1. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 いやー、これはなかなかのもんだよ。完成度も高く見ごたえあった。20代前半のスピルバーグ監督がTVドラマとして11日間の撮影期間で作り上げたそうだが、なんかジャッキーチェンのアクション映画より面白かったぞ。ああいうトチ狂った輩は日本にも生息しますが、この作品は大型タンクローリーをオシャカにしてまで粘着バカの生態と自滅を惜しみなく描いた名作w 相手の姿はほとんど見えなかったけどこの1時間半もの間、人間の狂気ってもんをまざまざと見せ付けてくれたね。最後の最後までどえらいクレイジーな奴だった。道端で一人佇む主人公は打ちのめされただろうけど、物語的に最後はアレでよかった。あとGSのヘビ大好きなおばちゃんは災難。この作品をオススメする際に余計な言葉は何もいらない。あえて言うならただ一言…「とにかく見て!」って感じ。6点献上! [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-06 17:03:07) |
2. 砂漠の流れ者
《ネタバレ》 西部劇はこれまでほとんど鑑賞したことがなく、復讐劇と思って最後までしっかり見ましたが・・・自分には合わなかったです。せっかく築いたあの店をあっさりあいつに譲っちゃうのかよ!自分なら無理。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-06 14:09:12) |
3. 天城越え(1978)<TVM>
《ネタバレ》 松本清張がスペシャルゲストとして登場。たまげたなぁ。それにしてもこの清張、ノリノリである。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-14 20:43:14) |
4. 高校生心中 純愛
《ネタバレ》 一緒に死のう…二人で固く固く誓った愛。死に向かう二人の心の軌跡を丁寧に描いていたと思う。分かりやすい映画。二人が結ばれるシーンも、真面目な描写だったね、すごく時代を感じる。あの二人が山の奥深くまで向かっていくエンディングなんスけど… その直前の様子の「あそこのカレーが本当に辛かったなぁ」という明るい会話や二人して笑顔なのがまた切ない。決して楽しいことをするために歩いている訳じゃないのにね。二人のこの選択が愚かだとか若さゆえのなんたらだとかそういうふうには思わない。父親を殺した兄のせいで不幸な境遇となってしまった彼を眺めながら、市橋容疑者や秋葉原の通り魔殺人犯の家族のことが脳裏をよぎった。この由夫役の篠田三郎って人がなかなかの美形だね。この二人の俳優についてはほとんど知らないんだけど、関根恵子さんの演技が時に過剰な感じで、「私殺人犯なのよ~!!」と絶叫して彼にすがりつくシーンで、シリアスな場面なのになぜかニヤついてしまって…すみません。頑張ってて熱演なのは分かるんだけど。あと立派な家柄なのにヒロインの父親は本当に品がないなぁ。それとね、この映画さっき8ちゃんねるで見たんだけど地デジの番組説明で「変わらぬ愛を誓いあった高校生がその愛を貫くために雪山で自ら命を絶つ純愛映画」とかご丁寧に書いてあってさ、まあそりゃね、タイトルからして「高校生心中 純愛」なんていう直球ど真ん中なタイトルなので確かに最後は死ぬんだろうけど、なにも雪山でどうたらまで書かなくってもね~(笑) お願いしますよ関西テレビさ~ん。 [地上波(邦画)] 6点(2009-12-13 04:33:31)(笑:1票) |
5. 青春の蹉跌
この作品は2年前にテレビで観ました。いまや冴えないおっさんと成り下がった、あの「反逆児のカリスマ」ことショーケンが輝いていたとされる時代の主演作。「えんやーとっと、えんやーとっと・・・まつしーまー・・・」というあのショーケンの歌声を聞いた瞬間、不覚にも笑ってしまいました。(斉太郎節というのですね) 鑑賞後に、なぜこんな歌をショーケンに歌わせるのかなぁ~とか、この作品におけるこの歌の意味は?などといった疑問を持たずにはおれなかった青二才です。たぶんアレは、ショーケンの無関心、無気力さみたいなものを表現しているのかと感じたのですが・・・。あとホコ天で「100円でええねん・・・」と見知らぬ人にしがみつく女性にも笑ってしまいましたが。あの人はシンナー中毒だったんですね。繰り返して観るほどの思い入れはこの作品にはありませんが、あの場面だけは機会があればもう一度見てみたいものです。74年には学生運動も下火になっていたそうですが、この時代を知らない私にとっては、あらゆる場面が新鮮に感じられる映画でした。ショーケンよりもむしろ脇役の桃井かおりの演技が光ってみえましたね~。あの独特の台詞回しがたまらんかったとです。いろいろと楽しめた作品でしたけど、あのラストには少しがっかりしました。ラストや「えんやーとっと」はともかく、頑張っていたあのシンナー中毒の女に1点追加して5点献上。 [地上波(邦画)] 5点(2007-08-19 08:14:05)(良:1票) |
6. 大地の子守歌
かなり昔、テレビで見ました。いまはもう地上波では放映されない作品でしょうね。DVDが発売されないことが非常に残念です。増村保造という監督は、いろいろと「やりすぎ」な作風の方なのだそうですが、そういう評判を知らないまま真面目に鑑賞し、悲しい物語に涙しました。それでも最後は、希望の持てるラストでした。実際にあの小島で、おりんのように騙されて連れて来られて、客を取らされた少女もいるかもしれないのですね。 すさまじい演出でしたが、最後まで見応えのある物語でした。 [地上波(邦画)] 9点(2007-08-04 07:32:09) |