1. コンテイジョン
ハマったぁ・・・。 グイグイと世界に引き込まれてしまいました。 日を追って感染者が増え、自分も感染するのでは?と恐怖におののく人々。 平凡な日常が、じわじわと崩壊していく様が、とても現実味を帯びて感じられました。 【感染モノ】と言えば、ゾンビ映画を連想する私ですが、ゾンビなら噛まれたら終わりだけど、こちらは目に見えないウィルス。 人が触れた物が、すべて危険という世界。 私自身は潔癖症で、他人が触れた物に手を触れたら、ガシガシ手を洗ってるので、人事じゃあない物語でした(笑 だから、ハマってしまったのかな? [地上波(字幕)] 8点(2013-11-01 23:39:07) |
2. 死霊のはらわた(2013)
《ネタバレ》 あちゃ~、ダメだこりゃ。 オリジナルが大好きだった私には、全くダメダメでした・・・。 ドラッグ中毒のミアを断薬させる為に、あの小屋へ集まった若者達。 ミアを更正させるという目的がある若者達なので、当然イチャイチャなんてない。 ひたすらシリアス。 私は思った。 やはり、スプラッタホラーにおいて、イチャつくカップルは必要不可欠なんだな・・・と。 お約束の、疾走しながら近づいてくるカメラ目線もありましたが、オリジナル版に比べると迫力に欠けるように感じました。 全体的に緊張感が無く、ダラダラと進むストーリー展開で、怖さは感じませんね。 このままだと4点なんですが、エンドロールの最後で、あの人が出てくる、にくい演出。 オマケで1点追加の5点です。 [映画館(字幕)] 5点(2013-05-27 18:08:06)(良:1票) |
3. HK/変態仮面
週刊ジャンプに異色連載されていた、あの名作(迷作?)が実写で復活!! あの当時のジャンプを読んでいた世代の私としては、嬉しい反面、不安でもあった。 『原作と全く違っていたら、どうしよう。』 しかし、実際に観てみると、そんな不安は吹き飛んだ。 主人公の色丞 狂介を演じる鈴木さんの、振り切った演技、ポージング、肉体美。 マンガのイメージ通りだった。 ストーリーも、日本の映画にありがちな、お涙頂戴なシーンは無く、ひたすら笑いに徹しており、お陰でずっと笑いながら観ることができた。 久しぶりに笑える映画でした! [映画館(邦画)] 8点(2013-05-27 17:54:44)(良:2票) |
4. 恋の罪
《ネタバレ》 園監督の描くエログロは、とにかく下衆で最高! 実質の主人公である、いずみ役の神楽坂恵さんはハマリ役。 貞淑な妻と、ビッチな女を持ついずみを見事に演じきって、あの巨乳を惜しげも無く見せて下さいます。 しかも、エロイ。 最近のグラビアや映画に多い、人形のような裸体では無く、生きたナマの感触がある裸体。 本当にエロくて、だからこそリアル。 女性が持って生まれた性欲と葛藤するいずみに、非常に共感できました。 監督はなぜにここまで女性を分かっているの?と驚いたぐらいです。 私自身は女性で、やはり性欲と倫理観の狭間で悩んだことがあります。 それはまさしく劇中で出てくる「城の周りをグルグル回る」でした。 多くの人は、そんな葛藤と上手に折り合いを付けていくのでしょうが、いずみは清潔すぎる世界にいたからこそ、性欲と言う『肉の自分』と折り合いを付けることができず、暴走してしまったのかな~? 難点は、とにかく長い! 自宅でDVDだったから良かったものの、これを映画館で観るのは、ちょっと辛いだろうな~。(椅子に座りっぱなし、トイレ行けない・・・。絶対に辛いはず) [DVD(邦画)] 8点(2013-01-06 02:47:10) |
5. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 限定版試写会で観てきました。 原作未読、スウェーデン版は全シリーズ観てます。 ハリウッド版はとにかく派手で画面に華がある。 出演者は『さすがハリウッド俳優!』って感じで、画面にいるだけで華やか。 そして、スタイリッシュだ。 しかし、内容はと言うと、私個人はスウェーデン版に軍配を上げてしまった。 地味だが丁寧に人物の心理描写を描いたスウェーデン版に比べると、ハリウッド版は猟奇的な部分ばかりを強調した印象を受ける。 決定的だったのが、リスの『殺してもいい?』の問いかけに、ミカエルが頷いたシーンだった。 ミカエルは徹底的にクリーンな善人でなくてはならない。 だからこそ、リスは彼に惹かれる反面、彼と反発し、付かず離れずのスリリングな関係を築くのだ。 もしかしたら、ハリウッド版はスェーデン版とは全く違う物語を目指しているのだろうか。 だったら、全く違うタイトルでやれば良いのに。 そうすれば、この作品をオリジナルとして楽しめたのにな~。 今回の点数は、スウェーデン版のリメイクとして採点。 これがオリジナルなら、もっと高得点を付けてました。 [試写会(字幕)] 5点(2012-05-13 14:04:12) |
6. SHAME -シェイム-
《ネタバレ》 事前に映画の宣伝チラシにあった『男が隠したい恥(シェイム)とは?』の言葉に、すっかり騙された~!! この映画では主人公の男と妹が隠そうとする恥については語られない。 そう、謎解き感覚で観てはいけないのだ。 この映画は、ただひたすらセックスをする男の快楽や苦悩を観るだけ。 それだけなのだ。 それから、チラシにあった『恋愛依存症の妹』って言葉。 これもちょっと違うような気がする。 妹は恋愛ではなく、誰かが傍にいないとダメな人間。 だから、恋愛対象を失うと兄にベッタリ。 兄妹とは思えないベタつき。 とにかく、チラシやネットでのあらすじに騙されたわ~~。 それを読んでいない状態で観た方が、絶対に楽しめただろうなぁ・・・。 作品としては地味だけど、私は好きです。 エロくて(笑 [映画館(字幕)] 7点(2012-05-02 21:29:23)(良:1票) |
7. メランコリア
《ネタバレ》 実は試写会で一足先に鑑賞しました。 何て言うか、私にはただただ退屈な時間でしかなかった。 冒頭の映像は神秘的で美しい。 だが、それも長すぎて『え?まだ本編に行かないの??』と、冒頭からイライラ。 見終わった後は『やっと開放された!』という気持ちしかなかった。 とても観客を選ぶ作品だと思う。 私には良さを見つけることは出来なかった。 [試写会(字幕)] 1点(2012-03-11 14:14:57) |
8. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 地味ではあったけど、見終わった後に『良かったなあ・・・』と思える作品。 派手な演出が無い分、気負わず、ゆっくりと作品を楽しめた。 『冷たい熱帯魚』の後に観たせいかな?(笑 [DVD(字幕)] 8点(2011-12-24 21:59:22) |
9. ブラック・スワン
《ネタバレ》 何て言うか・・・、感想を書くのが難しい作品だなあ・・・。 ホラーではない。 スプラッタでもない。 サスペンス・・・なの・・・か・・・? ところどころ、出血する映像なんかが出てくるが、スプラッタ的な『痛そう』な映像というより『生理的に気持ち悪い』映像なのだ。 娘に異常な愛情を抱いている母親、常に誰かを蹴落とそうとしているバレエ団の女達。 そうか、これは女独特の陰湿な世界を描いた作品なのか。 女性なら分かると思うが、女の世界ほど、摩訶不思議で恐ろしい世界はない。 この作品では、バレエという特殊な世界をフィルターにして、さらにギュッと濃縮した女の世界を美しく、恐ろしく描いている。 で、面白いかと聞かれたら、私はちっとも面白くなかった。 女の世界の恐ろしさは現実だけで十分だからだ。 ただひたすら、映像美を楽しむのなら良作品かもしれないが、ストーリー自体は全く引き込まれなかったのでこの点数。 [DVD(字幕)] 4点(2011-12-24 21:49:35) |
10. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 園子温さんの作品を観るのは、これが初めて。 やたらグロ描写ばかりが上げられている作品ですが、スプラッタ好きな私には全くもって物足りない! だけど、最後までその世界観にどっぷり浸かって楽しむことが出来たのは、グロ描写だけの作品では無いからだと思う。 村田の善人面と悪人面のギャップもさることながら、脇を固める女性陣の生々しいエロさ具合。 万人受けする作品では無いと思うけど、ハマってしまうと中毒にも似た心地良さを感じてしまう。 ラストシーン、社本の娘は村田の闇に蝕まれていたのでは・・・と解釈しました。 全てを終わらせる、と言った社本だったけど、最後の最後で、村田の闇に喰われた・・・と思うのは、私も村田の闇に染まってしまったからなのかな。 [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2011-11-30 22:44:42) |
11. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 主人公のザッカーバーグは、良く言えば自分の世界観を持っている天才肌、悪く言えば他人とコミュニケーションが取れない嫌な奴。 でも、こういう奴ってIT関係の会社には一人はいるはず。 冒頭の、一晩でシステムを構築してサーバーをパンクさせるシーンはスリリング! 一気に作品に引き込まれました。 FACEBOOK創始者の伝記的なストーリーかと思いきや、意外にも青春ストーリー。 恋愛あり、友情あり。 徐々にお金の力に振り回され、友情が壊れていくところは切ない。 ITの世界はどんどん進化している。 いずれはFACEBOOKも廃れてしまうだろう。 ぜひ、FACEBOOKが過去の産物になる前に観てもらいたい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-10-10 18:32:26)(良:1票) |
12. ベスト・キッド(2010)
《ネタバレ》 子供の頃、ジャッキー・チェンが「蛇拳」や「酔拳」を見てた私にとっては、ついにジャッキーも師匠を演じるトシになったのかと感慨深い思いでした。 師匠と言えば、「蛇拳」でもお馴染みの酔いどれ師匠、オリジナル版ベストキッドのミヤギさんが思い浮かばれる訳で。 ジャッキーはどんな師匠を見せてくれるのかと思ったら、すっごいショボくれた小汚いオッチャンだった!! まさにジャッキーの新境地!!!! 主人公を演じるジェイデン君は、とにかく泣き顔を作るのが最高にウマイ! 父親であるウィル・スミスは笑顔がステキな俳優だけど、息子は泣き顔が最高なのです。 ストーリーも、ただのリメイクに終わることなく、新しい作品として楽しめたし、これぞ娯楽作品だと思います。 最後のいじめっ子との試合のシーンでは、オリジナルの、あのシーンがあります。 ただ、オリジナルではとんでもなくヘッピリ腰でしたが、こちらは武術としてカッコ良くキマってて良かった(*^o^*) 個人的には、いじめっ子が若かりし頃のユンピョウを彷彿とさせて、将来の期待大です♪ [DVD(字幕)] 8点(2011-10-07 19:12:36) |
13. エクリプス/トワイライト・サーガ
《ネタバレ》 ジェイコブ(人狼)派の私としては、見たいけど見たくない作品ナンバー1だった。 だって、絶対にヒロインがジェイコブを選ばないって分かってるもん(泣 で、のっけからモヤモヤしながら見たんですが、ヒロインの揺れ動く気持ちに振り回される男性二人。 ある意味、女の子が憧れるシチュエーションなのかもしれません。 狼に変身すればいいのに、わざわざお姫様抱っこでベラを運ぶジェイコブとか、花が咲き乱れる場所でイチャイチャするベラとエドワードとか、相変わらず胸キュンシーンの連続。 でも、監督はオッサンだからね(笑 ストーリーがどうのとか、アクションシーンがイマイチ・・・とか置いといて、とにかく胸キュンに任せて楽しめました。 欲を言えば、3部作のシメなんだから、ラストはもうちょっと派手にやっても良かったんじゃないかな~。 まるで、続きがあるみたいな終わり方・・・と思ったら、続編あるんですか!! ・・・それにしても、このラストはあまりにもアッサリすぎ。 問題のエドワードのもみ上げですが、私は気になりませんでした。 欧米では胸毛、もみ上げはセクシーの証。 この辺りの感覚の差が、日本ではイマイチ受けない理由かな、とも思ったり。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-20 16:08:45) |
14. インセプション
《ネタバレ》 朝、目が覚めて出掛ける準備をしてたら、目が覚めて準備してたのは夢の中だった。・・・こんな体験、誰でも1度はしているはず。この作品は、そんな夢の中の世界の話。「調合師」「設計師」「階層」など独自の言葉がバンバン出てくるので、ちょっと難解かもしれませんが、学生アリアドネを通して観客にも分かるように説明されていきます。夢の中で夢を見る、そんな不思議な世界がどんどん広がっていき、同時進行で複数の夢が進んでいくところの見せ方がウマイ!私が気に入ったのはアーサーの無重力の世界。これぞ映像美!この手の映画は世界観や映像だけで引っ張りすぎて、内容がスカスカだったりするんですが、脚本がしっかりしていてドップリと世界観に浸れました。ぜひとも、見て欲しい作品です!!******ただし少々難解ですので、これを理解できるかでハマれるかどうかが分かれると思います。私の後ろのシートの方は豪快な寝息を立てていらっしゃいました。ハマれなかったんでしょうね~(^^;) [映画館(字幕)] 9点(2010-08-08 13:30:05) |