最近の邦画は、漫画や小説に頼りすぎてオリジナルの脚本が少なくなっています。 いくらネタ切れでも舞台の脚本にまで頼るのはいかがなものかと思います。 特に映画館で観る必要性を感じずDVDでの鑑賞で十分かと思うのでこの評価とさせて頂きます。
[映画館(邦画)] 5点(2007-08-02 12:27:00)
14.  傷だらけの男たち
大方のストーリーは理解しましたが、フラッシュバックで過去の映像が映るのと、人物構成が解り難く後半のネタ明かしの連続についていけませんでした。 これはもしかするとハリウッドのリメイクでオオバケする映画になるかもしれません。
[映画館(字幕)] 4点(2007-08-04 15:34:52)
15.  恋愛寫眞 Collage of our Life
「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」「TRICK」とTVドラマでの堤さんの演出は大好きですが、この映画の演出はやり過ぎです。 もしかしたら、天才な故に天才にしか良さが判らない映画なのかもしれませんが、凡人の私には良さが判りませんでした。 最後にマヨヌードルはシーフードがオススメです。
[DVD(字幕)] 4点(2007-08-03 18:03:37)
16.  海でのはなし。
どう表現したら良いのだろうか、ストーリーと役者の演技はまずまずだけど、撮影・ロケハン・編集が素人レベルと言った感じだろうか? 例えば河原でのシーンで主人公の顔の直ぐ横に後ろの土手にある看板が大きく写り込んでたり、(ビデオだから背景がボケない事を計算してない?) ダンボールをお尻に敷いて土手を滑るシーンなんかとても出来ない様な小さな土手で撮影してたりと、 どう考えても、このシーンを撮りたかったから、この場所を選んだとは思えない。 あと何の意図があるのか解らんが、シーンの切替に合わせてスピッツの曲をブッッと切るのは、とても不快に感じた。
[DVD(邦画)] 0点(2007-07-24 15:41:15)
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